岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

岩殿F地区

除草作業 7月21日

岩殿F馳駆の無名沼ロ号下の耕作放棄地①と②の除草をしました。
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キマダラミヤマカミキリ
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和名はキマダラカミキリ→キマダラヤマカミキリ→キマダラミヤマカミキリと変遷しているようです。
欧文社のワイドカラー図鑑『昆虫』(1983年)には、キマダラカミキリででています。
市民の森のコナラの幹にいました。


除草作業 7月20日

岩殿F地区上段の耕作放棄地とC地区の下の休耕田んぼをハンマーナイフモアで除草しました。
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F地区上段。直立した花序のヌマトラノオの群落は残しました。前回は4月12日。昨年は、5月31日8月28日に草刈機で、9月27日はスパイダーモアでの除草でした。作業後の刈草の状態を比べると、草刈機、ハンマーナイフモア、スパイダーモアの違いがわかります。

岩殿入山谷津の植物調査 第14回 6月20日

二宮さん、坂田さんで岩殿F地区の植物調査枠と入山谷津の植物調査を実施しました。
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枠内の高低・乾湿条件と植物(2021年5月30日現在)
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左:A・B1~5(作業道側)
右:A・B6~10(ボッシュ林側)
坂田さん作成の資料です。ありがとうございます。

ヤマトシリアゲ(シリアゲムシ科)
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3種のトラノオ(サクラソウ科)
入山谷津にはヌマトラノオ、オカトラノオ、イヌヌマトラノオが自生しています。
調査枠内では大半がヌマトラノオ、作業道下がオカトラノオです。
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※岩殿G地区のコブシに実(集合果)がついていました。
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岩殿F地区の草刈り 6月10日

市民の森保全クラブの明日の活動はチッパー作業で、昨年度のを伐採・更新エリアの斜面に積んである条枝を作業道でチップにして袋詰めします。
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作業道下の岩殿F地区の植物調査枠の西側にサイズ分けして積んでいる伐採残材はボッシュ林側に移動して片づける計画でしたが、田んぼの作業に追われて着手できない間に雑草に覆われて見えないような状態になってしまいました。今日、除草機と草刈機で帯状に草を刈ったので、明日はチッパー作業と併行して片付け作業を開始します。
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ホシベニカミキリ
岩殿C地区の駐車スペースのオオバコにいました。
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ホシベニカミキリ(『北茨城周辺の生き物』2016年5月26日記事)

岩殿入山谷津の植物調査 第13回 5月30日

二宮さん、坂田さん、小野さんで岩殿F地区の植物調査枠と入山谷津の植物調査をしました。
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休憩時に話題になっていた「群集」と「群落」。『改訂版ビオトープ管理士資格試験 公式テキスト』22頁(日本生態系協会、2016年)では、「群集と群落:動物も植物も、個体が集まると個体群のレベルになる。個体群が集まると動物は動物群、食ウツは群落となる。単に「群集」という場合は、一般に、動物と植物を合わせた生物群集を指す。植物は動物に比べ移動が難しいため、その地域の気候や地質の特性に影響を受け、固有の群落を形成する。それを餌やすみかとする動物は、その影響を受けて特色ある動物群集となる場合が多い。」(22頁)。「植物調査:植物は生態系の基礎であり、環境把握のためには欠かせない調査項目です。目的によって様々な手法がありますが、一般的には、何が生育しているかを調べる植物調査(フロラ調査)と、植物群落の組成を記載するための植生調査(植物群落組成調査)などがあります。」(176頁)。同書4.1 ビオトープ計画のために (166~178頁)のまとめとして、「ビオトープを計画するには、その地域の生物相や自然環境に関する知識、特に代表的な生物についての基本的な知見(種名、生態)が必要となる。生物調査には、目的に応じた様々な種類と手法がある。調査結果(生物種リストなど)を理解するには、調査手法を理解している必要がある。種種の生物の生息状況だけでなく、生物環境の全体像を理解する。そのためにはGISなどが有効である。」(178頁)とあります。
古典的な書物に、沼田真編『図説 植物生態学』(朝倉書店、1969年)、沼田真編『植物生態 野外観察の方法』(築地書館、1962年、1966年改訂再版、増補改訂第3版)があります。これまでの岩殿入山谷津の植物調査(フロラ調査)で植物種のリストはほぼできていると思っていますが、現在すすめている植物調査枠の群落調査において座右の書として活用していきたいと考えています。

   沼田真編『植物生態 野外観察の方法』目次
    はしがき
    改訂再版にさいして
    第1部 野外観察の方法
    野外観察のねらい
    1 校庭内外の雑草の生活
    2 田畑の雑草
    3 帰化植物の生活
    4 日本の草原
    5 森や林のつくり
    6 竹林のつくり
    7 山を調べる
    8 水辺の植物の生活
    9 湿原を調べる
    10 河原の植物
    11 海岸の植物
    12 磯の潮だまり(タイドプール)
    13 植物季節を調べる
    14 環境の調べ方
    15 生活型を調べる
    第2部 指導計画と生態教材
    1 中学校の生態教材
    2 高校の生態教材
    3 観察のための学校園
    4 生物クラブの活動とその方法
    あとがき
    索引


伐採残材整理終わる 5月23日

市民の森保全クラブ、日曜日の定例作業日。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、澤田さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名。伐採・更新エリアから岩殿F地区に下ろした伐採残材の整理。不揃いの残材をドーナツ状に積み上げるスイス積み(ホルツハウゼン)をして、今日で終了としました。
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スイス積みのすすめ 積み方とコツ(田舎暮らしサイト『 里山4ライフ』2020年4月15日記事)

F地区植物調査枠西側に整理して積んでいる残材はボッシュ林側に運んで沢沿いに並べ、水路保全に使用してみます。
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澤田さんは斜面のベンチ・テーブル周囲、作業道坂の草刈りをしました。
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岩殿入山谷津の植物調査 第12回 5月17日

二宮さん、加倉井さん、小野さんで入山谷津、入山沼下の植物調査をしました。F地区の作業道寄りの調査枠はセイタカアワダチソウ、カナムグラの下にアシボソがビッシリです。スギナの輝き(排水作用による水滴)。スギナは枝先にある水気孔から、根に水分が多い時や湿度が高い時に、体内の水分を排出します。
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草が伸びるのが速いので、草刈りや片付けを急がなければいけないところが何カ所もあります。
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無名沼イ号はまた水がなくなっています。毎年、何回か繰り返し、生きものには住みにくい場所になってきました。
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アオダイショウ

コチャバネセセリダイミョウセセリ
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ハスオビエダシャク幼虫?
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ハスオビエダシャク(シャクガ科)(『みんなで作る日本産蛾類図鑑』記事)

ヒメシロモンドクガ幼虫?orモンシロドクガ幼虫?
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ユウマダラエダシャク
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ユウマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)(『福光村昆虫記』記事)

ルリタテハ幼虫
サルトリイバラの葉裏についていました。
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除草 5月15日

岩殿F地区のボッシュ林側を除草しました。
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植物調査枠のヤナギの樹液を吸っていたヤマキマダラヒカゲ(タテハチョウ科)
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サトキマダラヒカゲ2016年8月25日記事
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※サトキマダラヒカゲ×ヤマキマダラヒカゲ 翅裏比較図 (『蝶鳥ウォッチング』)

伐採残材の整理 5月14日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、澤田さん、木庭さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの11名。岩殿F地区植物調査枠の東側で伐採残材の整理をしました。
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日ざしが強く汗をかいてしまいます。ここが片付けば……。
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4月16日からの作業ですが、次回で一区切りできればと思っています。

岩殿D地区のチガヤ
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入山沼下の学びの道法面、岩殿I地区の西縁水路寄りのエゴノキミズキガマズミには白い花が咲いています。
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休憩中にみつけたクロモンドクガ(ドクガ科)の幼虫
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クロモンドクガ(『昆虫ワールド』サイトから)

ボッシュ林側の草刈り 5月9日

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ヤブミョウガ(ツユクサ科)の新芽
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伐採残材の整理 5月7日

市民の森保全クラブ定例作業日①。参加者は芦田さん、片桐さん、澤田さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名。岩殿F地区植物調査枠の西側は終わりました。
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東側に移動しました。
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この山が片付けば終了です。
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谷津は夜な夜なイノシシが出没してラッセルしているようです。
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岩殿G地区・F地区の草刈り 4月27日

今日は岩殿G地区からF地区の植物調査枠までの草刈りをしました。
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岩殿F地区
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岩殿G地区
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ミズキの花が咲いています。
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イヌシデについた虫こぶ、イヌシデメフクレフシ
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イヌシデメフクレフシ ソロメフクレダニというダニの一種によって芽が変形するえいで、頂芽の鱗片が肥大し、1つの芽が松かさ状に大きく膨らんだもの。芽の幅は28mm、長さ25mmで褐色になる。鱗片の外側は黄白色の長毛を密生した堅い皮殻となり、内側は柔組織が縦の方向に多数ひだ状に突出し、たがいにからみ合ったもので、その間に無数のダニが見られる。(『松江の花図鑑』から)

岩殿入山谷津の植生調査 第11回 4月24日

二宮さん、坂田さん、小野さんで岩殿F地区の方形20枠の植物調査をしました。

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グリーンベルト植物調査枠
岩殿F地区の谷津底を横断する10m×50mのグリーンベルトを20区画(5m×5mの方形枠、A1~10、B1~10)に分け、2020年6月から区画毎に植生を調査しています。
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(2021年4月27日撮影)

市民の森とその周辺でもキンラン、ギンラン、ササバギンランが開花してきました。ササバギンランは昨年5月17日の調査でリストに追加しました。2014年5月8日の記事でWikipediaから引用しています。今回『キンラン』の項目を閲覧してみると、編集されて書き換えられている部分がありました。再度引用しておきます。
人工栽培に関して

キンランの人工栽培はきわめて難しいことが知られているが、その理由の一つにキンランの菌根への依存性の高さが挙げられる。

園芸植物として供させるラン科植物の、菌根菌(ラン科に限ってはラン菌英語版という言葉も習慣的に用いられる)はいわゆるリゾクトニア英語版と総称される、落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌である例が多い。 ところがキンランが養分を依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成するイボタケ科、ベニタケ科(担子菌門)などの菌種である[2][3]。外菌根菌の多くは腐生能力を欠き、炭素源を共生相手の樹木から得、一方で樹木へは土中のミネラル等を供給し共生している。キンランはその共生系に入り込み、養分を収奪し生育している。

ラン科植物は多かれ少なかれ菌類から炭素源(糖分など)や窒素源(アミノ酸など)を含め、さまざまな栄養分を菌根菌に依存している[4]。菌への依存度はランの種類によって異なり、成株になれば菌に頼らなくても生きていける種類(独立栄養性種=栽培できる有葉ラン)から、生涯を通じてほとんどすべての栄養分を菌に依存する種類(菌従属栄養性種=一般に‘腐生ラン’と総称される)までさまざまな段階がある。本種の菌依存度は独立栄養植物と菌従属栄養植物の中間(混合栄養性植物)で、坂本らの調査[5]によれば本種は炭素源の34~43%、窒素源の約49%を菌から供給されており、同属のギンランでは炭素源の48~59%、窒素源の90%以上と、さらに高い依存度を示している。

このような性質から、キンラン属は菌類との共生関係が乱された場合、ただちに枯死することは無いが長期的に生育することは困難になる。そのため、自生地からキンランのみを掘って移植しても5年程度で枯死してしまう。外生菌根菌と菌根共生するラン科植物は多くあり、キンランと同様に里山に生育するオオバノトンボソウ(ノヤマトンボソウ)も同様の性質を持つ[6]

理論上は菌根性樹木・菌根菌・キンランの三者共生系を構築すれば栽培が可能である。実際Yagame and Yamato(2013)[7] は、キンランからイボタケ科の菌根菌を分離培養後、外生菌根性の樹種であるコナラの根に分離株を接種し菌根を形成させ、そこへ無菌培養条件下で種子発芽から苗まで育てたキンランを寄せ植えし、30ヶ月育成させることに成功している。この実験では、植え付けたキンランの多くの苗が地上部を形成せず、根のみを伸長させ生育する様子が観察されている。この現象から、キンランが高い菌従属栄養性を有することがわかる。しかし、このキンラン・菌根菌(イボタケ科)・樹木(コナラ)の3者共生系の構築は①菌根菌の分離・培養、②菌根菌の樹木への接種、③安定した共生系の維持(ほかの菌根菌のコンタミネーションの防止)といった技術上解決しなければならない問題点が多く、一般家庭で行うことは困難である。自然環境中に外菌根菌は6000種程度存在し[8]、キンランが生育する環境下にも多様な外生菌根菌が共存していると考えられる。その中でキンランに養分を供給する菌種は限られているため、単純にキンランと樹木を寄せ植えにしても、その樹木にキンランと共生関係を成立させうる外菌根菌が共生していなければ、キンランを生育させることはできない。

※「里山のランラン[前編]キンラン・ギンラン」(『サカタのタネ園芸通信』連載の小杉波留夫さん『東アジア植物記』の2017年4月18日記事)

 


長谷川啓一・上野裕介・大城温・井上隆司・瀧本真理・光谷友樹・遊川知久「キンラン属 3 種の生育環境と果実食害率:保全に向けての課題(『保全生態学研究』22巻2号、2017年)

要旨:キンラン属は、我が国の里山地域を代表する植物種群であり、菌根菌との共生関係を持つ部分的菌従属栄養植物である。全国的に、里山林の荒廃や樹林の減少に伴って生育地が減少しつつある。本研究では、キンラン、ギンラン、ササバギンランの 3 種を対象に、(1)樹林管理の有無とキンラン属の分布にどのような関係があるか、(2)キンラン属が生育するためにどのような環境整備が必要か、(3)ハモグリバエ類の食害はどの程度生じているのか、を明らかにし、今後、キンラン属の保全のためにどのような方策が必要かを検討した。……

キンラン属の生育地保全のための樹林管理手法
 本研究の結果、3 種とも樹林管理を行っている区域に生育地が集中し、同所的に出現していた一方で、種ごとの生育環境にはほとんど違いが見られなかった(図 3)。このことは、保全上、2 つの重要な示唆を含んでいる。第 1 に、キンラン属の生育地の保全には、樹林管理がきわめて重要であること、第 2 に、管理手法を種ごとに検討することは必須ではなく、共通の対策で 3 種の共存が可能なことである。……

 一方、本研究では、5 月の開花期の環境条件を基に検討を行っているが、下草刈りの時期や実施内容については、キンラン属植物の年間の生活史を踏まえて検討する必要がある。通常の樹林管理では、草本が繁茂する初夏~秋に雑草の繁茂抑制を目的とした下草刈りが行われるが(例えば、川崎市(2010))、この時期はキンラン属の果実の成長・成熟期にあたり、草刈りにより多くの株が消失してしまう危険性が高い。また、初夏~秋は翌年の開花期に向けて個体に栄養を蓄える時期であり、十分な光を受けて光合成を行える環境が重要と考えられる。そのためキンラン属の生育エリアでは、キンラン属のフェノロジーにあわせ、4 ~ 5 月の花期に生育位置を確認し、初夏~秋には光環境の種間競争を手助けするための生育箇所周辺の部分的な草刈等が必要である。その上で、種子散布後の 1 ~ 2 月に全面的な樹林管理を行い、生育エリア全体としてアズマネザサの繁茂抑制を行う等、持続的に明るい林床環境を維持するための対応が必要であろう。……


キンラン属3種の環境ごとの生育株数の違いと樹林管理
 生育株数を目的変数とした GLMM の結果から、本調査地のように成立年代や地質、気候、植生的によく似た樹林であっても、微環境の違いによって生育株数が異なることがわかった。すなわち、キンランとギンランは樹冠が開け、草本被度の小さい、明るい林床環境ほど株数が多くなる傾向があったのに対し、ササバギンランは植生や光環境に対する増減傾向は検出されなかった(表2)。他方、ギンランとササバギンランは、土壌硬度が高いほど(山中式土壌硬度計の目盛りで 15 mm 以上)、株数が減少する傾向が確認されたのに対し、キンランは土壌硬度よりもリター厚が厚くなるほど株数が少なくなる傾向が確認された(表 1)。これらのことから、キンラン属 3 種の生育株数を増加させるためには、光条件やリター厚、高木層や草本類との相互作用(例:光や空間をめぐる競争)がキンラン属の生育に適した状態に近づくように、枝打ちや下草刈り、落ち葉かき等の樹林の人為的管理が重要であることが示唆された。その際、踏みつけなどによって土壌硬度が高まらないよう配慮が必要である。
 生育地点近くの樹種についても、キンランとギンランでは違いが見られた。キンランは、落葉・常緑問わずにブナ科樹木の近くで生育株数が多く、ギンランは、アカマツまたはクヌギやコナラ等の落葉性のブナ科樹木の近くほど生育株数が多いことがわかった(表 2)。この理由として、樹種ごとの共生する菌種の違いが考えられる。土壌中の菌根菌の把握は、播種試験法(辻田・遊川 2008)を用いることで局所的な菌根菌の種や分布を把握可能であるが、広域的に把握する手法はない。他方、分子生物学的手法の急速な発展により、これら土壌中の菌とキンラン属との関係性も明らかにされつつある(例:Sakamoto et al. 2016)。さらに近年、土壌中の菌類の調査技術が急速に発達しており(谷口 2011)、これまでブラックボックスであった土壌中の菌根菌と外生菌根性の樹木、キンラン属の 3 者の相互関係の解明が期待されている。将来的には、それらの成果を活用することで、地上部の樹種の違いだけでなく、菌根菌の分布も考慮した保全手法の開発につながるだろう。

3種間での袋がけの効果とハモグリバエ類の影響の違い(略)

【コラム】スマート農業 研究第一人者に聞く「スマート農業最前線」SMART AGRI
農業とITの未来メディア

  ●「菌根菌」とタッグを組む新しい農法とは? 〜理化学研究所 市橋泰範氏 前編
    日本の農業に貢献するための微生物研究施設
    植物と微生物の関係性がやっと見え始めた

  ●「アーバスキュラー菌根菌」とは何者か?〜理化学研究所 市橋泰範氏 中編

    無機成分の土壌診断だけでは通用しなくなっている
    リン酸を植物に“供給”してくれる菌根菌という存在
    日本は貴重なリン肥料を無駄に使いすぎている

  ●「フィールドアグリオミクス」により微生物と共生する農業へ 〜理化学研究所 市橋泰範氏 後編
    土壌、植物、微生物を解析する「フィールドアグリオミクス」とは
    世界の土壌は病んでいる。では、日本は?
    微生物と共生する、21世紀型の緑の革命を



枝条の整理 4月16日

市民の森保全クラブの活動日。参加者は芦田さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの7名でした。昨年度伐採木の残材整理。端材や条枝の積み直しを作業道、岩殿F地区で行いました。
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鳥取さんがサンダーで活動広場のベンチ、テーブルの仕上げをしてくれました。
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進入路の作業は、渡部さんが角材の中間にボルトを増やして補強。角材の長さを調整して設置できそうです。
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田んぼの草刈り 4月15日

岩殿C地区の田んぼとF地区の市民の森作業道よりの草刈りをしました。
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畦の法面は刈り残しているので耕作をしていた時代の田んぼの区画がよくわかります。

岩殿F地区の草刈り 4月13日

昨日、ハンマーナイフモアで草刈りできなかったボッシュ林側の草刈りをしました。冬季、鳥が草の実をたべる餌場になっていた場所です。
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湿地化の違いに加えて、日の当たっている時間の違い、さらに夏季は日当たりを避けて、朝日が当たっていないボッシュ林寄りの日影の部分から草刈りすることもあるからでしょうか、中央の農道(畦)寄りとボッシュ林寄りとでは植生が違ってきているように感じました(草刈り時期のズレ?)。今日はボッシュ林側は刈り残しました。

ニワトコ(ガマズミ科)の花が咲いています。奇数羽状複葉です。
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ハンマーナイフモアで草刈り 4月12日

岩殿F地区の上段、エノキの周り、植物調査区2辺、中央の農道(畦)をハンマーナイフモア(歩行型草刈機)で刈りました。ボッシュ林側は湿地化しているのでクローラタイプ(共立HRC664刈馬王RX550など)を試してみたいです。
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岩殿入山谷津の植生調査 第9回 2月24日

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い発令された2回目の緊急事態宣言が継続する中、岩殿F地区の植物調査枠(5m×5m)のポールを再設定して調査再開です。12月に調査枠内の草刈りをして枠外に移動して焼却したので、一見何も生えていないように見えますが、カナムグラ、ケキツネノボタン、ミゾソバなどすでに出芽しています。
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冬芽や虫えい(虫こぶ)の観察からアカシデ、イヌシデを判別する方法などど二宮さんから教わりました。
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※「アカシデの虫えいの虫探し」(廣野郁夫さんの『木のメモ帳』から)

入山谷津の落葉掃き 2月3日

殿山共同農場の皆さんと入山谷津の落葉掃きをしました。
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ピザ、焼き芋、ママレード、おいしくいただきました。
入山谷津は市民の森に囲まれているので、岩殿H地区からG地区に軽トラが入れられるようになれば、落葉の収集がさらに楽になりそうです。

田んぼの畦畔の消失 1月25日

23日(土曜日)~24日(日曜日)は久しぶりに雨が降りました。鳩山アメダスの日積算降水量は23日20.0㎜、24日14.5㎜、降雪はありませんでした。雨水がどのように流れているか、岩殿F~I地区をチェックしました。1975年頃の空中写真を見ると岩殿F地区の田んぼの畦畔がはっきりと分かりますが、現在はこのあたりに田んぼの畦があったのかなという程度にまで消失し、起伏のないのっぺりとした感じになってしまっていて残念です。
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植物調査区の草刈り終わる 1月2日

植物調査区の草刈りが終わりました。
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ヤナギが生えている辺りは正午になっても日が当たりません。
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草刈り機の刃が当たるとシャリシャリと音がします。

植物調査区の草刈り 12月30日

岩殿の耕作放棄地の9名の地主さんにこの1年間のお礼と活動報告をして、3時頃から植物調査区の枯草を刈り取りました。今日からボッシュ林側(岩殿1382)です。ヤナギが2本生えているところまでしました。
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帰宅途上、青木ノ入で月が東の空に昇っていくのを眺めました。満月です。
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撮影時刻は午後5時。今日の東松山市の日の出は午前6時52分、日の入りは午後4時38分。
日の出時刻は毎日まだ遅くなっていますが日長時間はのびています。

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夕方から北西の風が吹き始め、鳩山アメダスでは午後9時に11.7m/sの風速を記録しています。気象用語では平均風速10m/s以上15m/s未満を(強風の一段階下の)「やや強い風」とよぶそうです。気象庁が採用している世界気象機関(World Meteorological Organization、WMO)の13段階のビューフォート風力階級表では風力6の雄風[ゆうふう](風速10.8〜13.8m/s)。陸上では大枝が動く・電線が鳴る・傘はさしにくいとされています。

植物調査区の草刈り 12月29日

昨日、積み上げていた刈り草を焼いたばかりですが、今日も草刈りをしてまた小山ができました。
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岩殿F地区④を刈りました。アシボソがこんなに生えていたのかなと思いながら片づけました。

植物調査区の刈り草を焼却 12月28日

岩殿F地区の植物調査区の刈り草を区外に集めて2箇所で燃しました。
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夕方、暗くなるまで三本さんが火の始末を手伝ってくれました。ありがとうございました。

植物調査区の草刈り 12月26日

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入山谷津には河川堆積物とみられる礫が多数あります。礫を拾ってピザ釜の側に追加しました。
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岩殿F地区で初めてみつけたオオムラサキの越冬幼虫
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市民の森四阿付近のアカマツ
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入山沼に向かう学びの道(九十九川の橋付近)から撮影しました。
市民の森尾根道の四阿(あずまや)近くのアカマツです。
尾根に生えているので、コナラ林の上に梢が出ています。
ここには7本ですが、尾根道をさらにすすむと市民の森保全クラブのアカマツ林保全エリアがあります。

植物調査区の草刈り  12月25日

岩殿F地区の植物調査区の草刈りを作業道側から始めました。
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新井さんが規格外れのまきと枝を持って来てくれました。
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リンゴもいただきました。ありがとうございます。

岩殿F・G地区境界の裾刈り 12月20日

岩殿F地区とG地区の境界部分と市民の森作業道下のG地区と接している部分の裾刈りをしました。

手前がボッシュ林、奥が市民の森作業道・南向斜面
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左がF地区、右のヤナギ林がG地区

手前が市民の森南向斜面・作業道、奥がボッシュ林
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        一段低いのがG地区

左が市民の森作業道下斜面、右がG地区
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岩殿F地区の草刈り 12月14日

岩殿F地区の植物調査枠~G地区草刈りが終わりました。枯草を刈って、そのままに置いているのでどうなっているのか分かりづらいですが、集めて積み上げます。
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12月中に、F地区とG地区の境界、ヤナギの大木のあるG地区と市民の森作業道間の斜面、G地区とH地区の境界を刈る予定です。
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岩殿F地区の草刈り 12月12日

岩殿F地区の植物調査枠とG地区との間の部分のボッシュ林側の草刈りをしました。
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写真中央のネムノキと奥のボッシュ林との間です。

ボッシュ林側から見ると日影になっている部分で湿地化が進んでいます。
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昨日、皆が帰ったあと、金子さんが残業して斜面の草刈りをしてくれました。
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岩殿入山谷津の植生調査 第8回 11月10日

寒さを感じる季節になりました。二宮さん、坂田さん、小野さんで実施しました。
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レポート「スギナの生き方連想」(坂田智代さん作成)
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畑の雑草図鑑〜スギナ編〜【畑は小さな大自然vol.30】(『マイナビ農業』2020年2月4日)
     生命力が高く、栄養豊富な雑草
     スギナの祖先は電柱サイズだった!?
     スギナはどんな場所で増える?
     スギナが生える土地の地力レベルは?
     スギナはどう対策する?
     スギナの役割とそれを肩代わりする方法
     スギナの特徴をうまく活かそう

スギナの研究 つくしの生える条件(『自然科学観察コンクール』HP)
  自然科学観察コンクール第56回中学校の部入賞・杉江実咲さんの作品
   (2016年1月、文部科学大臣賞表彰)

中谷敬子「スギナの繁殖特性と環境応答に関する基礎的研究(『雑草研究』60巻4号、2015年)
スギナは世界的に広く分布するトクサ科の多年生雑草で、国内でも、畑地、樹園地、牧草地、畦畔、路傍、造成地など農耕地、非農耕地を問わず、古くから広範な地域で発生が認められ、重要な防除管理対象雑草とされてきた)。1980年代以降、畑作における不耕起栽培の普及、農耕地および緑地管理の省力化にともない、本種の防除の困難さが強調されるようになったが、笠原(1951)以降、農耕地における発生や雑草害の実態は不明なままであった。また、スギナは胞子、根茎、塊茎の3種類の繁殖器官を持つこと、また、増殖力が強大であることが知られているが、その発生生態、増殖機構等についてはまだ不明な点が多く残っているのが現状である。本研究は、本草種の効果的また合理的な防除・管理技術の開発に資するために、農耕地における発生や雑草害の実態を明らかにするとともに、繁殖に関与する生理生態的特性、特に環境応答に関する特性の解明を行ったものである。
   1.発生および防除に関する実態調査
   2.繁殖器官の定着・増殖特性と環境応答
    (1)胞子からの発芽定着
    (2)地下部栄養繁殖器官からの増殖
    (3)繁殖器官形成に及ぼす除草剤処理効果
   3.畦畔植生群落をモデルとした繁殖特性と環境応答
   4.繁殖器官形成制御要因

(『雑草研究』41巻3号、1996年)
要約 スギナの防除技術を確立するために、繁殖の主体と考えられる地下部繁殖器官の形成あるいは死滅に及ぼす環境要因の影響を検討した。第1にスギナの各器官の成長に及ぼす日長の影響について検討した。8時間日長よりも16時間日長条件下で、根茎伸長、塊茎形成数および各器官の乾物重は顕著に増加した。第2に各器官の発育に及ぼす土壌水分の影響を検討した。その結果、萌芽前から湛水状態にすると塊茎は休眠状態となり萌芽しないが、萌芽後生育途中で湛水状態とした場合には塊茎形成のみが抑制され、地上部生育、根茎伸長は抑制されなかった。また、萌芽後生育途中で冠水状態(地上部が水面下にある状態)とすると地上部生育、根茎伸長、塊茎形成とも抑制された。第3に不良な環境条件に対する耐性について塊茎および根茎で比較した結果、高温および乾燥に対する耐性は塊茎よりも根茎が優れた。
総合考察 近年、農耕地への分布拡大が指摘されているスギナは、一度圃場に侵入すると防除が非常に困難な雑草である。スギナは地下部に強大な栄養繁殖器官を形成するが、効率的な防除法を確立するためにはその増殖機構の解明とともに器官の死滅に関与する環境条件を明らかにする必要がある。本研究において、スギナは長日条件で各器官の生育が優れること、萌芽前から湛水状態にすると塊茎は休眠状態となり萌芽しないが、萌芽後生育途中で湛水状態とした場合には塊茎形成のみが抑制され、地上部生育、根茎伸長は抑制されないこと、高温および乾燥等の不良な環境条件に対する耐性は塊茎よりも根茎が優れること等が明らかになった。先述したように、長日条件によるスギナの地下部の生育促進が日長反応性のみに因るのではなく、光合成器官である地上部の生育量と連動している可能性から、地上部の生育を抑制し、地下部繁殖器官の増殖を防ぐような防除技術を策定する必要も考えられる。また、転換畑等にスギナが繁茂してしまったような場合、湛水状態にすることによって防除する方法も考えられる。しかし、本実験の結果から、スギナはかなり高い湛水耐性を持っていることが示され、中途半端な湛水処理はかえって根茎伸長を助長すると思われる。また、かなり早期の萌芽前の湛水処理によって新たな増殖を抑制することは可能でも、根絶することは困難と思われる。なお、田畑輪換においては、3~4か月以上の長期間の湛水が行われるが、こうした条件におけるスギナの繁殖器官の生存については今後さらに検討が必要である。著者らは以前、スギナの根茎と塊茎では、新根茎の伸長力が異なり、塊茎から発生した根茎の方が根茎の節から発生した根茎よりも伸長力が優っていることを明らかにしている18)。土中の分布域拡大を担う根茎が高温や乾燥などの不良環境に対して強い耐性を示すのに対し、不良環境に対し耐性の弱い塊茎は、根茎より分離すると根茎から発生するものよりも速い速度で新たに根茎を伸長させ、さらに分布域を拡大するという生態的特性を持っているといえる。この両器官の巧みな連携によりスギナの繁殖戦略は強化されていると考えられる。環境に対する反応性は一つの植物種であっても、その前歴により異なる可能性があり、種内における変異性が大きく現れる部分でもある。今回の試験は一地域のみで採取した材料のみを用いて行ったものであり、具体的に防除方法等を考える際には、採取地の異なる材料等を用いて、さらに、自然条件下における環境変化に対する耐性を検討する必要があり、今後の課題であると考えられる。
中谷敬子・野口勝可・草薙得一「スギナの乾物生産特性および地下部繁殖器官の温度反応性(『雑草研究』41巻3号、1996年)

中谷敬子・野口勝可・草薙得一「スギナ胞子の発芽および前葉体の形成条件(『雑草研究』41巻3号、1996年)

中谷恵子「スギナの繁殖特性と防除(『農業技術』45巻10号、1990年)
   1.はじめに
   2.スギナの発生と防除の実態
   3.スギナの生態的特性
    (1)胞子からの増殖
    (2)地下茎繁殖器官からの増殖
   4.防除のポイント

伊藤操子『多年生雑草対策ハンドブック 叩くべき本体は地下にある(農山漁村文化協会、2020年9月)
やっかいな雑草の本体は地下にあり。多年草の特性と効果的な対策(草刈り、耕起、除草剤、防草シート、地被植物など)を平易に解説。草種ごとに地下部の貴重な写真とイラストを満載し、生態と管理法を具体的に示す
まえがき
Ⅰ.生活圏の雑草状況―悪化する植生
 1.深刻化する雑草問題
 2.対策が必要な場面は多種多様
 3.主な対象雑草は多年生
 4.近年やっかいな雑草が増え続けている原因
  1)直接的要因―雑草地の増加、草刈りなど
  2)間接的要因―温暖化、CO2濃度上昇など
Ⅱ.多年生雑草とは―やっかいな特性
 1.生活サイクルと繁殖戦略
 2.基本構造とタイプ―拡張型と単立型
 3.地下拡張型の特徴
  1)地下部の基本構造
  2)地下器官系の大きさと土中分布
 4.再生のしくみ
 5.栄養繁殖・拡散のしくみ
Ⅲ.雑草管理の基本とは―踏むべき手順
 1.目的の設定―何が問題か
 2.関係要因に関する情報収集
  1)雑草の種類と発生状況
  2)利害関係者
  3)使用できる労力・コスト
  4)管理による環境負荷
 3.プログラムを作成し計画的に
Ⅳ.管理手段その1―機械的手法
 1.刈取り・刈払い
  1)刈取りは何のために行うのか
  2)刈取り回数・時期に関する事例
  3)生長の季節消長からみた刈取り時期
  4)イネ科中心の植生への移行と刈取り
 2.耕起
 3.手取り除草
Ⅴ.管理手段その2―化学的手法
 1.除草剤の利用
  1)多年生雑草の制御に必要な特性
  2)施用法
  3)長期的視野の必要性―処理後の種類の変化
 2.抑草剤の利用
Ⅵ.管理手段その3―地表を被覆する手法
 1.防草シート
 2.植物発生材
 3.地被植物
  1)センチピードグラス
  2)ダイコンドラ
  3)ほふく性タイム
Ⅶ.多年生強害草に対処するには
 1.対処の手順―標的雑草の特定・排除から
 2.各種の特性を知れば対処法がわかる
Ⅷ.主要38種の生態と管理法
■根茎で拡がる:イタドリ、オオイタドリ、セイタカアワダチソウ、フキ、アキタブキ、ヨモギ、ドクダミ、カラムシ、ヒルガオ、コヒルガオ、ハマスゲ、シバムギ、セイバンモロコシ、チガヤ、アズマネザサ、ネザサ、ヨシ、ススキ、スギナ、イヌスギナ、ワラビ
■クリーピングルートで拡がる:ヒメスイバ、ヤブガラシ、ガガイモ、セイヨウヒルガオ、ハルジオン、セイヨウトゲアザミ、ワルナスビ
■ほふく茎で拡がる:クズ、シロツメクサ、ヘクソカズラ
■短縮茎をもつ:エゾノギシギシ、スイバ、ヘラオオバコ
『田舎の本屋さん』書誌詳解情報から)


セイタカアワダチソウ抜く 10月18日

岩殿F地区とG地区の目に止まったセイタカアワダチソウを抜きました。
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両地区の境界に10本ほど残しました。チョウやハチなど多くの生きものが集まってきます。

セイタカアワダチソウの抜き取り 10月15日

岩殿F地区の下段(岩殿1382番地の東部分。岩殿G地区との境界付近)のセイタカアワダチソウを抜き取りました。ネムノキ、オギの群落がある場所で植物調査のベルトの東側です。
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G地区境界部分のセイタカアワダチソウは抜き取っていません。オギの生えている場所に足を踏み入れてみると、ボッシュ林側からの浸水とその後の滞水で湿地化が進んでいて植生が変わっていきそうです。オギに混じった生えているセイタカアワダチソウは倒れていましたが、4~5mにも達しているものがありました。

耕作放棄地の草刈り 10月14日

岩殿F地区③の草刈りが終わりました。10月3日の続きの作業です。
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ここにはヒダリマキマイマイWikipedia)がいます。野島智司さんの『カタツムリの謎:日本になんと800種! コンクリートをかじって栄養補給!?』(誠文堂新光社、2015年)を読んでいます。ブログでは、「カタツムリのちょっと深い話「ヒダリマキマイマイ」」(『カレー細胞 -The Curry Cell-』2009.06.21)があります。



※ 「カタツムリの右巻きと左巻き」( その1)、(その2)、(その3)(その4)、(その5)、(その6)、(その7)、(進化結論)(カタツムリ研究者大八木昭さんの『北のフィールドノート』) 。
※「大八木昭の自然科学思想」(『北のフィールドノート』から)
 

※上島励助教授に聞く「カタツムリの多彩な世界
  (聞き手:鈴木宏明さん)(『東京大学大学院理学系研究科・理学部』サイト)
カタツムリはその愛嬌のある姿から,私たちにとって身近な生物の一つであろう。私たちが思い浮かべるカタツムリは丸くて渦を巻いた貝殻を持つだけの,一見ぱっとしない生物かも知れない。しかし,世界にはそんな私たちの想像を見事に裏切ってくれるカタツムリ達がいる。殻だけに注目しても,美術品のような美しい形状をもつもの,一度見たら忘れられないほど鮮やかな色彩をもつものさえいる。その生態や形態,著しい種分化など,カタツムリの織り成す世界は実に多彩である。今回の研究室訪問では,国内では数少ないカタツムリ専門家の一人である生物科学専攻の上島先生に,カタツムリの魅力について話を伺った。
  カタツムリとナメクジ
殻の巻きの左右 カタツムリは螺旋状に巻いた貝殻を持つ。その巻き方には上から見て,渦の中心からどちら回りに殻が成長するかによって,右巻き(Dextral)と左巻き(Sinistal)がある(図1a[略])。右巻きと左巻きのカタツムリでは,貝殻の巻き方だけでなく,体の左右がすべて反対になっている。殻の巻き方は一つの遺伝子座によって決定されており,その遺伝子の突然変異により左右が逆転することが知られている。最近の上島先生らの研究によって,逆巻きの突然変異が固定することで新しい種が分化していく過程が明らかになった(Nature, Vol. 425, 16 Oct 2003, 679)。カタツムリは,2個体が向かい合い生殖口を対面させて交尾を行うため,巻き方の同じ個体どうしでは正常に交尾ができるのに対し(図1b[略]),逆巻き個体どうしでは生殖口の位置も逆であるため交尾ができない(図1c[略])。従って,カタツムリは巻き方が同じ者同士としか交尾ができず,逆巻きの突然変異が小集団に固定すると,別の種に分化しうる。これは,たった1個の遺伝子の突然変異によって種分化が起こりうることを示した最初の報告である。
  ユニークな形状の殻を持ったカタツムリ
  カラフルなカタツムリ
  葉の上に隠れるナメクジ
カタツムリ研究の醍醐味 日本でカタツムリの研究に携わる人々は,貝殻のコレクターを中心とするアマチュア研究家が比較的多く,プロの研究者は少ないようである。生物学の一部の分野(分類学や生態学など)ではアマチュア研究家が活躍するケースが少なくない。プロとアマチュアの違いについて伺ったところ,「見かけの違いは,プロは高価な実験機器や設備を使えることであるが,プロとアマチュアの研究で本質的に違うことは,プロは学問に対する責任を負っていることである」とのことであった。研究を進める際には,楽しいことをやるだけでなく,楽しくなくても研究に必要なことも進めていく能力が,プロの研究者には必須である。また,プロとして研究をしていく上で何が大切かという質問には,「自分が一番面白いと思うことを研究することが大切だと思う。研究を進めて行く際にさまざまな壁にぶつかる時が必ず来る。そういう時に自分が本当に興味を持っている研究をやっているという自覚があれば,たいていの問題は解決しながら研究を続けていられる。僕の場合は自分の好きなことの延長線上に今の研究があるから,今の研究環境はすごく恵まれていると思う」と答えられた。上島先生は貝の収集という趣味が現在の研究の原点となっている。
カタツムリ研究の醍醐味について質問したところ,「カタツムリは移動能力が低くて地理的隔離による遺伝的分化が進みやすく,種分化が激しい。このことは進化を研究する上で絶好の研究材料である。またカタツムリの分類には,細かい特徴や形の微妙な違いを識別できる目が必要で,誰にでもできるわけではないという職人芸のような所も魅力の一つ」とのことであった。確かに,遺伝情報を基に系統樹を作ることはほとんどルーチン化されているが,どの生物種を対象にして何を調べれば良いのかという最も重要な着眼点を得るには,生物を実際に見て問題を感じ取る能力が必須である。
上島先生の研究はいわば「カタツムリとの対話」のようなものであり,カタツムリの世界が,形態においても種数においても驚くほど多様であるように,その研究の世界も深く,広がりを持つものであった。
 

 

恐竜が最も栄えたジュラ紀(NHK for School 1:07)


岩殿入山谷津の植生調査第6回 10月12日

久しぶりに小野さん、加倉井さんが参加して、4名で実施しました。
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無名沼イ号下ではイノシシが餌を求めて、土を掘り返していました。
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強い風が吹かず、岩殿A・B地区の稲架は無事でした。
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児沢の田んぼも無事でしたが、毛塚一反田で稲架棒の折れがありました。

二宮さん作成の今日のトピックス。ありがとうございます。
休耕田の水たまりは湿性植物の箱庭
休耕田の植物_1
アゼトウガラシ、キカシグサ、ミズマツバ
イヌホタルイ、アゼトウガラシ、スズメノトウガラシ
ハシカグサ、コナギ、ハリイ


掲示板を巧みに利用する生きもの
掲示板の生きもの_1
シロガネイソウロウグモ、ネグロミノガ、コガネグモ
 
掲示板の生きもの_2
コガネグモ、ジョロウグモ
ツノマタタケ

コガネグモの団居[まどい]
 コガネグモの団居_1
シロガネイソウロウグモ、ネグロイノガ、コガネグモ

耕作放棄地の草刈り 10月3日

岩殿F地区③の草刈りを再開しました。前回9月27日はスパイダーモアで挑戦しましたが、今日は22ccの刈払機です。
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2時間半でこの程度。ここは時間がかかりそうです。





耕作放棄地の除草 9月27日

無名沼ロ号の堰堤を通って岩殿F地区にスパイダーモアをおろして③の草刈りをしてみました。夕方5時頃、雨が降り始め強くなってきたので途中で中止。高茎で密なので無理っぽいかな。
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一月前、8月28日に刈った場所ではきれいに草刈りできます。
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岩殿F地区の草刈り 9月24日

岩殿F地区の②のアズマネザサを草刈り機で刈りました。
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9月17日の作業の続きです。

ヤママユ 9月18日

ヤママユ(ヤママユガ科)のメス。翅開長15㎝です。「ヤママユの雌は羽化してからの寿命が短く、羽化の夜あるいは次の日の夜には交尾をし、その翌日から2,3日で産卵しその後死んでしまうというのが一般的」だそうです(環境省『里なび』の活動レポート「里なび研修会 in 新潟県十日町市」から)。
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雑木林で生活する蛾-ヤママユガの仲間-(市立市川自然博物館 1998年9月15日発行)
●樹木の葉を食べる
 ヤママユガ科の蛾は、すべての種類で幼虫が樹木の葉を食べることが知られています。主な食樹としては、ブナ科、クスノキ科、ニガキ科、ミカン科、カバノキ科、ニレ科、カエデ科、ウルシ科、ミズキ科、クルミ科、エゴノキ科、バラ科などに属する樹木が挙げられ、多くの場合、何種類もの樹木をエサとする「多食性」で、「単食性」の種類は少ないと言われています。
 市内で記録されている7種類は、いずれもクヌギ、コナラ、クリといったブナ科の樹木を好み、そのため、それらが多く生育する雑木林で多く見られます。針葉樹を食べる種類は知られておらず、実際、スギの植林地などではヤママユガ科の蛾を見ることはありません。
●雑木林が生活の場
 ヤママユガ科の蛾は、成虫になるとエサを取ることがなく、口も退化します。ということは一生の間でエサを取るのは幼虫の時期だけということになりますから、生活の場所も必然的に幼虫のエサがある場所ということになります。市内の場合、雑木林がその場所にあたります。
 市内のヤママユガ科の一生は、そのほとんどを雑木林に依存しています。卵を産み、幼虫が育ち、マユをつくってサナギになるのは雑木林で、成虫だけが時に林の外に出て街燈などに飛んで行きますが、それでも卵を産む時は再び雑木林に戻ります。雑木林という場所は、それだけでひとつのまとまった環境と見ることができ、雑木林だけで見られる動植物が多く知られていますが、市内のヤママユガ科の蛾もそんな動植物のひとつとして見ることができるわけです。
●市内のヤママユガ科の今後
 かつては、市の中部の住宅街でも、街燈に飛来する大きなヤママユガ科の蛾が見られたといいます。最近では、そういうこともなくなってしまいましたが、その理由は、やはり雑木林の減少に求めることができそうです。
 今でも大町や大野町、柏井町一帯にはまとまった雑木林がありますが、市の中部に近いあたりでは、雑木林は少しずつ姿を消し、あるいは分断されたり規模が小さくなったりしています。翅があって飛ぶことができるとはいっても、ヤママユガ科の蛾の移動能力など知れています。生活の場となる環境が失われれば、ひとたまりもありません。
 広範囲に林が残っている大町公園でも、ヤママユガ科の蛾を見る機会は、年をおうごとに減ってきています。かつては、夏になると動物園の建物に、毎朝のようにヤママユガ科の蛾がペタッと止まっている姿が見られました。大町公園の施設自体が林を切り開いてつくられたものなのであまり大きなことは言えませんが、この数年、減少傾向にあるという感じは否めません。ヤママユガ科の蛾には、ただ「大きい蛾」というだけではなく、雑木林という環境を指標する指標生物としての役割も期待できそうです。
ヤママユガの繭(2019年12月20日記事)
天蚕蛾(ヤママユガ)
  (カイコ・蚕糸・染織・シルクetc.に関心のある人のためのページSilk New Wave』から)
家蚕と野蚕の種類と違い
  家蚕と野蚕(有限会社きぬさや『Brandnewsilk.com for Experts』から)
 家蚕と野蚕の違いと種類
野蚕(『蚕糸・昆虫バイオテック』79-3、2011年)

作業道下裾刈りと岩殿F地区草刈り 9月17日

岩殿F地区の①と②の一部、市民の森作業道下の裾刈りをしました。
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F地区上段の草刈り 9月16日

夕方、8月28日に刈り残した岩殿F地区の上段の無名沼ロ号寄りの部分と堰堤の草刈りをしました。
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岩殿入山谷津の植生調査第5回 9月13日

二宮さん、坂田さんで岩殿F地区の調査枠(A列・B列①~⑩、各5m×5mのコドラート)の植生調査。
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トイレ休憩後、児沢[ちござわ]の田んぼに寄ってミズオオバコの観察もしました。
早速、二宮さんが今日のレポートを作成して送って下さいました。1600×1200のjpegに変換しています。サムネイルを拡大してご覧下さい。

「初秋の岩殿・谷津田」、「岩殿谷津の植物」
入山谷津の植物2_1入山谷津の植物1_1

「岩殿谷津湿地の植物 キカシグサ」、「ミズオオバコ生える児沢の田んぼ」
キカシグサ 1_1ミズオオバコ_1

「スギナの排出作用 トクサのなかまのもっている特徴」、「コガネグモ」
スギナの排出作用_1コガネグモ 卵のう_1

植物調査枠東縁の草刈り 9月11日

明日は1日雨で作業ができそうもないので、日曜日の植物調査に向けて植物調査枠(10m×50m)の東縁を刈り、ついでに奥のボッシュ林側のミゾソバを刈りました。ヤブミョウガの手前です。
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畔道の草刈り 9月10日

岩殿F地区の市民の森側の②と③、③と④の間の畔道と植物調査枠の西縁の草刈りをしました。
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F地区上段の草刈り 8月28日

岩殿F地区の上段の草刈りをしました。朝日が当たらない内に刈れる範囲(ボッシュ林側)です。無名沼ロ号側は後日、日が当たっていない時間帯に刈ります。
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F地区の上段は前回、5月31日に草刈りをしています。
この場所で最初に草刈りをしたのは2015年12月、里山再生ボランティア養成講座(公益財団法人サイサン環境保全基金助成事業)の刈払機の草刈り実習の時でした。2015年12月12日13日15日の記事にある岩殿C地区、F地区の写真を見ると、当時はアズマネザサとセイタカアワダチソウの大藪だったことが想い出されます。ここの草刈りはセイタカアワダチソウ群落の繁茂を抑え、草丈を低くすることを目標にして来ました。今回は30㎝程度で草刈りをしたので、10月中旬には昨年とは違う景観になっていることでしょう。どうなっているか楽しみです。2018年10月18日の写真もあります。セイタカアワダチソウの成長を草刈りによって抑制し続けると、優占種がどのように経年的に変化していくのか、草刈りとモニタリングを続けていきたいと思います(2018年10月15日の記事も参照)。

岩殿F地区のニワトコの樹皮をシカが食べたのではという記事(2019年2月5日)でニワトコがシカの採食植物なのか不嗜好性植物なのかとりあげていますが、今回の草刈りでオオバギボウシの葉が何ものかに食べられているのを発見しました。8月24日の記事にある「シカが食べる植物・食べない植物リスト」ではオオバギボウシは「鹿の大好物」になっていますが、シカが食べたのでしょうか?
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オオブタクサ抜き取り 8月27日

今日は日が変わる頃から雨雲が発生し、午前6時までに鳩山町役場4㎜、鳩山アメダス3㎜、白山中学校10㎜、松山第2小学校9㎜の累加雨量がありました。雨量が違うのは雨雲が小さかったせいでしょう。地面が湿気ったのでオオブタクサが抜きやすくなっていて、岩殿G地区と入山沼堰堤で合わせて150本ほど抜き取りました。G地区のオギ群落内には3m位の高さに伸びているものもありましたが、前回は6月7日に抜き取っていたので本数はずっと減っていました。
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G地区ではセイタカアワダチソウも抜きました。
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F地区のボッシュ林側にはヤブミョウガが咲いています。
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岩殿入山谷津の植生調査第4回 8月9日

今年度は岩殿F地区を横断して5m×5mの正方形の枠を20個設置して谷津の野草群落の調査をします。今日も猛暑の中、二宮さん、坂田さんが各枠(A1~A10、B1~B10)の植生調査をしました。
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クヌギの樹液に群がる甲虫たち
樹液に群がる甲虫クヌギの樹液に群がる甲虫たち_1
  (二宮さん撮影、作成)

岩殿入山谷津の植生調査第3回 7月20日

二宮さんと植物調査枠を50m、30mの巻き尺を使って再設定しました。市民の森作業道とボッシュ林の間の谷津に10m×50mの長方形をつくり、それを5m×5mの正方形で区切りました。
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猛暑の中、お疲れさまでした。
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鳩山アメダスの記録
           日最高気温   最低気温   日積算降水量   日照時間 
  7月20日        33.8                21.2              7.5                  7.4



梅雨の晴れ間に柳絮舞う岩殿・谷津田の風景 6月28日

昨日の植物調査のレポートです。二宮さん作成。
梅雨の晴れ間に柳絮舞う谷津田の風景_1

岩殿入山谷津の植生調査第2回 6月27日

今回は、岩殿F地区のベルト内の5m×5mの仮区画毎に植物調査をしました。
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区画用には赤白ポール、トンネル栽培用のダンポール、園芸用イボ支柱、紐を張るのに使えそうなフック付きの防獣杭など市販のものと現場で調達できる篠竹棒を当面は試用していきます。


岩殿入山谷津の植生調査第1回 6月20日

岩殿入山谷津の植物調査。二宮さん、坂田さんで、市民の森、作業道、岩殿F地区、ボッシュ林と入山谷津を横断して幅10mの帯状区(70m×10m)を設定する作業をしました。
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次回は6月27日を予定しています。

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