自然農の畑
児沢の下の畑の隣で自然農に取り組んでいる共奏ファームの桂さんと久し振りに立ち話をして元気をもらいました。往復3時間かけて炎暑の児沢で自然農に取り組む、普通の人にはできません。
先週の日曜日、14日には畑でイベントを開催されたようです(「「新3K」の共奏ファーム訪問(埼玉・東松山)」>中田哲也さんの『フード・マイレージ資料室 -より豊かな未来の食のために- 』)。新3Kとは、きついけど、気持ちが良く、気づきがあるということです。
先週の日曜日、14日には畑でイベントを開催されたようです(「「新3K」の共奏ファーム訪問(埼玉・東松山)」>中田哲也さんの『フード・マイレージ資料室 -より豊かな未来の食のために- 』)。新3Kとは、きついけど、気持ちが良く、気づきがあるということです。
午後から、殿山共同農場きずな主催のシラコバト講座「自然農で透明になる ~田畑の営みから生命地域再生~ 」(講師:桂政彦さん)に参加しました。桂さんは、岩殿満喫クラブの児沢の下の畑の隣でトマトやエダマメを「自然農法」で育てています。自然農法はどんな農法なのだろうと横目で見ながら作業をする毎日でしたので、期待を持って講座に参加しました。
桂さんのお話しは自然農法と慣行農法の違いだけでなく、「自然農で交流の輪を ~田畑の営みから命地域再生~ 」、作物の栽培方法を越えたソーシャルデザイン、ライフデザイン、「自然農で透明になる」、生き方としての自然農にまで及ぶ内容でした。講演者の桂さんと企画者の殿山共同農場さんに感謝します。
以下、配布された資料の一部です。
●自然農法 生物としての人間的自然環境
固定種 異なるDNAによる多様性
自家採種 地域にねざした伝統継承
無肥料 健全な食生活(地産地消)
無耕作 多様な価値の醸成
混植混作 多世代交流・多世代同居
●目指したい未来(ビジョン)
シニア層や定年退職者、オーガニック関係者、ビジネスパーソン、学生などの労働力を小農(小規模農業)に惹きつけ、多世代交流をすすめつつ、“楽しむ農”の価値を創造し、持続可能な循環型コミュニティを形成し拡散したい
●社会的使命(ミッション)
数百年の間に育まれてきたことが、僅か数十年で駆逐されてしまった。田畑の営み、地域の営み、生命の営み、自然の営み、多様な営みが崩壊しかけた現在、一人ひとりの想いが繋がり、協働して健康増進、環境保全、国際貢献が期待される祖国にしていきたい。
●ひとりひとりのこだわり(バリュー)
・昔食べた野菜の味覚を
・隣人と楽しむ空間を
・人間は生物である自覚を
・お裾わけ/お福分けを
・共用畑・共用林を
・廃校の校庭を農地に
取り戻そう
●活動指針(チェック)
・分け隔てなくオープンであること
・安心して自分にも相手にも正直でいられること
・和して属せず、群れずにつなかること
●高齢者や自然愛好家などの低廉労働力の有効活用
桂さんのお話しは自然農法と慣行農法の違いだけでなく、「自然農で交流の輪を ~田畑の営みから命地域再生~ 」、作物の栽培方法を越えたソーシャルデザイン、ライフデザイン、「自然農で透明になる」、生き方としての自然農にまで及ぶ内容でした。講演者の桂さんと企画者の殿山共同農場さんに感謝します。
以下、配布された資料の一部です。
●自然農法 生物としての人間的自然環境
固定種 異なるDNAによる多様性
自家採種 地域にねざした伝統継承
無肥料 健全な食生活(地産地消)
無耕作 多様な価値の醸成
混植混作 多世代交流・多世代同居
●目指したい未来(ビジョン)
シニア層や定年退職者、オーガニック関係者、ビジネスパーソン、学生などの労働力を小農(小規模農業)に惹きつけ、多世代交流をすすめつつ、“楽しむ農”の価値を創造し、持続可能な循環型コミュニティを形成し拡散したい
●社会的使命(ミッション)
数百年の間に育まれてきたことが、僅か数十年で駆逐されてしまった。田畑の営み、地域の営み、生命の営み、自然の営み、多様な営みが崩壊しかけた現在、一人ひとりの想いが繋がり、協働して健康増進、環境保全、国際貢献が期待される祖国にしていきたい。
●ひとりひとりのこだわり(バリュー)
・昔食べた野菜の味覚を
・隣人と楽しむ空間を
・人間は生物である自覚を
・お裾わけ/お福分けを
・共用畑・共用林を
・廃校の校庭を農地に
取り戻そう
●活動指針(チェック)
・分け隔てなくオープンであること
・安心して自分にも相手にも正直でいられること
・和して属せず、群れずにつなかること
●高齢者や自然愛好家などの低廉労働力の有効活用
高いレベルの環境保全を達成しながら日本農業を維持するための一助となるのは、高齢者や定年退職者、自然愛好家、ホビー農家、ボランティアなど家族労賃評価が低い人々の労働力を有効に利用することである。彼らの労働力は、耕作放棄が深刻な中山間地域やや、環境保全という観点から土地改良を行うべきでない地区において活用されることが最も望ましい。なぜなら、こうした地区では規模の経済が働かず、家族労賃評価が高い専業的農業経営が成立しにくいからである。もしそうした専業的大規模経営をそこで成り立たせようとすると、莫大な所得補填を行わなくてはならないだろう。これに対し、高齢者などの労働力は一般に低廉で、「生きがい農業」の場合には労賃評価がマイナスでさえありえる。こうした労働力を活用しない手はない。
また、都市部や平野部においても、大規模農家の経営効率化の障害とならない区画において自給農家的な小農が自由に活動することは国民経済上まったく損失にならないし、社会的に望ましいことと考えるべきであろう。したがって、農地法の改正によって、上記の条件の農地においては小規模農家への参入が自由化されるべきであるし、行政や農協などもその参入を容易にするようにサポートすべきである。
須田敏彦『日本農業の基本理論』(農林統計協会、2006年)28頁
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