IWADONO Sundays 参加者は新井さん、江原さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、小松さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。25~26日の雨で無名沼ロ号・土水路、岩殿G・H地区の作業は中止。
PXL_20260326_234021401PXL_20260326_233915857

PXL_20260326_235216212PXL_20260327_000030911PXL_20260327_000128409

ホダ場の移動:22日に移動しなかった岩殿T地区のホダ木を日かげになる場所に移しました。
30403_030401_0

30402_030405_0

ホダおこしとホダ場森喜作『シイタケのつくり方』農文協、1974年)
 シイタケがポツポツ発生するようになったホダ木は、キノコの発生しやすい場所へ移して、採りやすいように組み替えてやる。この作業を「ホダおこし」といい、ホダおこしの場所を「ホダ場」とよんでいる。ホダおこしをするのは、シイタケ菌の繁殖しやすい環境と、キノコがたくさん発生するのに適した環境には違いがあるからである。
ホダ場の選び方
シイタケ発生のホダ場には、四乾六湿といって湿度がやや高く、風当たりの少ない日だまりの場所が適している。
したがってホダ場は、伏込み地のような尾根すじの風通しのよいところよりは、やや湿度の高い場所が選ばれ、スギ、ヒノキ、竹、シイ、カシ林などの常緑樹の下が主に使われる。
しかし湿度の点だけ考えて、老木がうっそうと茂っているようなうす暗い林の中にホダおこしをしたばあいは、温度が低くなり、光線が不足してかえって発生量が少なくなり、品質もわるくなる。
春シイタケの発生時期には、よく北西からの季節風が吹くが、発生したシイタケがこの風に当たると、かさが割れたりヒダが倒れたりして形がくずれるばかりではなく、ときには生長がとまってしまうことがあるから、風が強く吹き込むホダ場では風よけをつくると効果がある。
広葉樹の下もホダ場に使われるけれども、春の発生期のころにはまだ葉が出ていないために、日光の直射が強く入って乾きすぎ、シイタケの発生が少なくなったり、ホダ木が傷んだりする。したがって葉がでるまでの間は、上に竹や小枝などで日おおいをつくってやるとよい。
また付近にホダ場になるような適当な林がなく、宅地や畑などを使いたいときは、「人工ホダ場」をつくってその下でホダおこしをすればよい。木のくいなどを適当な間隔に立てて、2~2.5メートルぐらいの高さに針金や竹などを渡し、小枝や割竹をのせて日おおいとし、周囲には風よけをつくって、その中にホダ木を入れる。…… (105~107頁)
ホダおこしのやり方 
ホダおこしは接種して一夏過ぎた秋から春にかけて行う。
キノコが発生しはじめてからホダ木を移動したのでは、せっかく出かかった芽を傷めてしまうから、伏込み地からホダ場への移動は早目にしたほうがよい。
春出の品種を打ち込んだホダ木は、秋から早春にかけて、また、秋出品種を接種したホダ木は、接種したその年の秋から発生するから、夏の終わりころに、ホダおこしを終わるようにする。
しかし伏込んでから雨がひじょうに少なくて乾燥し、そのため菌糸のまん延がいちじるしく遅れたときや、一年ではとうてい「走り子」が出そうにもない太くて樹皮の厚い原木を使ったばあいは、二夏山で伏込んでからホダおこしをすることがある。
ホダ場の中が暗すぎるときは、間伐や枝打ちなどをして明るさを調節し、下草を刈り、落葉をかきとって掃除をする。それから地面にくいを打ち込み、針金や有刺鉄線、竹などを使って横木を渡し、これに左右から交互にホダ木をかけて「合掌型」に組む。
くいのかわりに立木を利用することもあるが、風が吹くと横木がゆれてホダ木が倒れるから、利用しない方がよい。
横木の高さはホダ木の長さより30センチくらい短い高さにするのが普通だが、湿気の多いホダ場では高めに、反対に乾くホダ場では低めに調節する。
傾斜地では有刺鉄線を使うとホダ木が滑らないで便利である。
所用面積はホダ木の太さにもよるが、一列ごとに採取のための通路を設けてだいたい3.3平方メートル(一坪)に30本ぐらいとして計算するとよい。
こうしておくと、毎年春または秋になるとシイタケが発生し、ホダ木の樹種や太さによっても違うが、満2~4年目を最盛期として6~8年間は収穫を続けることができる。 (107~108頁)
ホダ場の管理 
シイタケが発生するときは、ホダ場は湿気が多いことが望ましい。しかし、発生期以外も湿度が高いと、ホダ木はムレたり、害菌におかされることがある。また、木質部から樹皮が浮いたようになって、ホダ木の寿命が短くなりやすいが、とくに害菌の侵入を受けているホダ木はこの傾向が強い。
シイタケの発生が終わると、ホダ木中の菌糸はふたたび木材から養分を吸収して、つぎの発生にそなえて力をたくわえるのであるから、落葉をかきとり、風よけを取り払ったり、雑草を刈ったりして、なるべく通風をよくし、菌糸が健全に繁殖できるようにしなければならない。
また、キノコの発生はホダ木の表側に多く裏側に少ないことから、採取の終わったあとホダ木を回して、次回からの発生にそなえる方法もある。 (108~109頁)
不作をなくすために 
シイタケの発生は、他の農作物と同じように気象条件に左右されることが多く、とくに発生時期の降雨量の影響が大きい。
「今年は雨が少なくて不作だ」とあきらめているようでは、シイタケ栽培の健全な経営は成り立たない。
よい品質のシイタケがたくさん発生するためには、発生時期の一か月間に100~150ミリていどの雨が必要であるが、もし適度の雨がないときにはホダ木に水をやり、さらにホダ場の湿度を適当に保つようにつとめなければならない。…… (109頁)
ホダ木は何年持ちますか?(森産業のパンフレット『しいたけの原木栽培方法』)
ホダ木になりしいたけが発生するようになった木は、その状態でホダ木の寿命がなくなるまで(通常は3~4年)毎年シーズンになれば発生してきます(すでに菌がまん延しているので毎年種を植えてやる必要はありません)。
江原さん、小松さんは谷の道で伐採木の玉切り。尾根の道に運んで丸太スツールやベンチ土台などに加工する計画です。
PXL_20260327_021038684PXL_20260329_232746663

PXL_20260329_232737082PXL_20260329_232810850

イロハモミジ(ムクロジ科カエデ属) 落葉高木
 PXL_20260331_080620493

モミジイチゴ(バラ科キイチゴ属) 落葉低木 尾根の道の北向き斜面に群生
 PXL_20260331_081057382PXL_20260331_081124258.PORTRAITPXL_20260331_081148232
 キイチゴの王様。初夏に実るオレンジ色の果実が楽しみです。