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川越市

刈草と落葉を燃す 12月27日

岩殿I地区の上段で刈草と落葉を燃しました。
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ついでに焼き芋もしました。
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焼き芋の歴史
2022年9月3日から11月27日まで三芳町歴史民俗資料館で企画展『三芳とさつまいも』が開催されていました。江戸時代の焼き芋の歴史について進藤つばらさんの「レシピが123種類も!? 江戸時代の「焼きいもブーム」がアツすぎる!!」(『日本文化の入り口マガジン和楽web』10月26日記事)はビジュアルでわかりやすいです。Wikipediaの「焼き芋」の参考文献から井上浩「わが国の焼き芋関係年表」。
焼き芋の歴史(井上浩)_1


いも類振興会理事長狩谷昭男さんの「焼きいもブームの歴史とその背景」(農畜産業振興機構「野菜情報」2015年11月号)。同「焼きいもビジネスを興した人たち」(大日本農会『農業』2014年12月号)


第1次ブーム:文化・文政期(1804年)~明治維新(1868年)
第2次ブーム:明治時代~関東大震災(1923年)
第3次ブーム:1951年~大阪万博(1970年)
第4次ブーム:2003年~現在
いも類振興会理事長矢野哲男さんの「最近の焼きいもの動向」(「野菜情報」2022年10月号)
国内での焼きいもの歴史
 さつまいもは約400年前にわが国に伝来したとされるが、いつの時点から焼きいもが誕生したかは定かではない。地域によって、人と焼きいもとの接点はさまざまであったと思われるが、文献として確認できるのは、1719年(享保4年)の朝鮮通信使の記録で、京都郊外の道端で焼きいもを売っている情景が記述されている。
 その後、江戸時代には商品として庶民に広く親しまれるようになり、300年の時を経て、現在ではスーパーやコンビニエンスストアの店頭で誰もが気軽に買えるようになった。現在にいたるまで4回ほどあった「焼きいもブーム」については、東京を中心に以下のように整理している。
【第1次ブーム】 江戸時代後期の文化文政期(1800年頃)から江戸末期まで
 ・木戸番屋(町ごとに警備のために設けられた詰め所)で、甘くておいしく、値段が安い焼きいもが売られ、人気を博した。
 ・原料のさつまいもは、新河岸(しんがし)(がわ)で結ばれる川越と、海路がある幕張から大量に送られてきた。
 ・土のかまどに焙烙(ほうろく)(素焼きの平たい土鍋)を載せていもを丸ごと、あるいははす切りにして並べ、蒸し焼きにした。
【第2次ブーム】 明治維新(1868年)から関東大震災(1923年)まで
 ・東京の人口が急増し、低所得者も多かったため、安価な焼きいもが大人気となった。
 ・大きなかまどを幾つも並べた大型専門店が続々現れ、最盛期には2000軒を数えた。
 ・関東大震災を境に食習慣がパンや洋菓子に移り、かまど焼きの焼きいもは衰退した。
【第3次ブーム】 太平洋戦争後の食糧事情がやや緩和して、さつまいもの統制が解除された頃(1950年)から大阪万博(1970年)まで
 ・墨田区向島の三野輪(みのわ)万蔵(まんぞう)氏が「石焼きいも」を考案、リヤカーで「引き売り」を開始。
 ・これが東京中に広まり、冬場の出稼ぎに来た売り子は1000人以上に達した模様。
 ・しかし、大阪万博を機にファストフードやコンビニエンスストアに押されて、売れなくなった。
【第4次ブーム】 2000年初頭から現在まで
 ・甘くてねっとり系の「安納芋」の焼きいもが若い女性を中心にスイーツ感覚で注目され、2007年に公表された食味の良い品種「べにはるか」の登場でブームに一気に火が付いたとされる。
 ・この背景には、電気式焼きいも機が開発されてスーパーやコンビニエンスストアなどに設置され、ねっとり系の焼きいもが気軽に購入出来るようになったことが大きな要因としてある(写真1)。
 ・寒い時期のみならず夏でも人気の「冷やし焼きいも」が定着するなど、季節を問わず一年を通じて国民生活に浸透している。
   

    


『三富平地林伐採・活用調査報告書』(2014年) 3月5日

2月2日にオンラインで行われた「三富地域の平地林をナラ枯れから守るために」講演会で黒田慶子さんが「全部目を通しておく必要がある」と言っていた国土交通省の22014年の報告書です。2013年度集約型都市形成のための計画的な緑地環境形成実証調査『都市の命と暮らしを支える三富平地林の伐採と活用に関する実証調査(三富平地林保全活用協議会)報告書』(国土交通省都市局、2014年3月)で134頁あり、10年近く前の三富地域の平地林の現状をまとめています。
目次
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三富平地林の現状と課題(20、23、24頁)
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社会実験のまとめ(105頁)
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事例研究(2)広葉樹施業(122~124頁)

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事業の仕組みづくりと今後の課題(125~130頁)
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(3)素材生産者活用型事業モデルの試算(131頁)

『くぬぎ山地区自然再生全体構想』(2005年) 2月23日

『くぬぎ山地区自然再生全体構想』(くぬぎ山地区自然再生協議会、2005年3月)です。くぬぎ山地区は狭山市、所沢市、川越市、三芳町の行政界にある約152ヘクタールのエリアです。
目次・対象区域
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植生、雑木林遷移予測フロー
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くぬぎ山地区の課題、自然再生の目標、平地林の荒廃を抑制するための取り組み
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『三富平地林伐採・活用調査報告書』(2014年) 2022年3月5日記事

(仮称)川越市森林公園 11月14日

川越で「武蔵野の面影を残す雑木林」の筆頭にあげられる(仮称)川越市森林公園の「森のさんぽ道」を歩きました。公園の歴史をたどると、1990年3月に川越市森林公園構想が策定され(『広報かわごえ』1990年12月)、『広報かわごえ』(2003年6月)には、「仮称・川越市森林公園基本構想」がまとまりましたという市民の意見を求める記事が掲載されています。2004年に「雑木林の自然と文化をみんなで育み伝える」公園、(仮称)「川越市森林公園計画地」として、公有地化と整備を行うものとしました。
(仮称)川越市森林公園は約40㏊の樹林地と農地からなり、武蔵野の平地林の中でも希少動植物の生物の生息空間として重要な地域となっています。公有地となっている面積は2009年度7.5㏊で、「自然とのふれあいの場、憩いの場及び多様なレクリエーションの場として整備を進め、市民共有の場として保全、活用を図る必要」があり、さらなる公有地化をすすめることや「市民参加による事業推進」が『第3次川越市総合計画』等に掲げられていますが、2015年度目標値11.0㏊に対し8㏊ほどで全体計画の実現には至っていません。森林公園計画地において生態的調査や貴重種の保護育成の活動を実施しているかわごえ環境ネットは、2000年に、川越市環境基本計画に基づき、市民、事業者、行政、民間団体がパートナーシップを形成して、相互が協働して行う事業への情報提供、調整を行う組織として設立されています。


川越南文化会館(ジョイフル)を拠点とする2.0㎞と3.4㎞の散策路「森のさんぽ道」は2004年度に整備が終了したものです。平地林なので林内の見通しは良くありません。森のさんぽ道案内図を持って、1番~34番の標柱と案内板を確認しながら歩くと、初雁高等学校~高階西中学校(第1武蔵野ふれあいの森)、高階西中学校の南(第2武蔵野ふれあいの森)、ジョイフル西側~関越道(第3武蔵野ふれあいの森)、保存樹林を一巡できます。資材置場や霊苑、農園、JAいるま野のレジャー農園(市民農園)、宅地などもコース沿いにあります。
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森のさんぽ道案内図と『広報かわごえ』2003年6月号
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川越市緑の基本計画改訂版(2016年3月)
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武藏野里山イニシアティブ 10月26日

川越総合高校で開かれた『武藏野里山イニシアティブ 暮らしの革新と「持続可能社会」の構築』に参加しました。
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三芳町長講演『三富新田の今日的価値』から「三富新田発展のため アクションプラン」
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「落ち葉堆肥」、「土壌微生物豊かな土づくり」、「人口減少とともに放置される山林等未利用間伐材を原料とするバイオマスメタンガス化技術」など、有益な話を聴くことができました。学んで行きたいと思います。
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横山和成「土の中の銀河" 微生物多様性が支える地球生命圏」(YouTube)

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田邉敏憲「再生エネルギーを軸とする地域成長戦略」(YouTube)

三芳町の石坂産業「くぬぎの森環境塾」は、見学したいと思いました。

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