毛塚一反田
毛塚一反田の稲刈りを1条刈りのヰセキバインダRL35を使って始めました。
田んぼにはRL30、RL35を運んでいましたが、思っていた以上に田んぼが湿気っているので、作業を続けるかどうかあれこれ考え、結局、RL35で田んぼの3分の1位を刈りとりました。
稲架掛けは片桐さんも来て手伝ってくれて、刈った分はすべて干せました。ありがとうございます。
残った部分の稲刈りは来月4日に予定しています。
昨年は9月17日に稲刈りは終わっています。
今日も田んぼの草取り。毛塚一反田、終了しました。
※田の草取り(『上田市誌民俗編(2)』上田市、2001年3月)120頁
上田市誌 第24分冊 衣食住とくらし
第4章 生産・生業 第1節 稲作 6 田の草取り 下線は引用者
上田市誌 第24分冊 衣食住とくらし
第4章 生産・生業 第1節 稲作 6 田の草取り 下線は引用者
田の中に出てくる雑草を取るために、また稲の分けつを促すためにと、3回から4回、田の草取りをしました。田の草取は中腰で田の中をはって雑草を取るという大変な重労働です。それぞれの除草の回数ごとに一番取り、二番取り、三番取りまたは、一番ご、二番ご、三番ごと言いました。休んで腰を立てるとなお痛くて大変でした。
大正年間から昭和初年には、ころばしや八反取り(田の草取りの農具)が使用されるようになり、手による草取りと併用されるようになりました。また畝間の中耕としてがん爪(熊手状のもので3~5本の曲がった爪をもつ農具)が使われました。
石神での除草は①ころばしをかける(攪拌する)②はう(株間を除草する)③八反取り④ヌリツケ(最後の除草で、水を落しておき、塗り付けて固まらせる)の順でしました。ヌリツケは穂ばらみ前の(穂が出る直前)天気の良い日に、稲の葉先が目に入らないように網の面をかぶってやりました。
東前山では、田植えから20日過ぎてからころばしをかけ、稲が60~70㎝になった7月ごろにがん爪で株の間を起こしました。下郷では、一番ごは、稲のまわりの土をぎゅうっと握って稲株から離し、草は押し込んで埋めて、稲がフラフラするほど、稲株を開くようにしました。稲の分けつを促すためでした。
小学校尋常科を卒業して高等科になると、大人並みに田の草取りをさせられるようになったということです。
除草剤の普及で、田の草取りの重労働がなくなったのは画期的なことでした。除草剤を効率良く使うためには、撒く時期や水田の水の調節が大変重要です。なるべく除草剤を使わないためには、今もころばしを使っている人もいます。
昨日、毛塚一反田に湛水[たんすい、水をはってためること]できたので、今日は1回目の代かき(荒代[あらしろ])をしました。田んぼの水がぬけるのを待っているうちに雨が降り始め、三本さんが旧式のトラクターを運転し、ていねいに仕上げました。隣の田んぼのトラクターは、ロータリーを下ろしたままで方向転換ができ、田んぼの四隅もムラなくかける、コース取りが楽な操作性のよいもので、これが使えればとうらやましく思いました。午後3時過ぎに田んぼに行ってみると、更に新型で運転席に屋根のついたトラクターが雨の中を動いていました。この機種ならずぶ濡れにならずに作業ができます。三本さん、お疲れさまでした。
一反田のある毛塚新田の田んぼは水没状態。稲刈りされていない田んぼもあります。
白山中学校観測所(東松山市田木1414)の累加雨量(11~12日)は312㎜(国土交通省川の防災情報)
北側を流れる九十九川[つくもがわ]の笊坂大橋[ざるざかおおはし]付近
熊谷市大里、比企郡吉見町、川島町の低地には湖状態の田んぼが多数ありました。
毛塚一反田の稲刈りが終わりました。今日は2016年9月に神戸の農家からいただいたバインダを使いました。稲架かけ棒が足りないので2列だけ掛け、児沢家で竹を伐って明日、続きをすることになりました。
三本さん、早朝からの作業、お疲れさまでした。
2日・3日・4日、毛塚一反田でノビエの穂刈りをしました。イネ科のイヌビエ、ケイヌビエ、タイヌビエ、ヒメタイヌビエなどです。
カヤツリグサ科のイヌホタルイ、ホソミキンガヤツリ、キク科のアメリカセンダングサなどもとりました。
※野田市ではシティプロモーション事業の一つとして、You Tubeを活用した市内草花広報を実施している。
毎週、市内在住の自然科学系ライター岩槻秀明氏(通称「わぴちゃん」)がYouTuber(ユーチューバー)となって市内の草花を現地で楽しくリポート。インターネット環境を活用し、市内外に情報発信。YouTube(ユーチューブ)の動画は市のホームページにリンクさせる。このほか、同氏の監修の下、市内草花図鑑の作成などを行う。
草花図鑑は、千葉県野田市Webサイトに現在202種が掲載されている。それぞれ一般用とキッズ用のPdfファイルがダウンロードできる。例えば、タイヌビエ、カヤツリグサ、コゴメガヤツリ、ホソミキンガヤツリ、イヌホタルイ、アメリカセンダングサなど。東松山市も各種のシティプロモーション事業を実施していますが、身近な生きものに関心を持ってもらうための情報発信もいいですね。
アイガモン、田ころがし(田打車)、手取りで毛塚一反田の除草を夕方までして、水尻を開いて田んぼの水を排水し、中干しを開始しました。
コナギ、イヌホタルイなどが列を作り、イネとそっくりなタイヌビエ(葉舌で区別)も蔓延しています。この田んぼも無農薬・無肥料で稲作をしていますが、除草剤を使わないからにはそれなりの覚悟で適切な時期に草取をしなければと反省しきりです。クサネム
刈払機を動力とするアタッチメント「アイガモン」と手押の水田中耕除草機2台(木製のものとアルミ製のもの)を使って、毛塚一反田の条間除草を行いました。株間の除草はできません。条間の広狭、水深の浅深によって使い勝手に違いがあります。アルミ製のものは2.5㎏弱で木製のものに比べて軽量で、楽に押せて効率がよいのですが、価格が2万円近くします。
タイヌビエ、コナギ、アメリカセンダングサ、クサネム、ウキクサ、イヌホタルイ、アオミドロ、ヨシなどが生えていました。
※中井太一郎『稲作改良実験記草稿 』(1889年)
中井太一郎は、回転式水田除草機である「太一車」を発明し、正条植の普及に貢献した鳥取県の農家です。本書は明治22(1889)年に出版され、稲作改良について種子選別から除草、稲刈り、耕地改良などに関する知見を整理したものです。(農林水産省『農業技術発展に関する資料』から)

同書第24章 日光を作用する田打車使用の事(0006-0023)(原文・現代語訳)
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