岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

市民の森保全クラブ

下草刈り・風倒木処理 9月25日

市民の森第4日曜日の作業日。参加者は芦田さん、江原さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの10名。前回の続きで、作業道下の裾刈り、下草刈り、江原さん、木谷さん、鳥取さんで谷間の枯死木を処理しました。ナラ枯れ調査時に発見した木で、株元から折れた上部が宙吊り状態で、いつ地面に落ちて来てもおかしくない危険な状態でした。
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岩殿C地区から作業路を尾根の道に上がり、そのまま谷の道に下りていく谷間です。
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下草刈り 9月16日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、丸山さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの11名。岩殿C地区上の南向エリア、皆伐・更新エリア、作業道、尾根の道下の南向斜面での草刈り、ドローンを飛ばして市民の森のナラ枯れを撮影をしました。また松本薫さんの「ナラ枯れ被害木の伐採・搬出による近接木の被害遅延の可能性」(『日本緑化工学会誌』48巻1号、2022年)のコピーを配布しました。さいたま緑の森博物館での調査をまとめたものです。市民の森の冬季作業をどう進めていくのか、検討資料として活用します。
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ノウタケ(ホコリタケ科)
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南向き斜面の裾刈り 9月13日

岩殿C地区に下りてくる作業道と無名沼イ号との間の裾刈りを江原さんがしました。
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このエリアは2018年11月下旬にハンマーナイフモアや重機を使ってアズマネザサとそれに被さるツル植物の大藪を除去、翌年4月から市民の森保全クラブの作業管理エリアに編入されました。当時の写真と比べてみましょう。
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2018年11月21日、22日
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2018年11月25日
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ナラ枯れ被害木調査⑦・下草刈り 9月9日

市民の森保全クラブ活動日。参加者は芦田さん、江原さん、片桐さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの10名。
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舗装園路沿いのナラ枯れ被害木調査(物見山駐車場~鳩山町観測センター通り)は今日で終了。
鳥取さんがまとめてくれたナラ枯れ被害木調査資料です。確定した数値ではありませんが、今年の枯死木が104本であるとすると、これらの枯死木(樹幹に黄色のテープが2本巻いてある)をこれからどう処置するのか?
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コナラ林の下草刈りをしました。
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江原さんの30㏄の刈払機を使って草刈り機の取り扱い研修
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農業機械安全使用講習・刈払機 YouTube JAしみず公式チャンネル 5:43
  

ナラ枯れ被害木調査⑤ 9月4日

今日は谷の道沿いのエリアのナラ枯れ被害木調査を実施しました。参加者は鳥取さん、新倉さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの6名でした。園路から外れている浅い谷間にも被害木があります。次回は6日(火曜日)です。
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ここでも土砂崩れがおきていました。
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雨で活動中止 9月2日

スマホの雨雲レーダーによると10時頃から岩殿では雨が降り始めるとのことでしたので、1時間でもナラ枯れ被害木の調査ができればと、いつもより早めに集合(芦田さん、江原さん、木谷さん、斉藤さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、Hikizineの9名)しましたが、雨が強く降り始めたので活動は中止。4日(日曜日)を追加作業日とすることにして散会しました。
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倒木が作業道にあり、道を塞いでいたので片づけました。アカメガシワの枯死木が幹折れして斜面に落ち、そのショックで折れたものが作業道に落ちたようです。
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樹皮に木材腐朽菌の子実体(キノコ)がついています。褐色腐朽? or 白色腐朽?



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ナラ枯れ被害木調査④ 8月31日

ナラ枯れ被害木調査。参加者は江原さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、Hikizineの6名。
峠の道沿いのエリアを舗装園路まで調べました。
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ナラ枯れ被害木調査(24日、26日、29日)結果報告
 今年新たにカシナガが穿入し枯死したコナラ 33本、穿入生存木 194本
 昨年、カシナガが穿入し、今年になって枯死したコナラ 2本、穿入生存木 26本
 現在、カシナガが穿入していない(フラスが出ていない)コナラが2.6㏊で約315本

江原さんが、コナラ育苗場の草刈りをしました。
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Google Map、Google Earth の岩殿、市民の森エリアの航空写真
 ナラ枯れが始まる前に撮影された写真撮影です。鳩山ニュータウンとは撮影した季節が違います。
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ナラ枯れ被害木調査③ 8月29日

ナラ枯れ被害木調査。参加者は芦田さん、江原さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、Hikizineの8名。次回は31日(水曜日)です。
ナラ枯れ被害木調査(24日、26日)結果報告
 今年新たにカシナガが穿入し枯死したコナラ 18本、穿入生存木 92本
 昨年、カシナガが穿入し、今年になって枯死したコナラ 2本、穿入生存木 22本
 現在、カシナガが穿入していない、
 フラスが出ていないコナラが1.8㏊で230本
江原さんが無名沼イ号下の中段、下段の草刈りをしてくれました。ありがとうございます。
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市民の森のナラ枯れ被害木調査② 8月26日

ナラ枯れ被害木調査。参加者は芦田さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの7名。尾根の道の西~南側(上り口から四阿まで)と尾根の道と谷の道の間の斜面上部を調べました。
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地理院地図の操作。メニューボタンツールボタン作図・ファイルマーカー(アイコン)を追加ファイルに保存ファイルから読み込みを木谷さんと練習しました。

市民の森ナラ枯れ被害調査① 8月24日

市民の森保全クラブの市民の森ナラ枯れ被害調査。参加者は芦田さん、江原さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、Hikizineの9名。スマホにいれた地理院地図を使います。今日は尾根の道上り口から四阿にかけて、尾根の道の東~北側を調べました。21年度の穿入生存木10本中、1本枯死。22年度の新たなカシナガ穿入木49本(内クヌギ1本)、枯死木5本。
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アプリをインストールするところでつまづいたりしていますが、スマホに入れた「地理院地図」を全員が使えるようになるまで、教えあっていきます。次回は26日(金)です。


江原さんが早く来て、岩殿C地区のバックヤード付近の草刈りをしてくれました。ありがとうございます。
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ナラ枯れ対策現場講習会 8月12日

市民の森保全クラブの定例活動日。南関東のナラ枯れ対策の指導に来られる京都府農林水産技術センターの小林正秀さんに鳥取さんがお願いして、市民の森でナラ枯れ対策の現場講習会を実施することができました。猛暑の中、10時~14時まで長時間のご指導ありがとうございました。
参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、Hikizineの13名と高坂丘陵地区の丘陵みどりの会、市民の森の指定管理者東松山文化まちづくり公社、市役所都市計画課、農政課)の皆さんでした(市役所環境政策課には当日連絡となってしまい、調整できませんでした。すみません。)
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ワイズトレーディングの25段のカシノナガキクイムシトラップの組み立てと設置方法を実習しました。
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※今日の講義を理解するために、小林正秀さんのFacebookから5月30日5月21日2021年9月18日の記事を読んでください。
※小林正秀さんのFacebook(8月13日投稿記事)
ナラ枯れに対して行政がなすべきこと
被害実態の把握、②情報の公開、③行政と研究とをつなぐ場の設定と役割分担の明確化、④防除方針の決定、⑤予算獲得と事業実施
村上幸一郎・小林正秀「ナラ枯れ防除の理論と実際-京都市東山での事例から-(日本森林学会大会発表データベース 2007年 118 巻 B32)
このような被害に対して行政がなすべきことを列挙すると、①被害実態の把握、②情報の公開、③行政と研究とをつなぐ場の設定と役割分担の明確化、④防除方針の決定、⑤予算獲得と事業実施となる。東山国有林での対策では、①として防災ヘリの活用や現地踏査を実施した。②としてチラシ配布やメディアの活用などの積極的な情報公開を行い、地域住民による被害の早期発見が可能になった。③については、対策会議の開催やメーリングリストを活用した。また、行政者が当事者意識を持つことが重要であり、被害木が発見されるたびに研究者を呼び出すのではなく、行政者による現地調査も実施した。④として東山国有林が被害先端地であったため、重点的な防除対策を行うこととした。⑤は世論の後押し、研究者の助言、行政者や事業実施者の努力によって実現にこぎつけた。
科学的に効果が高いと認められた防除方法を用いて、計画と検証をしっかりしながら対策を進めること。ナラ枯れ枯死木は冬季に伐倒・処理(くん蒸、チップ化)。夏季の防除は緊急性がないとして予算化せずに市民ボランティアに頼っていたのでは、枯死木を増やし被害を拡大することになる。

作業道上の倒木の片付け 8月12日

昨日の記事にある作業道を塞いで根倒れしたヤマザクラを鳥取さんが片づけてくれました。浅い土壌で根返りしやすい地質ですが根株腐朽による倒木のようです。
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落葉堆肥枠片付け 7月29日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は新井さん、金子さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名です。8月1日に、水路を埋めている土砂の浚渫作業が文化まちづくり公社によって実施されることになりました。対応ありがとうございます。
水路の側の落葉堆肥枠を片づけ、タラノキも伐採しました。イヌザンショウの隣にあるサンショウはここだけなので残しました。
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作業道の草刈りと20年度皆伐地の下草を刈りました。
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斉藤さんがドローンで入山谷津から市民の森のナラ枯れの様子を撮影してくれました。写真は別記事に掲載します。
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※ボッシュ林の土砂崩れ部分には何らかの土留め工が必要です。大雨が降ればまた土砂崩れがおこって水路を埋めることになりそうです。12日の豪雨で土砂崩れが発生した現場では、フレコンバッグとブルーシートで応急の復旧工事がされています。
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ホダ木の立て直し 7月24日

豪雨の傷跡が各所に残っている入山谷津。復旧作業の第一弾で単管パイプを使ってホダ木の立て直しをしました。参加者は芦田さん、新井さん、、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名です。
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芦田さんは作業道の草刈り。路肩が崩れている箇所があります。
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豪雨以降、カシナガのマスアタックは終わっていて、いまさら感もありますが、穿入孔のあるコナラにクリアファイルトラップを新設しました。
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鷲巣さんはトラップ捕虫部の回収が終わると、帰宅しました。鷲巣さん担当のトラップ点検作業は今回で終了。9月に再開予定です。

ホダ木が倒れる 7月22日

シイタケのホダ木が豪雨で倒されてしまっています。
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24日の活動日に並べ直しましょう。

トラップ付け直し 7月18日

市民の森の作業道、尾根の道の上り口付近のクリアファイルトラップの付け直しをしました。
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尾根の道の東側の昨年度伐採したナラ枯れ枯死木の切株付近には、カシノナガキクイムシにこの間マスアタックされてフラスが株元に落ちているコナラが何本もあります。

20年度皆伐エリアの笹刈り 7月8日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの11名。20年度皆伐エリアの萌芽、実生のコナラを被圧するアズマネザサなどの刈り取りをしました。当面は、「やって、(様子を)みて、考える」、結果から次のやり方を考える市民型の順応管理(亀山章監修『新版 生態工学』朝倉書店、130頁)ですすめていきたいと思います。
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夏草が茂ってきた岩殿C地区のバックヤードの草刈りなどしました。
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次回(15日)はチッパー作業をします。

チッパー作業・カシナガ初発日調査終了・トラップ点検 7月1日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、木谷さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、Hikizineの9名。
文化まちづくり公社の皆さんと2回目のチッパー作業を尾根の道でしました。初回は6月10日、次回は15日です。
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市民の森保全クラブではナラ枯れ防除の取り組みとして、カシノナガキクイムシの集中加害(マスアタック)防止と成虫捕殺を目指して、コナラの樹幹にカシナガトラップとクリアファイルトラップを設置しています。
尾根の道の四阿付近でトラップの追加作業をしました。
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斉藤さん・鳥取さんは舗装園路、新倉さん、細川さん、丸山さんは谷の道~峠道でトラップの点検作業をしました。鷲巣さんは物見山駐車場~バックヤードの岩殿C地区往復の道筋で水漏れしたトラップの回収をしています。トラップに捕まったカシナガ等は捕虫部に水がないとクリアファイル(素材:ポリプロピレン)を囓って穴をあけて脱出しようとしているようです。脱出防止策として、貯水量を増やす、捕虫回収部の途中の水抜きを無くすなど鳥取さんから提案されていますので改良していきます。猛暑が続いているので、トラップで水死すると短時間で腐って強烈な異臭が発生します。この対策も課題です。

4月25日に森林総研森林昆虫研究領域の「カシノナガキクイムシ成虫初発日予測技術の開発のための調査」で林内に設置された装置が回収され、市民の森での調査が終了しました。
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トラップ点検と皆伐地の手刈り 6月26日

市民の森保全クラブ6月第4日曜日の活動日。参加者は芦田さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、Hikizineの9名。2班に分かれて昨日中断した谷の道のトラップ増設と皆伐地の手刈りをしました。
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皆伐地の草刈りグループ。必ず写真を撮って、メールに添付するか、LINEで送って下さい。
スマホで撮影する当番を決めて、写真が送れないのなら誰かに送り方を教えてもらって下さい。

※鷲巣さんが駐車場から岩殿C地区にくるルートにあるクリアファイルトラップを点検して、水の抜けているカバーを持ってきてくれることになっています。水が抜けないように注意して作っているのですが中々実現しません。水が抜けたトラップではカシナガがシートを食い破って穴を開けているいるものがあります。さすがキクイムシの顎は丈夫ですね。

カシナガ君、パニックにならなければ脱出できます。

キノコ原木を本伏せ 6月17日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの13名。江原さんは欠席でしたが、麦茶のジャーを用意しておいてくれました。ありがとうございます。

4月8日に仮伏せしたキノコ原木を本伏せしました。
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20年度皆伐エリアのササ刈り
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アカマツの実生
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チョウセンカマキリ or オオカマキリの幼虫
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クサグモ(タナグモ科)
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トゲナナフシ(トビナナフシ科)
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オカトラノオ(サクラソウ科)
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トラップの巡視
木庭さん、細川さん、丸山さんのグループと木谷さん、鳥取さんのグループでトラップの点検・メンテナンス・回収作業をしました。

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話題:今日も岩殿C地区に黒猫がいて、休憩時にペットの犬や猫が迷子になったり、捨てられたりした際に、飼い主を特定しやすくするため、繁殖・販売業者に所有者情報を登録したマイクロチップの装着を義務づける改正動物愛護法が6月1日に施行されたことが話題になりました。東松山市では、「地域猫活動・さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」を実施しています。
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国立環境研究所の『侵入生物データベース』に「ネコ」が出ています。domestic cat[イエネコ]は国際自然保護連合(IUCN)の侵略的外来種ワースト100にも選ばれています(環境省自然環境生物多様性「希少種とノネコ・ノラネコ」)。田中淳夫さんの『森林ジャーナリストの「思いつき」ブログ』には、「ネコは害獣?ペットか野生動物か」(2020年2月22日記事)があります。
鹿児島大学鹿児島環境学研究会編『奄美のノネコ 猫の問いかけ』(南方新社、2019年3月)の書評:宮晶子「野生化猫 排除をめぐって」(東京新聞TOKYO Web 2019年6月23日記事)
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鹿児島大学・鹿児島環境学研究会編ノネコ問題普及啓発冊子『人もネコも野生動物も住みよい島』(2017年3月)
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ピーター・P・マラ+クリス・サンテラ[著]岡 奈理子+山田文雄+塩野﨑和美+石井信夫[訳]『ネコ・かわいい殺し屋 生態系への影響を科学する』(築地書館、2019年4月)
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  目次
第1章  イエネコによる絶滅の記録
 ナチュラリストの灯台守
 ニュージーランドの固有鳥類とその絶滅
 多産系肉食獣・イエネコの狩猟能力が与える打撃
 判明していない絶滅前の分布
 イエネコの破壊力――ほんの数年で起きた絶滅
第2章  イエネコの誕生と北米大陸での脅威
 野生動物の生息地復元とエコロジカル・トラップ
 イエネコのルーツ ――ヨーロッパヤマネコ
 イエネコの進化と拡散
 保全生物学の誕生
 環境汚染物質と自然保護
 絶滅種の14パーセントに関与
 ソコロ島における外来種の影響と対策
 野放しネコの影響を科学する
第3章  愛鳥家と愛猫家の闘い
 野鳥フィールドガイドの誕生
 イエネコと人間の関係史
 ネコは社会制度のフィルター――ネコの待遇の変化
 銃から双眼鏡へ――フィールドガイドの功績
 自然界と人をつなぐバードウオッチング
 バードウオッチングとネコの経済効果
 屋外ネコと人の関係
 野放しネコの実態と世話人
 野放しネコに対する世話人の認識
第4章  ネコによる大量捕殺の実態
 野鳥への脅威を初めて世に問うたアメリカ人
 ナチュラリスト大統領の自然保護政策
 法律と現状のミスマッチ
 鳥類保護に立ち塞がる困難
 野鳥個体群の変動とネコの捕食の影響
 ネコの脅威は在来捕食者を超える
 野放しネコの直接的影響
 全米の野放しネコによる野生動物被害数
 嵐の勃発――愛猫家らの反応
 第六の大量絶滅
第5章  深刻な病気を媒介するネコ――人獣共通感染症
 飼いネコから人に感染するペストの脅威
 ネコひっかき病のバルトネラ菌
 ネコも媒介する狂犬病
 アメリカにおける狂犬病感染の主犯、ネコ
 ネコ科動物から大拡散するトキソプラズマ症
 「寄生生物操作仮説」の実証
 人も発症するトキソプラズマ症
 人への感染――妊婦に及ぼす危険と統合失調症
 野生動物への影響――カラスと海棲哺乳類の事例
 ネコ白血病のネコ科野生動物への感染
第6章  駆除 vs 愛護――何を目標としているのか
 絶滅危惧種フエコチドリ
 フエコチドリ保護のためのネコ狙撃事件
 野放しネコの法的位置づけ
 希少種保護のための二つの法律
 野生化ネコに対する提案と炎上する議論
 拒否された投票結果
 オーストラリアのネコ問題
 人道的駆除計画
 固有動物相を大切にするオーストラリア国民
 ニュージーランドの取り組み――キャッツ・トゥ・ゴー
 自然保護のジレンマ
 動物福祉と環境倫理
第7章  TNR[Trap Neuter Return 捕獲・不妊去勢・再放逐]は好まれるが、何も解決しない
 動物愛護協会で譲渡を待つ子ネコ
 ボランティアが支えるTNR活動
 TNRへの期待、それに続く失敗と限界
 動物倫理から見たTNR
 不妊去勢手術
 地域ネコのTNR活動の現場
 殺処分からTNRへ――地域ネコ管理の転換
 TNRを支える迷信
 TNRが個体数減少に成功するための条件――高い不妊化率と移入ゼロ
 TNR失敗要因とバキューム効果の有無
 TNRのさらなる問題点――軽視される生態系
 オレゴン州の捕獲ワナ――その後
第8章  鳥、人そしてネコにとって望ましい世界
 野放しネコの影響をどう考えるか
 野放しネコが減らない背景
 ネコシェルターの実状
 飼い主側の問題
 関連団体やペット業界の役割
 飼育許可制を目指す
 野放しネコの捕獲排除を巡る科学と非科学
 TNRの広がりとその効果への疑問
 島の捨てネコを減らす――オレゴン州での事例
 多様な団体の協同――ハワイの事例
 TNRとネココロニーが容認される特例
 野放しネコ対策を現実的に考える
 野生化ネコ対策の成功事例と費用
 致死的排除法と生物多様性への投資
 自然に関心を持つことの重要性
第9章  どのような自然が待ち受けているのか?
 対応の遅れがもたらす悲劇
 大災害としての野放しネコ問題
 乗り越えるべき二つの障壁
 野放しネコの影響と私たちの未来

訳者[外来ネコ問題研究会]あとがき
参考文献
索引
  訳者あとがき
 本書はネコを生態系の外来捕食者として捉えた初めての本格本である。著者のマラや登場人物のテンプルらと同じように、私たち訳者のほとんどは、生まれ育った国の自然を愛する鳥類学や生態・保全生物学の研究者で、もともとは「ネコ問題」の専門家ではなかった。海鳥、野生のウサギやネズミの研究、保全に携わるなかで「ネコ問題」に直面し、のっぴきならない状況に身を置いてきた。その危急性は、私たちにではなく、ネコに追い詰められる野生動物にこそ存在する。
 私が研究対象にする東アジア固有繁殖鳥のオオミズナギドリの世界最大繁殖地では、繁殖鳥の95パーセントが滅びた。ある人は、それはネコのせいではないという。他にも原因がある、だからネコに構うな、どの場所も今はネコの定住地なのだから、と。だが、仮にその言葉を容認すれば、その先には野生動物の絶滅が見える。今やネコは日本の多くの平野や山間地で最も巧みな肉食獣となっているだけに、日本の自然は危機的な状況に追い込まれている。とりわけ島でネコのもたらす脅威は目を覆うほどすさまじい。
 本書が取り上げるネコは、使役あるいはペット由来のネコである。生物学的にはヨーロッパヤマネコに近縁なリビアヤマネコを祖先にする、イエネコと呼ばれる家畜である。主にネズミ駆除のために人が同伴し、南極を除く世界のすべての大陸と、ほぼすべての有人島に渡った。その子孫たちは今や、所有者がいるネコだけでも世界で5億頭、人と接点を持つ野良ネコや、自立して暮らすノネコにいたっては、推定値すら出ていない。この家畜であるイエネコは、ネコ科動物はもとより、現生哺乳類のなかで人とともに最も繁栄しているといって過言ではないだろう。優れた肉食獣の能力をいかんなく発揮して、分布を広げた多くの地で野生動物を追いやりながら、管理の手をすり抜ける魔法の杖を持っている。その魔法の杖とは、言うまでもなく、人という地球最強の応援団である。そして今や人々のなかに、ある種の戦争をも引き起こしている。ネコ擁護者と野生動物擁護者の間に続く、不毛ともいえる「ネコ戦争」(原著タイトルのCat Wars)である。
  振り返れば、「ネコ戦争」が日本で起こったのは、マラらが生まれ育ったアメリカよりも半世紀遅れた。その理由は、ネコ戦争が経済的豊かさの指標と都市化の指標に深く関係するためだろう。両手に得た物質的豊かさと便利な暮らしと引き換えに、両指の間から、ぱらぱらとこぼれ落ちていった自然の豊かさと、都市の暮らしや核家族の寂しさを紛らわす存在として、多くの現代人がペットに生き物の温もり、連帯、心の安らぎを求めた側面が、ネコ問題の根源に存在するからだ。
  ネコ問題に潜むもう一つ重要なことは、ネコたちがネコ科特有の感染症を広げ、野生動物のみならず人に脅威をもたらしていることである。これはあまり知られていないが、人とネコが共犯で拡散する怖さがネコ問題に潜む。人獣共通感染症の密かな進行は、愛猫家も動物愛護団体もあまり意識していない盲点といえるだろう。コンパニオンアニマルの双璧をなすイヌに比べてネコの管理が遅れたのは、野外にいるネコの危険性が認識されていないからである。ネコは田舎では害獣駆除の役割を担わされ、街中では散歩の手間が要らない野放しできるペットとして、今も人間側の都合に振り回されているからだ。本書にはネコの感染症の危険性が丁寧に述べられている。
   本書は、ネコが生態系に与える影響を測るために、ネコを以下のようにひとくくりにしている点で特徴がある。飼いネコであっても、終日あるいは限られた時間、屋内から外に出るネコは、野外のみで生活する野良ネコ、ノネコとともに、野放しネコと認識されている。外に出る飼いネコも野外に暮らすネコ同様に、多くの野生動物を殺していることが、最新のテクノロジーを使った野外研究からも判明しているからである。[後略]
外来ネコ問題研究会ブログ:野外にいるネコから日本の固有な自然生態系を守ることを目的に2016年に結成された。日本の島嶼などの在来希少種や生態系に影響をあたえる外来種問題として、イエネコ問題を考える研究会。イエネコの適正飼養、適正管理、適切対策などによって、島や地域の在来種や在来生態系・生物多様性が保全されることを考え、シンポジウムや研究集会を行っている。


チッパー作業 6月10日

市民の森保全クラブの定例作業日。市民の森の指定管理者・文化まちづくり公社の皆さんとチッパー作業を尾根の道でしました。参加者は芦田さん、江原さん、片桐さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名。麦茶の当番は芦田さん、ジャー(6.1ℓ)を新調しました。
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芦田さん、鳥取さんが20年度コナラ皆伐エリアのササ刈りを始めました。伐採により林床が明るくなり、コナラやアカマツの実生が成長をしていますが、アズマネザサや雑草木も繁茂して掻き分けないと実生が見えないような状態になっています。当面は刈払機を使わずに鎌や剪定バサミでの手作業です。
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入山沼堰堤近くの作業道上に散乱していた市民の森の朽木の倒木を片付けました。
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トラップ点検・設置 6月3日

6月最初の活動日です。参加者は芦田さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの14名。麦茶の当番は鳥取さんでした。
3グループに分かれ、峠の道グループはクリアファイルトラップ[トランク・ウィンドウ・トラップ(Trunk Window Trap 、幹に設置するトラップ)]の設置、他のグループはペットボトルトラップ[市販の商品名はカシナガトラップ]で捕まえたカシノナガキクイムシの巡視(点検・メンテナンス・回収)を実施しました。
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目薬屋さんから座卓を戴いてきました。
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脚部を玉切り丸太に乗せてテーブルとして使います。
 TWT

カシナガ捕虫トラップをつける 5月29日

27日(金曜日)に雨が降ったので、活動日を今日に変更しました。参加者は新井さん、江原さん、片桐さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、Hikizineの10名。カシナガ捕虫トラップのとりつけを行いました。カシナガトラップは今日取り付け分を含めて75基の設置、クリアファイルトラップ(TWT)は捕虫部分の外側のカバーシーラー圧着作業を省略して作ったものは水漏れするので持ちかえり作り直します。
次は6月3日ですが、雨天の場合は順延、4日(土曜日)とします。
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加藤徹「新たに考案した簡易なトラップで簡単にカシノナガキクイムシの大量捕獲(『関中林試連情報』39号、2015年3月
 クリアファイルトラップkanchu_no39_2015_1
あたらしい林業技術-ナラ枯れ対策に新しいトラップを開発-」(静岡県経済産業部『新しい林業技術』№150、2019年2月)8、9頁。
 ar650_1ar650_2
ナラ枯れ対策-カシノナガキクイムシを3万匹捕まえる方法教えます!-』(YouTube 6:29)ナラ枯れ対策として、カシノナガキクイムシを捕獲する方法、TWT(トランク・ウィンドウ・トラップ)を紹介。


カシナガトラップ設置 5月22日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。3斑に分かれてカシナガトラップ68基を尾根の道、雪見峠道、ボッシュ林、舗装園路につけました。
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舗装園路の片付け
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5月10日に残していた伐採残材を運び出しました。

明治神宮の森のナラ枯れ対策(5月21日撮影)
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明治神宮の森では2019年からカシナガトラップ(KMCトラップ)とシート被覆でナラ枯れ対策をしています。
明治神宮の森 ナラ枯れ対策 YouTube baba46494649チャンネル 2019.07.14 2:33

カシナガトラップ捕虫器回収 5月12日

カシナガトラップの捕虫器を改修するために、鳥取さんが活動エリアに設置しているカシナガトラップの捕虫部を回収しました。網の樹脂メッシュ、ネトロンネットをつけました。
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カシナガトラップ作製 5月6日

市民の森保全クラブ活動日。参加者は芦田さん、江原さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、Hikizineの11名。橋本さんは2時間かけて自転車で来てくれました。①カシナガトラップの作製、②岩殿C地区の坂下両側に積んでいた伐採木の条枝と稲ワラを駐車スペース確保のために移動、③江原さんが刈払機で畑、鷲巣さんが鎌でワラビ圃まわりの除草をしました。
次回から、マイカップ持参、お茶当番再開、休憩前に菓子類は買いに行くことなど申し合わせしました。
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粘着シート巻き付け作業は今日も続行(午前中に23本)。尾根の道上り口のコナラにも取り付けられていました。午後は、地球観測センターよりにも張り(№54まで?)ました。
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カシナガトラップ設置 4月29日

市民の森4月最後の活動日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの15名。カシナガトラップを保全クラブ作業エリアに17基設置しました。
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昨年、キクイムシに穿入されたコナラのフラス木が四阿付近に1本ありました。チェック漏れです。
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スパイダーモアでC地区畑の草刈り
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作業中、刈刃が外れたのでナットを交換しました。斉藤さん、ありがとうございます。

市民の森のナラ枯れまん延防止プロジェクト 4月27日

市民の森保全クラブは2022年度東松山市環境基本計画市民プロジェクトに「市民の森のナラ枯れまん延防止プロジェクト」を登録しました。


背景・目的・これまでの活動

市民の森保全クラブは、2012年に結成された市民ボランティア団体。高坂地区岩殿にある市民の森で、生きもの豊かな里山づくり、里山と暮らす知恵、里山文化、良好な自然環境を次世代に継承することを目的にした里山保全活動を実施。市民の森32ヘクタール中2ヘクタールのコナラ林・アカマツ林を作業エリアとして維持・管理活動をしている。

コナラ林では16年度から「市民の森のコナラ林若がえりプロジェクト」を、アカマツ林では19年度から「アカマツ林育成プロジェクト」を実施してきたが、昨年度後半、市民の森内でカシノナガキクイムシによるナラ枯れがまん延する事態となった(コナラのフラス木は判明しているだけで139本、その内、立ち枯れした枯死木は33本)。枯死木中16本は市民の森保全クラブが伐倒・玉切り。その後、業者の手で10本は年度内に搬出・チップ化、残りの6本は5月に現場でくん蒸処理される予定。

 【今年度の活動目標

市民の森でのナラ枯れまん延を防止・ナラ枯れ防除を最優先活動目標とする。

年度前半はナラ枯れ枯死木の発生を抑えるための予防活動。穿孔が始まったコナラの樹幹にカシナガトラップとクリアファイルトラップを設置してカシナガの大量捕殺を目指す(マスアタック防止のための成虫捕殺)。年度後半はコナラ枯死木内のカシナガの幼虫や成虫を殺すための駆除作業を実施。市民の森を管理する文化まちづくり公社、市役所各課、市民団体と連携して予防・駆除作業を実施し、ナラ枯れ後の市民の森づくりについても検討を進める。

 【今年度の活動概要・スケジュール等

4月~5月:伐採残材の片付け、枯損木伐採

5月~10月:トラップによる流れナラ枯れ予防作業。併行して下刈り、林床管理

11月~3月:コナラ枯死木伐採によるカシナガ駆除作業

10月:産業・環境フェスタ参加

11月:文化まちづくり公社10周年イベント参加

12月:落葉掃き&焼き芋イベント(岩殿満喫クラブと共催、2回)

3月:キノコの駒打ち体験(岩殿満喫クラブと共催)

トラップ作製、林床整理・コナラ育苗 4月24日

市民の森第4日曜日の作業日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。カシナガトラップの作製、前回の続きの市民の森作業エリアの林床整理。チッパーにかからない端材は搬出して片づけました。
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その後、C地区の資材・器具置場(2017年4月に稲架棒置場として組み立て)も片づけました。
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20年度伐採・更新エリア・C地区のコナラ育苗場の点検をしました。ドングリから苗木への成長は楽しみです。よく観察しましょう。
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※『コナラ林更新伐のすすめ方-高齢コナラ林の伐採跡地にコナラ林を再生するために-』(富山県農林水産総合技術センター森林研究所、2018年7月、全38頁)。この冊子の要点は『とやまの森と技術 No.1 コナラ林更新伐作業手順』(全12頁)にまとめられています。
コナラ林更新伐のすすめ方

※『中間山地で広葉樹林を循環利用するためのハンドブック』(森林総研関西支所、2019年2月、38頁)。広葉樹を利用する際に必要な考え方、資源量を推定するための技術、広葉樹の有効利用のための情報、広葉樹林の再生についての課題-シカの影響について解説。この冊子の普及版『広葉樹の利用と森林再生を考える〜中間地での広葉樹林の取り扱いについて〜』(2018年1月、89頁)
広葉樹資源を有効活用_1広葉樹林循環利用ガイドブック●広葉樹林を柔軟利用……(普及誌)_1

冬~春の原木シイタケの収穫は終わりました。


しいたけ害虫総合防除

ホダ木仮伏せ・トラップ作製・林床整理 4月8日

市民の森定例作業日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの14名。
1日に駒打ちしたシイタケ、ナメコの仮伏せをしました。
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カシナガトラップ作製
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作業中の写真がありませんが林床整理・枯損木伐採を開始しました。
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※ハンドプーラー(手動リフト) HP-2000(藤原産業)
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橋本さんから頂戴しました。耐荷重2トン。SHP-2000の取扱説明書がありました。

シイタケ、ナメコの駒打ち 4月1日

2022年度最初の活動日です。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの13名。4名の新会員を迎えました。今年度も全ての会員の人生を豊かにする活動をしていきたいと思います。

シイタケとナメコの駒打ちをしました。いずれも森産業の種駒です。シイタケは森290号(肉厚でジャンボな「どんこ」しいたけが採れるにく丸)、Y602号(夏場でも、しいたけ栽培が楽しめる浸水発生タイプろく丸、周年型ハウス栽培用品種)、もりの金太郎(しっかりした歯ごたえの肉厚「どんこ」が採れる新発売の早採り品種)の3品種です。次の活動日、8日に仮伏せする予定です。
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どの品種の「手引き」にも書いてある原木栽培での雑菌の発生対策
しいたけなどの原木栽培をする時、無菌状態で原木栽培をするわけではありませんので、雑菌の発生は、よくあります。タネを植え付けた原木に菌糸が早くまん延するような環境を人工的に作ってやり、早く菌糸をまん延させれば、こうした雑菌の付着を少なくすることが出来ます。
雑菌の防ぎ方
 (1)種菌の接種数を多くする
接種作業を11~2月頃までに行い、接種する種駒の量を通常の2~3倍(80~100個/本)にすると、菌のまん延が早くなるため、害菌の侵入を防いだり、接種後、最初の秋や翌年の春に発生し易くなります。
 (2)早めに雑菌を見つけ、さらに繁殖しないように予防に努める
雑菌が原木内に侵入し繁殖してしまったら、それだけを処理することは不可能です。
雑菌(ゴムタケ、クロコブタケ、ダイダイタケ、カワラタケ、カイガラタケ)が高温多湿のために発生している場合
 1 風通しをよくする。
  木を粗く組む、隙間をつくる。
  木を高く組む。周囲を囲っているものがあれば外す。
 2 遮光する(上部をヨシズなどで遮光する)。
 3 雨よけする(木に直接雨が当たらないように板状のものを上部に乗せる)。
雑菌(ヌルデタケ、胴枯菌、スエヒロタケ)が過乾燥のため発生している場合
 1 湿度を高くする(木も密に組む。木を低く組む。水を多めにかける)。
 2 遮光する(上部をヨシズなどで遮光し明るさを抑える)。

※小学校の教科書(1961年)に掲載された種駒による椎茸栽培の創始者・森喜作さんの業績(→小学校教科書「しいたけのさいばい」(1961年)(2020年1月28日記事)

カシナガトラップ。100基を目指して作製中です。
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春の里山でキノコの駒打ち体験 3月12日

市民の森保全クラブ・岩殿満喫クラブ共催で『春の里山でキノコの駒打ち体験』を実施しました。前回は2019年3月24日でしたから3年ぶりです。今回は東松山市内の小学校でチラシを配布して参加者を募集するのではなく、2月1日発行の東松山市広報に折り込まれた『ひがしまつやまニュースレター』(環境基本計画市民推進委員会編集・発行)で広報しただけだったので参加者があるかどうか心配していましたが、スタッフを含めて40人で開催できました。
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イベントと併行して、3月4日に雪見峠道で伐採したナラ枯れ枯死木(№21・22)の大枝・梢部の整理を鳥取さん、新井さんで行いました。
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左:№21、右:№22の切株
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今日の活動参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、片桐さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。

イベント準備 3月11日 

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、Hikizineの8名。明日のイベント『春の里山でキノコのこま打ち体験』に向けて会場の掃除をし、ホダ木の長さをチェンソーで80㎝に統一し、太さで大別して積み直しました。
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ホダ木の端材は、岩殿I地区に運びました。水路や土手の改修に使います。
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13日(日曜日)にズームで開催される市民環境会議『「ナラ枯れ」の被害状況及び対策について』で使う発表資料をから「カシナガの穿入パターンと枯死の関係」について学習しました。
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午後は市役所で打ち合わせをしました。

ナラ枯れ枯死木伐採(№21・22) 3月4日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木庭さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名でした。
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雪見峠道のコナラ(枯死№21、フラス№232・目通り直径32.5㎝)・(枯死№22、フラス№233、目通り直径50.5㎝)
左:枯死№21、右:枯死№22の2本を伐採しました。
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今日は木に登って伐採作業をしていません。コナラの木に登って作業しているとき、伐っているコナラはどのように見えているのでしょう。YouTubeにあった動画をつけておきます。
 
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 ラフタークレーン走行とクレーン操作は1つの運転席で行える)
 トラッククレーン走行とクレーン操作は2つの運転席で別々に行う)

 

 
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ナラ枯れ枯死木伐採(№24) 3月3日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は芦田さん、江原さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、Hikizineの6名。市民の森谷の道のナラ枯れ枯死木№24(フラス№251・目通り直径33.5㎝)とナラ枯れフラス木調査以前に伐採されていたフラスが大量に出ているフラス№237(直径44.5㎝)を伐り下げました。
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フラス木(№237)伐り下げ
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キクイムシの種類は不明

 (主要日本産ナガキクイムシ科簡易同定用写真集)
    森林総合研究所 森林昆虫研究領域、2020年9月
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 カシノナガキクイムシとその仲間(森林総研)_3カシノナガキクイムシとその仲間(森林総研)_4
野淵輝「日本のナガキクイムシ科」(『家屋害虫』15巻1号、1993年)
 日本のナガキクイムシ科(家屋害虫15-1、1993)_1日本のナガキクイムシ科(家屋害虫15-1、1993)_2
 日本のナガキクイムシ科(家屋害虫15-1、1993)_3日本のナガキクイムシ科(家屋害虫15-1、1993)_4日本のナガキクイムシ科(家屋害虫15-1、1993)_5


尾根の道のナラ枯れ枯死木伐り株 3月1日

ナラ枯れによる枯死木に白いテープを巻き付ける以前、21年10月24日に伐採したフラス木№3を枯死木№0としました。1月~2月に伐採(伐倒)したコナラ枯死木の切り株(伐根)の写真です。伐採時にブログに掲載した写真と形が違うのは、その後、伐り株(伐根)を切って地面からの高さを低くした所為です。2枚の写真の向きは同じではありません。
ナラ枯れ枯死木№0(フラス№3)
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ナラ枯れ枯死木№14(フラス№6)
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ナラ枯れ枯死木№15(フラス№ )
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ナラ枯れ枯死木№16(フラス№7)
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ナラ枯れ枯死木№17(フラス№8)
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ナラ枯れ枯死木№18(フラス№16)
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ナラ枯れ枯死木伐採(№11) 2月27日

ナラ枯れ枯死木№8に続いて、峠の道のコナラ(枯死№11、フラス№240)を伐採しました。
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今週の作業予定:3月3日(木曜日)、3月4日(金曜日)。岩殿C地区に集合してください。

ナラ枯れ枯死木伐採(№8) 2月27日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名でした。
舗装園路からの分かれ道入口のコナラ(枯死№8、フラス№243・目通り直径32.0㎝・33.0㎝)
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見晴らし台からの眺め向上 2月24日

市民の森の見晴らし台から榛名山方面はよく見えません。見晴らし台のすぐ前に上に伸びる枝が複数あって見通しを悪くしているのです。なんとかしてほしいという要望があったので、枯死木伐採作業終了後、見晴らし台に行って、眺めを阻害しているコナラを根元から伐採しました。このコナラは以前、展望を悪くしているという理由で幹の途中で切られ、そこから萌芽枝が伸びて再び見通しを悪くしていたようです。こういう例は他所でもよくあります。
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森林景観づくり-その考え方と実践』(日本林業調査会、2017年)122~123頁
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見通し確保のための伐採は思い切って根元から!

ナラ枯れ枯死木伐採(№6) 2月24日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は江原さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、Hikizineの5名でした。
舗装園路からの分かれ道入口コナラ(枯死№6、フラス№246・目通り直径26.5㎝・31.5㎝)
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2本立ちでさらに高所で枝が横に広がっておらず手間のかかる木でした。



ナラ枯れ枯死木伐採(№3) 2月18日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は新井さん、江原さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの8名でした。
舗装園路のコナラ(枯死№3、フラス№610・目通り直径37.5㎝)
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クライミングロープ(青)35m、ワーキングロープ(緑)15m

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伐採落枝が地面に突き刺さっています
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木庭さん、チェンソー挑戦


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2月下旬は24日(木曜日)、27日(日曜日)。舗装園路から分かれて入山沼方面に向かう尾根の峠道(雪見峠)入口で、ナラ枯れ枯死木(№6、№8)を伐採します。

ナラ枯れ枯死木伐採(№1) 2月17日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は新井さん、江原さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、Hikizineの6名でした。
舗装園路のコナラ(枯死№1、フラス№607・目通り直径43.5㎝)
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ナラ枯れ枯死木伐採(№2) 2月11日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、Hikizineの9名。鳩山アメダスの10日の日積算降水量は16㎜(内降雪3.0㎜)でした。今日から舗装園路沿いのコナラ枯死木の伐採を始めます。
舗装園路のコナラ(枯死№2、フラス№607、目通り直径43.5㎝)
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来週は、17日(木曜日)、18日(金曜日)に伐採作業をします。

伐採残材の片付け 2月8日

作業エリアの林床に置いている伐採残材を運び出して片づけました。
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細い枝はそのまま残して、チッパーにかけてチップにします。

ナラ枯れ枯死木伐採(№26) 2月7日

ナラ枯れ枯死木№18に続いて、谷の道のコナラ(枯死№26、フラス№238・26.5㎝)の伐採をしました。
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保全クラブ作業エリア内にあったヤマザクラを玉切りしました。ナメコのホダ木にします。

ナラ枯れ枯死木伐採(№18) 2月7日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は芦田さん、金子さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの8名でした。尾根の道のコナラ(枯死№18、フラス№16、21㎝・29.5㎝)と谷の道のコナラ枯死木の伐採をしました。
尾根の道のコナラ(枯死№18、フラス№16、21㎝・29.5㎝)
№18

E樹木の生育状況調査part4_2

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ナラ枯れ枯死木伐採(№17) 2月4日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、片桐さん、金子さん、木庭さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名でした。尾根の道の四阿の入山沼側にあるコナラ(枯死№17、フラス№8 、目通り直径39.0㎝)を伐採しました。
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来週は、7日(月曜日)と11日(金曜日)を予定しています。11日からは、物見山駐車場から地球観測センターに向かう舗装園路沿いのナラ枯れ枯死木の伐採を行います。

ナラ枯れ枯死木伐採(№16) 1月31日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は芦田さん、江原さん、鳥取さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの6名でした。尾根の道の四阿近くにあるコナラ(枯死№16、フラス№7 、目通り直径43.5㎝)を伐採しました。
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条枝類は大きさで分けて、小枝は岩殿C地区に移動しました。
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ナラ枯れ枯死木伐採(№15) 1月28日

市民の森保全クラブ日曜日の活動日。参加者は芦田さん、新井さん、金子さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名でした。鷲巣さんが持ってきてくれたジャガイモを焼いて食べました。おいしかったです。
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今日は作業道から尾根の道を少し上がったコナラ(枯死№15、フラス№  、目通り直径52.5㎝)を伐採しました。
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来週は、31日(月曜日)と2月4日(金曜日)にコナラ枯死木の伐採をします。

ナラ枯れ枯死木を伐採(№14) 1月23日

市民の森保全クラブ日曜日の活動日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名でした。今日からナラ枯れ枯死木の伐採を始めます。今日は作業道から尾根の道上がり口近くのコナラ(枯死№14、フラス№6、目通り直径37㎝)です。
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近くに10月24日に伐採したコナラ(フラス№3、目通り直径35㎝)があるので、コナラ枯死木の伐採は2本目です。
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細川さんが持ってきてくれたサツマイモを焼き芋にしました。
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江原さんは焼き芋に凝って自宅でシルキースィートを焼いて、近所の方にお裾分けしているそうです。来年のイベントには、スタッフ一同、焚火が上達して、今年よりずっとおいしい焼き芋が食べられるようになっていそうです。

木庭さんが作ってくれたキーホルダー
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テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
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昆虫食。焼いて食べるとおいしい?

    (フマキラーHP『For your LIFE』 2021年2月19日記事)

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カシノナガキクイムシの穿孔によって枯死したコナラの特殊伐採
   ~ GRCSとポータラップによるリギング技術研修 ~
        (『Tree Climbing Japan』HP 2010年6月15日記事)
はじめに
1.カシノナガキクイムシとは
……雌が飛翔して来ると雄は孔から出て来て交尾し、その後に雌と一緒に孔の中に戻って、雌が持参したラファエレア菌(アンブロシア菌)を培養して酵母を食料とします。
[ラファエレア菌(アンブロシア菌)? ラファレア菌(ナラ菌) 酵母(アンブロシア菌)]
2.どうして木が枯れるのか?原因はラファエレア菌
……カシノナガキクイムシは「養菌性キクイムシ」と呼ばれ、樹木の木部に孔道(トンネル)を掘って、孔道壁面で栽培して酵母を摂食します。
 カシノナガキクイムシが培養する菌はラファエレア菌(Raffaelea またはナラ菌)と呼ばれ、雌が運ぶこの菌が繁殖すると辺材部で通水機能が低下して樹木が枯死します。
3.カシノナガキクイムシの生態
……昆虫の多くは卵を産む親と、卵から孵った子供が同居することは殆どありません。しかしキクイムシは人間と同様に一夫一妻制や一夫多妻制などの結婚生活を営み、子育てをします。
 この世代交代(繁殖)に成功した集団が加害した樹木は、夏に水分不足で枯損します。仮にカシノナガキクイムシに侵されても、繁殖に成功しなければその樹木は枯れません。このカシノナガキクイムシに対する予防および駆除手法として1) ケルスケットなど殺菌剤を樹幹注入する方法、2) 殺虫剤と粘着剤の混合液を樹幹に散布する方法、3) ビニールシートで幹を皮膜する方法、4) NCSくん蒸剤処理、5) 伐倒粉砕処理などがあります。
4.伐倒して薪にすること
 枯死した個体からは翌年の6~7月に大量のカシノナガキクイムシが脱出して、周辺の樹木を侵します。胸高直径30cm、樹高15mのミズナラの場合、1本の枯死木から2万匹の成虫が脱出し、これらが10本の枯死木を発生させると考えられています。
 森林内や伐採した現場にカシノナガキクイムシしか存在しないのであれば、殺菌剤注入や殺虫剤散布、NCSくん蒸剤処理有効かもしれません。しかし一方的に薬剤処理したり、環境に良くない処理をしたりするよりも、効果が少なくても少しでもカシノナガキクイムシの生息密度を低下させることが重要と考えます。
 そこで、カシノナガキクイムシが幼虫である状態の時、枯死木を伐採して薪状に割材することにより、ラファエレア菌の増殖を抑えて幼虫が死んで行くと同時に、周辺のアリ(蟻)類による食餌行動による駆除を実施しました。
 なお、この方法であれば、割材した木材を「薪材」として有効利用することが出来ます。

5.GRCSとポータラップによるリギング技術研修
おわりに
……また、カシノナガキクイムシ被害木は、伐採してNCS燻蒸剤処理するのが一般的ですが、今回の伐倒木はすべて割材して薪に利用しました。キクイムシがサナギになる前に、割材すると木材が乾燥して幼虫のある程度が死んでしまいます。また、割材して積み上げると、どこからともなく何種類かのアリ(蟻)が寄ってきて幼虫を補食してしまいます。
 割材はカシノナガキクイムシの完全防除には至りませんが、環境に対する影響は低く、かつ薪材として有効利用で木など、それなりの利点があります。
 自然界ではキクイムシは衰弱木を早く枯死させたり、腐りにくい材部を分解してくれたり、物質循環を促進するという重要な役割を担っているのですが、単に密度が高くなり過ぎたのが問題のようにも考えます。
 循環型社会が提唱される昨今、カシノナガキクイムシだけが悪者のように捉えられるような考え方では、新しい時代は見えてこない気(木)がします。(副代表 川尻秀樹)

GRCS(グッドリギングコントロールシステム)
グレッグ・グッドによって開発されたグッド・リギング・コントロール・システム(GRCS)。重量物を安全確実に吊り下ろすプロ用のツール。

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.※カシノナガキクイムシについて
(『Tree Climbing Japan』HP  2010年1月15日記事)
1.カシノナガキクイムシで木が枯れる経緯
 カシノナガキクイムシはコウチュウ目ナガキクイムシ科の昆虫で、成虫の体長は4~5mmの円筒状、雌の前胸背板には共生菌を貯蔵する器官(マイカンギア)である円形の小孔があります。
 この昆虫は本州、四国、九州、沖縄に分布しており、一夫一妻性で親が子どもの世話をする家族生活を営んでいます。繁殖期を迎えた雄成虫は午前中に繁殖場所から脱出して飛翔し、繁殖場所にふさわしい樹木を見つけて幹に穴(孔)を開けて、集合フェロモンを発散します。
 孔を開けた時に発生する木屑と集合フェロモンに誘引された雄が次々に飛来して集合フェロモンを発散するため、多くの雌雄成虫が飛来して幹に多数の孔を掘る集中加害が引き起こされます。集中加害はマスアタックと呼ばれ、樹木の抵抗力(樹液などを出す能力)を回避する方法です。カシノナガキクイムシは同時に多数の成虫がマスアタックするために、気温20℃以上で日差しがある二条件が揃う午前中に飛翔します。
 雌が飛翔して来ると雄は孔から出て来て交尾し、その後に雌と一緒に孔の中に戻って、雌が持参したラファエレア菌(アンブロシア菌)を培養するため、木部の水分移動が阻害されて木が枯れるのです。
[ラファエレア菌(アンブロシア菌)? ラファレア菌(ナラ菌)]
2.どんな樹木が加害されるのか?
3.キクイムシの食べ物(ラファエレア菌)
[ラファエレア菌(ナラ菌)ではなくアンブロシア菌とすべきでは?]
 キクイムシは名前の通り、樹木の木材部分や内樹皮を食べる種類が多いのですが、他にはドングリなどの種子を食べる種類や菌類を培養して餌にする種類がいます。 カシノナガキクイムシは菌類を食べる養菌性キクイムシと呼ばれ、樹木の奥深くに孔道(トンネル)を掘って、孔道壁面で栽培して摂食します。 1836年にキクイムシが白い物を食べていることを発見した研究者は、この食べ物をアンブロシア(ギリシャ神話に登場する不老不死をもたらす神の食べ物)に例えたため、養菌性キクイムシが食べる菌類はアンブロシア菌と総称されています。
 カシノナガキクイムシが培養する菌はラファエレア菌(Raffaelea またはナラ菌)と呼ばれ、雌が運ぶこの菌が繁殖すると辺材部で通水機能が低下して樹木が枯死します。培養するため、木部の水分移動が阻害されて木が枯れるのです。
4.カシノナガキクイムシの生態
5.対策はあるのか?
 1)万能な殺菌剤は無い。ラファエレア菌の殺菌は極めて困難である。
 2)ラファエレア菌を運ぶカシノナガキクイムシも樹幹内にいて殺虫は難しい。
 ・薬剤注入による防除方法
  1.生き残っている樹木にドリルで穿孔し、NCSくん蒸剤を2ml注入してカシノナガキクイムシとラファエレア菌を殺す。
  2.加害木を伐倒してNCSくん蒸剤処理するかチップ工場等へ搬出破砕処理、残った伐根部分はNCSくん蒸剤処理する。
 ・その他の防除方法
  1.着剤と殺虫剤の混合剤を樹幹に散布して駆除する。
  2.シイタケ菌など、きのこ菌とラファエレア菌と拮抗させてカシノナガキクイムシを殺虫する。
  3.ベンレートなど殺菌剤を樹幹注入して菌類の繁殖を抑制する。
 以上の方法などがとられていますが、現時点で画期的な手法はありません。またキクイムシは衰弱木を早く枯死させたり、腐りにくい材部を分解してくれたり、物質循環を促進するという重要な役割を担っているとも言えます。
 循環型社会が提唱される昨今、カシノナガキクイムシだけが悪者のように捉えられるような考え方では、混乱の時代は乗り切れないような気(木)がします。

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