機械・機具管理
「台風8号が今日昼間に東海・関東に上陸、総雨量は300㎜を越えるおそれ」(ウェザーニュース 08.21 03:54)という天気予報があるので、ブルーベリーの朝摘みは止めて、岩殿C地区においているハンマーナイフモアを車堀公園に移動しました。7月12日の集中豪雨で市民の森・ボッシュ林では土砂崩れが起きているので(7月20日、21日、22日の記事)、豪雨が予想される時の自衛策です。幸い大雨にはなりませんでしたが、今後も用心しないと岩殿C地区にある物置や岩殿満喫クラブ、市民の森保全クラブの資材・作業道具を一度に失うことになりかねません。
除草機を軽トラに載せて運ぶ前に、物置前や駐車場のオオバコを刈り取っておきました。
鳩山アメダスの記録(2022年8月13日)
オイル漏れしている三菱管理機MMR88AR(7馬力・一軸正逆転Vセンタロータリ)を修理に出しました。耕うん爪の交換も依頼しました。
燃料タンクが壊れた共立(オーレック)のハンマーナイフモア除草機HR661A(8.2馬力、エンジン三菱GM291P)を修理に出しました。
※第20回:ハンマーナイフ・モアの点検整備について - HR661A(『農業機械の簡単メンテナンス』)
新井さんが貰ってきてくれたメッシュカートが鳥取さんの手で復活。パンクして部品が欠損していました。
車堀公園を訪問して、大谷石のピザ釜を見学し、ハンマーナイフモアで草刈りをしてみました。
(横浜での総合外装山創建設株式会社HPから)
ハンマーナイフモアも試してみました。平地で地面が堅ければ、活躍しそうです。軟弱地、傾斜地ではクローラータイプでしょうが。
三本さんがチェーン除草機を作り、岩殿B地区と毛塚一反田でテストしました。
毛塚一反田
※有機栽培水田で利用する簡易なチェーン除草機の作製方法とその雑草低減効果(『新潟県農業総合研究所作物研究センター』サイトから、PDF板はこちら)7月1日からHP移転(→ https://www.pref.niigata.lg.jp/site/nosoken-sakumotsu/ )
ブルーベリー園の草刈りが終わって、三本さんが児沢探検隊のチップソー研磨機(フジ鋼業のDケンマーSP チップソー研磨機)で刈払機の替刃を研いでくれました。同じものを市民の森保全クラブでも持っていますが、しばらく使っていません。チップソーの価格は様々です。市民の森保全クラブ創設期には1枚3000円級のものも試用しましたが、現在は10枚セットの安いものをホームセンターで購入し、チップがとんで切れ味が悪くなったら新しいものに交換しています。チップソーにはアサリが付いている(刃がチドリになっている)山林下刈り用のもの(「刈払機のマメ知識」から)がありますが、使っているのは価格優先で一般的な雑草刈り用です。
研磨機で山林用研磨もできるので、試してみようと思いました。
先端逃げ角・横すくい角の研磨
山林用研磨(アサリ式)もできます。
Dケンマーの使い方(YouTubeから)
※刈払機のマメ知識(『現代農業』2012年7月号)
イセキ4条植田植機さなえ LOVELY mini PM40を田木の農家から譲り受けました。ありがとうございます。先日、毛塚一反田の田植えをしたので、今年は使う機会がありませんが、来年が楽しみです。
※徳島のかずさん『隅まで植える田植えの仕方』(YouTube)
※MT2M26*#『CMでつづるヰセキの歩み』(YouTube)
三菱耕うん機MMR88のロータリー軸のオイル漏れの点検を三本さんがしてくれました。ありがとうございます。
オイルシールの交換が必要なようです。
1月末にいただいた管理機「シバウラRC700」の試運転をしました。農機具屋さんに出して動くように点検・修理してもらいましたが、現場で使うにはまだまだ修理が必要なようです。
修理に出していた刈払機が戻ってきました。3台で25,500円。大切に使いましょう。試運転で
、H地区とE地区の道下の段での草刈りをしてみました。
、H地区とE地区の道下の段での草刈りをしてみました。
消失したと思っていたところからも、草刈りを免れたヒガンバナが数本伸びてきていました。
E地区の道の上のセイタカアワダチソウは20本程度で手で引き抜けました。2015年6月、学生ボランティアの高木さんたちと抜き取りを始めた場所です。2015年に道下の斜面のアズマネザサの大藪を除去して以来、この当たりは大きく変わりました(2015年4月1日の記事)。
この冬、安全に伐木作業をすすめるために、渡部さんを講師にお願いして、「チェンソー勉強会」を企画しています。2月2日には、岩殿C地区で丸太を使用した伐木演習を実施しました。
森づくり安全技術・技能標準化促進委員会『森づくり安全技術マニュアル』動力機械編(森づくり安全技術・技能全国推進協議会、2013年)では、「チェンソーを使う人は『切れ味の低下はそのまま安全性の低下につながる』ことを意識し、ぜひ目立ての練習をしていい切れ味で作業できるようにしよう」(28頁)と目立ての重用性を指摘しています。
石垣正喜・米津要『伐木造材のチェーンソーワーク』(全国林業改良普及協会、2007年)では、目立てのヤスリの柄と握り方、脇を閉めたフォーム、腕・肩・腰から上(上半身)を前方に無理なく平行移動できる姿勢をつくることなど写真を使って解説し、角度線入りのヤスリホルダーやアングルプレートに頼らずに、正確な目立てフォームを自分の身体に覚え込ませることを推奨しています。座右におきたい本です。
石垣正喜・米津要『伐木造材のチェーンソーワーク』第2章目次
第2章 ソーチェーンの目立て
目立てのポイント
チェーンソーの固定
刃の目視
目立て角度
上刃目立て角度
横刃目立て角度
上刃切削角度
逃げ角(逃がし角)
ソーチェーンの種類
ノーマルタイプ(チッパー)
チゼルタイプ
セミチゼルタイプ(マイクロチゼルとほとんど同一)
デプスゲージ
目立ての克服(対策)
症例1-カッター前部が弧状
切れ難い理由
刃が弧状になる理由
適正なフォーム作り
コラム:注意! 勘・慣れでは無く
ヤスリの柄と握り方
左カッターを研ぐ時
右カッターを研ぐ時
コラム:まずは正確なフォームづくり
目立てのフォームと身体の動き
ヤスリの送り出し距離を身体で覚える
前後に足を開き、腰から上を前方に無理なく平行移動できる姿勢をつくる
目立てのフォームの再確認
症例2-カッターの刃先が凹んだもの
原因-ヤスリに力が加わりすぎている
症例3-フック
フックの修正
症例4-バックスロープ
バックスロープの修正
横刃の目立て角度とはどこか?
カッターの種類による横刃目立て角適正値の違い
極端なフック、石・金物等切ったときの修正
研ぐ人の注意点
デプスゲージの修正
コラム:注意! カッターの保護、デプスゲージの角の面取り
ソーチェーンの目立てのフォーム
コラム:勘・慣れでは無く(『伐木造材のチェーンソーワーク』44頁)
フォームとしては、極めて悪いにもかかわらず、刃はよく研げるという方々がいます。大多数の人がこれかもしれません。どうして良く研げるのか? それは、数多く回数をこなすことから身に付けた方法、まさに勘所といったところでしょうか。前述した円運動、上下動を刃先に当たるヤスリの位置を正確に確認(刃先最先端から後端まで、出て来る「削りバリ」の発生状態)しながら、手首で(多少腕の上下も加わる)巧に補正することによって可能にしているのです。
結果としては、刃が切れれば良い訳ですから個人にとっては問題ありません。しかし、慣れてしまえば問題はないのかもしれませんが多分に神経を使います。そしてなによりも指導者に要求される「指導する」という時になった時、極めて説明が困難になります。指導する場合には、そうした「単なる勘・慣れ」ではいけません。また、いわゆるマニュアル風に数字を並べさえすれば、客観的ということでもありません。その原理を説明出来なければ指導にはなりません。
コラム:まずは正確なフォームづくり(『伐木造材のチェーンソーワーク』47頁)
ヤスリに角度を見るホルダーを付けたり、角度を見るプレートをガイドバーの取り付けて、角度を正確にしようとしている方々をよく見掛けますが、上刃目立て角さえ正確に付ければ切れ味が良くなる訳ではないので、性格にフォーム作りをしようと思うのであれば、害になっても益にはなりません。ホルダーについて言えば、どこがどの程度研がれているか見にくいことと、ヤスリの同じ所ばかり使用することになります。無い方が削り加減が良くわかり、ヤスリも握りやすくなります。また、ホルダー、プレートを使用すると、その方にばかり関心が向いて、まともなフォームを取れなくなります。
正確な目立てを短時間で身に付けようと思うのであれば、シャープな切れ味を出したい気持ちはわかりますが、それよりなにより、正確なフォームを先に作り上げるべきです。それが出来なければ、いつまでも試行錯誤することになります。それは、無駄に時間を使うことに外なりません。
12月30日に続いて、ブルーベリー園西側の杉林の下刈り・灌木の伐採を背負い式の刈払機とノコギリでしました。ブルーベリー園の今年最初の作業です。お昼はアナゴ釜飯をコンロで炊き、豆腐と野菜のみそ汁、サツマイモを蒸かして関口さんも一緒に食べました。
背負式刈払機のプライミングボディの交換
刈払機はエンジンを掛ける前にプライマリーポンプ (プライマーポンプ、プライミングポンプ)のゴム(プライミングボディ)を数回押して燃料(混合油)を気化器に送りこみます。背負式の刈払機はプライミングボディが劣化し、ゴムを押すと燃料が漏れるので使っていませんでしたが、本日、ビバホームでプライミングボディを購入して部品交換し、エンジンをかけて使えるようになりました。三本さんありがとうございました。

※「草刈機(刈払機)の修理方法」(石川大さんの『山里の素人農業』から)
児沢家北の区画で刈り取ったアズマネザサをチッパーで粉砕しました。



自走式4輪で使いやすく、積み上げていた笹が見る見る減っていきました。
チッパーはNPO法人チーム東松山から借用しました。松本さんありがとうございました。



自走式4輪で使いやすく、積み上げていた笹が見る見る減っていきました。
チッパーはNPO法人チーム東松山から借用しました。松本さんありがとうございました。
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