イベント


※ハロウィンスウィートは三好アグリテック株式会社が育成したサツマイモの品種で2015年に品種登録されました。高知県生まれの高系14号から誕生した品種です。名称は「肉色が鮮やかなオレンジ色が特徴であるため、その色の特性から秋の収穫を祝う「ハロウィン」に因んで命名。包丁を芋の首の部分にいれると切り口が淡い橙色でかぼちゃを連想しました。
今日は、川越市の農家直売所と三芳町のいも街道で買った紅はるかを焼きました。
焼きいもは究極の「さつまいも料理」と言えるでしょう。江戸時代の焼きいもは、 ホウロクという素焼きの大きな皿状の器の上に、斜めに切ったイモを並べて焼いていたそうですが、現在では石焼きいもが代表的です。
「石焼きいも」というと素人には難しそうに聞こえますが、使い古しのダメになったヤカンの中に小石を敷きつめ、さつまいもを乗せ、弱火で40分程焼くとホカホカの石焼きいもが出来上がります。おいしい焼きいもを作る最大のポイントは、アミラーゼという酵素が作用する70 ℃程度の温度を長時間維持することで、遠赤外線効果でじっくりと加熱される石焼きいもや焚き火の灰の下にさつまいもを入れて作る焼きいもは甘みが強くなります。
手軽な方法としては、電子レンジを利用し、300g程度の太めのベニアズマならば、2つ切りにして新聞紙かサランラップで包み、レンジの強で7~8分程度加熱する方法があります。100g程度の細めのベニアズマならば3~4分で充分です。石焼き芋に比べて甘みは低下しますが、非常に手軽な方法です。
さつまいも料理にはいろいろありますが、「焼きいもの素朴さと美味しさにはかなわない」という人も多いのではないでしょうか。最近でこそ屋台の石焼きいも屋が減ってきてはいますが、日本の冬の風物に焼きいもはやはり欠かせないものです。ところで、プロの作った石焼きいもはどうして美味しいのでしょう。実は3つのポイントがあるのです。 第1のポイントは、焼き上がりまでの時間です。さつまいもには、でん粉を分解して甘みのある糖分に変えるアミラーゼという酵素が含まれていて、70℃くらいで活発に作用します。ですから、遠赤外線効果でじっくりと加熱される石焼きいもや焚き火の灰の下にさつまいもを入れて作る焼きいもは甘みが強くなるわけです。
第2のポイントは、水分の加減です。短時間で焼き上げたものは水分も多く、食感もベチャベチャしますが、逆にあまり長い時間をかけて焼いても、パサパサになってしまいます。プロに言わせると、200~250℃のジェットオーブンで約40分で焼き、水分が65%程度のものが最も美味しいのだそうです。
第3のポイントは、さつまいもを収穫後、2ヵ月ほど寝かせて熟成させることです。 熟成させることによって、さつまいも自体の甘味も増し、焼いた時にさらに甘みが強くなります。熟成させるのには特別な方法は必要なく、通常の保存で十分で、出来れば発泡スチロールの容器に入れるか新聞紙でくるんでおくとよいそうです。《簡単な「石焼きいも」の作り方》
「石焼きいも」というと素人にはなかなか作れないと思いがちですが、実は意外にカンタンです。用意するのはヤカンと小石。ヤカンは使い古しのダメになったもので良く、できればホーロー加工のものがベターです。小石をヤカンの中に敷きつめ、さつまいもを乗せて火にかけるだけのカンタンな方法です。弱火で40分程でアツアツホッカホカの石焼きいもが出来上がります。
●心身機能の低下や災害発生傾向を自覚すること
自分自身の技能を過信し、心身機能低下を忘れぬこと
心身諸機能を定期的にチェックすること
身体諸機能低下を防止する手だてを講じること
加齢と労働災害の関係を分析し、対策につなげること
●危険作業を避け、次のような作業には十分注意を払うこと
伐倒、荷掛けのような高年齢者の災害多発作業
架設撤去や保育(枝打ちなど)での樹上作業(高所作業)
急傾斜地や足場の悪い場所でのチェーンソーや刈払機による作業
はい積み上での巻き立て作業
丸太移動、ワイヤロープ運搬など重量物を取り扱う作業
炎天下での下刈作業など極端に暑い場所での労働負担の大きい作業
●無理な作業はしないこと
「昔やれたから」はやめにして、危険に対する意識水準を高めて作業すること
自分の体力やリズムに応じて自分のペースで作業すること
技能や知識を過信せず、正しく適切な作業を積極的に取り入れること
午前11時の鞍掛橋

午後5時の鞍掛橋

※唐子橋は関越道のすぐ下流に架かっている橋ですが、東松山市立図書館で所蔵・保管している写真が『フォト歴東松山(東松山写真アーカイブス)』として公開され、その中の「橋・坂・森の記憶」の中に1950年代の唐子橋のなど多数の写真が掲載されています。
都幾川・唐子橋付近(昭和30年頃)

南中学校の東、金谷から都幾川の矢来堰方向を写した写真

奥に唐子橋(都幾川下流が写真手前)

手前が唐子橋、奥(下流)に矢来堰




















※『都市近郊林管理の考え方 -市民参加のための手引き-』(独立行政法人森林総合研究所 多摩森林科学館、2015年3月)
※『里山に入る前に考えること -行政およびボランティア等による整備活動のために-』(森林総合研究所、2009年3月)
※『東京都保全地域 保全活動ガイドライン =東京の自然環境を次世代に伝えるために=』(東京都環境局 自然環境部 緑環境課、2014年3月)→東京都環境局の「保全活動ガイドライン」の頁からダウンロードして下さい
※『雑木林の保全管理と活用に関するマニュアル ~さいたま緑の森博物館を事例として~』(埼玉県、2016年3月改訂版)
※「自然環境の観点からの二次林の分析」(環境省) 分布状況、成立過程、放置した場合の変化、生物多様性への影響
※雑木林の萌芽更新をしている都立小宮公園(八王子市大谷町・暁町2丁目、21.3㏊)、『小宮公園ガイドマネジメントプラン』(東京都建設局、2015年3月)
※UTR不動産さんのブログのカテゴリ「八王子の公園」の記事一覧から第10話:小宮公園(八王子市大谷町・暁町)
小宮公園-1|「雑木林ホール」※岡田航(おかだわたる)「「里山」概念の誕生と変容過程の林業政策史」(『林業経済研究』63巻1号)
小宮公園-2|「バリアフリールートで花の迷路へ」
小宮公園-3|「しろはらの小道から大谷弁天池へ」
小宮公園-4|「木道を通ってひよどり沢へ」
小宮公園-5|「ひよどり山へ通じる小道」
小宮公園-6|「雑木林を抜けて草地広場へ」
抄録:元来,「里山」は地域社会の中で地理区分を表す用語として使用されてきたが,戦後復興の際,防災と森林資源の安定利用を図る過程で政策用語としての「里山」が登場した。1950年代,森林資源の高度利用が目指されると,農用林として使用されてきた「里山」は低位生産力地帯であるとされ,林業基本法制定の際の議論では「里山」における論争が行われた。1960年代末には逆に農用林が利用されないことが問題視され,農政も含めた総合利用のための施策として「里山再開発事業」が行われた。他方,林学の研究者の間では,1970年代以降社会文化的な要素も含んで人と「里山」との関わり合いの意味を捉える考え方が登場し,自然保護運動からは,二次的自然環境保全の重要さを訴えるための旗印として「里山」が積極的に用いられた。他方林業政策では,森林の多面的機能の観点から「里山」の意義を再考しようとする諸調査が行われるが,1990年以後は自然保護分野で「里山」が頻用されていくのとは対照的に,林業政策(森林・林業政策)においては次第に影が薄い用語となっていった。かつて、「里山」という用語は森林生態学の四手井綱英氏が造語したという説(「この語はただ山里を逆にしただけで、村里に近いという意味として、誰にでもわかるだろう、そんな考えから、林学でよく用いる「農用林」を「里山」と呼ぼうと提案した……」)があったが、今日では「里山」は江戸時代の林政史料にしばしば登場していることがわかっている。

講師は新潟県十日町市のNPO法人地域おこし事務局長多田朋孔(ともよし)さん。「地域おこし」のステップと外部人材「地域おこし協力隊」や資金を活用していくポイントなどについて語られ、自治体職員の参加が多いように感じられました。
地域おこしの5段階について
・地域おこし:地域おこしとは、「自分の住む地域での日々の生活環境を、関わる関係者と力を合わせて、安全・安心で居心地良く楽しいものにし、その状態を長期にわたって継続できるようにする事」
・地域おこしの5段階のステップ:①地域の中の人達が仲良くなる(よそ者の視点では地域に溶け込む)、②小さな成功体験をする、③取り組みの輪を広げる、④事業を立ち上げる、⑤持続可能な状態に持って行く
・自分たちの地域が5段階のどの段階にいるのかをきちんと認識し、成果を急いで途中の段階を抜かさない事
①地域の中の人達が仲良くなる(よそ者の視点では地域に溶け込む)について
・無理のない範囲で楽しい飲み会やイベント等の『共通体験』を重ねていく事②小さな成功体験をするについて
・地域の人達がやっている事をまずは最低限自分もやるという事。例えば、集落行事や道普請などの共同作業には必ず参加するなど
・何もしない段階で様子見の人を無理矢理引き込もうとしたり、否定的な人を説得しようとしても逆効果
・まずは一部の積極的な人を見つけてその人達と一緒に小さな成功体験をおこす
・仲良くなった積極的な人がまだいないうちに一人で突っ走るのはやめた方がいい。自分が孤立して空回りしてしまう。少なくとも3人以上のやる気満々の核になる人達がそろってから第2段階に進んだ方がいい
③取り組みの輪を広げるについて
・全ての取組みを全ての人に関わってもらおうとしない。それぞれの人達が楽しいと思う事や興味・関心がある分野について分担して関わる
・関わり方の度合い:①核になって、運営の事務局として全体を見渡す人、②取り組みの一部について責任者として関わる人、③自分ができる範囲で関わる人
・地域での取り組みの輪を広げるためには無理のない形で地域のそれぞれの人達が関心のある事をその人達が関われる範囲で関われるような体制を役割分担して作っていく事が大切
④事業を立ち上げるについて
・事業とは、単発のイベントではなく、継続的に取り組み続けられるような仕組(ビジネスモデル)を作る事⑤持続可能な状態に持って行くについて
・若い世代が仕事として地域の取組みに参加できるためには、その取り組みをすることで経済的にやっていけるような体制を作る必要がある
・地域のプレイヤーの人達は自腹でもやるというつもりの取組みで、補助金のメニューでいいものがあるのであれば是非うまく活用していく
・ボランティア的運営を脱皮して事業を立ち上げる事で、若い世代にスムーズに活動を引き継いでいく仕組みを作る
・事業を立ち上げる段階では誰か特定の人が力業で何とかしていくというのはある意味仕方のない事であるが、ある特定のリーダーがいないと活動が止まってしまうというのでは持続可能とは言えない地域おこしの5段階の先にあるものについて
・持続可能な状態にするためには、①リーダーに続く次世代の人財育成、②補助金に依存しない
・人が速く成長するためには、思い切ってその人が既にできる事よりも難しい事でも任せてみるという事がポイント
・どうやって補助金から卒業していくのか?これはやはり活動が継続的に回っていくようなお金の流れといわゆるビジネスモデルを構築していく事が求められる
・これまでの延長線にはない、新しいビジネスモデルを生み出す人達が増える事で、社会の産業構造を変えていく
・身の回りの小さな社会(集落・小学校区など)を少しずつ事業を通じて変えていく、その積み重ねがより広い範囲に影響していく、そしてそのような人が沢山増える事で、将来の社会のあり方が変わっていく
講演後、関連支援事業の紹介として農業ビジネス支援課より「中山間地域ふるさと事業」、「ふるさと支援隊」の紹介がありました(中山間「ふるさと支援隊」の活動対象地域)。
埼玉県の農山村地域は、県の西北部に広がり面積の約3分の1、県の森林面積の約8割を有し、洪水の防止機能や水源のかん養、自然環境の保全などの重要な役割を担っています。県内では、山村振興地域(8市町13地区)、特定農山村地域(10市町村15地区)、過疎地域(4市町村4地区)が指定されていますが、農林統計上では中間農業地域は①林野率50%~80% ・②都市的農業地域、平地農業地域以外、山間農業地域は①林野率80%以上 ・②耕地率10%未満の土地です(埼玉県「農山村の振興」より)。
※「島根の郷づくりカルテ」(『しまねの郷づくり応援サイト』)の集落別の「人口シミュレーションについて」
人口増加シミュレーションでは、「30歳代夫婦+子ども1人」「20歳代前半夫婦」「60歳代前半夫婦」の3つのタイプの世帯が移住した場合の人口や高齢化率の変化をみることができます。地域外から世帯がUIターン等してくることで、どのように地域の人口や高齢化率が変化するか確認し、自らの定住目標(定住組数)をたててみましょう。※東松山市人口ビジョン(2015)、滑川町人口ビジョン(2015)、嵐山町人口ビジョン(2015)、小川町人口ビジョン(2015)、ときがわ町人口ビジョン(2015)など





3万円ビジネスのオヤクソク
1.月3万円だけ稼ぐビジネス
3万円だからこそ自由な冒険ができる
2.自分の内にあるワクワクをテーマに
自分の内側にある自分の夢、周りの夢、社会の夢を見える化しよう
3.現実性と商品性
一線を超えなければ何も起きない
買う動機は感性が先、理屈が後
4.みんなで生み出す
アイデアセッションで自分の枠を飛び出す!
5.地域リソースを活用する
空き家、空きオフィス、空き農地、空き倉庫、廃材・不用品・人の空いた時間
6.「とりあえず」やってみる
実践あってのビジネスモデル
失敗ウェルカム、すべてを次に活かす



まず、徳島県佐那河内村(さなごうち)、岐阜県郡上市、山形県鶴岡市、福島県二本松市の住民のまちづくりの事例が紹介されました。地域活性化、まちづくりには住民参加、楽しさが必要です。



東松山市については、TURNSのサイトの矢野さんの記事「埼玉県の中心にあるまち、やきとりのまち?」をご覧ください。
次の学習会は2月18日(日曜日)『市民参加による里山林の保全・管理を考える』(島田和則さん、森林総合研究所多摩森林科学園主任研究員)です。

上のチラシは本日配達された新聞に折り込まれています。
・第1回1月21日(日曜日)『埼玉県の中心にある、やきとりのまち?』(矢野航さん、移住・田舎暮らし情報サイト「TURNS」記者)今年行った取材を通して感じた東松山市の魅力を活かしたまちづくりの方向性について。
・第2回2月18日(日曜日)『市民参加による里山林の保全・管理を考える』(島田和則さん、森林総合研究所多摩森林科学園主任研究員)市民参加による都市近郊の里山林の保全活動の方法や実施可能な取組内容、その効果について。
・第3回3月11日(日曜日)『思いやり経済システム ~電力会社のサードウェーブ~ 』(西本良行さん、HppyEnergy(株)COO)電力サービスで得る利益の50%を還元して行う社会貢献活動(ソーシャルアクション)について。
※テーマに関わる資料は、当ブログの12月7日の記事からご覧ください。
午前の部は、「埼玉から消えた植物、減っている植物」(木山加奈子さん)、「メガロドンvsパレオパラドキシア 1500万年前の多様な海の生き物たち」(北川博道さん)、午後の部は、「埼玉県に分布する興味あるいくつかのカスミカメムシ類」(野澤雅美さん)、「イネウンカに寄生するカマバチとその寄生蜂」(半田宏伸さん)、「「物見山」の原風景 ~大正の一大観光地はどのような場所だったか~」(須田大樹さん)、「なぜ平賀源内は秩父鉱山へやってきたのか」(井上素子さん)、「秩父鉱山の鉱物」(小林まさ代さん)の講演、研究発表がありました。
須田大樹さん「「物見山」の原風景 ~大正の一大観光地はどのような場所だったか~」は、1922年に飯能の天覧山とともに、埼玉県内初の指定名勝となった物見山がなぜ名勝に指定されたのか、文献調査、現地調査から指定当時の植生を推定し、公園管理の目指すべき方向性(江戸時代から続く里山的管理の結果生まれた眺望を維持しつつ、ツツジ類をはじめ四季折々の魅力にあふれた公園を目指す。目標とするのは、疎らなアカマツの下に多くのツツジ類が生育し、その間にはススキなどの草地が広がり秋の七草などもみられる植生)を考察したものでした。





第3回は「グリーン・ツーリズム各論その2 -企画立案シートの作成-」(毛塚理事長)、事例報告は、「比企自然学校の活動紹介とグリーン・ツーリズム」(櫻井行雄さん)、「神川町神泉地区における農業体験等について」(石井清允さん)でした。



澤田さん(市民の森保全クラブ)、細川さん(岩殿満喫クラブ)、三本さん(児沢探検隊)、全回の出席ありがとうございました。
※神川町神泉地区での活動については、2017年2月10日に開催された「グリーン・ツーリズム実践者セミナー」記事、16年12月16日の打ち合わせ記事などご覧ください。



耕福米は化学肥料は一切使わず無農薬散布栽培をめざしている小江戸川越のブランド米です。川越市福田の高梨農園などで栽培しています。一昨年、かわごえ里山イニシアチブ主催『有機稲作ポイント研修会』でお世話になりました。
※「川越市つばさ館(環境プラザ)とは(HPより)
つばさ館は、循環型社会形成推進基本法の基本原則にのっとり、ごみの発生抑制(Reduce:リデュース)、再使用(Reuse:リユース)、再生利用(Recycle:リサイクル)、の3Rを推進するため、市民、団体、事業者と連携し、環境啓発・体験学習・交流活動等の拠点となる施設です。
つばさ館には、廃棄物に関わる環境学習機能として、情報展示ホール、リサイクル体験工房、情報資料コーナーを設置しています。また、つばさ館3階から見学コースに沿って、リサイクル施設や熱回収施設などを自由に見学することができ、ごみ処理の過程を学ぶことが出来ます(ご予約を条件に、案内付の団体見学も承っております。下記その他参照)。さらに、市民の皆様から、まだ使える不用品の引き取りを行うと同時に、リサイクル家具・リサイクル自転車・リユース品(衣類・雑貨類・本)の頒布を行っており、「不用品交換・リユース・リサイクルの拠点」として機能しています。

狭山市における里ツーリズム展開への模索(毛塚さん作成資料から)


企画イメージの発表(澤田さん、細川さん、三本さん)







開催趣旨
里山保全や森林づくりなどの環境ボランティア活動は、もともと市民が自発的に始めたものでした。
このため、現場の安全管理については、「ケガと弁当は自分持ち」と言って、個人の自己責任とする傾向がありました。
しかし近年は、市民団体・NPO等が行政と協定を交わして活動するなど、市民と行政の協働関係は深まっており、環境ボランティア活動の社会的な役割が高まっています。
事故やケガが発生した場合、ボランティア個人の責任ではすみません。
想定されるリスクに備えて、組織的に(市民団体も行政も)安全を管理することが求められています。
特に、チェーンソーや刈払機を使う活動や、グループで作業する場合などには、個人の技術レベルを上げるとともに、組織としてのルールをつくる必要があります。
安全性を高めるためにはコストが必要です。
多くの市民団体では、お金を含めたコストを支払う十分な余裕がありません。
また、がんじがらめのルールをつくると、ボランティアの意欲がそがれることも懸念されます。
ルールはつくればよいのではなく、つくったルールが関係者によって守られることが大切です。
それでは、どのようなルールづくりが望ましいのでしょうか。……



事例報告①赤羽誠さん(多摩グリーンボランティア森木会事務局長)「多摩グリーンボランティア森木会安全な活動への取組み」
配布資料:『ボランティア活動における安全ガイドライン』






事例報告②伊藤道男さん(NPO法人ちば里山センター副理事長)「千葉の里山活動の現場から安全を考える」
事例報告③松井一郎さん(NPO法人森づくりフォーラム理事、森づくり安全技術・技能全国推進協議会理事)
グリーンボランティア保険

森づくり安全技術マニュアル
《基本編》《動力機械編》《応用作業編》《指導編》目次・内容紹介
コメントは松本武さん(東京農工大学教員)「フィールドにおける安全管理」でした。
市民の森保全クラブの年度後半はコナラ大径木の伐倒作業が始まります。現場、雨天時の高坂丘陵市民活動センターでの話合いに、本シンポの内容や配付資料を活用していきたいと思います。
<研修の3つのポイント>
その1:埼玉県ならではの立地と特性(里地・里山・里川)を活かした“ちょ田舎・里ツーリズム”(自然・農業体験、食体験、農の暮らし・文化体験)の推進。
その2:受講者が企画書を書けるようになること。
その3:県内の実践事例から学ぶ。
○開催日時:いずれも13時~17時
第1回:10月27日(金曜日)グリーンツーリズムの意義と動向を学ぶ
第2回:11月9日(木曜日)プログラムの企画イメージを描く
第3回:11月30日(木曜日)企画イメージを企画書としてまとめる
○開催場所:埼玉トヨペット(株)3階会議室(さいたま市中央区上落合2丁目2-1 、JR埼京線北与野駅南口より徒歩1分)
○対象者:埼玉県内で新たにグリーン・ツーリズム体験プログラムを提供したい農業者等(既に実施していて、体験プログラムを発展させたい方も含みます)
○申込方法:「申込書」に必要事項を御記入の上、埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会事務局あてにFAXまたはメールで御送付下さい。
埼玉県グリーン・ツーリズム推進協議会事務局
FAX:0493-22-4460
メール:arakawa@matsuyama-syobou.com


チラシ「グリーン・ツーリズム実践研修会 ご案内」(PDF:1,263KB)
研修会参加申込書(PDF:560KB)











※埼玉県漁業協同組合連合会(ブログ)







1972年にできた住宅公団のこま川団地(1,900戸)。スーパーマーケットが閉店し、シャッターを下した商店が目立ちます。


会場は15時でしたが、1時間ほど前から団地の人が集まりはじめ、250人ほどの人が提供された食料品(3,000点)を無料で持ち帰りました。


主催団体のCawaz(カワズ)は、Creaters Assosiation to Wakuwaku-suru Ashitaの略称で、教育と福祉に特化したまちづくり団体です。後援のセカンドハーベストジャパン(2hj)は、まだ食べられるにもかかわらず様々な理由で廃棄されている食品を、食べ物に困っている人に届ける活動を行っているNPO法人です。
※セカンドハーベストジャパンのHP「食べ物の問題・フードバンクとは」から「フードバンクのメリット」(フードバンクを活用することは、受益者・支援者だけではなく、行政にもメリットがあります。)
●受け取る側のメリット
1、食費の節約
フードバンクが福祉施設や団体を「食」の部分で支援できれば、浮いた費用を本来の活動に回せます。児童養護施設では、本や遊具、学費や修学旅行費、携帯電話代の補助などとして子どもたちに還元したり、母子支援施設では各家庭の食卓が豊かになり、子どもとお母さんが笑顔に変わっていったという事例が報告されています。ある母子支援施設の一食あたりの平均原価は寄付食品なしの時173.2円、寄付食品使用時105.8円で、食費を約4割削減できました。
2、食に関する喜び・体験が増える
食品を受け取る施設では、食材購入の際、予算の面で栄養より金銭的なことを優先せざるを得ない現状があります。そのため、高級アイスクリームや高級ゼリー、高級調味料などを届けると大変喜ばれます。いつもと違う食体験によって、子どもや母子世帯などの利用者が「食」に対する楽しみや喜びを感じ、味覚の幅が広がり、食の思い出が増えることに繋がります。
3、満足できる食事の提供で、心身の充足感が得られる
ある自立援助ホームではフードバンクから食品の提供を受ける前、砂糖の減りがものすごく早かったそうです。お金がなく、おやつをほとんど出せなかったので、どうしても甘いものが欲しい衝動にかられ、砂糖をそのまま食べる子が多かったからです。子どもに食事をお腹いっぱい食べさせ、おやつをきちんと与えられるようになり、このような問題はなくなりました。
●企業側のメリット
1、廃棄コスト・環境負荷の削減
企業は廃棄コストを削減できます。物によって異なりますが、私たちは捨てるために発生する費用を認識しなければなりません。廃棄コストはキロ単位で100円以上かかる上、リサイクルやリユースを考慮した分別の手間などもあり、輸送費だけで済むフードバンク活動はありがたい存在と言えるでしょう。2010年の一年間に2hjへ寄付した企業全体で、廃棄や返品にかかる約8千万円が節約できました。食品を捨てなければ、co2を排出せず、地球温暖化を止めるためのco2削減に貢献できます。
2、従業員の士気高揚
食べてもらうためにつくった商品を無駄にせず、役立てるために寄付することで、従業員が自分の会社に対して誇りを持つことができます。
3、社会貢献活動の実施
企業の社会的責任(CSR)を果たす社会貢献活動の一環とみなすことができます。フードバンクへの食品提供によって信頼のできる団体に分配してもらえます。2011年には10.1億円相当以上の食料が企業から2hjに寄付されました。
4、フリーマーケティングが可能
フードバンクを通じて自社製品が配られることで、潜在的な顧客の掘り起こしが可能です。
●行政側のメリット
1、食品ロスの削減
食べ残しなどによる食品廃棄の抑制を目指している行政にとって食品廃棄物の「リデュース(発生抑制)」にあたり、環境負荷低減の効果が期待されます。自治体が持っている賞味期限が迫った備蓄食料を入れ替える際、廃棄せず支援に回せば、行政自身で食品廃棄物のリデュースを実現。生活者が誤解しがちな「賞味期限」と「消費期限」の解釈や食品の保存方法などの啓発を行うこともリデュースにつながります。
2、財政負担の軽減
厚生労働省の調査(2010年)では、日本の相対的貧困率※は16%と1986年の調査以来最悪となり、中でもひとり親世帯の貧困率が50%を超え、2世帯に1世帯が貧困線に満たない状況での生活を強いられています。食料支援によって満足に「食べる」ことが保障され、生命が維持されれば、生活保護受給者や生活困窮者らの就労支援につながる可能性も生まれます。余剰食材を福祉に活用し、困窮者支援をすることは福祉予算の削減にもなり、国全体が潤うことにつながります。
※相対的貧困率とは貧困線に満たない世帯員の割合。2010年の貧困線(等価可処分所得の中央値の半分)は112万円。
3、地域活性化
生活困窮者に限らず、高齢者を地域全体で支えることも重要です。ボランティアに参加してもらい、フードバンクのシステムを利用して地域を元気にすることで、行政と民間の連携による「生活保護では
ないセーフティーネット」の可能性も生まれます。
※当ブログの「食品ロス」タグの記事
「市民の森・石坂の森」自然学習ウォーキング秋の森からの贈り物
と き 平成29年10月14日(土)午前8時30分から午後1時 (小雨決行)
集合場所 物見山公園駐車場
定 員 150人(申込順)
費 用 無料
内 容 東松山市「市民の森」と鳩山町「石坂の森」を散策し、伐採木や木申込み・問合せ 10月10日(火)までにFAX又は電子メールで都市計画課へ。
件名に「市民の森・石坂の森イベント募集」、参加者全員の氏名、
TEL 0493-63-5001
FAX 0493-24-8857
メール HMY039@city.higashimatsuyama.l


昨日からの雨降りで田んぼが濡れているため稲刈りを後回しにして、午前中は昨日仕掛けていた2つの四つ手網にかかった100匹以上のアメリカザリガニの観察。6月4日の田植時に植えたサツマイモを掘り、焚き火で焼き芋をしました。午後は下の田んぼのコシヒカリをノコギリ鎌で刈ってハンデに掛け、その後、田んぼのまわりやビオトープ池で遊びました。


午後からの降雨が予報されていたのでフィールド学習を優先して座学をカット、参加費は500円に減額されました。エコツーリズムにおけるインタープリター(ガイド)の役割を考えると、質のいいインタープリターには十分な支払額が必要です。運動会開催と重なり参加者が少なかったのは残念でしたが、料金2,000円は高くないプログラムでした。
はじめに
水辺体験学習と育成される力(角屋重樹)
体験学習としての川の魅力(金沢緑)
各教科に関連した川を活かした体験学習の実践例
・北上川のうつりかわり(改修の歴史とわたしたちのくらし)を調べよう(宮城県石巻市立飯野川第二小学校)
・「きれいな水はどこからくるの?」~川の水質調べ~(栃木県宇都宮市立城東小学校)
・渡良瀬川を活用した3年間の体験活動の取り組み事例(群馬県邑楽町立中野東小学校)
・「サケがおおきくなるまで」の発展学習として、サケの放流東京都足立区立鹿浜小学校)
・「流れる水のはたらき」を調べる(東京都調布市立布田小学校)
・多摩川での学年に応じた自然体験活動(東京都大田区立嶺町小学校)
・黒須田川を探検し、素晴らしさを伝える活動(神奈川県横浜市立大道小学校)
・カワゲラウオッチングを中心とした川に学ぶ体験活動の推進(岐阜県山県市立桜尾小学校)
・マイハザードマップづくり(兵庫県豊岡市立小坂小学校)
・生き物フレンズの活動(広島県海田町立海田東小学校)
・七歩川再生プロジェクト~きれいな川を取り戻そう~(大分県大分市立下郡小学校)
川を活かした体験型学習プログラム
1.川や水を感じる
1-1 川や水辺の安全講座(室内講習編)
1-2 川や水辺の安全講座(実技編)
1-3 川を流れよう
1-4 Eボートに乗ろう
1-5 カヌーに乗ろう
1-6 Dボートをつくって乗ろう
1-7 遊びを探そう
2.川や水辺の環境を調べる
2-1 諸感覚をつかい水質を調べよう
2-2 川の生物から水質を調べよう
2-3 科学的に水質を調べよう
2-4 川の流れの速さを調べよう
2-5 石や砂を調べよう
2-6 模型から水の流れを学ぼう
2-7 ゴミの分布を調べよう
3.川や水辺の生き物を調べる
3-1 底生生物を捕まえよう
3-2 魚を捕まえよう
3-3 陸上昆虫を捕まえよう
3-4 鳥を観察しよう
3-5 植物を観察しよう
3-6 生き物の分布を考えよう
3-7 ホタルを飼育してみよう
4.環境保全・改善について
4-1 ビオトープを活用しよう
4-2 川にやさしいリサイクル
4-3 水をきれいにしよう
4-4 下水処理場を見学しよう
5.洪水の怖さや防災について
5-1 洪水の怖さを学ぼう
5-2 地域の川の洪水の歴史を学ぼう
5-3 治水施設について学ぼう
5-4 水防について学ぼう
5-5 ハザードマップをつくろう
6.川と地域の歴史や文化について
6-1 川でのイベントに参加しよう
6-2 生活と川との結びつきを調べよう
巻末資料


