岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

岩殿谷津田自然くらぶ

5/18、自然観察会お知らせ 5月13日

5月18日(日曜日)開催される岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会のお知らせです。
初夏の花咲く丘陵・柳絮舞う谷津田
ー樹の花・野の花・訪花昆虫を学ぶー
林縁・林床のコアジサイ・ウツギ・ヤブデマリ・ガマズミ
  斜面に咲くシソバタツナミ・畦地の湿性植物たち

自然観察会(20250518)チラシ

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日時:5月18日(日) 開会午前9時40分~午後2時30分解散予定
集合:電車の方 9時10分高坂駅西口バス停前集合
    車の方 9時30分物見山駐車場(岩殿観音先右手・市民の森入り口)集合
受付:物見山駐車場 持ち物:お弁当・飲み物  
コース:市民の森(WC休憩)→ボッシュ林→入山谷津(昼食)→岩殿観音
参加費:500円 (保険・資料代含む) 申込電話番号はチラシをご覧ください

ヤブデマリ(ガマズミ科)
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ゴウソ・ヒメゴウソ(カヤツリグサ科)
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ツボミオオバコ(オオバコ科)
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チガヤ(イネ科)
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アヤメ(アヤメ科)
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森林インストラクター自然観察会 5月6日

雨の中実施された埼玉森林インストラクターの皆さんの自然観察会(講師:二宮靖男さん)に参加し、市民の森(物見山駐車場~ボッシュ林四阿)と高坂丘陵地区の松風公園(キンラン、ギンラン)を見学しました。
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岩殿谷津田の希少な自然 魅力を伝える(岩殿谷津田自然くらぶ 二宮靖男)
 十年ほど前、縁あって岩殿丘陵・谷津田が定点観測のフィールドの一つに加わった。この谷津田は九十九川沿いを辿って、奥まった源流付近、市民の森とボッシュ林に挟まれた谷津のどん詰まりの地点にある。近くに入山沼があることから入山谷津ともいう。ここはかつての棚田、今はほぼ耕作放棄地となっているエリアで、保全活動をしている岩殿満喫クラブ代表の依頼で、2016年から毎月1回、おおよそ70回の植生調査をしてきた。そして23年、植生調査の成果を基に「自然観察を通して岩殿谷津田の魅力を発信する」ことを活動目標として「岩殿谷津田自然くらぶ」を立ち上げることとなった。24年11月16日、岩鼻運動公園で開かれた東松山市の第1回産業祭では、同じフィールドで活動する「市民の森保全クラブ」、「岩殿満喫クラブ」とも連携、ブースを共有してパネル写真、標本の展示、シュロバッタづくりで市民と交流する機会も得た。首都圏近郊では希少な存在の谷津田。そこには斜面林、林縁のマント群落、そで群落、作業道、畔地、棚田の名残をとどめる休耕田、耕作放棄地で、わずかに残る田畑がある。これらの多様性のある里山の環境は多くの希少な植物、生きものたちが棲息する希少な空間となっている。
 四季折々の谷津田の風景、植物、生きものたちとの出会い、フィールドで得た感動、発見は多々あるが、ここでは春夏秋冬の風景を以下、一口メモでお伝えしたい。
◇岩殿谷津田の四季
《春》ヤマザクラ、コナラが描く山笑う色彩のグラデーション。畔地には、レンゲ、タンポポ、スミレソウ。カラス、スズメの交雑カスマグサ。休漁にはニオイタチツボ、畔地にはノジスミレ。《初夏》深緑の5月になるとキンラン、ギンラン。下旬にはマルバヤナギの柳絮が谷津に小雪のように舞い、尾根のアカマツ林からは晴れ間に聞こえるハルゼミの「ギーギー」、「ムゼームゼー」の合唱。田んぼからはシュレーゲルアオガエルが、巻き舌ふうに「キリリッ、キリリッ」と鳴く。《晩秋》斜面露頭に小さなキッコウハグマの希少な開放花がひっそりと咲く。葉は亀甲、花冠には各々3個の小花、先は5つに深く裂ける。カラスウリ、スズメウリ、ノササゲ、サルトリイバラ、ツルウメモドキ、陽光に輝くトパーズ色のヘクソカズラだって美しい。林縁は色とりどりの抱石の如し。カラフルなつる植物の世界。《冬》「冬山惨淡として眠るがごとし」冬の訪れを告げるふわふわと飛ぶ雪虫。名はケヤキフシアブラムシ。落ち葉の上を雌のフェロモンに誘われ、ひらひら舞うのはクロスジフユエダシャク。田面には湿性植物のロゼット。冬越しの生きものたちはとても健気。
※これまでの植物調査、植物観察会時に二宮さんが撮影した生き物、谷津景観等の写真は、当ブログのカテゴリー「自然観察会」、「岩殿グループ写真館」、「植物調査」に掲載しています。

自然観察会 4月20日

岩殿谷津田くらぶの自然観察会が開かれました。
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美しいウグイスのさえずりとおしゃべりの騒がしきガビチョウの鳴き声が新緑のグラデーションの岩殿入山谷津で聞かれました。季節の移ろいを五感で感じた一日でした。
ガビチョウはなかなかしかと顔姿がみられませんが、こんな顔をしています。
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ウグイスのさえずりは美声でしたネ。ウグイスはオオルリ、コマドリと並ぶ「日本三鳴鳥」、山梨県、福岡県の県鳥。ちなみに埼玉県の県鳥はシラコバト。

ゴンズイの木に群がるアブラムシ。ゴンズイノフクレアブラムシです。
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キンラン属(キンラン、ギンラン、ササバギンラン)の同定について
キンラン属の生育環境・樹林管理について
これまでの4月の岩殿植物調査(岩殿グループ写真館)から
    ⇒22年4月9日
加倉井範子さんの岩殿植物調査レポート&写真(ブログ『環感クラブ』記事)

市庁舎前の薄墨桜 4月9日

東松山市役所の庁舎前庭の薄墨桜。
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1997年、第20回日本スリーデーマーチ記念大会を祝して、当時105歳の双子、成田きんさんと蟹江ぎんさんが植樹した、岐阜県根尾村(現・本巣市)から贈られた国指定天然記念物「根尾谷淡墨桜』の苗木が大きく育ちました。写真提供:岩殿谷津田自然くらぶ小河さん

根尾谷淡墨桜2025 (『太陽と風と雲の下で。note版! by zen』2025年4月7日記事)
 


谷津田の生きものの生態を学ぶ 4月6日

岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会。日本生態系協会グランドデザイン総合研究所主任研究員齋藤創さんを講師に『谷津田の生きものの生態を学ぶ ~昆虫・クモなど生きものの蠢き~』を実施しました。
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YouTube登録チャンネル『NPO法人エコ.エコ kaerunomaru』から「昆虫博士になろう」シリーズ
  

市民の森イベントに参加 11月17日

市民の森で行われた『自然学習ウォーキング 市民の森であそぼう!』で森の自然観察会をしました。
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遅ればせながら青木の入りでウォークのメンバーに合流、ヤマノイモのむかごも大ウケだったですネ。お父さんもお母さんもトロロの味を体感。木々の紅葉、草紅葉、木の実、草の実。谷津田の秋は自然を学ぶ教材の宝庫。目で錦繍の秋を楽しみ、落ち葉を踏みしめる音で秋を知り、舌でむかごの味を、コセンダングサのひっつき虫でマジックテープのヒントを、五感で楽しんでもらうたかと。
親子観察会の大切さをあらためて。いろいろ反省もありましたが、少しはお役に立てたかと思います。メンバーでキッコウハグマをしっかりと観察でき、岩殿を満喫できました。
若いお父さん、お母さん、そして子どもたちと、花の少ないこの時期でしたが、ノハラアザミの種子(風散布)を飛ばしたり、アオツヅラフジのアンモナイトのような形の種子、カラスウリの大黒様に似た形の種子の観察など、時々歓声があがる楽しいひとときを共有しました。

東松山産業祭参加 11月16日

東松山市の岩鼻運動公園で開催された東松山産業祭にシュロバッタ作りで参加しました。
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シュロの葉を集める 11月6日

11月16日(土曜日)に岩鼻運動公園(東松山市大字松山2681番)で開かれる『東松山産業祭』の環境ブースに岩殿満喫クラブ・岩殿谷津田自然くらぶは「写真・標本で学ぶ入山谷津の自然&シュロバッタ作り」、市民の森保全クラブは「市⺠の森のナラ枯れとその対策について」で出店します。今日はシュロバッタの葉を集めました。入山沼堰堤近くの学びの道の下に1本生えていますが樹高が高くて手が届かないので児沢家でいただきました。ワジュロです。
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こちらはトウジュロです。
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※平田美紗子さんの樹木漫画『新・リン子の絵日記 1』から「シュロ
※生態系と物質の循環において重要なはたらきをする菌類の生態
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シュロの葉のバッタつくり 10月20日

市民の森・見沼グリーンセンター(さいたま市北区見沼2-94)で開催されたさいたま市みどりの祭典2024さいたま市みどり愛護会の草木グッズつくりコーナーシュロの葉のバッタつくりを見学しました。岩殿谷津田自然くらぶ事務局のメンバーが参加しています。
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YouTubeには「シュロの葉でバッタをつくる」動画が多数アップされています。
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山田辰美さんの『草花・葉っぱ・木の実で作る 自然遊び入門』(静岡新聞社、2015年)。自然素材を使った遊びやクラフトなど122点を収録。トノサマバッタとショウリョウバッタの作り方が紹介されています。
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11月16日(土曜日)に岩鼻運動公園(東松山市大字松山2681番)で開かれる『東松山産業祭』の環境ブースに岩殿満喫クラブ・岩殿谷津田自然くらぶは「写真・標本で学ぶ入山谷津の自然&シュロバッタ作り」、市民の森保全クラブは「市⺠の森のナラ枯れとその対策について」で出店します。シュロバッを作ってみませんか。

『キノコ、粘菌、カビを学ぶ』研修会(10月13日)

10月13日(日曜日、10:00〜12:30)、岩殿谷津田自然くらぶの『きのこ、粘菌、カビを学ぶ』研修会を高坂丘陵市民活動センターで実施します。講師は板垣ひよりさんです。
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岩殿谷津田自然くらぶ自然観察会中止 7月19日

 7月21日に開催を予定していましたが、熱中症警戒アラートがでているので中止します。次回は8月18日(日曜日)です。

岩殿谷津田自然くらぶの7月の自然観察会
 日時:7月21日(第3日曜日)
 集合:①9時10分
             高坂駅(東武東上線)西口バス停2番
             ②9時40分(車の方)
             物見山公園駐車場
 参加費:500円(会員は無料)
 持ち物:お弁当、飲み物、ルルーペ(あれば)、雨具、保険証など
 テーマ:緑滴る岩殿丘陵入山谷津の植物・生きものたち
 市民の森

これまで7月に実施した観察会のブログ記事
 (環感クラブの記事には当日、加倉井さんが撮影した写真が多数掲載されています)

岩殿谷津田の観察会等の記録は当ブログのカテゴリー岩殿グループ写真館(2021年12月~)植物調査(2015年9月28日~23年11月7日)でご覧ください。一部重複しています。

エゴの葉の揺りかご 6月13日

エゴツルクビオトシブミ(甲虫目オトシブミ科)のメスはエゴノキの葉に切れ目をいれ、それを丸めて揺籃(揺りかご)を作り中に卵を1個生みます。孵った幼虫はこの揺籃の1枚の葉を食べて成虫になります。
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エゴツルクビオトシブミ(甲虫目オトシブミ科)
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オトシブミのゆりかごづくりその1)、(その2)(『自然観察大学ブログ』2013年4月19日記事)

アシナババエ(ハエ目アシナガバエ科)の仲間
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岩殿グループ写真館(2024.06.09)③

ミズタマソウ(アカバナ科)
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ミズタマソウ

キンラン(ラン科)
キンラン

ゴンズイ(ミツバウツギ科)
ゴンズイ

ヤナギイノコヅチ(ヒユ科)
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ヤナギイノコヅチ

シロダモ(クスノキ科) 常緑樹 折れ枝の枯れ葉
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シロダモ枯れ枝

クサイチゴハケフシ
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センニンソウ類サビ病
サビ病

カノコガ(ヒトリガ科)
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ベニシジミ(チョウ目シジミチョウ科)
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ダイミョウセセリ(チョウ目セセリチョウ科)
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ハラビロトンボ(トンボ科ハラビロトンボ属) メス
ハラビロトンボ

ヤナギルリハムシ(コウチュウ目ハムシ科)
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ヤナギルリハムシ

ゴマダラカミキリ(カミキリムシ科)
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ゴマダラカミキリ

世界の侵略的外来種ワースト100 ツヤハダゴマダラカミキリ(国立環境研究所『侵入生物データベース』)
①はじめに、②ツヤハダゴマダラカミキリってどんな虫?(分布、寄生植物、生態、海外での被害状況)モニタリング手法 ③いつ、どんなところで探すの・・・、④どんな樹木を観察するの・・・、➄ツヤハダゴマダラカミキリの痕跡を探します(脱出孔、産卵痕、フラス)、⑥上記③の痕跡が見つかり、ツヤハダゴマダラカミキリによる被害が疑われる樹木では、更に成虫が居ないか探します(形態、在来種ゴマダラカミキリとの見分け方)、⑦ツヤハダゴマダラカミキリによる被害木と確認された樹木や強く疑われる樹木は、樹木の内部に潜む卵、幼虫等を以下の方法で確実に駆除します(被害木の確認、伐倒駆除、薬剤防除、捕殺) 参考①農林水産省の病害虫リスクアナリシス(PRA)報告書による寄主植物 参考②ツヤハダゴマダラカミキリの発生情報(2020年以降~24年1月26日現在)埼玉県は白岡市、松伏町、飯能市の3か所)
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在来種ゴマダラカミキリとの見分け方

①ゴマダラカミキリは胸部に2つの白紋があるが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない。

②ゴマダラカミキリは上翅基部の表面がボツボツしているが、ツヤハダゴマダラカミキリは滑らか。

③ゴマダラカミキリは白色軟毛があり白くなっているが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない。

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ゴマダラカミキリとの関係(愛知県HP)
愛知県を含め、日本には在来のゴマダラカミキリが生息しています。ツヤハダゴマダラカミキリはゴマダラカミキリの近縁種であり、両種の姿はとてもよく似ています。
【主な形態の違い】
・ゴマダラカミキリは前胸部に1対の白斑がある(個体によっては非常に薄い場合がある)が、ツヤハダゴマダラカミキリにはない
・ゴマダラカミキリは前翅のつけ根に細かい突起や点刻があるが、ツヤハダゴマダラカミキリは滑らか
・ゴマダラカミキリは小盾板(左右の前翅のつけ根の間にある三角形の部分)に白斑があるが、ツヤハダゴマダラカミキリにはない
【生態・影響の違い】
 ゴマダラカミキリもミカン類やイチジクの害虫として知られていますが、ゴマダラカミキリは幼虫が樹木の根際のみを食害するのに対し、ツヤハダゴマダラカミキリは地上2~5mという高い位置の主幹まで加害することや、やや弱った樹木を加害する傾向があることなどから、樹木へ与える被害はより深刻になります。また、ゴマダラカミキリと異なり、ツヤハダゴマダラカミキリは侵入が樹木の少ない都市部に限定されているため[愛知県では?]、生息密度が高くなる(限られた樹木に被害が集中する)ことで樹木を枯らす可能性がより高くなります。


2021年10月に埼玉県内でツヤハダゴマダラカミキリの発生が確認されました。ツヤハダゴマダラカミキリは多種類の樹木を加害することが知られ、海外では植栽樹等に甚大な被害を及ぼしています。また、本虫は国内にまん延した場合に有用な植物に重大な損害を与えるおそれがあるとして、農林水産省が定める国の重要病害虫に指定されています。これまで国内で本虫による農作物への被害は確認されておりませんが、本虫はバラ科リンゴ属やナシ属などの果樹類等に拡散することが懸念されます。特に、本県では梨の生産が盛んであり、本虫による被害が生じないよう注意が必要です。…… 
・特徴 成虫の体長 約20~35mm

・生態 幼虫はしばらく樹木の内部で過ごし、成虫になると樹から出てくる。成虫は5~10月に出現し、産卵を行う。

・被害 幼虫が樹木内に侵入して樹木内部を食害する。被害が進行すると樹が壊死し、倒木等の危険が生じる。

・自然分布 大陸中国(香港含む)~朝鮮半島

・寄宿植物 トチノキ属、ニレ属、カエデ属、ヤナギ属、リンゴ属、ナシ属、サクラ属など

  ツヤハダゴマダラカミキリについて(埼玉県)つや肌ゴマカミキリ拡散防止のための措置の例(埼玉県)

岩殿グループ写真館(2024.06.09)②

ヌカボ(イネ科)
ヌカボ

マルバヤナギ(アカメヤナギ)(ヤナギ科)
マルバヤナギ

イグサ(イグサ科)
イグサ

ゴウソ(カヤツリグサ科)
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ノビル(ヒガンバナ科)
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ノハラアザミ(キク科)
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ノハラアザミ(野田市HPの「草花図鑑」から)
虫さんが来たら花粉を出す ノハラアザミをはじめとするアザミの仲間は、開花してもすぐに花粉を出しません。花に何かが触れたという刺激を検知してから初めて、花粉を出します。つまり虫さんが花にくるタイミングを見計らって花粉を出しているのです。効率よく虫さんに花粉を託すための作戦なのでしょう。ただ1つの花が刺激を検知するのは一回きり。花粉を出すと雄しべは役目を終え、今度は雌しべが顔を出します。

ドクダミ(ドクダミ科) 総苞片・順次開葉
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ドクダミ総苞片ドクダミ順次開葉
ドクダミ 毒矯み 毒を抑えること


五色ドクダミ
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ノイバラ(バラ科) 托葉
ノイバラ托葉2ノイバラ托葉

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ノイバラ:葉は長さ6~14cmの奇数羽状複葉で互生する。葉柄は約1.5cm。小葉は3~4対。頂小葉は側小葉より少し大きく、最も下の側小葉が最も小さい。側小葉は長さ 2~5cmの卵形~長楕円形。先端は短く尖り、基部は鈍形または円形。葉縁には鋭いきょ歯がある。小葉は薄くて柔らかく、表面は緑色で無毛または、短毛を散生し、ややシワが目立つ。裏面と葉軸は淡緑色で軟毛が密生し、ときに腺毛が混じる。葉軸には小さい棘がある。葉柄の基部にある托葉は葉柄に合着し、縁はクシの歯状に切れこみ、赤い腺を多数つける。新枝は緑色で、のち褐色を帯びる。托葉の基部に根元が扁平になった鉤形の鋭い棘が対になって生える
テリハノイバラ:葉は長さ 4~9cmの奇数羽状複葉で互生。小葉は2~4対。小葉柄はほとんどない。頂小葉と側小葉はほぼ同じ大きさで、葉身は 長さ 1~2cm、幅 0.7~1.5cm の広倒卵形~倒卵状楕円形。先端はまるいものが多いが尖るものもある。縁には粗いきょ歯がある。托葉は緑色で、面状部分が広いのが特徴、縁にはきょ歯があり先端は腺になる。
④葉は革質で厚く、小葉の表面は深緑色、裏面は帯黄緑色で、両面とも無毛で光沢がある。葉軸には腺毛や棘がある。 枝は無毛で、長さ0.3~0.5cmの鉤形の棘がある。(『葉と枝による樹木検索図鑑』HP)
コナスビ(サクラソウ科)
コナスビ

ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
ハエドクソウ

サジガンクビソウ(キク科)
サジガンクビソウ

チゴユリ(イヌサフラン科)
チゴユリ

ツタ(ブドウ科)
ツタ

オオチドメグサ(セリ科)
オオチドメグサ

ヤマザクラ(バラ科) 実
ヤマザクラ実

エゴノキ(エゴノキ科)
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イロハモミジ(ムクロジ科)
イロハモミジ

エナシヒゴクサ(カヤツリグサ科)
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エナシヒゴクサ(『野の花賛歌 ー 自然の姿を追って』HP)

コウヤワラビ(コウヤワラビ科)
コウヤワラビ

サルナシ(マタタビ科)
サルナシ

岩殿グループ写真館(2024.06.09)①

岩殿谷津田自然くらぶの6月の自然観察会を実施しました。
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テリハノイバラ(バラ科)
テリハノイバラ

アカシデ(カバノキ科) 葉の尾状突起
アカシデ尾状突起

ウリカエデ(ムクロジ科)
ウリカエデ

オカトラノオ(サクラソウ科)
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ニガナ(キク科)
ニガナ

ヤマウルシ(ウルシ科)
ヤマウルシ

ミツバアケビ(アケビ科)
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ミツバアケビ(野田市HPの「草花図鑑」)
  • 雑木林とその周辺に普通に生え、旺盛につるをのばしてあちこちに絡みつくように育っています。さらに地下茎を横走ながら広がっていき、株の全容がつかめないほどになります。同じ仲間のアケビといっしょに生えていることも多く、アケビとの間にゴヨウアケビという雑種をつくります。
  • 三葉の名のとおり、小葉は3枚です。葉のふちには波打つような切れこみが入ります。落葉樹ではありますが、冬も葉が残っていることも珍しくありません。
  • 花期は春で、芽吹きとともに開花します。雌雄同株ですが、雄花と雌花があります。雌花は1個から3個で花茎の根もとにつきます。雄花は多数で、花茎の先のほうに穂になってつきます。花色はアケビに比べると濃く、ワインレッドのような色です。
  • なかなか果実ができない アケビもミツバアケビも、たくさん生えているのにもかかわらず、果実はなかなか見られません。これは結実するためには、ちがう株からの花粉がつかないとダメという性質があるためです。アケビ類は、林内のほうぼうからつるが出ていて、何株もあるようでも、じつは全部地下茎でつながっていて、1つの株しかないということも珍しくありません。そのため、結実できる場所は意外に少ないのです。
サルトリイバラ(サリトリイバラ科)
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クリ(ブナ科) 雄花・雌花
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クリ雄花雌花

コモチマンネングサ(ベンケイソウ科)
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コモチマンネングサ(野田市HPの「草花図鑑」)
  • やや湿った日当たりの良い場所に生育します。特に水田のあぜや沼べりなどに多く見られる傾向があります。茎や葉は分厚く水分を蓄える構造になっているため、乾燥にもよく耐えます。
  • 葉は小さくて丸っこく厚みがあります。株はぶちぶちとちぎれやすいのですが、ちぎれた枝からも簡単に発根して復活することができます。屋上緑化などに使われる多肉植物のセダムと同じ仲間です。
  • 初夏に黄色い花をいくつも咲かせます。ただしタネはできません。花後に果実っぽいものが残ることもありますが、次第にしぼんでいき、脱落してしまいます。
  • タネの代わりに…… タネができない代わりに、花後、葉のわきにいくつもの子株をつくります。この子株は成熟すると親株からぽろっとはずれて、土の上に落ちます。やがて発根し、そこから新しい株として育っていくのです。コモチマンネングサの子持ちは、この様子から来ています。親株は、子株が成熟すると枯れてしまいます。子株から育った苗が越冬して、翌年花を咲かせるのです。
ヒメコウゾ(クワ科)
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ヒメゴウソ(『西宮の湿性・水生植物』2014年3月16日記事)

ハキダメギク(キク科)
ハキダメギク

ヒメゴウソ(カヤツリグサ科)
ヒメゴウソ

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ヒロバギシギシ(エゾノギシギシ)(タデ科) 外来種
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ミズキ(ミズキ科)
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ネムノキ(マメ科)
ネムノキ
物見山駐車場で午前10時頃撮影。
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場所は違いますが、午後5時半頃のネムノキ。葉が閉じてきています(⇒2024年6月11日記事)。

イヌシデ(カバノキ科)
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岩殿グループ写真館(2024.05.19)③

ヤマシロオニグモ(コガネグモ科)
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大柄な円網を垂直に張り、昼間も網の上にいるクモ。

マイマイガ(ドクガ科)幼虫
※当ブログの2021年6月5日記事

ダイミョウセセリ(セセリチョウ科)
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キイロホソガガンボ(ガガンボ科)
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イチモンジカメノコハムシ(ハムシ科)
24853
ムラサキシキブ、ヤブムラサキを食草とする。
この時期の観察会の常連

シモフリコメツキ(コメツキムシ科)
24857

ルリタテハサトキマダラヒカゲクロヒカゲ(タテハチョウ科)
248672486924870

ヒメホシカメムシ(オオホシカメムシ科)
24819

アゲハチョウ(アゲハチョウ科)幼虫
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ヒゲナガハナノミ(ナガハナノミ科)
24898

カシノナガキクイムシ(ナガキクイムシ科)
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センニンソウ類さび病
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センニンソウ(キンポウゲ科)さび病 虫こぶではない
※「センニンソウさび病」でGoogle検索(画像
センニンソウのさび病(『かぜくさブログ』2018年6月3日記事)
センニンソウ類さび病(インターネット版日本植物病害大事典・病害新情報)

岩殿グループ写真館(2024.05.19)②

ネジキ(ツツジ科)
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トウゴクシソバタツナミ(シソ科)
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コアジサイ(アジサイ科)
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ヒトクチタケ(サルノコシカケ科)
24854

※アカマツ枯死木のヒトクチタケ→2023年12月15日記事12月27日記事

岩殿グループ写真館(2024.05.19)①

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5月19日、岩殿谷津田自然くらぶの定例観察会にご参加ありがとうございました。
バスを下りると物見山の林縁のツル性植物のテイカカズラが白いスクリューのような花をたくさんつけて迎えてくれました。市民の森影に向かう道沿いや物見山駐車場に下りる草地には、イネ科、カヤツリグサ科の植物が全盛、ニガナの花や苔からは美しいキノコが顔を覗かせできました。林縁には比企丘陵ならではのビロードの葉陰に咲くヤブムラサキの花、エゴノキ、ガマズミ、オトコヨウゾメ、マルバウツギなど樹の花を満喫、市民の森の緑滴る林内、林床には初夏の花が溢れていました。虫たちも多く見られました。あずま屋では、カシナガトラップから採取したカシナガ(カシノナガキクイムシ)をみんなでルーペで覗き♂♀の差異についてもじっくり観察しました。初めて見る話題の悪役カシナガで大いにもりあがりました。休憩後は、入山沼に通じるハイキングコースの斜面でトウゴクシソバタツナミの花を鑑賞、随所で美しい東国の紫蘇葉の浪立つ花見られたのは嬉しいことでした。谷津田ではボッシュ林斜面を覆うコアジサイの群落にも感嘆しました。以下、画像レボをアップいたします。(二宮靖男)

テイカカズラ(キョウチクトウ科)
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カモジグサ(イネ科)
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カモガヤ(イネ科)
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スズメノチャヒキ(イネ科)
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ヤブムラサキ(シソ科)
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エゴノキ(エゴノキ科)
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コウガイゼキショウ(イグサ科)
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アゼナルコ(カヤツリグサ科)
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ミズゴケ(ミズゴケ科)
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ガマズミ(ガマズミ科)
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ハルジオン(キク科)
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ニガナ(キク科)
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自然観察会 3月24日

岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会を22名参加で実施しました。
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ジャノヒゲ(クサスギカズラ科)
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ナガバジャノヒゲは、分類学上ジャノヒゲの変種として位置づけられています。ジャノヒゲは、ナガバジャノヒゲに比べると葉が明らかに短く、地下茎で横に広がっていく傾向があります。一方のナガバジャノヒゲは、地下茎をあまり出さずに、同じ場所にこんもりとした茂みをつくり続ける傾向があります。ただ、若い株だと、ジャノヒゲとの区別が難しいこともあります。(野田市『草花図鑑』)
ヒメリュウキンカ(キンポウゲ科)
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ヒメリュウキンカ 小ぶりの黄色い花 実は!外来種 金沢で分布拡大
  中日新聞Web 2021年3月21日 05時00分 (3月21日 13時23分更新)
ヒメリュウキンカが金沢市内で黄色い花を咲かせ、春の訪れを感じさせている。見た目は小ぶりでかわいらしいが、実は外来種。日本固有の種への影響はないのか心配する声が、「Your Scoop〜みんなの取材班(ユースク)」に寄せられた。専門家に聞いてみた。(鈴木里奈)
 ヒメリュウキンカは欧州原産。日本で特定外来生物などには指定されていない。県立自然史資料館(同市)の学芸員、中野真理子博士によると、日本の固有種を駆逐している事実は確認されていない。
 一九五〇年代ごろに園芸用として国内に入り、金沢市内でも一時、流行したという。葉の形が似たリュウキンカから名前が取られたが、属は異なる。英語名のセランダインとも呼ばれる。
 種子繁殖はせず、湿潤な場所を好み、水流や土に付いて移動。動物の移動や工事の実施などにより、人の生活圏で分布を広げている。市内ではここ五、六年ほど増加しているといい、金沢城公園や卯辰山公園といった観光地でも見られる。
 中野さんは「今のところ、悪さをするようには思えない」と話す一方、「どんな外来種でも、何がどうつながるか分からない。悪い影響を与えていないか気に掛けないといけない」と警鐘を鳴らす。
繁殖力強い外来種「ヒメリュウキンカ」 金沢市内各地で駆除の動き
  中日新聞Web2021年5月4日 05時00分 (5月4日 11時44分更新)
不安の芽摘みたい 外来種の黄色い花「ヒメリュウキンカ」を駆除する動きが、金沢市内各地で広がっている。その繁殖力の強さから、不安がる人が多いためだ。本紙が「Your Scoop〜みんなの取材班(ユースク)」に寄せられた投稿を基に分布拡大の現状を報じた後、市外での目撃情報や、除草に苦労しているという声も多数寄せられた。(鈴木里奈)
 四月中旬の日曜昼ごろ。金沢城公園の二の丸広場(金沢市丸の内)近くで五、六人の作業員が草むらにしゃがみこみ、ヒメリュウキンカを駆除していた。「むしっただけでは、また生えてくるから」と、スコップで花を一株ずつ丁寧に根元から掘り取った。園内で繁殖が広がっているため、金沢城・兼六園管理事務所が駆除を決めたという。
 ヒメリュウキンカは欧州原産の花で、湿潤な土地を好み、繁殖力が強いのが特徴。園芸用品種として国内に入り、市内でも増えていった。
 鈴木大拙館(同市本多町)横の散策路でも、同館の賛助会員が昨年から駆除をしている。除草後は、在来種のショウジョウバカマ、カタクリなどが再び姿を見せたという。
 県立自然史資料館(同市銚子町)によると、ヒメリュウキンカは土の中にある球芽(きゅうが)で繁殖するため、駆除するには土壌を全て取り除く必要があるという。環境省外来生物対策室の担当者は「ヒメリュウキンカは生態系への影響が確認されておらず、行政としてできることはない」と説明。「気になる場合は個人で対策し、防ぐしかない」と話している。 
ニワトコ(ガマズミ科)の花芽(割れて花穂と新葉が出てくるので混芽)
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ニワトコのふゆめ開いて、春弥生

生薬の花 ニワトコ(日本薬学会HP)

あの有名な[ハリーポッターの]物語や映画に魔法使いの杖として登場していたのがニワトコという植物です。ニワトコは山野に見られる落葉の低木です。葉は対生で、羽状の複葉は長さ15~30cmになり、花は新芽が出る春に開き、赤い果実を付けます。若葉は食用または民間薬として用いられます。生薬として利用される薬用部位は3箇所あり、茎はセッコツボク(接骨木)、葉はセッコツボクヨウ(接骨木葉)、花はセッコツボクカ(接骨木花)と、それぞれ呼びます。茎と葉は7~8月に取り、花は開花直前に採取し陰干しにして使用します。セッコツボクは粉末にしてオウバクと混ぜ、水を加えて練った物をガーゼに塗り、打撲傷やうち身に用いられます。セッコツボクヨウとセッコツボクカは煎じて服用することで利尿を目的に使われています。

ニワトコ(東京学芸大学『学芸の森』)

●ニワトコは古くから人の生活と関わりをもってきました。果実で酒を造る、小正月の飾り付けに使う、湿布薬として使うなど、また、魔除けとしても用いられていたそうです。変わったところでは、ニワトコを切って枯らし、そこに生えるキクラゲを収穫するというのもあります。

●ニワトコは日本と朝鮮半島に分布する植物ですが、その近縁種は世界のいたるところに生育しています。 ヨーロッパに生育するセイヨウニワトコはドイツやオーストリアでは、とてもポピュラーな植物で、 庭先などによく植えられています。
ドイツ語でホルンダー(Holunder)と呼ぶのですが、花や実からシロップを作り、 風邪の時や飲み過ぎの後に飲んだり、単に水やソーダで薄めて清涼飲料水として飲んだりします。 今日でもホルンダーブリューテンシロップといって家庭で作りますし、瓶詰めの製品も売られています。
香りが素敵なこのシロップは日本のニワトコの花でも作ることができます。ニワトコの花に、レモン汁を加え煮沸した砂糖液をかけて1~2日間おき、ろ液を煮沸すればできあがり。30分もかかりません。

観察会(3月24日)下見・打ち合わせ 3月11日

岩殿谷津田自然くらぶが3月24日(日曜日)に実施する自然観察会『山笑う春の岩殿丘陵 里山散策』の下見と打ち合わせを実施しました。
自然観察会チラシ(0324)

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アカシデメムレマツカサフシ
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アカシデ/メ/ムレ/マツカサ/フシ
アカシデの冬芽にフシダニの一種が寄生してできる虫こぶ
c.f アカシデメフクレフシ(『ディックの花通信』2020年4月2日記事)
イヌシデメフクレフシ Acalitus sp.(鈴木雅大さんの『生きもの好きの語る自然誌』2020年4月18日記事)
アカシデメムレマツカサフシ Acalitus sp.(鈴木雅大さんの『生きもの好きの語る自然誌』2020年4月18日記事)

自然観察会(3/24)下見 2月20日

3月24日(日曜日)に実施する岩殿谷津田自然くらぶの観察会の下見を二宮さん、小河さん、玉置さんとしました。
ニュースレター第14号
(環境基本計画市民推進委員会『ひがしまつやまニュースレター』14号から)

今日は埼玉県平和資料館(埼玉ピースミュージアム、1993年開館)の展望塔に上り、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の地球観測センター(1978年設立)にも行きました。
平和資料館は前回12月27日には休館中でしたが、今日は藤本一美さんの山の鳥瞰図(1996年)を見ながら展望室(海抜147.5m)からの眺めを満喫できました。
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岩殿グループ写真館(2023.12.27)① 1月2日

12月27日、物見山公園、正法寺、入山谷津で3月24日(日曜日)に実施する自然観察会の下見をしました。
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キチジョウソウ(キジカクシ科)
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ヤマコウバシ(クスノキ科)
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サザンカ(ツバキ科)
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ヒイラギ(モクセイ科)
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シロダモ(クスノキ科)
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スズメウリ(ウリ科)
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オギ(イネ科)
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岩殿グループ写真館(2023.12.27)② 1月2日

オオアレチノギク(キク科)、キツネアザミ(キク科)
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キッコウハグマ(キク科)
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マルバアオダモ(モクセイ科)
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カワラタケ(担子菌類、サルノコシカケ科)(タマチョレイタケ科)(タコウキン科
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※佐々木史「カワラタケの里山における栽培技術の開発」(『とやま森林研究所たより』№19、2018年5月)
「椎茸栽培」原木栽培の基礎とほだ木の作り方(『なりゆきDIY』2017年2月記事)

ヒイラギモクセイ(モクセイ科)ヒイラギとギンモクセイの交雑種
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ヘリグロテントウノミハムシの食害
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成虫の縁は黒くテントウムシに似て人が近づくと跳躍して逃げるので「ノミ」のようだということから名付けられたものです(株式会社宮城閑居保全研究所HP)。

イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ科)
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イセリヤカイガラムシ(和歌山県HP)
加害部位:葉、枝、樹幹部に寄生し、多発した場合は樹勢の低下や枝枯れを引き起こす。また甘露を分泌し、すす病を誘発する。ヤノネカイガラムシ等と異なり移動する。 卵胎生であり、1世代目で400、2世代目で1600、3世代目で200匹の幼虫を産出する。
年間発生回数:1世代目が5月上・中旬、2世代目が7月上・中旬、3世代目が9月~11月に発生。温暖地域では幼虫・成虫が常に混在し、発生が不斉一。
天敵:大正時代にオーストラリア原産のベダリアテントウが導入され、効果を発揮した。
防除対策:第1世代幼虫発生初期の防除効果が高いため、薬剤防除以外には天敵(ベダリアテントウ)による生物防除がある。
防除時期:第1世代:6下旬~7月上旬、第2世代:8月中旬~下旬

ベタリアテントウムシ(テントウムシ科)
古橋嘉一「ベタリアテントウムシの導入から百年」(『植物防疫』64巻5号、2010年)

クビアカツヤカミキリのフラス(幼虫が排出する木屑と糞が混じったもの)
幼虫が、生きたサクラ、モモ(ハナモモ含む)、スモモ、ウメ、プルーン、アンズ、サクランボ(おうとう)、アーモンド等の内部に入り込み、1~3年かけて樹木の内部を食い荒らし、その結果、樹木が衰弱・枯死してしまう。
22263クビアカツヤカミキリ(栃木県)_1クビアカツヤカミキリ(栃木県)_2クビアカツヤカミキリ(栃木県)_3
幼虫の活動期(食害する時期)は 4 月頃から10月頃までで、活動期間中の幼虫は、「フラス」と呼ばれる食べた木屑と糞の混合物を、幹や枝に開けた孔(排糞孔)から盛んに排出します。本種のフラスは薄い切片状の木屑を多く含み、棒状やかりんとう状につながることが 多いのが 特徴で 、 幼虫の成長とともに太く、量も多くなります。(東京都環境局『クビアカツヤカミキリ防除の手引』2023年3月、3頁)

イノシシの糞、けもの道
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自然観察会下見 12月27日

3月24日に計画している岩殿谷津田自然くらぶの観察会に向けて、二宮さん、小河さんと埼玉ピースミュージアム(埼玉県平和資料館)、物見山公園、正法寺観音堂境内、入山谷津を歩きました。埼玉ピースミュージアムは電気設備更新のために休館中で館内には入れず、展望塔からの眺めは次回、確かめます。
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イセリアカイガラムシ(カメムシ目ワタフキカイガラムシ科)
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イセリアカイガラムシIcerya 介殻虫、学名 Icerya purchasi )は、オーストラリア原産のカイガラムシの一種。柑橘類栽培における農業害虫として甚大な被害を与えたことで知られるが、有力な天敵であるベダリアテントウの導入によって制圧され、農業上の被害はほとんどなくなった。ただし本種は非常な多食性で極めて多数の種の樹木に寄生するため、公園など天敵の少ない農地以外の場所では時に大発生することがある。和名はイセリカイガラムシと表記されることもあり、別名としてワタフキカイガラムシの名もある。(Wikipedia

テントウハムシによるヒイラギの食害
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マユミ(ニシキギ科)の花
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ツヤアオカメムシ(カメムシ科)
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マルバウツギ(アジサイ科)
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市民の森・入山谷津
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(左)キツネアザミ・(右)オオアレチノギク(キク科)のロゼット
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タネツケバナ(アブラナ科)
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キッコウハグマ(キク科)
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赤川未里・岩瀬剛二「キッコウハグマにおける開放花及び閉鎖花形成の実態」(『帝京科学大学紀要』14巻、2018年)
要約:キク科のキッコウハグマは花冠をもち開花して他家受粉を行う開放花と、開花せずに蕾の状態で自家受粉を行う閉鎖花の形態の異なる 2 種類の花を秋のほぼ同時期につける。東京都八王子市廿里町の多摩森林科学園において、2014 年度~2015 年度の 2 年間にわたりキッコウハグマの生育過程や 2 形の花の形成特性について個体標識を行うことで調べた。キッコウハグマの葉は根生葉状であり、茎を伸ばして花をつけること、茎は 5 cm 程度の短いものから 35 cm と長いものまで変異が大きいことが明らかになった。開放花のみをつける茎、開放花と閉鎖花の両方をつける茎、および閉鎖花のみの茎の 3 種類が見られた。開放花をつけた茎は長さが 5 cm ~15 cm と比較的短く、一方、それより長い茎には主に閉鎖花が見られた。さらに、開放花と閉鎖花の両方が見られた茎では、開放花は茎の下部に、閉鎖花は上部に位置することが明らかになった。花全体の頭花数においては、開放花は閉鎖花の 1 割程度と少数であり、さらに結実の割合も開放花では低く、キッコウハグマはその繁殖の大部分を閉鎖花に依存していると考えられる。

岩殿グループ写真館(2023.11.19)① 11月20日

岩殿谷津田自然くらぶ主催で11月19日、秋の自然観察会を実施しました。11月15日のコース下見時の写真と併せてご覧ください。
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見晴らしの丘から雪化粧の富士山が見えました。
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ヤクシソウ(キク科)
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センブリ(リンドウ科)
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アケボノソウ(リンドウ科)
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奥日光・戦場ヶ原

アラカシ(ブナ科)
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シラカシ(ブナ科)
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さいたま市

ヤマコウバシ(クスノキ科)
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カツラ(カツラ科)
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ヒヨドリジョウゴ(ナス科)
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ヤマノイモ(ヤマノイモ科)、スズメウリ(ウリ科)
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センダン(ビャクダン科)
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岩殿グループ写真館(2023.11.19)② 11月20日

マメガキ(カキノキ科)
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セイタカアワダチソウ(キク科)
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カントウヨメナ(キク科)
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キッコウハグマ(キク科)
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ガガンボ(ガガンボ科)

ヤブミョウガ(ツユクサ科)
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ツチグリ(ツチグリ科)
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ニクイロババヤスデ(ババヤスデ科)
ヤスデについて ヤスデは多足類の中で最も歩肢の数が多くムカデ同様、頭部と胴節で構成されています。ムカデとの大きな特徴の違いは胴節から二対の歩肢が生えることと食性です。ムカデが肉食性なのに対してヤスデは朽木や枯葉、腐葉土などを接食する植食性です。ムカデに比べて歩行速度も遅く捉えることも容易です。外敵からの防御方法として丸まることと臭気のある分泌液を分泌することです。本来は敷地などの石下やブロックの下、倒木の裏などの湿気のある場所でひっそりと暮らしていますが繁殖期になると大量のヤスデが発生します。梅雨の時期などに溺死を防ぐため高いところに上る習性があるため、建物の基礎を伝って室内に侵入される被害が出ます。
ニクイロババヤスデ(YouTubeの『夢みるドリー』チャンネル)  1:10 
 


岩殿谷津田自然くらぶ観察会 11月19日

見晴らしの丘から富士山や奥日光の山々が見られる快晴の空の下、岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会を市民の森、石坂の森、青木ノ入、入山谷津で実施し、晩秋の岩殿丘陵、谷津の風景を満喫しました。参加者は18名でした。
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岩殿グループ写真館(2023.11.15)③ 11月17日

ガマ(ガマ科)
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ヒロハホウキギク(キク科)
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北アメリカ原産

ヒメジソ(シソ科)
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ヤナギイノコヅチ(ヒユ科)
21637

クヌギハケタマフシ
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クヌギハケタマバチ(タマバチ科)
オスとメスがいる両性世代とメスだけの単性世代を交互にくり返す。成虫の姿、虫こぶの形やつくられる部位は2つの世代で異なる。
クヌギハケタマバチ
クヌギハケタマバチが初夏にクヌギの葉裏に産卵し、その幼虫がクヌギハケタマフシと呼ばれる虫えいを作る。虫えいは9月下旬頃落下し始め、11月頃クヌギハナカイメンタマバチ(全て♀)が羽化し、成虫で越冬する。クヌギハナカイメンタマバチは春先にクヌギの雄花に産卵し、その幼虫がクヌギハナカイメンフシと呼ばれる虫えいを作り、そこから羽化する成虫をクヌギハケタマバチ(♂♀がいる両生世代)と呼ぶというややこしい関係がある。(『柏の葉の野鳥 Homepage』の「クヌギハケタマバチ(クヌギハナカイメンタマバチ)」)
タマバチの世代交番(井手竜也さんの『TAMABACHI JOHO-KAN』)

セスジツユムシ(キリギリス科)
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ヒロヘリアオイラガ(イラガ科)
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アオマツムシ(マツムシ科)
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♂はハネに茶色の部分がある
明治頃帰化した外来種

ツヤアオカメムシ(カメムシ科)
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岩殿グループ写真館(2023.11.15)② 11月17日

カラスウリ(ウリ科)
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ノササゲ(マメ科)
21621

アオツヅラフジ(ツズラフジ科)
21622

ヤマノイモ(ヤマノイモ科)
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ヤマノイモ(ヤマノイモ科)、オニドコロ(ヤマノイモ科)
21624

チゴユリ(イヌサフラン科)
21625

センニンソウ(キンポウゲ科)
21626

サルトリイバラ(サルトリイバラ科)
21593

コボタンヅル(キンポウゲ科)
21595

岩殿グループ写真館(2023.11.15)① 11月17日

秋の自然観察会(11月19日)のコース下見での写真です。
ヤクシソウ(キク科)
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コウヤボウキ(キク科)
21608

センブリ(リンドウ科)
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ノハラアザミ(キク科)
21611

アキノキリンソウ(キク科)
21588

キッコウハグマ(キク科)
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アノダキャンデーカップ(アオイ科)
21615

コウヤボウキ(キク科)、テーダマツ(マツ科)
21616

テーダマツ(マツ科)
21617

オトコヨウゾメ(ガマズミ科)
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自然観察会(19日)コース下見 11月15日 

19日に実施する秋の自然観察会のコース下見を6名で実施しました。
チラシ

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森昭彦『庭時間が愉しくなる雑草の事典』(SBクリエイティブ、2023年4月)
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岩殿グループ写真館(2023.10.27)④ 11月1日

ハラビロカマキリ(カマキリ科)
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クヌギエダイガフシ・クヌギエダイガタマバチ(タマバチ科)
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     (宮國晋一さんの『すばらしいドングリの世界』)
いろいろな虫こぶ(九州大学総合研究博物館『昆虫のヒミツ図録
タマバチ科の多くの種は、コナラ属の植物に虫こぶを作り、世代交番をおこなう。世代交番とは、オスとメスのいる両性世代とメスだけの単性世代とを交互に繰り返す現象で、同種であっても二つの世代間でゴールの形成部位や形態、そして成虫の形態も異なる。「なぜ性はあるのか」という生物学の重要問題を考える上で、世代交番という現象は大変興味深い。(図録12頁)
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オオカマキリ(カマキリ科)、クズ(マメ科)、ヤマノイモ(ヤマノイモ科)
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ルリタテハ(タテハチョウ科)
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ウラギンシジミ(シジミチョウ科)
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ヤスジツユムシ(ツユムシ科) 緑色型の♀
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岩殿グループ写真館(2023.10.27)③ 11月1日

ノササゲ(マメ科)
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スズメウリ(ウリ科)
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シロダモ(クスノキ科)
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ノハラアザミ(キク科)
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ヤマハッカ(シソ科)
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ツルタケ(テングタケ科)
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岩殿グループ写真館(2023.10.27)② 11月1日

ユウガギク(キク科)
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ヒメジソ(シソ科)
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タコノアシ(タコノアシ科)
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カントウヨメナ(キク科)
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アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)
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オニドコロ(ヤマノイモ科)
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所沢と野老(所沢市立所沢図書館HP「所沢の市章 所沢と野老」)

所沢とトコロを結び付けるものはなんでしょうか。それは、地名にあります。

「ところさわ」という地名は、文明19(1487)年、室町時代に書かれた『廻国雑記』や、文化12(1815)年に書かれた 『武蔵野話』に見られるように、古くは野老沢と書きました。

地名の由来は、在原業平(ありわらのなりひら)がこの地に寄った時、付近一帯が沢で、トコロが多く自生していたので「ここはトコロの沢か」 と言ったのを伝え聞いて村名としたという説と、アイヌ語が語源であるという説があります。

アイヌ語で沼地・低湿地を意味する「ト・オロ」という言葉と「沢」同じ地形を表す言葉が重なって「ところさわ」と呼ばれていたところに「野老」の字が 当てられたという説です。「ところ」や「とろ」またはこれに近い発音を持つ地名が、「ト・オロ」にあたる地形で数多く見られます。 こちらの説では、在原業平の話は出所が明らかでなく、後世地名の由来を説明するために作られた話としています。

いずれにしても、トコロが自生していたのでしょう。『廻国雑記』には「野老沢といへる所へ遊覧」に行き、

「野遊のさかなに 山のいもそへて ほりもとめたる 野老沢かな」

と詠んだとされています。(K)

野老(『コトバンク』)

岩殿グループ写真館(2023.10.27)① 11月1日

見晴らしの丘から
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ササガヤ(イネ科)
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ガマズミ(ガマズミ科)
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ヤブムラサキ(シソ科)
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コウヤボウキ(キク科)、ヤブコウジ(サクラソウ科)
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コウヤボウキ(キク科)、ガガンボ(ガガンボ科)
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オトコヨウゾメ(ガマズミ科)
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アキノキリンソウ(キク科)
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オケラ(キク科)
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秋の自然観察会(11月19日)コース下見 10月27日

二宮さん、小河さん、小野さんで11月19日に実施する秋の自然観察会コースの下見を市民の森、石坂の森、入山谷津でしました。
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産業・環境フェスタ出展 10月14日

松山市民活動センターで開催された東松山市産業・環境フェスタに市民の森保全クラブ・岩殿満喫クラブ・岩殿谷津田自然くらぶ合同で出展しました。
産業・環境フェスタ(20231014)

参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、小松さん、鳥取さん、新倉さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの13名。
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市民の森ナラ枯れポスターPA140037

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左から、1948年5月6日、1990年10月11日、2009年4月29日撮影の空中写真を展示。
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入山沼、藤井沢沼、九十九川、岩殿観音参道、愛弘園、高坂カントリークラブ、市民の森、大東文化大学。

自然くらぶ観察会 7月24日

猛暑の中、岩殿谷津田自然くらぶの観察会を5名で行いました。
夏はボッシュ林側の沢沿いが日陰で快適です。
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メモをみると100種類以上観察していました。ありがとうございます。

草刈り② 7月23日

明日の岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会に向けて草刈りを早朝、夕方にしました。岩殿F・G地区は観察ルートを拡げて刈り、H地区は全面を刈りました。
岩殿F地区
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岩殿G地区
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岩殿H地区
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白っぽい色のアマガエル
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葉っぱの上にいたので気がつきました。
ヤナギの幹の色に合わせて体の色を変化させたようです。

草刈り① 7月22日

24日(月曜日)に岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会があるので、谷津の草刈りをしました。

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シロダモ(クスノキ科)
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アカメガシワ(トウダイグサ科、雌雄異株)雌花
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自然くらぶ観察会 6月19日

岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会を10名で実施しました。
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名札の付け替え 6月2日

雨降り対策で低木・林床観察エリアで使ってい紙の名札(荷札)をクリアファイルを切ったポリプロピレンに替えました。
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※ネットにはいろいろな商品があります。

岩殿グループ写真館(2023.05.22)②

岩殿谷津は昆虫などの生きものたちの季節となりました。
谷津田の初夏は柳絮が舞い、夏鳥やシュレーゲルアオガエルの鳴き声に包まれています。スゲ類の花、イネ科のアシボソの幼葉がマット状に拡がる畦地、草木に訪花する昆虫、あちこちに生きものたちの躍動が垣間見られました。この日、梅雨、盛夏への序章という季節感を満喫しました。

ヒゲナガハナノミ(ナガハナノミ科)
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林成多「ナガハナノミのページ~ナゾの多い水生甲虫の生態に迫る~」 2008年2月
林成多「日本産ヒラタドロムシ図鑑」 2009年5月
吉富博之「ヒゲナガハナノ ミの幼虫の生息場所」(『甲虫ニュース』第122号、1998年6月)
筆者は、 愛知ll豊田田市西広瀬において、 本種の幼虫を観察しているので、 生態的な知見を報告する。
幼虫の生息場所は水分の多い休耕田であった。幼虫は秋から春にかけて、 水中にある落ち葉や倒木の下などで多く観察できた。尾突起を水面に突出させている幼虫もいた。 動作は緩慢で、 おそらく有機物を食していると考えられる。 蛹については観察することができなかった。 この休耕田にはヒメタイコウチやイ モリ なども生息していた。
林 (l 986a) の観察とは、幼虫の体に泥がこびりついていない点と、 土中からは採集されなかった点が異なっている。 おそらく 、 通常の幼虫の生息場所は湿地中の水中であり、 蛹化する際に土中に潜り込むのではなかろうか。……
林成多・吉富博之「水生ナガハナノミ科幼虫概説」(『さやばね』№27、2017年)

アワフキムシ(カメムシ目アワフキムシ上科の昆虫の総称)
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アワフキムシ図鑑昆虫エクスプローラ

イリモンジカメノコハムシ(ハムシ科) ヤブムラサキ(シソ科)

ダイミョウセセリ(セセリチョウ科)
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ヤマトシリアゲ(シリアゲムシ科) クサイチゴ(バラ科)
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クビキリギス(キリギリス科)
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ジョウカイボン(ジョウカイボン科)

サクラハトサカフシ
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サクラフシアブラムシ(サクラコブアブラムシ)が作る虫こぶ

セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ(アブラムシ科) ナナホシテントウ(テントウムシ科) 
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コミスジ(タテハチョウ科)
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コチャバネセセリ(セセリチョウ科) イボタノキ(モクセイ科)
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ミナミヒメヒラタアブ(ハエ目ハナアブ科) ハルジオン(キク科)
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キスジホソマダラ(マダラガ科) イボタノキ(モクセイ科)
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キイロホソガガンボ(ガガンボ科)
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シマサシガメ(サシガメ科)
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サメハダツブノミハムシ(ハムシ科)の食痕 アカメガシワ(トウダイグサ科)
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エゴツルクビオトシブム(オトシブミ科) エゴノキ(エゴノキ科)
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岩殿グループ写真館(2023.05.22)①

初夏の谷津田はマルバヤナギの柳絮[りゅうじょ]が小雪のように舞い、晴れ間がのぞくとハルゼミの「ギーギー」「ムゼームゼー」の鳴き声が市民の森の松林から聞こえてきます。沼地からは「コロッコロッ」と巻き舌ふうに奏でるシュレーゲルアオガエルの鳴き声が谷津田に響きます。春告げ鳥のウグイスも夏ともなると洗練されたさえずりを奏でます。目に青葉の季節には「トッキョトキャキョク」と鳴くホトトギス。こんな生きものたちのBGMを聴きながら、打ち合わせ・調査・観察をしました。そんな梅雨間近の谷津田の風景を以下、画像レポいたします。

柳絮舞う入山谷津
マルバヤナギ(ヤナギ科)
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マグワ(クワ科)、ヤマグワ(クワ科)
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マグワとの違いは柱頭の残存

スイカズラ(スイカズラ科)
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ネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)
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別称:タマツバキ
ネズミモチはイボタノキと同属
なおトウネズミモチ(モクセイ科)の花期は6〜7月で開花は1月ほど遅い

ウグイスカグラ(スイカズラ科)
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ヤマコウバシ(クスノキ科)
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アカシデ(カバノキ科)
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アゼガヤ(イネ科)
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岩殿谷津田自然くらぶ 5月22日

岩殿谷津田自然くらぶの活動について話し合いました。6月中に最初の植物観察会を実施します。時間は午前9時半~12時、参加費500円です。日にちが確定次第お知らせします。
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岩殿谷津田自然くらぶ会則

第1条(名称)

 本会の名称は「岩殿谷津田自然くらぶ」とする。

第2条(活動場所)  

 本会の活動場所は、埼玉県東松山市大字岩殿及びその周辺とする。

第3条(事務局の所在地)

 本会の事務局は事務局自宅におく。

第4条(目的)

 本会は第3次東松山市環境基本計画のうち、市民プロジェクト「里山保全プロジェクト」を推進することを目的とし、2023年4月1日設立する。

第5条(活動・事業の種類)

 本会は前条の目的を達成するために、次の各号に該当する活動(事業)を実施する。
  ①植物観察会。

  ②岩殿丘陵入山谷津の植生調査。

  ③ここでの活動が各地に展開するよう、情報発信、リーダー養成などを行う。

  ④その他、目的達成に必要な活動を行う。

第6条(会員・入会)

 本会の目的に賛同し既定の会費を納入した者を会員とする。

第7条(会費・会計年度)

 会費は年額2,000円とする。

 4月1日から3月31日までを会計年度とする。事業年度も同様とする。

第8条(運営及び意志決定)

 本会の重要なことは、会員同士の話し合いで決める。

第9条(役員・任期)

 本会には代表・事務局・監事をおき、会員から互選する。

  ①代表は本会を代表し、会務を統括する。

  ②事務局は本会の事務のとりまとめ、活動の運営及び会計を行う。

  ③監事は会の活動及び会計を監査する。

  ④役員の任期は2年とする。ただし、再任を妨げない。

付則 この会則は2023年4月1日から施行する。


※2023年度東松山市環境基本計画「市民プロジェクト」に『自然観察を通して岩殿谷津田の魅力を発信する自然保護プロジェクト』を登録しています。
目的:岩殿入山地区とその周辺の自然観察会を通して、植物調査の成果を市民共有のものとし、さらに参加者が自然観察の楽しさ、大切さを学びながら、自然を守る活動、豊かな自然を次世代につなぐ活動に取り組んでいく機会を提供していく。
内容:①入山谷津の四季折々の植生変化を学ぶための定点観察会を開催する。②耕作放棄地、休耕田の植生変化を記録するための湿地コドラート調査。③谷津田の林縁のそで群落、マント群落は希少なつる性植物や生きものの棲息地なので、保護のための記録調査を実施し、観察用に名札付け、支柱設置等を行う。④ブログなどで情報発信、観察の栞などを発行する。

カラーコーンを置く 5月3日

低木・林床観察エリア予定地にカラーコーンを置きました。
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岩殿谷津田自然くらぶ 4月29日

岩殿谷津田自然くらぶが4月1日に発会。今日は初の活動日です。二宮さん(代表)、小野さん(事務局)と入山谷津の植物調査をしました。
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岩殿谷津田自然クラブは「自然観察を通して岩殿谷津田の魅力を発信する自然保護プロジェクト」を東松山市環境基本計画93年度市民プロジェクトに登録しています。
 岩殿満喫クラブの岩殿グループでは、2016年から岩殿丘陵入山谷津とその周辺で70回、植物調査を実施してきました。フロラ調査では500種の植物をリストアップし、コドラート調査では入山谷津の谷底に10m×50mの帯状のエリアを置き、5m×5mの正方形20個の調査枠で、枠内の植物の種類や分布を調査しています。活動の様子はこのブログのカテゴリー「植物調査」、「岩殿グループ写真館」でご覧ください。今日からの記事はカテゴリー「岩殿谷津田自然くらぶ」です。

岩殿谷津田自然くらぶは今年度の事業として、①入山谷津の四季折々の植生変化を学ぶための定点観察会開催。②耕作放棄地、休耕田の植生変化を記録するための湿地コドラート調査。③谷津田の林縁のそで群落、マント群落は希少なつる性植物や生きものの棲息地なので、保護のための記録調査を実施し、名札付け、マーキング、名板、支柱などを設置。 ④ブログなどで情報発信、観察の栞などの発行を計画しています。自然観察会や会の活動について関心のある方はお知らせください。


自然観察会を通じて、これまでの植物調査の成果を市民共有のものとし、さらに参加者が自然観察の楽しさ、大切さを学びながら、自然を守る活動、豊かな自然を次世代につなぐ活動に取り組んでいく機会を提供します。九十九川の源流である岩殿谷津は都市近郊に残された希少な緑の空間です。この谷津の魅力を東松山市民はもとより、広く市外、県外の人たちにも発信して、共感、理解者を増やすための活動をすすめていきたいと考えています。

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