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クビアカツヤカミキリ

桐生市南公園梅林のクビアカ食害、対策 2月27日

梅まつりが各地で開催されています。600本以上の紅梅・白梅がある桐生市南公園でクビアカツヤカミキリの産卵防止・成虫拡散阻止策としてネットが巻いてあるウメの木を多数あり、群馬県東毛地域で被害が拡大しているのを実感しました。
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特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が県内に拡大 『高崎新聞』(2024年10月17日)から
新たに8市町村で確認 群馬県は令和6年のクビアカツヤカミキリによる被害状況について、10月16日に発表した。……群馬県は平成29年度からクビアカツヤカミキリの県内被害状況調査を実施している。今年度の調査期間は4月1日~8月31日。
令和6年度の被害本数は1万508 本で、増加率は対前年比1.37倍となった。北毛などの8市町村で新たに発見され、被害は24市町村に拡大した。東毛5市町で被害樹木の本数が減少、中部、西部地域で増加した。北毛は5年度の発生地域から距離があり、県では車両等に付着して拡散した可能性もあるとしている。被害本数が多いのは太田市2847本(対前年度352本増)、館林市1399本(6本減)、伊勢崎市1348本(1100本増)、桐生市1308本(744本増)となっており、県内の被害樹木はサクラが88%となっている。
高崎市の被害本数は164本(92本増)で、内訳はサクラ65本、ウメ1本、モモ44本、スモモ54本。市内では令和2年[2020]度から被害樹木が確認されている。……高崎市では、榛名地域で生産者と連携した地域ぐるみの取り組みを実施し、被害の抑制に取り組んでいる。
桜を食い荒らすクビアカツヤカミキリ、被害拡大し倒木や人身被害も…トラックに乗って生息域拡大か(『読売新聞オンライン』2024/12/01 00:30)から
……県自然環境課によると、今年度の被害本数は24市町村で1万508本(前年度比2851本増)で、初めて1万本を超えた。太田市が2847本と最も多く、館林市が1399本、伊勢崎市が1348本と続いた。今年度は沼田市やみなかみ町、富岡市など8市町村でも初めて被害が確認された。東毛地域から生息域が広がっていることについて、同課は成虫がトラックなどで運ばれた可能性が高いとみる。被害の9割近くは桜で、桜の名所として知られる沼田市の沼田公園でも7月に成虫が見つかった。
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 被害の拡大防止と駆除推進のため、県は22年、県民がクビアカツヤカミキリの発見場所や被害状況を投稿する専用サイト「ぐんまクビアカネット」の運用を始めた。活動する時期にサイトに発見場所などを入力すると地図に虫のイラストが表示され、県職員らが被害確認に活用する。投稿数は、22年度の87件から24年度は395件に増えた。
 今年度は自治体職員や市民向けに、被害木への薬剤注入方法などの講習会も計7回開催。大泉町では7月に駆除イベントが開かれ、成虫70匹を駆除した。県は市町村に防除費用の半額を補助しており、自然環境課は「クビアカネットへの投稿増加など、関心は高まっている。引き続き市町村と連携して対策を進める」としている。(飯田尚人)
足利市はクビアカツヤカミキリの防除対策に関する動画4本を作製・公開しています。

 


 


 


 


カクレミノ(ウコギ科)の稚樹
 3つに裂ける葉と裂けない葉が混じっていて、樹高が5mを超えるような成木ではほとんどが不分裂葉、幼木では切れ込みが深い葉が多く、時には2裂や5裂の葉も見られるなど、葉の形に変異が多い。林将之『葉で見わける樹木』増補改訂版(小学館、2010年)204頁
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……高橋(1997)はカクレミノの葉の形態と照度の関係を研究し、広卵形の葉は葉の密度が大きい陽葉であり、相対照度が30%以下になると掌状に分かれた葉が多くなり、掌状の葉は葉の密度が小さく、光補償点の低い陰葉である結果を導き出している。
参考文献:高橋和成(1997) カクレミノの異形葉に見られる環境適応.岡山朝日研究紀要、No.18
高橋和成(1997) カクレミノの異形葉に見られる環境適応.岡山朝日研究紀要、No.18

 要旨はじめに

 カクレミノの異形葉考察1

 考察2参考文献


群馬県立大泉高校デザイン研究部のクビアカ調査・研究活動 11月3日

群馬県の東毛地域にある大泉町城之内公園[しろのうち]に行きました。
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2002年の町制45周年記念事業で作成された「大泉かるた」に「かし小泉富岡城 今は桜の城ノ内」とあり、町内桜の名所の一つですがクビアカツヤカミキリ被害木が目立っていました。
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YouTubeの大泉高校チャンネルに造園デザイン研究部の「桜を守れ!NO!クビアカツヤカミキリ」(2020/10/30 2:08)がありました。
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大泉町には39ヶ所の公園、639本のサクラがありますが、フラスを指標にした被害調査で、2017年被害率20%、18年46%、20年には70%となり、捕殺活動を実施していることなどが語られています。


群馬県立自然史博物館ぐんまの自然の「いま」を伝える報告会を開催し、各年度の要旨集が公表されています。以下、大泉高校造園デザイン研究部の報告テーマと内容の一部です。
4 結果 調査の結果大泉町内の都市公園におけるサクラの本数は693本でありフラスの確認されたサクラの本数は130本であった。大泉町内の各都市公園のサクラ及びフラスの本数は(表1)に示す。サクラの位置情報を元にマッピングを行い地図上に示した(図1)。また、フラスの確認された被害樹木より半径500mのバッファーを設定し被害予測範囲を推測した(図2)。公園種別ごとのサクラ及びフラス本数は(図3),(図4)に示す。現地調査によって近隣公園のサクラの被害が大きかったことが結果より判明した(図4)。公園面積に対して近隣公園のサクラ及びフラス本数が多いことがわかる(図5)。
5 考察 結果として500mの範囲で推測したところ大泉町内の都市公園に存在するサクラの95.39%が被害予測範囲の中に存在し、来年度の被害は拡大すると考えられる。
 フラスの確認された本数のうち近隣公園の被害率が72.31%であった。フラス本数の多い近隣公園では繁殖したクビアカツヤカミキリが同じ公園内のサクラを食害しているため、突出して被害を受けていると考えられる。この結果から近隣公園においてのクビアカツヤカミキリの生態行動は、他地域への拡散以上に該当近隣公園内のサクラに集中して食害し枯死させる危険が今後深刻な状況になると考える。
表1図1図2

図3・4・5

3 結果 町内の都市公園におけるサクラの本数692本に対し、フラスの確認されたサクラの本数は316本で全体の45.7%であった。
4 考察 結果的に、昨年度の全体の被害が20.1%に対し今年は45.7%に倍増した。このことからクビアカの繁殖能力は極めて高く、早急な対策が必要と考えられる。
3 結果 町内の都市公園におけるサクラの本数692本に対し、フラスの確認されたサクラの本数は316本で全体の45.7%であった。家庭用殺虫剤に関しては幼虫・成虫とも殺虫剤Bの効果が確認できた。
4 考察 昨年度、サクラの被害が20.1%に対し今年は45.7%に倍増した。このことからクビアカの繁殖能力は極めて高く、早急な対策が必要と考えられる。殺虫剤による防除は、成虫に対して家庭用殺虫剤の効果が確認できた。この結果を一般家庭にも周知を行うことで捕殺活動の輪が広げられると考えられる。  
1 研究背景と目的 クビアカツヤカミキリ(Aromiabungii※以降クビアカ)は、平成27年3月に総合対策外来種として記載された昆虫である。東毛地域をはじめ全国的に発生が拡大している。大泉町のサクラの名所である城之内公園においても被害の指標であるフラス(木くずと糞が混ざった物)が多数確認されており、早急な対策が求められている。しかし、現在の対策は成虫の捕殺や被害樹木への薬剤注入といった対症療法のみで予防策が開発されていない。そうした現状に対して、本研究部は大泉町における都市公園のサクラの被害樹木の調査を行い、GISを用いてサクラの位置情報を可視化することにより、サクラの被害分布状況の把握と分析を行ってきた。また、新たな活動として一般の方々に周知活動を行い、家庭用殺虫剤を用いた捕殺方法の検討を行った。
2 調査研究方法 本研究の被害調査は大泉町内の都市公園を対象にサクラの位置情報とクビアカの被害状況の把握を行った。調査場所は、第二次大泉都市計画マスタープランP26都市公園の状況(資料;都市整備課資料H22.3.31)に記載された都市公園を対象とする。GNSS端末を使いサクラの位置情報ログデータを取得しGISを用いて位置情報の可視化を行った。GISソフトはESRI社のArcGISを使用した。次に周知活動に関しては、2018年から自然史博物館の展示をはじめとした様々なイベントで行ってきた。クビアカや被害樹木の標本を作製し、パネルを用いて被害の状況を伝えた。また新しい周知方法として動画を作成しYoutubeに投稿した。最後にクビアカ捕殺時の不快感を軽減するため家庭用殺虫剤での試験を行った。ただし、この方法は捕まえたクビアカを袋に入れて噴霧し不快害虫として処理する。
3 結果 被害樹木の結果は、サクラ総数513本に対し395本で7割を超える結果となった。家庭用殺虫剤の調査に関しては全てに殺虫効果が認められた。
4 考察 昨年度の被害率が4割に対し、今年度は7割を超える結果となったことから、早急な対策が必要と考えられる。殺虫効果に関しては、共通しては入っていた成分のピレスロイドが影響していると考えられる。
1研究背景と目的 クビアカツヤカミキリ(Aromiabungii※以降クビアカ)は、平成27年3月に特定外来生物として記載された昆虫である。東毛地域をはじめ全国的に発生が拡大している。大泉町のサクラの名所である城之内公園においても被害の指標であるフラス(木くずと糞が混ざった物)が多数確認されており、早急な対策が求められている。しかし現在の対策は対症療法のみで予防策が開発されていない。この現状に対して、本研究部は大泉町における都市公園のサクラの被害樹木の調査を行い、GISを用いてサクラの位置情報を可視化することにより、サクラの被害分布状況の把握と分析を行ってきた。過去3年間の活動で蓄積したデータを様々なイベントやYouTubeで発表し周知活動を行い、一般の方にその危険性を訴えてきた。令和3年からは、今までの活動を継続しつつサクラの普及活動と新しい地域交流に着手した。
2調査研究方法 本研究の被害調査は大泉町内の都市公園を対象にサクラの位置情報とクビアカの被害状況の把握を行った。GNSS端末を使いサクラの位置情報ログデータを取得しGISを用いて位置情報の可視化を行った。GISソフトはESRI社のArcGISを使用した。このデータは毎年行っているサクラの被害調査に用いられている。実際の被害調査は39か所の公園に直接行き、702本を対象としている。将来的に伐倒伐採されるサクラを見越してソメイヨシノに代わる品種を大泉町や造園業を営む熊倉様との相談の上ジンダイアケボノに設定した。この品種はすでに大泉町が各公園に植栽活動を進めている、しかし多様性の観点からソメイヨシノも新しく植栽するべきと考える。そこでまずソメイヨシノで挿し木実験を行い、その後ジンダイアケボノを増殖し、大泉高校から発信することができるシステムを作りたいと思った。挿し木実験の方法として、すでに確立されている挿し木用土壌と方法を用いて行った。最後に新しい地域交流として、近隣幼稚園にクビアカに関するポスターの設置を検討している。
3結果 今回の被害樹木の調査では、サクラ総数702本に対して、407本の被害と93本の伐倒を確認した。挿し木実験については現在調査中であるが、根腐れが発生している。
4考察 昨年度の被害率が4割に対し、今年度は7割を超える結果となったことから、早急な対策が必要と考えられる。挿し木の実験では、土壌の排水が好適でないのが原因とみられる。
2 調査研究方法 被害調査は大泉町内の都市公園を対象にサクラの位置情報とクビアカの被害状況の把握を行った。GNSS端末を使いサクラの位置情報の可視化を行った。本データは毎年行っているサクラの被害調査に用いられている。被害調査の方法は目視で行う。将来的に伐倒されることを見越してソメイヨシノに代わる品種をジンダイアケボノとした。現在この苗木の管理を行っており、大泉高校と大泉町のサクラの名所である城之内公園に植栽する計画が進んでいる。本活動は特定外来生物であるクビアカの周知活動も並行して行っており、過去4年間で様々なイベントでのパネル発表やラジオ出演、近隣幼稚園へのサクラ防除活動を行ってきた。しかし直接的な交流が制限される中、新しい方法を検討した結果、啓発ポスターを作成することにした。これにより間接的にクビアカの危険性を周知できると考えた。また大泉町チャンネルのyoutube動画にも出演し、多くの方に活動を知ってもらうことができた。
3 結果 大泉町のサクラの被害率は70%を超えており、解決は急務である。また間接的な交流として作成した啓発ポスターは園児だけでなく保護者の目にも止めることが出来た。
4 考察 被害が数年で爆発的に増えた背景として、都市公園のサクラの植栽率と数が大きな要因と考えられる。また啓発ポスターに関しては見た園児が保護者とコミュニメーションを介して伝達した結果と考えられる。
1 研究背景と目的 クビアカツヤカミキリ(Aromiabungii※以降クビアカ)は、平成27年3月に特定外来生物として記載された昆虫である。東毛地域をはじめ全国的に発生が拡大している。大泉町のサクラの名所である城之内公園においても被害の指標であるフラス(木くずと糞が混ざった物)が多数確認されており、早急な対策が求められている。しかし現在の対策は対症療法のみで予防策が開発されていない。この現状に対して、本研究部は大泉町における都市公園のサクラの被害樹木の調査を行い、GISを用いてサクラの位置情報と被害状況の把握と分析を行ってきた。蓄積したデータを様々なイベントやyoutubeで発表し周知活動を行い、一般の方にその危険性を訴えてきた。令和3年からは、今までの活動を継続しつつサクラの普及活動と地域交流、及び破壊された景観の改善のための植栽活動を開始した。
2 調査研究方法 被害調査は大泉町内の都市公園を対象にサクラの位置情報とクビアカの被害状況の把握を行った。GNSS端末を使いサクラの位置情報の可視化を行った。本データは毎年行っているサクラの被害調査に用いられている。被害調査の方法は目視で行う。大泉高校と大泉町のサクラの名所である城之内公園に植栽する計画が進んでいる。本活動は特定外来生物であるクビアカの周知活動も並行して行っており、様々なイベントでのパネル発表やラジオ出演、近隣幼稚園へのサクラ防除活動を行ってきた。直接的な交流が制限される中、新しい方法を検討した結果、啓発ポスターを作成し間接的にクビアカの危険性を周知できた。また大泉町チャンネルのyoutube動画にも出演し、多くの方に活動を知ってもらうことができた。最後にサクラの苗木を植栽活動については造園業者のアドバイスを参考に学校と町内の公園において実施することができた。
3 結果 本研究の最大の目標である、クビアカツヤカミキリによって破壊された景観を自分たちで栽培管理したサクラの苗木を用いた植栽活動を行うことができた。
4 考察 本活動で、クビアカツヤカミキリの生態調査・対策方法から始まり、周知活動を行うことで被害の拡大を防ぐことが目標であったが、破壊され続ける景観を自分たちの学習した知識と経験をもって解決へ向かう道筋を見つけられたと考えられる。

物見山でクビアカツヤカミキリのフラス発見 12月11日

12月9日、岩殿の物見山公園でクビアカツヤカミキリの調査をした熊谷市のSさんから「物見山山頂付近で4本のサクラの木にフラスが出ている」というメッセージをブログにいただき、四阿付近のサクラでフラスを確認しました。フラスはサクラの木の中にいるクビアカツヤカミキリの幼虫が排出するフンと木くずの混合物です。
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カリントウ状のフラスとバラバラに崩れたフラスです。

クビアカツヤカミキリ成虫拡散防止ネット、捕殺道具
7月6日に訪れた栃木県佐野市の城山公園(佐野城跡)。サクラの木にクビアカツヤカミキリの成虫拡散防止ネットが巻かれていました。出会した公園管理者がここだけで数百匹捕殺したと教えてくれました。

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ナラ枯れも拡がっていて、園内のコナラにはカシノナガキクイムシ脱出防止粘着テープが巻かれていました。
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『クビアカツヤカミキリの防除法』(森林総研) 9月3日


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第3章 地域での総合防除への提言では、被害の程度に応じて地域での防除法がまとめられています。
(1)被害が甚大な地域における防除 ~伐採と他種植栽・散布の効率化~
(2)被害が中程度の地域 ~モニタリング強化と化学・物理的防除の徹底~
   被害木が高密度になっておらず、中心の被害地でも被害木と無被害木が混在する地域
(3)侵入間もない被害先端地域 ~オンラインマッピングの応用~
   クビアカツヤカミキリの分布が拡大しつつある地域近辺で、被害がまだ確認されていない箇所
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東松山市内ではこの間、数箇所でクビアカツヤカミキリが新たに見つけられているようです。被害木の伐採はしていないようですが、被害の程度に応じた防除法がとられているのでしょうか。

森林総研関西支所では、2022年6月11日(土)龍谷大学響都ホール校友会館で「外来カミキリムシから花咲く春を護る」というテーマで公開講演会を開催しました。そのときの講演内容をYouTubeで見ることができます。
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 ※加賀谷悦子「クビアカツヤカミキリは日本でなぜ脅威となったのか」(『森林科学』89巻、2020年)
 ※田村繁明・加賀谷悦子「日本におけるクビアカツヤカミキリの分布拡大の経過」(同上)

   

  

 ※春山直人「栃木県におけるクビアカツヤカミキリの発生と対応状況」(『森林科学』89巻)

   

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 ※長竹優空・中嶋愛美・田中雅紀・根岸良行「特定外来生物からサクラを守る〜クビアカツヤカミキリの調査と対策について〜」(『森林科学』89巻、2020年)

※三輪誠・角田裕志・嶋田知英「埼玉県における県民参加による“クビアカツヤカミキリ発見大調査”とそのデータの活用」(『日本緑化工学会誌』47巻4 号、2022年5月)
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 1. はじめに
 2. クビアカツヤカミキリ発見大調査
 3. 埼玉県内におけるクビアカツヤカミキリ被害の状況
 4. クビアカツヤカミキリの分布拡大予測
これまでに示したとおり、埼玉県内では、クビアカツヤカミキリによる被害地域の拡大が続いている。それでは、今後、県内では、クビアカツヤカミキリはどのように生息分布を拡大していくのだろうか。これを予測するために、「クビアカツヤカミキリ発見大調査」で得られた被害に関する分布情報と、コンピューターシミュレーション手法を組み合わせて、生息分布拡大を予測するシミュレーションモデルを開発した。なお、このモデル開発は、東京都立大学大学院都市環境科学研究科の大澤剛士博士との共同研究で行った。
その結果、開発した分布拡大を予測するシミュレーションモデルから、今後、県内のクビアカツヤカミキリは、①河川沿いのサクラ並木に沿って分布拡大する可能性があること、②山林の比率が高い県西部への分布拡大は限定的である一方、県中央部から東部にかけて分布拡大する可能性が高いことがわかった。このことは、クビアカツヤカミキリがサクラ並木を伝って移動し、そこを起点に拡散することで、県中央部から東部にかけて生息域を拡大する可能性があることを示唆している。この研究成果により、クビアカツヤカミキリの侵入や被害発生をより焦点をしぼって効率的に調査できることから、開発されたモデルは、被害の早期発見と防除に役立つと考えられた。(注略 下線引用者)
  ※大澤剛士・角田裕志・嶋田知英「 Establishment of an expansion-predicting model for invasive alien cerambycid beetle Aromia bungii based on a virtual ecology approach 」( Management of Biological Invasions (2022) Volume 13, Issue 1: 24–44 )

 5. まとめ
「クビアカツヤカミキリ発見大調査」の結果より、埼玉県内では、被害地点数の増加は頭打ちになりつつあるものの、年々被害地域が拡大していることが分かった(表―1 および図―2)。また、この調査で得られた被害情報を活用したシミュレーションモデルから、県内におけるクビアカツヤカミキリの分布拡大の傾向を予測することができた。
これらのことは、被害の早期発見と防除に極めて有用な情報である。これらの有用な成果が得られた背景には、これまで示してきたとおり、調査に参加していただいた県民の“力”が大きくかかわっていることは言うまでもない。それに対する感謝の意を込めて、県民が関わって得た情報が実際にどのように活用されているのかがわかるように示すことが大切であると考えられる。このことから、個人情報管理による制約はあるものの、この調査では、できる限り調査地点を地図上に示し、“見える化”することで被害情報を発信することを心掛けている。これにより、調査に関わった県民は、自らのデータが被害防止に活用されていることを知ることとなる。
当センターでは、今後も、「クビアカツヤカミキリ発見大調査」などで得た有用な情報を、ホームページなどを通して随時発信し、被害の早期発見と防除に役立てていきたいと考えている。埼玉のサクラを守るため、クビアカツヤカミキリの被害や成虫の発見情報の提供に、ぜひとも御協力いただきたいと考える次第である。(注略 下線引用者)

サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”情報(埼玉県環境科学国際センター)

市民環境会議・クビアカツヤカミキリの脅威と対策 7月17日 

22年度第1回市民環境会議『東松山市の桜が危ない クビアカツヤカミキリの脅威と対策』が総合会館とオンラインで開催されました。
埼玉県環境科学国際センターの三輪さんの『サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”の生態と防除-被害防止の手引きを中心にして』の資料はこちら
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※埼玉県環境科学国際センター『クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル 2022』。クビアカウォッチャーズ募集中です!

環境政策課から『東松山市クビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業について』の説明がありました。
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※東松山市のクビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業について、詳細ページはコチラです。
クビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業チラシ


※YouTube『捕まえると賞金が貰える外来昆虫を乱獲して市役所に持っていきました。』(もりぽこ/
エマスチャンネル10:46)2021年7月18日公開
 

『クビアカツヤカミキリの防除法』(森林総研) 6月29日

国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所(森林総研)から3年間の共同研究の成果をまとめたクビアカツヤカミキリの防除マニュアル『クビアカツヤカミキリの防除法』(2022年3月)リーフレットが発行されました。「クビアカツヤカミキリは大変にたちが悪い害虫です。知らない間に新たな地域へと分布を拡げて木を食い荒らし、気が付いたときにはどこから手を付けたらいいのかという位に果樹園や街路樹の木が衰弱してしまうことがしばしばです。しかし、被害の初期から丁寧に防除をすると、その土地のモモやサクラを守ることができます。」(1頁)。第3章地域での総合防除への提言(24~26頁)では、早く見つけてしっかり伐るが強調されています。
(3)侵入間もない被害先端地域~オンラインマッピングの活用~
クビアカツヤカミキリの分布が拡大しつつある地域近辺で、被害がまだ確認されていない箇所では、注意深く警戒することにより、被害木が少数のうちに被害の発生を発見し、防除活動を行うことができます。そのような被害先端地域では、被害の初期に積極的な防除を行い、局所的に根絶させることによって、長期的に見ると最も防除コストを小さくすることができます。そのため、この段階では被害木全てを伐倒駆除することを強く推奨します。伐倒以外の防除方法では、 100%の駆除はできません。長い間丁寧に排糞孔の処理を重ねても、本種は産卵数が非常に多いので、低密度のままで保つことはとても難しいです。早期に被害を発見ができた地域では、後顧の憂いを断つよう次の夏までに全被害木を地域から無くしてしまうのが一番です。実際に、海外で外来種対策が進んでいる国では、穿孔性の外来害虫の侵入をひとたび発見すれば被害木を即伐採し、その周辺地域での被害モニタリングを何年も継続して行うことが対策の基本とされています。
被害先端地域での被害の早期発見には、周辺地域での被害状況に基づく侵入警戒が重要です。そのためには、行政区を超えた情報共有が重要となります。情報共有には、リアルタイムオンラインマッピングができるクビアカツヤカミキリアンケートのサイト (27ページ)を活用していただきたいと考えています。自治体等の対策担当者は、被害地図を閲覧可能な団体である「クビアカツヤカミキリ被害リアルタイムオンラインマッピングシステム閲覧管理協議会」にご加入の上、情報共有のプラットフォームとしてご利用いただくことをお勧めしています。この協議会はクビアカツヤカミキリによる被害情報を共有することによって、被害対策の効率化をめざすオンラインのバーチャルな組織です。(26頁)[下線引用者]
終わりに
クビアカツヤカミキリの被害は瞬く間に全国的な問題となってしまいました。被害の深刻な場所では少し街中や園地を見回るだけで、オレンジ色のフラスにまみれた、この先の枯死を防ぐことが難しそうな木を見つけることができます。しかし、難防除の外来種であっても、科学的に効果が高いと認められた防除方法を用いて、計画と検証をしっかりしながら対策を進めることで、被害の進行を食い止めていくことが十分可能になってきました。……
本種の対策は、被害地に直接関係する一部の人だけで進められるものではありません。被害エリアを正確に把握するための探索や幼虫・成虫の駆除活動に、本種の被害の恐ろしさを知る様々な立場の人が継続的に関わっていくことで、はじめて有効な対策が可能になっていきます。……(28頁)[下線引用者]
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7月17日(日曜日、11:00~12:30)、東松山市・環境基本計画市民推進委員会主催2022年度第1回市民環境会議が開催されます。『東松山市の桜が危ない クビアカツヤカミキリの脅威と対策』をテーマに埼玉県環境科学国際センターの三輪誠さんの講演「サクラの外来害虫クビアカツヤカミキリの生態と防除」、東松山市環境政策課から「東松山市のクビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業」の紹介があります。(7/12市民環境会議案内(2022年6月15日記事

7/17市民環境会議案内 6月15日

717日(日曜日、11:00~12:30)、東松山市・環境基本計画市民推進委員会主催2022年度第1回市民環境会議が開催されます。『東松山市の桜が危ない クビアカツヤカミキリの脅威と対策』をテーマに埼玉県環境科学国際センターの三輪誠さんの講演「サクラの外来害虫クビアカツヤカミキリの生態と防除」、東松山市環境政策課から「東松山市のクビアカツヤカミキリ駆除奨励品交付事業」の紹介があります。申し込み用メールアドレス( KANKYOSEISAKUKA@city.higashimatsuyama.lg.jp )。

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紹介:行田市のクビアカツヤカミキリ奨励品事業(21年度)

 駆除総数 1936匹
 奨励品交付 人数38人、件数62件
 クビアカツヤカミキリの駆除には発見場所(分布図)のデータ公表が必要です。

足利市斎場のサクラ 4月5日

栃木県足利市新山町12-3にある足利市斎場の側を流れる袋川のサクラです。ここのサクラもクビアカツヤカミキリ成虫の拡散防止ネットが装着されていました。
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※『クビアカツヤカミキリ防除対策マニュアル』(栃木県、2018年10月)
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※『クビアカツヤカミキリ防除の手引き』(東京都環境局、2021年3月)
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下奈良「桜の園」 4月5日

熊谷市下奈良1377、新奈良川(準用河川)の第1調整池の周りに植えられたソメイヨシノ。クビアカツヤカミキリ成虫の拡散防止ネットが装着されていました。
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※『サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”被害防止の手引(第5版)』(埼玉県環境科学国際センター、2020年10月)
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柿沼貴志議員(県民会議)からは、クビアカツヤカミキリの被害防止に関して質問(1.県内の被害状況と対策の状況、特に県民への周知は強化すべきと考えるがいかがか 2.個人に対する奨励金や防除用品の配布や伐採への補助も必要と考えるが、県の考えは? 3.被害の撲滅には協議会を作るなど地域一帯で取り組むべきで市町村連携も図るべきだが、県の考えは?)と小池環境部長からの回答

 

チッパー作業 8月20日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は芦田さん、新井さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、Hikizineの6名でした。今日は文化まちづくり公社の皆さんとチッパー作業をしました。今年度6月11日25日に続いて3回目です。ウッドチッパーは共立のKCM125DXで最大処理径125㎜です。能力以上の太い枝はいれないように気を付けながら作業していたのですが、バラバラの太さの枝を入れた時に詰まって動かなくなりました。
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市民の森作業道下は片付きましたが、岩殿F地区の植物調査枠の東側のものは未処理で終わってしまいました。残念です。
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今日の作業


明後日22日は8月第4日曜日の作業日です。10:00~11:30までオンラインZOOM
ミーティングで親子DE市民環境会議が開催されるので、参加者は少なくなりそうですが現場作業は林床の草刈りをすることにしました。熱中症にならないよう水分補給。マイボトルを忘れずに!
市民環境会議で報告する『2021年夏の市民の森と冬の落ち葉掃きイベント』(市民の森保全クラブ&岩殿満喫クラブ)は、8月18日のブログ記事で見られます。

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クビアカツヤカミキリの生息確認 8月10日

東松山市大谷の農林公園でクビアカツヤカミキリが見つかったようです。
 「クビアカツヤカミキリ」が市内大岡地区で発見されました!
環境政策課です。クビアカツヤカミキリは、人体に害はありませんが、サクラ、モモ、ウメなどの樹木に卵を産み付け、枯らす恐れのある特定外来生物に指定された昆虫です。幼虫の活動時期(3月〜10月)は、被害の目印であるフラス(木くず・ふんの混合物)が樹幹の下部に排出されます。成虫やフラスを発見した場合は、環境政策課までご連絡ください。成虫は発見次第駆除してください。
東松山市HPの記事「クビアカツヤカミキリについて 更新日:2021年8月11日」でも確認して下さい。
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埼玉県HPの「クビアカツヤカミキリについて」にある「県内の発生状況」をまとめた表によれば、
東松山市令和3年7月下旬被害樹木なし(成虫1頭確認)
とあるので、東松山市の発表はこの事例なのかと思いましたら、県のHPに掲載されている事例は別件でした。東松山市役所が広報して数日の間に、市民からクビアカツヤカミキリの情報が数件寄せられているとのことです(8月13日記事更新)。

※埼玉県環境科学国際センターHPのサクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”情報」では、
<6>被害確認の方法
 1)フラスの確認
 ・根元などに大量に散乱・堆積するフラスがあるか否かを確認する(図6)。
 ・フラスは、通常、褐色のカリントウ状で比較的硬いのが特徴である(図4)。

   → フラスがあれば、樹体内に幼虫が侵入し、生存していることを示す。

 2)フラス排出孔の確認
 ・フラスが樹体のどこから排出されているのかを確認する。
 ・樹体からフラスが挽き肉状にとび出している場所がフラス排出孔である(図7)。
  ただし、フラス排出孔が小さく、見つけにくいことがある。

  → フラス排出孔は、農薬を注入するときの注入口や、注入場所決定の目安となる。

 3)成虫脱出孔の確認
 ・樹体に成虫脱出孔があるか否かを確認する(図10)。
 ・成虫脱出孔は、楕円形で、長径が2~3cm程度である。 

  → 成虫脱出孔があれば、過去にその樹体から成虫が羽化したことがあることを示す。

  → 複数の脱出孔がある場合、樹体内部は大きく食害を受けている可能性がある。

 4)樹体枯死の確認
 ・樹体に枯死した箇所があるか否かを確認する(図10) 。

  ⇒上記の4項目について確認し、被害の程度を把握した上で防除の方法を検討する。

 

<7>防除の方法
(1)野外で成虫を見つけたらすぐに捕殺する。

(2)春から秋にかけて、樹木の根元などにフラスが確認された場合、フラス排出孔を見つけ、針金や千枚通しなどでフラスを取り除くとともに、そこから針金を挿入して幼虫を刺殺するか、登録農薬(薬剤名:ロビンフット、アクセルフロアブル、園芸用キンチョールE、マツグリーン液剤2またはバイオセーフ)を注入して駆除する(図11)。なお、農薬を使用する場合は、取り扱い上の注意に従うこと(表2)。処理後には見回りを実施し、フラスの排出がないことを確認する。フラスの排出が確認された場合は、再度、農薬を注入する。

(3)フラス排出孔から大量で大型のフラスが確認された場合、羽化時期が近づいていると考えられるため、(2)と同様に、フラス排出孔から農薬注入などを実施するとともに、成虫の拡散防止のため、羽化期前の5月下旬頃までに、樹木の幹にネット(目合4mm以下の防鳥ネットなど)を、1周から1周半程度巻き付ける(図12)。また、ネットを巻き付ける前に、樹体の幹または幹の分枝部分に、登録農薬のバイオリサ<カミキリ>スリム(昆虫寄生性糸状菌製剤)を巻き付けておくと効果的である。成虫が、同製剤に触れて糸状菌に感染すると、カビが生えて死に至る。なお、農薬を使用する場合は、取り扱い上の注意に従うこと(表2)。ネットを巻き付けた後は、定期的に見回り、羽化した成虫がネット内にいれば捕殺する。また、ネットは、羽化期が終わった9月以降に取り外す。
(4)樹体からフラスの排出が認められた場合、フラス排出孔よりも下の根際部にドリルで穴を開け、そこから登録農薬(薬剤名:アトラック液剤、ウッドスターまたはリバイブ)を適量注入することにより(図13)、幼虫を駆除することができる。この方法では、樹体に注入された農薬成分が蒸散流に乗り、樹体全体に拡散・浸透する仕組みになっている。幼虫は農薬成分が浸透した樹体の一部を摂食することにより駆除される。しかし、幼虫による被害が大きく、すでに樹体の一部に枯死の兆候が現れているような場合は、農薬の拡散・浸透が進まず、効果が低い可能性がある。また、蛹化した個体や成虫には効果が現れないと考えられる。したがって、樹体内からの羽化・脱出時期が近づいていることが予想される被害木の場合は、ネットの巻き付けとの併用を推奨する。なお、農薬を使用する場合は、取り扱い上の注意に従うこと(表2)。
(5)樹体に複数のフラス排出孔や成虫脱出孔が確認され、特に枝などに枯死が確認された場合は、伐倒処理することが望ましい。伐採した材は、幼虫が潜んでいる可能性があるため、必ずチップ化または焼却処分する。また、残った切り株から成虫が脱出しないように、ネットを被せておくなどの処理(図14)が必要である。
とあります。

  クビアカツヤカミキリ注意喚起リーフレット(埼玉県)_1クビアカツヤカミキリ注意喚起リーフレット(埼玉県)_2
サクラの外来病虫‘’クビアカツヤカミキリ‘’被害防止の手引 第5版(埼玉県環境科学国際センター、2020年)
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埼玉県環境科学国際センターで2018年からクビアカツヤカミキリ県民大調査を実施しています。今年は8月末まで県民や関係機関から広く情報調査を行い、生息域や被害状況の把握と生息分布の拡大パターンの解析を行います。
クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2021_1クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2021_2

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