「春爛漫の岩殿丘陵」というテーマで自然観察会を実施しました。物見山駐車場~舗装園路~市民の森見晴らし台~JAXA地球観測センターのコースでした。地球観測センター調整池周辺のサクラは目を楽しませてくれました。
※ハトミライ☆プロジェクト2020(鳩山町HP)
市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally



アカメガシワの葉には、蜜腺があり、よくアリが吸蜜に来訪している。葉の基部には、一対の明瞭な蜜腺があり、これが最も多量の蜜を分泌しているようである。若木やシュートでは、これ以外に葉の縁にも点々と蜜腺があり、特に雨上がりの夕方などには多数のアリが吸蜜に来訪しているのを観察することができる。このような、花以外の蜜腺を花外蜜腺といい、アリが来訪してパトロールすることによって、ガの幼虫などから食害されることを防いでいると考えられている。※集団を絶滅させる”裏切りアリ”の謎に挑む – 京大・土畑重人博士 < academist Journal
アカメガシワの葉に形成される蜜腺は、若木やシュートの葉で典型的に形成され、大きく育った木では葉の縁に形成されるものが不明瞭となる。また古い葉では、活性が低いようである。小さな木の葉はあまり食害を受けないようであるが、大きな個体は時として葉が全滅するほどの被害を受けるのは、そのためであると思われる。……
……日本で行列を作って歩くアリの多くは、アミメアリです。そう聞くと、メジャーなアリであるかのように思われるかもしれませんが、実はアミメアリって、大きくふたつの理由から、一般の社会性昆虫という枠組みが当てはまらないんですよね。まず、アミメアリには女王がいません。逆にいうと、アミメアリ全てが女王として振る舞うと言っても良いのですが。アミメアリの社会は、巣に住んでいるみんなで卵を産み、それをみんなで育てるという仕組みを持っています。みんなが働きアリで、みんなが女王アリというように、分業していないアリなんですよね。もうひとつは、オスがいないことです。アミメアリは、単為生殖で子供を作ります。厳密には、オスも少しはいるんですけれども、全く機能はしていません。こういうふたつの性質をあわせ持つアリはかなり特殊で、全部で1万数千種いるアリのうちでも、2種類だけなんです。もしかすると、アミメアリがオスを作る性質はなくなるかもしれません。ただ、それば難しいところで、そもそもなぜ「性」が存在するのかということも、進化生態学の大きな問題なんですよね。……
萼片は(2~)、4、5(~7)。花弁は2~5(~7)で基部は筒状で裂片は敷石状または瓦重ね状。
形態 ……花は五六月、当年枝に頂生又は腋生の総状花序、花冠は漏斗状、下垂乳白色、5深裂、径18~20~25㎜、裂片は狭卵形、外面白色、星毛密生す、ハクウンボクより小形、萼は無毛(ハクウンボクは白色星毛あり)少しく香気あり、枝端に緑白色蓮花状のものを多く見るがこれはエゴノ猫足という虫癭[ちゅうえい、むしこぶ。ゴール(gall)、フシ(付子)]である。(663頁)
●1970年代:比企地域では、坂戸市と嵐山町で2本のバイパス道路が開通するなど、交通網の拡張整備が始まりました。新しい住宅地の分譲も開始されています。また、1978年に地球観測センターが設立されました。
(1)地球観測センター(EOC)設立(1978年)
(2)鳩山ニュータウン(鳩山町)(1974年分譲開始)
※国営武蔵丘陵森林公園(1974年開園)
●1980年代:比企地域は、関越自動車道東松山ICより西側が開通して交通の便が良くなりました。経済成長時に建設された住宅地の分譲開始が多くみられました。また、東武東上線若葉駅の開業に伴いフジミ工業団地が建設され、たくさんの工場が建設されました。
(1)入西地区「坂戸ニューシティにっさい」(坂戸市)(1989年分譲開始)
(2)小川みどりが丘(小川町)(1989年分譲開始)
(3)東松山マイタウン(東松山市)(1988年分譲開始)
(4)高坂ニュータウン(東松山市)(1984年分譲開始)/埼玉県こども動物自然公園(1980年開園)
(5)富士見工業団地(川越市・坂戸市・鶴ヶ島市)(1981年)
(6)おがわパークヒル(小川町東部)(1981年分譲開始)
(7)関越自動車道(東松山IC-前橋IC)(1980年開通)
●1990年代:ゴルフ場の建設が目立つ年代です。また、2000年以降は圏央道の鶴ヶ島JCT-川島IC開通と関越道の嵐山小川ICの開通により交通の便が良くなりました。交通の便が新たに良くなった東松山市を囲む比企の3地域に大型スーパーの開店が相次ぎました。
(1)WANBISHI関東TOSSセンター(寄居町)(2007年竣工)
(2)カインズベイシアフードセンター嵐山店(嵐山町)(2006年竣工)
(3)関越自動車道 嵐山小川IC(2004年開始)
(4)若葉駅西口(鶴ヶ島市土地区画整理)(鶴ヶ島市)(2004年供用開始)
(5)東武東上線つきのわ駅(2002年開業)
(6)嵐山花見台工業団地(1995年分譲開始)
(7)吉見長谷工業団地(吉見町)(1990年供用開始)
(8)春日工業団地(深谷市)(1990年供用開始)
●2010年代:1990年代から2000年代に掛けて、郊外に大型ショッピングモールの開店が目立ちました。主要な道路交通網が1990年代と2000年代において整備され、工場や物流施設の建設が多くみられます。(1)カインズスーパーモール川島(川島町)(2017年竣工)
(2)ライフガーデン東松山(東松山市)(2014年竣工)/ピオニウォーク東松山(東松山市)(2010年竣工)
(3)ホンダ埼玉製作所 寄居完成車工場(2012年竣工)
(4)月の輪地区(滑川町)(2011年分譲開始)
(5)ホンダ埼玉製作所 小川エンジン工場(小川町)(2009年稼動開始)
(6)首都圏中央連絡自動車道(鶴ヶ島JCT-川島IC)(2008年開通)、(川島IC-桶川北本IC)(2010年開通)
(7)なめがわ森林モール(滑川町)(2006年竣工)
●2021年(光学センサ)・2018年(レーダ):坂戸西スマートICの開通、圏央道川島ICから東側への延伸で、交通網が発達し、周辺地域に工場や物流施設の建設が多くみられます。
(1)プロロジスパーク東松山(東松山市)(2018年竣工)
(2)西吉見南部工業団地(吉見町)(2014年竣工)
(3)良品計画鳩山センター(鳩山町)(2014年竣工)
(4)東松山葛袋産業団地(東松山市)(2014年竣工)
(5)関越自動車道坂戸西スマートIC(2013年開通)/DPL坂戸(大型マルチテナント型物流施設)(坂戸市)(2020年竣工)
日時:5月18日(日) 開会午前9時40分~午後2時30分解散予定
集合:電車の方 9時10分高坂駅西口バス停前集合
車の方 9時30分物見山駐車場(岩殿観音先右手・市民の森入り口)集合
受付:物見山駐車場 持ち物:お弁当・飲み物
コース:市民の森(WC休憩)→ボッシュ林→入山谷津(昼食)→岩殿観音
参加費:500円 (保険・資料代含む) 申込電話番号はチラシをご覧ください

遅ればせながら青木の入りでウォークのメンバーに合流、ヤマノイモのむかごも大ウケだったですネ。お父さんもお母さんもトロロの味を体感。木々の紅葉、草紅葉、木の実、草の実。谷津田の秋は自然を学ぶ教材の宝庫。目で錦繍の秋を楽しみ、落ち葉を踏みしめる音で秋を知り、舌でむかごの味を、コセンダングサのひっつき虫でマジックテープのヒントを、五感で楽しんでもらうたかと。
親子観察会の大切さをあらためて。いろいろ反省もありましたが、少しはお役に立てたかと思います。メンバーでキッコウハグマをしっかりと観察でき、岩殿を満喫できました。
若いお父さん、お母さん、そして子どもたちと、花の少ないこの時期でしたが、ノハラアザミの種子(風散布)を飛ばしたり、アオツヅラフジのアンモナイトのような形の種子、カラスウリの大黒様に似た形の種子の観察など、時々歓声があがる楽しいひとときを共有しました。
ナガバジャノヒゲは、分類学上ジャノヒゲの変種として位置づけられています。ジャノヒゲは、ナガバジャノヒゲに比べると葉が明らかに短く、地下茎で横に広がっていく傾向があります。一方のナガバジャノヒゲは、地下茎をあまり出さずに、同じ場所にこんもりとした茂みをつくり続ける傾向があります。ただ、若い株だと、ジャノヒゲとの区別が難しいこともあります。(野田市『草花図鑑』)
ヒメリュウキンカが金沢市内で黄色い花を咲かせ、春の訪れを感じさせている。見た目は小ぶりでかわいらしいが、実は外来種。日本固有の種への影響はないのか心配する声が、「Your Scoop〜みんなの取材班(ユースク)」に寄せられた。専門家に聞いてみた。(鈴木里奈)ヒメリュウキンカは欧州原産。日本で特定外来生物などには指定されていない。県立自然史資料館(同市)の学芸員、中野真理子博士によると、日本の固有種を駆逐している事実は確認されていない。一九五〇年代ごろに園芸用として国内に入り、金沢市内でも一時、流行したという。葉の形が似たリュウキンカから名前が取られたが、属は異なる。英語名のセランダインとも呼ばれる。種子繁殖はせず、湿潤な場所を好み、水流や土に付いて移動。動物の移動や工事の実施などにより、人の生活圏で分布を広げている。市内ではここ五、六年ほど増加しているといい、金沢城公園や卯辰山公園といった観光地でも見られる。中野さんは「今のところ、悪さをするようには思えない」と話す一方、「どんな外来種でも、何がどうつながるか分からない。悪い影響を与えていないか気に掛けないといけない」と警鐘を鳴らす。
不安の芽摘みたい 外来種の黄色い花「ヒメリュウキンカ」を駆除する動きが、金沢市内各地で広がっている。その繁殖力の強さから、不安がる人が多いためだ。本紙が「Your Scoop〜みんなの取材班(ユースク)」に寄せられた投稿を基に分布拡大の現状を報じた後、市外での目撃情報や、除草に苦労しているという声も多数寄せられた。(鈴木里奈)四月中旬の日曜昼ごろ。金沢城公園の二の丸広場(金沢市丸の内)近くで五、六人の作業員が草むらにしゃがみこみ、ヒメリュウキンカを駆除していた。「むしっただけでは、また生えてくるから」と、スコップで花を一株ずつ丁寧に根元から掘り取った。園内で繁殖が広がっているため、金沢城・兼六園管理事務所が駆除を決めたという。ヒメリュウキンカは欧州原産の花で、湿潤な土地を好み、繁殖力が強いのが特徴。園芸用品種として国内に入り、市内でも増えていった。鈴木大拙館(同市本多町)横の散策路でも、同館の賛助会員が昨年から駆除をしている。除草後は、在来種のショウジョウバカマ、カタクリなどが再び姿を見せたという。県立自然史資料館(同市銚子町)によると、ヒメリュウキンカは土の中にある球芽(きゅうが)で繁殖するため、駆除するには土壌を全て取り除く必要があるという。環境省外来生物対策室の担当者は「ヒメリュウキンカは生態系への影響が確認されておらず、行政としてできることはない」と説明。「気になる場合は個人で対策し、防ぐしかない」と話している。
※生薬の花 ニワトコ(日本薬学会HP)
あの有名な[ハリーポッターの]物語や映画に魔法使いの杖として登場していたのがニワトコという植物です。ニワトコは山野に見られる落葉の低木です。葉は対生で、羽状の複葉は長さ15~30cmになり、花は新芽が出る春に開き、赤い果実を付けます。若葉は食用または民間薬として用いられます。生薬として利用される薬用部位は3箇所あり、茎はセッコツボク(接骨木)、葉はセッコツボクヨウ(接骨木葉)、花はセッコツボクカ(接骨木花)と、それぞれ呼びます。茎と葉は7~8月に取り、花は開花直前に採取し陰干しにして使用します。セッコツボクは粉末にしてオウバクと混ぜ、水を加えて練った物をガーゼに塗り、打撲傷やうち身に用いられます。セッコツボクヨウとセッコツボクカは煎じて服用することで利尿を目的に使われています。
●ニワトコは古くから人の生活と関わりをもってきました。果実で酒を造る、小正月の飾り付けに使う、湿布薬として使うなど、また、魔除けとしても用いられていたそうです。変わったところでは、ニワトコを切って枯らし、そこに生えるキクラゲを収穫するというのもあります。
●ニワトコは日本と朝鮮半島に分布する植物ですが、その近縁種は世界のいたるところに生育しています。 ヨーロッパに生育するセイヨウニワトコはドイツやオーストリアでは、とてもポピュラーな植物で、 庭先などによく植えられています。
ドイツ語でホルンダー(Holunder)と呼ぶのですが、花や実からシロップを作り、 風邪の時や飲み過ぎの後に飲んだり、単に水やソーダで薄めて清涼飲料水として飲んだりします。 今日でもホルンダーブリューテンシロップといって家庭で作りますし、瓶詰めの製品も売られています。
香りが素敵なこのシロップは日本のニワトコの花でも作ることができます。ニワトコの花に、レモン汁を加え煮沸した砂糖液をかけて1~2日間おき、ろ液を煮沸すればできあがり。30分もかかりません。

要約:キク科のキッコウハグマは花冠をもち開花して他家受粉を行う開放花と、開花せずに蕾の状態で自家受粉を行う閉鎖花の形態の異なる 2 種類の花を秋のほぼ同時期につける。東京都八王子市廿里町の多摩森林科学園において、2014 年度~2015 年度の 2 年間にわたりキッコウハグマの生育過程や 2 形の花の形成特性について個体標識を行うことで調べた。キッコウハグマの葉は根生葉状であり、茎を伸ばして花をつけること、茎は 5 cm 程度の短いものから 35 cm と長いものまで変異が大きいことが明らかになった。開放花のみをつける茎、開放花と閉鎖花の両方をつける茎、および閉鎖花のみの茎の 3 種類が見られた。開放花をつけた茎は長さが 5 cm ~15 cm と比較的短く、一方、それより長い茎には主に閉鎖花が見られた。さらに、開放花と閉鎖花の両方が見られた茎では、開放花は茎の下部に、閉鎖花は上部に位置することが明らかになった。花全体の頭花数においては、開放花は閉鎖花の 1 割程度と少数であり、さらに結実の割合も開放花では低く、キッコウハグマはその繁殖の大部分を閉鎖花に依存していると考えられる。
