市民の森の園路、入山沼から反時計回りで進む「谷の道」の洗掘部分が補修がされました。
谷の道筋の枯損木や黄色のテープが巻かれた枯枝の落下の危険がある木の伐採もされていました。
昨日はお昼頃から夕方まで風が強かったようです。鳩山アメダスの13日最大風速は14時20分の7.2m/sでした。活動広場のテーブルやピザ釜用のまきに掛けていたシートなどが風でめくれていました。
市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally
ゴキブリと言えば、台所を駆けまわる虫という印象が強いのではないでしょうか。しかしゴキブリの中には、人里から離れた野山に生息している種類もいます。今回紹介するオオゴキブリは、照葉樹林内にある朽ち木の中で生活をしている体長40mmもある大型のゴキブリです。このオオゴキブリは、本州・四国・九州に広く分布し、三重県内では、熊野灘沿岸・志摩半島・伊勢平野の照葉樹林内で見つけることが出来ます。ゴキブリの語源は、ふたのついたお椀である御器(ごき)に頭をつっ込んで残飯にかぶりつくさまをみて「ゴキカブリ」と呼ばれたことに由来するとされています。日本産のゴキブリの仲間は52種が知られていますが、その内 衛生害虫とされるゴキブリは、わずか6種にすぎません。ゴキブリの仲間のほとんどは、里山などの野外で活動をしているのです。なお、今から約3億年前の古生代石炭紀の地層からみつかる、昆虫化石のほとんどはゴキブリ類とされています。現在みられる多くの昆虫は、当時の森林の中で生活をしていたゴキブリ類から大きな進化をとげたものと考えられていますが、ゴキブリは、今も古い形体を保ったままなのです。このため、生きた化石とも言われています。さて、オオゴキブリは、朽ち木内にトンネルを掘って生活しているため、平たく固く頑丈なつくりの体形で、その触角も10mmほどと短くなっています。朽ち木を割ってオオゴキブリをさがすと、翅を持った成虫や小型で翅を持っていない幼生が同時に複数見つかることがあります。それは、朽ち木内で親と子など家族が一緒に生活をしているからなのです。また、シロアリと同様に、植物繊維であるセルロースの消化を助ける微生物の繊毛虫を体内の消化管に宿しているオオゴキブリは、朽ち木を食べ、うまく消化して栄養を吸収しています。このため自然界の分解者としての役割を果たしているのです。ふだん目にすることがほとんどないオオゴキブリですが、野山に出かけた時に、朽ち木の中を観察してみてはいかかでしょうか。おとなしい昆虫ですので、妙に愛着を感じさせてくれる生きものです。(I)
埼玉県熊谷で10分間の雨量が50.0mmに達しました。日本歴代1位に相当する猛烈な雨です。群馬県内で発達した雲が南下し、埼玉県北部でも猛烈な雨に見舞われました。特に埼玉県熊谷は16時52分までの10分間で50.0mmを観測。10分間の雨量としては、2011年に新潟県室谷で観測した記録に並ぶ、日本歴代1位に当たります。(記録は速報値で、後日修正される場合があります。)雨は20分ほどで峠を越えたものの、わずかな時間で道路が冠水しています。[以下略](2020/06/06 17:47 ウェザーニュース)