雨天で市民の森保全クラブの活動が中止になったので、午前・午後、SDGsフォーラムin信州上田「みんなで捉えろ!気候変動と生物多様性」(主催:上田市、共催:上田市環境衛生協議会、筑波大学山岳科学センター、長野県環境保全研究所)を視聴しました。


「雪が少なくなった」「桜の開花が早いなぁ」―暮らしの中で感じる気候や自然の変化、実際はどうなっているのでしょうか?気候変動の実際や生物多様性の課題に、科学的な視点から迫ります。午後は、世界に誇る信州上田の生物多様性を紹介し、自然共生サイトに登録された草原の維持について30by30として取り組むキリンホールディングス株式会社の取り組みを紹介します。地域の自然を味わい、維持していくことの重要性について、ぜひ聞きにきてください。《午前の講座》まだまだ知らない気候変動のお話
①気候変動入門:私たちはどうなる?どうする? 廣田充(筑波大学)
②信州の気候はどう変化? 栗林正俊(長野県環境保全研究所)
③みんなの情報で将来の気候変動からライチョウを守る! 堀田昌伸(長野県環境保全研究所)
④信州の味噌からみえる気候変動の影響 高橋聖(信州大学繊維学部3年生)
⑤上田の身近な自然の魅力~高原・ため池・山城の草原再生~ 田中健太(筑波大学山岳科学センター)→当ブログ2月28日記事
⑥シャトー・メルシャン椀子ヴィンヤードにおける生物多様性と「30by30」 藤川宏(株式会社キリンホールディングス)
長野県内の味噌屋さんにヒアリングをし、長野県を代表する食品“味噌”に何が起こっているかを最近よく聞く(と思う)気候変動と絡めてまとめてみました。《午後の講座》生物多様性の育て方~人と自然が共生する信州上田~
気候変動が起きると何が起きるのか?強いて言えば最近暑くなった?なかなか想像出来ないと思います。今回は身近な食品の味噌と絡めて何が起きているかを発表します。
面白そうなことの一環で,年に1回,興味のあるテーマについて長野県環境研究所と連携し調べています。今年で2回目。去年は長野県の各地域の特産物と気候変動をテーマに皆で分担して調査を行いました。私は東信地方の農産ということでリンゴを担当。今年は発酵食品と言うことで味噌についてやりました。今年は私のみの個人戦。普段忘れた頃に実験発表を十数人規模の前でガタガタ震えながらやるような私が、果たして大人数の前で発表しきることができるのか?よろしくお願いします。
⑤上田の身近な自然の魅力~高原・ため池・山城の草原再生~ 田中健太(筑波大学山岳科学センター)→当ブログ2月28日記事
⑥シャトー・メルシャン椀子ヴィンヤードにおける生物多様性と「30by30」 藤川宏(株式会社キリンホールディングス)
キリングループのCSV経営と環境ビジョン、長野県上田市にありますシャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤードにおける自然環境についてお話しします。※信州上田学
キリングループの環境ビジョン「ポジティブインパクトで、豊かな地球を」と、それを掲げる背景をご説明した後に、長野県上田市にある「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー/ヴィンヤード」における事業や取り組みを通じて、自然環境にどのような良い影響を与えているのかについて発表します。
現在、少子高齢化社会の進展により、深刻化する地域の担い手不足とこれに伴う地域経済活動の縮小が顕在化しており、今後も高齢者人口の増加と地域の担い手となる生産年齢人口(15歳~64歳)、年少人口(14歳以下)の減少は続くものとされています。
こうした現状を踏まえて、上田市では、持続可能な地域の創出に向け、地域に脈々と受け継がれてきた歴史、文化、自然、風土、産業等を「学ぶ」ことで、住民が「住み続けたいと感じる地域づくり」、地域を離れて進学した学生が「ここに帰ってきたいと感じる人づくり」を行い、さらには、「上田を離れても地域を想い続けてもらう人づくり」につなげていくことを目的として、信州上田学を積極的に推進していきます。
※信州上田学の学びの手法「上田メソッド」(上田市立長野大学『信州上田学』)
地域で・地域と協働する学び 地域課題解決の方法論
上田は「信濃自由大学発祥の地」であり、この地の人々が自ら学び地域を築いてきた歴史と気風があります。この伝統に基づき、「信州上田学」は、単に地域のあれこれを教え込むものではなく、大学という研究機関が中核となり、地域と学生がともに自ら学び続け地域を創造する、「研究」と「人づくり」の中核をなす地域学です。
◎地域の魅力を掘り起こし、ローカルナレッジを普遍的視野から再構築、再評価し、地域資源を創造する地域学の創造◎地域の豊富な資源を持続的に活用して地域の発展を牽引できる人づくり
・ 地域の豊かさや地域の人々に触れ、自ら地域づくりに関わっていく過程を通して、地域に愛着を感じ、自分が生きていく場としてこの地域を選ぶ若者の増加も期待される
・ 圏外の出身地へ就職しても、自らの地域の発展を牽引するとともに、信州上田をよく知り、出身地と信州上田をともに発展させていく、いわゆる「関係人口」の増大が期待される