岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

栃木県

物見山でクビアカツヤカミキリのフラス発見 12月11日

12月9日、岩殿の物見山公園でクビアカツヤカミキリの調査をした熊谷市のSさんから「物見山山頂付近で4本のサクラの木にフラスが出ている」というメッセージをブログにいただき、四阿付近のサクラでフラスを確認しました。フラスはサクラの木の中にいるクビアカツヤカミキリの幼虫が排出するフンと木くずの混合物です。
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カリントウ状のフラスとバラバラに崩れたフラスです。

クビアカツヤカミキリ成虫拡散防止ネット、捕殺道具
7月6日に訪れた栃木県佐野市の城山公園(佐野城跡)。サクラの木にクビアカツヤカミキリの成虫拡散防止ネットが巻かれていました。出会した公園管理者がここだけで数百匹捕殺したと教えてくれました。

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ナラ枯れも拡がっていて、園内のコナラにはカシノナガキクイムシ脱出防止粘着テープが巻かれていました。
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山前公園(栃木県足利市) 4月5日

栃木県足利市の山前観光協会の『山前観光ガイドマップ』を手にして山前公園(足利市大前町1600、8.3ha)を訪問しました。
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公園を回るルートに足利百名山40座の「宿山」(標高219m)がありました。

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夫婦岩もありました。

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足利市斎場のサクラ 4月5日

栃木県足利市新山町12-3にある足利市斎場の側を流れる袋川のサクラです。ここのサクラもクビアカツヤカミキリ成虫の拡散防止ネットが装着されていました。
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※『クビアカツヤカミキリ防除対策マニュアル』(栃木県、2018年10月)
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※『クビアカツヤカミキリ防除の手引き』(東京都環境局、2021年3月)
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一丁200円(内税)の豆腐 1月16日

栃木県佐野市出流原町にあるヨシコシ食品佐野工場の直売店(丁庵)で買った豆腐です。
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国内産大豆と
海水にがり使用

冬は湯豆腐
(少しかために造っています)
夏は冷や奴
年間通しておいしく
    召し上がれます。

厳選された国内産丸大豆で
環境省選定日本名水百選
出流原湧水を使用し、
手間ひまかけてつくりあげた
自慢のすくい豆腐。
味、歯ざわり、風味を
御賞味下さい。

本物の美味しさは、
厳選された素材、技、そして
真心から生れます。
丁庵のお豆腐は、皆様に本物の
おいしさをお届けします。

遺伝子組み換え大豆、消泡剤は使用しておりません。

お召し上がり例
湯豆腐・鍋料理や
麻婆豆腐などで、おいしく
召し上がれます。
また、そのまま切って冷や奴や豆腐サラダ
にしてもおいしく召し上がれます。
※電子レンジで加熱する場合は、必ず袋から取り
出し、別の容器に移してから加熱してください。

一丁200円の豆腐 →40.0円(100グラムあたり)
名称:とうふ
原材料名:国産丸大豆
     (塩化マグネシウム含有物〈海水にがり〉)
内容量:500グラム
消費期限:22.01.23
保存方法:要冷蔵(10℃以下)
使用上の注意:お早めにお召し上がり下さい。
製造者:株式会社ヨシコシ食品 佐野工場
 栃木県佐野市出流原町1148
 ℡ 0283ー25ー47…
プラ:PE PA

すくい豆腐(『大豆の粒ya輝(呟き)』2007年3月3日記事)
弊社のお勧め!「すくい豆腐」
ただ単に、お豆腐をすくって袋に詰めただけではありません!
弊社独特の超熟成製法(二段熟成&二段凝固)により豆腐の味を袋の中に閉じ込め大豆本来の旨みとそれを引き出す苦汁(ニガリ)の効果を最大限に引き出し濃厚な味と独特な食感(絹豆腐と木綿豆腐の中間的な食感)のお豆腐に仕上げました。……


一丁160円(内税)の豆腐 1月13日

栃木県佐野市出流原町にあるヨシコシ食品佐野工場の直売店(丁庵)で買った豆腐です。

日本名水百選栃木県
 出流原[いずるはら]湧水仕込み

名水とうふ
 こくさんもめん

丁庵
国産大豆と
湧水にがりで
 造りました

一丁160円の豆腐 →53.3円(100グラムあたり)
名称:もめん豆腐
原材料名:丸大豆(国産)(遺伝子組換えでない)
     豆腐用凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム(にがり))(国産)
     消泡剤無使用
内容量:300グラム
消費期限:22.01.16
保存方法:要冷蔵(2℃~10℃)で保存して下さい。
製造者:株式会社ヨシコシ食品
 栃木県佐野市出流原町1148
 ℡ 0283ー25ー47…
アレルギー物質(27品目中)大豆
プラ:フィルム
   パック

栄養成分表示(100gあたり)
熱量 85kcal
蛋白質 7.5g
脂質 5.5g
炭水化物 1.7g
食塩相当 0.1g
この表示は目安です。

 ヨシコシ食品佐野工場

◎◎◎

宇都宮森林公園 11月15日

宇都宮市福岡町(Google マップ)にある宇都宮森林公園を見学しました。水源の森百選に選ばれている入山・細野水源の森の一部です。キャンプ場、サイクリングターミナル、近くに古賀志山や鞍掛山があります。入山、鞍掛など、東松山市民には由来が気になる地名ですね。
img-211127200943-0004古賀志山ハイキングマップ古賀志山周辺

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トリムコースから天狗鳥屋[てんぐとや](365m)に昇り、コブシ岩を目指しました。崖に大岩が多数ありましたが、どれがコブシ岩なのか不明なので引き返しました。
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赤川ダム堰堤を通って管理センターへ
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株立ちのコナラの樹形がよくわかります。


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キャンプ用の薪・木炭

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ドングリ・松ぼっくりの工作

森林インストラクター会の木の実のアクセサリー作りイベントチラシです。
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一丁98円(外税)の豆腐 11月15日

栃木県鹿沼市のカスミ鹿沼店で買った豆腐です。

深井戸のおいしい水で造られた
ふっくらとやわらかいおとうふです
もめん
小林豆腐店

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一丁98円(外税)の豆腐 →24.5円(100グラムあたり)
名称:木綿豆腐
原材料名:丸大豆(カナダまたはアメリカ)
     凝固剤
内容量:400グラム
消費期限:21.11.20
保存方法:要冷蔵(10℃以下)
製造者:有限会社 小林食品
 栃木県日光市土沢1530-4
 ℡0120-584-10… コバヤシ トーフ
プラ:トップシール PP PET
   容器 PP

栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー 80kcal
たんぱく質 7.0g
脂質 4.9g
炭水化物 1.5g
食塩相当 0.0g
 推定値

日光豆腐店は、こだわりを尽くしたこだわりの豆腐を生み出すメインブランド「日光豆腐店」とより気軽に日光豆腐店の味を楽しめるセカンドライン「小林豆腐店」の2ブランドから構成されています。

和田用水ホタルの里 11月17日

栃木県鹿沼市中粕尾にある和田用水ホタルの里を見学しました。とちぎのふるさと田園風景百選に選ばれている場所です。ゲンジボタルの自生地は思川[おもいがわ]から水をひいた和田用水にある親水公園で、崖上には粕尾城址があります。
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寺山の棚田(栃木県茂木町) 9月5日 

「残したい栃木の棚田21」に認定されている茂木町の寺山の棚田を見学しました。
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棚田の様子がよくわかる写真が『とちぎのふるさと田園風景百選』の「寺山の棚田」にあります。

茂木町で見かけた休耕田の牛除草?
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電気柵で囲まれた田んぼです。

ヤギは牛・羊に比べてグルメじゃない!?
―ところで、日本ではなぜ今急にヤギの除草作業がこんなに注目されるようになったのでしょうか?
「ひとつには耕作放棄地の問題があると思います。これを管理するために牛、ヤギ、羊を活用することが検討されました。ただ 実際に除草作業をさせてみたら、牛と羊は思ったほど雑草を食べてくれなかった。彼らはやはりどうしても、柔らかい牧草を好むのですね。これに対して、ヤギはあまりえり好みしないで食べてくれる」
―つまり、好き嫌いがない?
「ここ (学内の傾斜地) は笹も多いんですが、ヤギだとこういう固い草も好んで食べてくれます。牛だとこうはいきません。雑草を食べさせようと思って放しても、やせ細って弱るまであまり喜んで食べません。人間の方が根負けしてエサをくれるのを知っているのかも」
―うーん、そこまで牛に読まれている ……。
「それとヤギは高い所も難なく上って行きますから、傾斜地の多い日本の地形に合っているのです。ヤギは基本的に高い所が好きなんですよ。たとえば、机の下より上が好き。慣れれば人間の肩にも乗ります メスだと成ヤギでも 60キロくらいですから、たいしたことはありません。牛はその10倍以上体重がありますから、乗られたら大変ですけど ……。というわけで、牛はそう簡単には扱えません。こんな風に係留しようと思ったら、ものすごく頑丈な杭が必要になります。たぶん、大きな機械で打ち込まないとダメでしょう。ちょっとやそっとの杭なら、抜いてしまいますから」

というわけで 都市部で除草作業に使うとすれば断然、ヤギに軍配が上がる。たしかに団地の中や河川敷でいきなり牛を見かけたら、ふつうは驚く。誤って道路にでも出たら大騒ぎである (注:牛を同じように放牧する際は電気柵を使用することが多い)。
都会でヤギを飼いたい人はこれに注意すべし!
―除草作業に有効とはいえ、都会で家畜を飼うのはなかなか大変そうですね。そのためか日本でもアメリカでもヤギのレンタル事業が出てきています。ネットで調べるとヤギの草刈りはエコロジーだということでアメリカでも大変人気のようです。
「じつは時々一般の方からも相談の電話がかかってきます。家の庭でヤギを飼いたいのですが、どうしたらいいでしょうか、と」
――えっ、一般の方からですか?
「それも 普通の建て売り住宅で20坪くらいの庭に芝が生えているのでそこで飼いたい、と。 まあ 大きさは大型犬とそう変わりませんし、価格も数万円程度ですから飼って飼えないことはないんですが …… いろいろと問題はあります。一つは鳴き声。住宅密集地だとやはりご近所迷惑になります。それと、ヤギ特有の臭いも若干ある。気にならない方は気にならないんですが。それと糞尿の問題ですね。これは一頭あたり1日 1キロくらいは出ますからこの処理をどうするか、でしょうね」
――どうするのでしょう?
「もちろん自治体のゴミ収集袋に入れても持っていってはくれません。特殊ゴミ扱いになります。埋めた場合、長く飼うとなると衛生問題になる可能性が出てきます。それでも飼われますか、と聞くと諦める方が多いですね。地方など広い庭をお持ちで、そこの草をヤギが食べてもいいのなら、飼うことは不可能ではありません。ただしその場合も以下のことは注意された方がいい。ヤギは牛や豚と同じように家畜伝染病予防法の適用を受けますので、飼う際は事前に各地の家畜保健衛生所 (獣医師免許を持つ家畜防疫員がいる) に届け出る必要があります」

安部氏[玉川大学農学部安部直重教授]によれば、ヤギは1日 3キロの干し草があれば生きていけるそうだ。それを貯蔵飼料でまかなうとすれば、まずは刈っておいた雑草を干し草にして、トウモロコシの茎を細かく切って袋詰めしておく。すると発酵して腐らなくなる。要するに「サイレージ」である。
自分で作るのはとても無理だという方は農協に行けば 20~30キロ単位で牧草の干し草を販売しているので、それを購入しても良いかもしれない。1日あたりに換算するとだいたい200円くらいのエサ代で済むそうだから、これもペットよりは安い。
糞尿の問題に関して少し補足すると、雑食の鶏や豚に比べれば、草食動物であるヤギの糞はそれほど臭くない。実際にこの目と鼻で確認したが、臭いはあまりなく、見た目もコロコロしている。印象としてはウザギの糞を少し大きくした感じだ。牛も同じ草食動物のため本来は臭くないはずなのだが、こちらは量が多いのと水分を多量に含むため、どうしても臭く、見た目も汚らしくなってしまうのが難点である。
以上の点を考慮し、それでもヤギを飼われる場合はどうぞ自己責任でご判断いただきたい。

※『ヤギの科学』(朝倉書店、2014年10月)
1. ヤギの起源と品種
 1.1 ヤギの起源と飼養頭数の推移 中西良孝
 1.2 ヤギの品種と文化
  1.3.1 品種 藤田 優
  1.3.2 文化 藤田 優・中西良孝
2. 世界と日本のヤギの生産システム 塚原洋子
 2.1 多目的生産システム
 2.2 乳生産システム
 2.3 肉生産システム
 2.4 日本のヤギ生産
3. ヤギの特徴 中西良孝
 3.1 行動特性
 3.2 栄養生理
 3.3 繁殖
 3.4 病気
 3.5 除草家畜としての利用
 3.6 実験動物としての利用
4. ヤギの管理 中西良孝
 4.1 環境管理
 4.2 行動管理
 4.3 舎飼いと放牧
 4.4 一般管理と特殊管理
5. ヤギの栄養 塚原洋子・林 義明・飛岡久弥
 5.1 体成分
 5.2 消化と吸収
 5.3 代謝
 5.4 養分要求量と飼養基準
6. ヤギの飼料 今井明夫・中西良孝
 6.1 飼料の種類
 6.2 飼料の調製と貯蔵
 6.3 飼料の評価
 6.4 飼料衛生
 6.5 未利用資源の活用
7. ヤギの繁殖 名倉義夫
 7.1 雌の繁殖
 7.2 雄の繁殖
 7.3 最新技術
8.1. 乳生産 中川敏法・河原 聡・川村 修
 8.1 泌乳生理
 8.2 搾乳,離乳および乾乳
 8.3 乳成分
 8.4 乳の加工
9. 肉生産 竹之山愼一・河原 聡
 9.1 産肉生理
 9.2 肉成分
 9.3 肉の利用・加工
10. 毛・皮生産 河原 聡
 10.1 毛の利用
 10.2 皮の利用
11. ヤギの遺伝 峰澤 満
 11.1 遺伝子(型)から表現型へ
 11.2 質的形質の遺伝
 11.3 毛色の遺伝
 11.4 角の遺伝
 11.5 間性(半陰陽)
 11.6 量的形質の遺伝
 11.7 ヤギのゲノム研究と利用
12. ヤギの育種と改良
 12.1 ヤギの改良増殖目標 名倉義夫
 12.2 選抜の考え方 名倉義夫
 12.3 登録と能力審査 羽鳥和吉
13. ヤギの疾病と衛生 白戸綾子・飛岡久弥
 11.1 健康管理と疾病
 11.2 衛生対策
 13.3 放牧を前提とした衛生対策
14. ヤギ生産と環境問題 髙山耕二・中西良孝
 14.1 有畜複合農業における位置づけ
 14.2 糞尿処理
 14.3 環境問題
15. ヤギをめぐる最近の研究と課題
 15.1 ヤギの行動生態学 安江 健・中西良孝
 15.2 耕作放棄地等の植生管理 的場和弘・今井明夫
 15.3 学校教育におけるヤギ飼育とアニマルセラピー 今井明夫・安部直重
索引

一丁190円(内税)の豆腐

栃木市の道の駅にしかたの農産物直売所ふれあいの郷で買った豆腐です。


momen

にがり100%
国産大豆100%

木綿豆腐
栃木県栃木市産

たっぷり時間をかけてじっくり絞りました。
なめらかな舌触りは、冷奴にもお鍋や湯豆腐にもよく合います。

一丁190円(内税)の豆腐→47.5円(100グラムあたり)
品名:木綿豆腐
原材料名:国産大豆
     にがり(塩化マグネシウム)
     消泡剤
内容量:400グラム
消費期限:右上に記載[記載?]
保存方法:要冷蔵(10℃以下で保存)
製造者:(株)生ゆば本舗
 栃木県栃木市箱森町3-56-1
 ℡:0282-24-22…
プラ:

孝子桜 4月5日

栃木県宇都宮市古賀志町の城山西小学校のシダレザクラ・孝子桜です。付近の民家には多数の枝垂桜がありました。
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城山西小学校の校庭(正門・西門)、柴田家の桜

城山西小学校(Facebook)


一丁130円(内税)の豆腐 10月9日

栃木市藤岡町の道の駅みかもで買った豆腐です。

佐野名水 清流の里
島田屋の手造り
もめん

一丁130円(内税)の豆腐 →32.5円(100グラムあたり)
品名:もめんとうふ
原材料名:丸大豆(米国産大豆、国産大豆)
     凝固剤(硫酸カルシウム)
     消泡剤(植物油、炭酸カルシウム)
内容量:400グラム
出荷日:18.10.05
消費期限:18.10.11
保存方法:冷蔵保存(5℃以下)
使用上の注意:生物ですからお早めにお召し上がり下さい。
製造者:有限会社 島田食品
 栃木県佐野市犬伏新町2019
 ℡0283-22-50… FAX:
0283-21-53…
プラ:PP PET

かかしの里(栃木市) 3月31日

桜の名所として有名な大平山の南山麓(栃木市大平町西山)の野外施設「かかしの里」を見学しました。
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農産物直売所、野外ステージ、バーベキュー施設、野球場、テニスコート、144mのローラースライダーなどがあり、NPO法人大平山南山麓友の会が管理を受託しています。
大平山南山麓友の会
大平山南山麓友の会は、2007年、耕作放棄地を活用して都市農村交流を進めようとオーナー制度を導入し、さらに西山田オリジナルの特徴的で面白い取組とするため「大中寺の七不思議」になぞらえて7つの作物を収穫できる「おおひらの七富賜技[ななふしぎ]体験」を考案、ジャガイモや大根の植え付け・収穫など近隣農家や農業団体の協力を得て、年間を通して7つの農業体験と旬の味覚を楽しめるグリーン・ツーリズムを実施しています。
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農薬や化学肥料を使わない自然栽培のお米 4月13日

道の駅まくらがの里こが(2013年7月オープン、茨城県古河市)の直売所コーナーまくらがで売って居た「農薬や科学肥料を一切使用しない自然農法栽培のお米」です。「栽培期間中」と手書きの書き込みがありました。ミルキークイーン5㎏で3,100円でした。
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地産地消フードコートみやことほまれでは、プラス380円で野菜バイキングのセットがつきます。
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まくらがの里こが、施設内の5つのエリアの名称の由来・意味
『まくらがの里こが』という名称は、茨城県古河市が一般募集を行い、425件の応募の中から決定。
まくらが」とは、万葉集に「まくらがの こがのわたりの からかじの おとたかしもな ねなへこゆゑに」(「痲久良我の 許我の渡の から梶の 音高しもな 寝なへ子故に」万葉集巻9-3555、あなたと逢わずに行ってしまったら心残りだろう まくらがの古河の渡し舟であなたにお逢いできないものかなァ)などと歌われていて、古くから古河周辺を指す言葉として使われてきた(「古河の渡し」は渡良瀬川にあった渡しらしい)。
施設内の5つのエリアには、「まくらが」、「ゆきはな」(古河藩主である土井利位[どいとしつら]が、日本で初めて雪の結晶を顕微鏡で見て、「雪華[ゆきはな]」と命名)、「さしま」(地元銘茶の名称)、「はなもも」(古河市の花)、「みやことほまれ」(「みやこ」はかぼちゃのブランド名、「ほまれ」は「彩誉[あやほまれ]」というにんじんのブランド名)がついている。
「ダイナックが茨城県最大級の「道の駅 まくらがの里こが」 をプロデュース」2013年7月2日柴田書店『FOODLABO』より)

一丁302円(内税)の豆腐 4月13日

栃木県の道の駅しもつまで4月13日に買った豆腐です。
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下野豆富[しもつけ]
 木綿
  あらた家
   下野国・栃木

要冷蔵

一丁302円(内税、本体価格280円)の豆腐 →100.7円(100グラムあたり)
名称:木綿豆腐(手寄せ)
原材料名:国産大豆100%
 粗製海水塩化マグネシウム(にがり)
内容量:300グラム
消費期限:17.04.15
保存方法:要冷蔵(10℃以下)
製造者:新谷信明
 下野豆富 あらた家
 栃木県下野市駅東1-10-19
 ℡0285ー××ー1028(とうふや)
プラ:PP

粗製海水塩化マグネシウムとは(らでぃっしゅぼーや添加物大事典HPより)
加物名称:粗製海水塩化マグネシウム
(海水から塩化カリウム及び塩化ナトリウムを析出分離して得られた、塩化マグネシウムを主成分とするものをいう。)
別名:塩化マグネシウム含有物
製造用剤:豆腐を作る時に豆乳を固める豆腐用凝固剤、中華麺の食感や風味を出すためのかんすい、ハムやソーセージの組織の改良のための結着剤など、機能や用途が多岐にわたり分類が難しいものを便宜上まとめたもの
食品衛生法による分類:既存添加物
解説:海水より、塩化ナトリウムを析出分離し、その母液を冷却して析出する塩化カリウム等を分離した残りのものである。主成分は塩化マグネシウムである。

全豆連(全国豆腐連合会)「豆腐公正競争規約」設定委員会HP
   とうふの表示に関する公正競争規約~その目的と考え方、現在の進捗状況~(PDF)
   「第5回議事録」(PDF)[塩化カリウムは除去しきれない、手づくりとはなどなど]

一丁110円(内税)の豆腐 1月8日

1月4日に道の駅しもつま(茨城県下妻市)で買った豆腐です。
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本格手造りの味
木綿とうふ

★純良生大豆のみ使用

一丁110円の豆腐
 →27.5円(100グラムあたり)
品名:もめん豆腐
原材料名:丸大豆100%
添加物:凝固剤・消泡剤
原料原産地名:アメリカ産
 遺伝子組換え大豆は一切使用していません
内容量:400グラム(包装時)
消費期限:17.1.8
保存方法:1℃~10℃以下
製造者:有限会社 染谷本店
 茨城県下妻市下木戸清水久保386
 ℡ 0296-44-……
プラ:PP PET

千本松牧場(栃木県那須塩原市)の松林 12月4日

東北道西那須野塩原インターチェンジを降りて2分、那須野原台地にある千本松牧場(那須塩原市千本松799)と、接骨木地区(にわとこ)のマツ林を見学しました。
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※「千本松」命名について(「せんぼんまつ牧場のひみつ」より引用)
 この地域は、古くは「那須野」、江戸時代には「那須野原」、明治初期より「那須野が原」と呼ばれていました。那珂川・蛇尾川・箒川などが那須連山から運んだ土砂が堆積した扇状地で、水に乏しく原っぱや雑木林ばかりだったようです。人も住まないことから「九尾の狐」の伝説も生まれたといいます。鎌倉時代初期の建久4(1193)年には、ときの将軍 源頼朝が1万人を使い巻狩を行ったと「吾妻鏡」に記されています。
 明治13(1880)年、伊藤博文や松方正義の薦めにより開拓が始められました。開拓に不可欠な水を確保するため、印南丈作や矢板武らの努力により、那珂川上流より水をひくことに成功しました。「那須疏水」の開通です。 那須疏水は、福島県の「安積疏水」と京都「琵琶湖疏水」と並び、日本三大疏水と称されて、今も那須千本松牧場の南端を東西に流れています。
総理大臣を2度務めた松方正義公が、明治26(1893)年にこの地を那須開墾社より譲り受け、大農具を導入して欧米式の農場を開きました。これが、那須千本松牧場のはじまりです。……
この地には、天然のアカマツが密生繁茂していたので、松方正義公は「千本松」と命名し、それがそのまま地名となりました。現在でもたくさんのアカマツが群生しており「栃木の景勝100選」にも選ばれています。……
※高度経済成長期の施業で千本松牧場の平地林は広葉樹林からアカマツ優占林となる(犬井論文参照)
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※接骨木地区の放置された平地林
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犬井正「那須野原台地における平地林利用の変容」(『人文地理』40巻2号、1988年)
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 那須野原台地西原の概況
  Ⅲ 平地林の伝統的利用法
   (1) 農業の再生産資材としての落葉の利用
   (2) 農家の生活資材としての林産物の利用
  Ⅳ 塩原町接骨木地区における平地林利用の変容
   (1) 高度経済成長期以前の営農形態と落葉採取利用
   (2) 高度経済成長期以降の平地林と農業の分離
  V  西那須野町千本松地区における平地林利用の変容
   (1) 高度経済成長期以前の平地林の利用形態
   (2) 高度経済成長期以降の農用林野的利用の消滅
  Ⅵ むすび

※千本松農場における林業経営(犬井論文78~79頁から引用)
第二次世界大戦後, 千本松農場は蓬莱殖産株式会社が会社組織により酪農と平地林の育成林業に主力を置いて農場経営を行なった。1946 (昭和21) 年に酪農経営を取り入れ北海道から乳牛10頭を導入し, 生乳の生産とともに1949年にはバター製造所を建設し, バターの生産を開始した。1956年には農場の作業を馬等の畜力中心からトラクター・自動車等の大型機械へと転換した。1961年には乳牛飼育頭数が100頭に増加したためにそれに必要な牧野造成を開始した。1965年には乳牛飼育頭数が200頭になり, 採草地を造成拡大して接骨木地区に建設された地方競馬全国協会にも飼料用干草の販売を開始した。1973年には乳牛飼育頭数が300頭に増加し, 観光農場部門も併設された。1985年現在, 乳牛350頭と耕地・牧草地215haの規模に成長した。
 一方1960年代の高度経済成長期以降, 燃料革命により全国的な薪や炭の需要減少の影響を受け, それまで農場の大きな収入源だった平地林からの薪炭材の生産量は減少した。同時に,「落葉・生草利用組合」の組合員農家の平地林の利用面積も漸減したので, 農場は順次広葉樹から針葉樹へと平地林の樹種転換をはかっていった。植林等に要する造林経費は酪農部門で得た収益によって補填した。
 長い間の落葉採取慣行のため林地の地力消耗が著しかったので, 林業用固形肥料等を施用してアカマツへの転換を積極的に図るとともに,適地には小面積ながらスギ・ヒノキも植林した。その結果かつて最も広大であったクヌギ等の広葉樹林の面積は減少した。それに替わってアカマツが528.8haと大半を占め, スギ・ヒノキは24.1haである。アカマツは40~50年生を中心に高度経済成長期以降, 土木建築用材として材木業者に立木で売却し高収益を得てきたので, 毎年計画的に造林されてきたために他の樹種に比べ畜積量が非常に多い。スギ, ヒノキは1960年代以降に造林をしたものが大部分のため20年生以下の若齢級の林分が多い。全国的な国内材の売れ行き不振の影響を受けてスギ・ヒノキの販売量は少ない。61年生以上のスギ・ヒノキは農場社屋や畜舎の周辺に仕立てた防風林である。広葉樹林は大部分アカマツ林との二段林になっており, コナラを中心にしいたけ栽培のホダ木原木として20~30年伐期で伐採し販売している。
 接骨木地区の農家保有の平地林は保有規模が小さいとともに, 個々の農家の資本畜積が小さいため平地林を林業用地へ転換することは困難であった。しかし, 千本松地区は600haに及ぶ広大な平地林を千本松農場が単独で保有してきたので, 酪農部門で得た収益を林業部門に補填しつつ造林を可能にしてきたのである。その結果, 古村と同様に高度経済成長期以降, 農用林野としての機能を喪失しても, 不動産業者等による平地林の蚕食を防ぎ大規模な育林地に転換できた特殊な事例と考えられる。

益子町のラーニングバケーション 11月27日

ラーニングバケーション(学びの休日)とは、単に「見る」だけの旅ではない「学び」や「体験」の旅。主体的に何か体験、発見、学びを求め、その土地土地の自然や文 化、人との交流を行う旅です。国土交通省は2003年2月、その振興により地域への人流の増加が図られ、それが地域の活性化につながるとしてラーニングバケーションシンポジウムを開催しています。
益子町では、2009年からさまざまな体験を通して益子の魅力を楽しめる日帰り体験ツアーをラーニングバケーションとして始めました。
2013年は6メニュー、
 野菜を育て、収穫を楽しむ「無農薬野菜」物語、全4回 参加費1人6000円。
 果物の収穫とジャム作りを楽しむ「ジャム」物語、全7回 参加費1人12000円(1回3000円)。
 綿の種まきから収穫を体験する「綿」物語、全4回 参加費1人6000円(小学生未満無料、小中学生半額)。
 どぶろく作りや果物、野菜の収穫と盛りだくさんの「里のめぐみ」物語、各回1200円(第3回目のみ3500円)。
 ビルマ汁調理と陶芸体験のできる「土のめぐみ」物語、全2回1人4000円。
 そば播きから収穫、そば打ちを体験が楽しめる「そば」物語、全3回1人10000円、1回3500円(子供料金有)。
2014年は4メニュー、
 果実を摘み取り、ジャムやジュースを作る体験 「ジャム」物語
 綿の種まきからはじまり、育てて、綿摘みまでを体験する 「綿」ものがたり
 果物狩りだけでなく、餅つきやそば打ちも挑戦できる 「里のめぐみ」物語
 無農薬野菜や有機野菜を作り、郷土料理やパン作りも体験できる 「無農薬野菜」物語
2015年は3メニュー、
 益子木綿の工房~綿を身近に感じてみませんか?~
益子木綿工房では、わずかに残された優れた綿の道具を使用し、綿づくり、糸紡ぎ、益子木綿づくりを工房で1年間にわたり作業していただきます。
さらに、綿栽培にもご参加いただきますので、木綿にかかわる全てを体験できます。
益子「里のめぐみ」物語
里のめぐみ物語は、今年も『農業体験&食』をスタイルにして展開しています。毎年好評のいちご・ブルーベリー狩りを実施し、ジャム作りを体験していただきます。また、旬の食材を使用した、まぜご飯や野菜カレー、ビルマ汁、ピザ、野菜鍋など、参加者の方には調理体験もしていただきます。家族連れの方でも1日を楽しく過ごせる内容です。
 益子「西明寺風土(foods)千年」物語
西明寺地区は、山を背負って田畑を耕す農家が多く残っている地域です。四季折々の風景と美味しい農産物、また奈良時代に建立された「西明寺」があります。この物語では西明寺地区ならではの農業体験と里山の恵みを味わい、古くから文化財とともにくらしてきた人々と語り合うことができます。益子「西明寺風土(foods)千年」物語は、さつまいも掘り・調理体験、自然観察、すいとんまつりの3回シリーズで行います。ぜひこの機会に、西明寺の風土に触れてみてはいかがですか。
メニューは減っていますが、バージョンアップしたプログラムになっているようです。一度、参加してみたい企画です。

坂東20番札所西明寺・高舘山(益子町) 11月27日

益子県立自然公園・益子の森は丘陵地にある31㏊の里山林でアカマツ林がありました。
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その入り口にあるフォレスト益子に立ち寄り、展示から益子県立自然公園の中にある標高302mの高館山と坂東20番札所西明寺の植生について知りました。高館山周辺は、栃木県内で最も暖かい地域なので他の地域ではあまり見られないカシ・スダシイ・ツバキなどの暖地性常緑広葉樹林がみられます(※)が、高館山北斜面ではカシ類、スダジイ等に混じってブナ・イヌブナ・オオウラジロノキなどの冷温帯性植物がところどころに自生しているそうです。ブナとスダジイが共存している高舘山(原正利「関東地方におけるブナおよびイヌブナの分布と生態について」)を歩いてみたいと思いましたが時間がありません。高舘山の中腹にある西明寺だけ見学することにしました。
西明寺の参道の両側のシイ林では、アカガシ、アラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、ツクバネガシなど栃木県内で見られるほとんどのカシ類を見ることができ、本堂前のツバキとコウヤマキはどちらも県内で一番太いもので、両方とも県指定天然記念物になっているそうです。
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   スダジイの大木と本堂裏手のイチョウの落葉
獨鈷山普門院西明寺(とっこさんふもんいんさいみょうじ)は真言宗豊山派に属し、本尊は十一面観音菩薩、坂東20番札所です。御詠歌は「西明寺 ちかひをここに 尋ぬれば ついのすみかは 西とこそきけ」。
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楼門と三重塔は国指定重要文化財、閻魔堂には「笑い閻魔」があります。

※:『とちぎの植生(植物群落)』(栃木県自然環境基本調査2002)には、これまでの植生調査で明らかにされた植物群落が整理されていて、高舘山はスダジイ林、シイ・アラカシ群落、アカマツ林(二次林)、スダジイ-ヤブコウジ群集、スダジイ・アラカシ林、シイ-アラカシ林でリストアップされています(23~47頁)。

下彦間高野(栃木県佐野市)の棚田 8月31日

栃木県佐野市の西部、旧田沼町の下彦間高野(しもひこまたかの)の棚田を訪問しました。
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この地区では、畑は勿論、田んぼまでほぼ全ての耕地がイノシシやシカ防除柵に囲まれています。
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イノシシ捕獲のための大きなワナも置かれていました。地元の方のお話しによると、シカがでるようになったので、防除柵を高くしたそうです。

滞在時間が短かったので地区全体を見ることはできませんでしたが、北側の棚田は耕作放棄されているようでした。
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電子国土で、この地域の70年代後半と最新の空中写真を比べて見ると、水路や道路は整備されましたが、耕地の藪化、樹林化が進んでいるようです。
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下彦間高野の棚田は残したい栃木の棚田21認定地(2002年)ですが、残したくても残す人がいなくては残せません。

下彦間高野の棚田[(平成20年度中山間地域農村環境保全事業(とちぎの棚田構造分析業務)報告書(栃木県農政部農村振興課、2009年3月)]

馬渡棚田(茂木町牧野大藤地区)と里山管理

茂木町牧野(まぎの)大藤地区の馬渡(まわたり)の棚田と里山です。傾斜がゆるやかで棚田というより谷津田かなと思いました。谷の奥には小さな溜池があり、田んぼの廻りには害獣対策の電気柵が張られています。
コナラの太さや林床の様相は、比企地方の放置され荒れた里山とはかなり異なっています。この地域が、東京に向けた木炭の一大生産地で、木炭生産のためのコナラの伐採が比企地域よりも遅くまで続いていたこと、木炭生産の衰退後は優良なシイタケホダ木の生産地であったこと、さらに美土里堆肥用の落ち葉掃きが行われているからなのかなど考えています。
『残したい栃木の棚田21』の看板によれば、面積5.9ヘクタール、棚田の枚数80枚、関係農家27戸。2006年3月に発行された『栃木の棚田めぐり vol.3』には、面積5.9ヘクタールで棚田の枚数は120枚とありますがこの違いは何によるものなのでしょうか? 耕作されていない棚田もありましたが、整備して枚数を増やしているように見えたのですが勘違いだったのでしょうか。
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茂木町有機物リサイクルセンター美土里館見学

昨日参加した「農」と里山シンポジウムでの、津布久隆さんのお話しに触発されて、茂木町有機物リサイクルセンター美土里館を見学しました。
この施設は、茂木町内からでる一般家庭の生ゴミ、家畜のふん尿、フレコンバック1袋(20㎏)400円で買い上げている落ち葉、処理に困っていたもみがら、粉砕した間伐材を原料にして、美土里堆肥、液状肥料を作っています。さらに、廃食用油からバイオディーゼル燃料、竹を微粒子化し竹由来の乳酸菌により発酵させて、「美土里竹粉」を製造しています。
里山の落ち葉掃きは「仲間と楽しみながらいい汗かいて、山はきれいになるし、環境にもいい」と、町民の収入源の1つになるだけでなく、将来的には社会保障費の軽減にもつながるのではと期待されているそうです。
施設内を案内してくださったセンター長さん、ありがとうございました。
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堆肥の原料
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廃材、間伐材(直径18㎝以下)を集めて粉砕し、おが粉を製造し、堆肥の副資材とする。
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スクリュー式円形発酵装置・臭気捕集ルーフ・送風ダクト
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 バイオマスタウンとは?
域内において、広く地域の関係者の連携の下、バイオマスの発生から利用まで効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われているか、今後行われることが見込まれる地域のことです。
バイオマスタウンについては、「バイオマス・ニッポン総合戦略」(2002年12月閣議決定、2006年3月改訂)に基づき公表されてきましたが、2010年12月に総合戦略に代わるものとして、バイオマス活用推進基本法(平成21年法律第52号)に基づく「バイオマス活用推進基本計画」が閣議決定されたことから、バイオマスタウン構想の募集を2010年度をもって終了しました。2011年4月末で318地区がバイオマスタウン構想を公表していました(埼玉県内では秩父市のみ)。
→「バイオマスタウンレポート~茂木町~

※文献追加:田中美香「栃木県茂木町の「美土里館」における「美土里たい肥」での落葉買取の実態』(『ランドスケープ研究』78巻5号、2015年 )
旧・日本専売公社は,茂木町九石地区にて落葉を主原料とした腐葉土の製造工場も運営していた。原材料である落葉を収集する担い手は,葉たばこを生産・加工する農家であった。旧・日本専売公社は,農家が里山にて収集した落葉を有料にて買い上げしていた。
旧・日本専売公社は,2000 年に腐葉土の製造工場も閉鎖した。それに伴い,腐葉土の製造工場は旧・日本専売公社から茂木町役場へ譲渡された。それを受けて,茂木町役場は落葉以外の有機物も原材料とするたい肥の製造を可能にするため,増設工事を開始し 2003 年に完了した。なお,この増設工事は,1999 年施行された「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」にそくして,茂木町での酪農家の家畜排せつ物を処理する目的も存在した。
たい肥を製造する「茂木町有機物リサイクルセンター美土里館」(以下,「美土里館」)は,2003 年 4 月より製造を開始し,2014年現在も茂木町役場の施設として稼動している。なお,茂木町は「美土里館」での取り組みにより,2004 年度農村振興局長賞(バイオマス利活用優良表彰)を受賞した。
  (1)「美土里たい肥」の概要、(2)落葉収集の実態

4.まとめ
本研究は,少子高齢化が進行している中山間地域での地域資源である有機物リサイクルの利活用において,行政が主導し行政区の住民が担い手となって持続しているたい肥製造,特に落葉買取・収集システムを明らかにした。
旧・日本専売公社の腐葉土製造工場が所在地行政へ譲渡されたことにともない,行政は町内の多様な地域資源を活用するたい肥製造工場へと増設した。良質な地域資源から製造するたい肥は高品質となり,製造分は完売する小売状況が持続している。そのため,たい肥製造工場は製造設備を最大限に稼動させて,小売へのたい肥供給を支えている。
高品質なたい肥製造の発酵促進剤として,地域資源である里山の落葉は必要不可欠となる。そのため,たい肥製造工場は行政区内にて落葉収集者を募集登録した後,管理している。落葉収集者の登録条件は,一冬に乾燥した落葉 375kg 以上をたい肥製造工場に納入することである。たい肥製造工場は,落葉収集者が収集した落葉を買い上げ,落葉収集者の指定口座へ 1 年に一度落葉収集代金を振り込んでいる。すなわち,地域資源を有償化することにより,高品質なたい肥の製造は可能となり,里山も保存される。
落葉収集地区と落葉収集者は,年々減少傾向にある。これは,落葉収集者が加齢による体調不良や体力減少を理由に落葉収集を休止するためである。この対策として現在主流となっている各戸が保有する里山での落葉収集システムから,既に稼動している各戸が保有する里山以外での落葉収集システムへの移行が急がれる。
今後の課題は,たい肥の購入者が生産する農作物の実態調査とその農作物生産の持続システムを明らかにすることにある。

棚田米・八溝米・もてぎ特選コシヒカリ・美土里たいひ

栃木県東部、茂木町の道の駅もてぎ・野菜直売所で販売していたお米です。茂木町はおいしいお米の産地のようです(→おいしいお米を求めて-茂木町逆川地区:いい里さかがわ館)。
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「美土里たいひ」「美土里竹粉(みどりたけこ)」も販売しています。
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猿久保田んぼ公園(栃木県那須烏山市)

栃木県那須烏山市にある猿久保田んぼ公園を見学しました。
2002~2003年度に栃木県荒川南部地区(県営ほ場整備事業・生態系保全型水田整備推進事業)が行われた場所です。谷津田(谷戸田)の生態系を保全する整備事業でした。
「ため池と谷戸際からのしみ出しを水源とする栃木県荒川南部地区の県営ほ場整備事業では、湿地状の耕作放棄地、水田、土水路、水田内水路(承水路兼排水路)および斜面林といった種々の環境構造の結合によって成立している水田生態系の保全方法について検討」が行われ、ホトケドジョウの遡上できる魚道が施工されたそうです。
「地域の生物生息場として重要と考えられた谷津田最上部のハンノキ林へと遷移が進んでいる耕作放棄田を生産から切り離して現状維持(保全区域:公園化)することで、湿地性動植物の生息場として担保した」という猿久保田んぼ公園がどんなところか確かめたいというのが、今回の訪問の動機です。

「 」内の引用は水谷正一編『農村の生きものを大切にする水田生態工学入門』(農山漁村文化協会、2007年)藤咲雅明「第5章事例に学ぶ環境保全工法 3.ホトケドジョウの保全工法-栃木県荒川南部地区(県営ほ場整備事業・生態系保全型水田整備推進事業)-」189~193頁。


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この場所は、JR烏山線小塙(こばな)駅から徒歩12分にあります(地図:栃ナビ)。

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「猿久保溜」の沼下です。猿久保溜は入山沼よりずっと大きいため池ですが、沼下は、岩殿A・B地区と上の耕作放棄地の湿地と似ています。かつて水田であった場所を湿田として復元し、ハンノキ林の湿地を木道をつけて保全しています。
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ミドリシズミ等生息域、カエル類越冬域のハンノキ林です。

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手が付けられていない場所もありますが、周囲の森は「とちぎの元気な森づくり県民税」で整備されました。

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主要樹種は違いますが、地質は入山沼近くの市民の森と似ています。
谷津田と隣接する雑木林、ため池を生かして豊かな生態系の保全をめざした「猿久保田んぼ公園」。岩殿満喫クラブのスタッフで再度、研修に訪れたい場所でした。

※承水路(しょうすいろ):背後地からの水を遮断し、区域内に流出させずに排水するための水路。岩殿B地区の上の耕作放棄地との境界の明渠がこれです。

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