市民の森
今日も岩殿1387から腐朽した端材を岩殿H地区に搬出しました。
軽トラがスタックして江原さんに牽引してもらいました。G地区では21年11月25日には渡部さん、先月30日にはJAFのロードサービスを呼んで脱出しています、H地区とG地区の境界の橋の手前に有孔ゴムマットを敷いていますが、H地区のG地区寄りのエリアにクルマを入れる時は要注意です。
午後、江原さんが市民の森北向き斜面の草刈りをしました。ありがとうございます。
この間、金子さんが竹を割って取り組んでいる単管パイプの薪棚つくり。今日は片桐さんも作業しました。
2月11日
作業道と岩殿F地区との間の斜面を覆いつくしているカナムグラ(アサ科)の抜き取りを始めました。一年生のつる植物で雌雄異株。キタテハの幼虫の食草です。


つるがまん延する前(4、5月頃)に摘み取って置ければよかったのですが遅れてしまいました。それでも花が咲く前に片づけてまえば花粉症対策にもなりますし、来年の発芽数を少しは抑えることもできそうです。棘で他の植物に絡みついているのでつるが途中で切れて、根まで抜けるのは稀でした。
※カナムグラの開花結実前に、除草剤で早めに対策することをおすすめします(『YUIME Japan』2022年12月19日記事)
刈払いで行う場合は、カナムグラの草丈が、10~15㎝の高さになった時に、草削りなどを使って行います。この高さまで成長すると、「養分転換期」と言って、種子の養分を使い果たした段階になるためです。これを行った後に遅れて発生したり、再生が見られた時には、もう一度刈払いを行ってください。ただし、生育期の刈り取りは行いません。2~3年続ければおさまるでしょう。(『NPO法人緑地雑草科学研究所』)
作業道近くにコスカシバ幼虫の糞まじりの樹脂が大量にでているヤマザクラがあります。越冬した幼虫が活動を始めたようです。サクラが枯れるないように防除対策を実施します。
※桜を守れ!人間VSコスカシバ 6:59
函館市住宅都市施設公社のYouTubeチャンネル『はこだて・まちラボ』
まちづくり公社の皆さんの舗装園路の西側と見晴らし台付近の枯損木(コナラ、アカマツ、ヤマザクラ)調査に同行しました。テープを巻いた伐採候補は20本以上ありました。
見晴らし台からの眺め




2月に見晴らし台からの榛名山~日光連山方面の眺めを確保するために、見通しをさえぎるツツジを切り下げ、ススキの刈払いをしました。左手のアカマツの枝、右下のシラカシ、右手のコナラの枝が眺望を妨げています。




2月に見晴らし台からの榛名山~日光連山方面の眺めを確保するために、見通しをさえぎるツツジを切り下げ、ススキの刈払いをしました。左手のアカマツの枝、右下のシラカシ、右手のコナラの枝が眺望を妨げています。
アカマツ枯死木のヒトクチタケ
市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、Hikizineの8名。
尾根の道鞍部に置いていたチップを袋から出して、伐採木の端材を利用した木枠に入れました。5袋分です。
アカマツ林側に置いていた落ち葉堆肥箱大2箱と小1箱を落ち葉掃きエリア内に運び仮置きしました。大箱は1.8m×1,8m×0.9m、小箱は0.9m×0.9m×0.6mです。
23日の落葉掃き&焼き芋イベントで落ち葉をいれる落葉堆肥箱は6箱を予定しています。会場内にある既設の4箱の内、作業道近くにある2箱は傷みが進んでいるので廃棄。1日に防腐剤を塗ったコンパネで大1箱を新設します。
江原さんは1日の南向き斜面の続いて、北向き斜面の篠刈りをしました。お疲れさまでした。
今日の焼き芋は「ねっとり」を目指して、濡らしたキッチンペーパーでくるんだサツマイモをアルミフォイルで包んで焼いてみました。
※菜女グループ[菜園女子グループ。略称:SLG+(エスエルジープラス)]が30日、岩殿C地区の休耕田で焼いた籾殻くん炭を田んぼから運び出しました。SLG+はHikizineが独断で命名した仮称です。+は性別を問わずの意味。菜園、才媛(さいえん)。菜女、才女。
ヨコヅナサシガメ(カメムシ目サシガメ科)の幼虫で、これから越冬します。中国からの外来種で、市民の森でも普通に見られます。
※奥田恭介「<解説>猎蝽游記〜あなたの知らないサシガメの世界〜」(『寄せ蛾記』177号、2020年5月)[猎蝽(サシガメ)]
先月12日に、市民の森に降った雨水が作業道の上を流れて岩殿F地区に落ちている車両の要注意通行箇所の山側をまちづくり公社がユンボで拡幅しましたが、近日、イノシシが餌を求めて土留めに置いていた伐倒木を動かしています。作業道を通る時は車を山側に寄せて運転してください。カラーコーンを追加しました。
22日(日曜日)の定例活動日を変更し、明日実施される東松山文化まちづくり公社主催『自然ふれあいウォーキング 市民の森で遊ぼう』で市民の森保全クラブが担当する「森の作業体験」会場の準備と周辺の整備をしました。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの13名でした。
尾根の道付近のチップいれた收草袋をまとめ、落葉堆肥箱の中のアズマネザサを刈り取りました。
林床の草刈りも併行して実施しました。
市民の森保全クラブ(20231020) 0:33
渡部さんは、ボッシュ林で行われる「森の宝探し」プログラムの打ち合わせを公社としました。
まちづくり公社に要望していた①市が昨年5月2日に入山沼の安全対策として実施した単管パイプ策設置により道幅が狭くなり、工事後に軽トラが奥に入れなくなった谷の道の入口付近、②市民の森に降った雨水が作業道の上を流れて岩殿F地区に落ちている車両の要注意通行箇所の拡幅工事が公社によりユンボを使ってなされました。ありがとうございます。
昨年5月の入山沼脇の工事
江原さんが南向き斜面の草刈り中にスズメバチの巣を発見。巣の大きさは20㎝以上はありそうです。
対策として、蜂駆除スプレー「ハチアブマグナムジェット」(アース製薬)、スズメバチ用駆除エサ剤「ハチの巣コロリ」(アース製薬)、スズメバチ忌避剤「スズメバチサラバ」(高知大学発ベンチャー・株式会社KINP)などを検討しています。
KINP社のHPに「スズメバチは単なる害虫ではなく、農林業分野では害虫を駆除してくれる益虫でもあります。単にスズメバチを殺してしまうだけでは生態系のバランスを崩すだけでなく、私たちの生活にも影響を及ぼします」とありました。
※スズメバチと人との関わり(『都市のスズメバチ』HP)
市民の森作業道下のクヌギの樹液にスズメバチが群がっています。カラーコーンを立てています。近づかないようにして下さい。
岩殿G地区・H地区と作業道をつなぐ近道ですが、しばらくは通行禁止です。裾刈りも見合わせです。
15日の市民の森保全クラブのナラ枯れ調査時に、舗装園路下のコナラ枯死木の地際に数十匹のスズメバチがいたという連絡があり、16日早朝、現場で地際の樹洞に穴があり、ハチが出入していることを確認。指定管理者の文化まちづくり公社に知らせたところ、10時半には職員が現地を確認して、近くにいたハチを殺虫剤で駆除。地中に巣が残っているため巣穴を塞ぎ、注意喚起の掲示と下の園路を通行止めにしました。迅速な対応ありがとうございます。



17日に殺虫剤で死んでいたハチを確認したところ、腹端が黒色(ヒメスズメバチ)でなく、暗色斑紋があるので、モンスズメバチ(上野高敏「スズメバチ事典」)であることがわかりました。多くのスズメバチは夕方には活動を止めますが、モンスズメバチだけは辺りが暗くなっても巣の外で活動を続けているので、他のハチのように日没後に巣を駆除して一網打尽は無理だそうです。
舗装園路を西に進んで石坂の森東の尾根道分岐点の手前にあるクヌギは樹液が出ていてオオスズメバチが集まっています。発酵した樹液は大好物のようです。攻撃性が極めて強く、近づくと威嚇してきます。
福島ドクターズTV「ハチ刺され」( YouTubeの郡山ぐるっとチャンネル) 2015.09.20 16:07
猛暑が続いています。市民の森保全クラブ、8月最初の活動日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。炎天下での作業を避けて尾根の道の四阿付近で活動しました。10月21日に市民の森で実施される文化まちづくり公社主催『自然学習ウォーキング 市民の森であそぼう!』で市民の森保全クラブが実施する「森の作業体験 伐採したコナラの枝をノコギリで切ってみよう!」で使うコナラ枯死木選びました。当日はボッシュ林-青木ノ入-入山沼から現場に来るコースが設定されています。ボッシュ林内でプログラムを追加できないか、公社の原島さん、岩崎さんと渡部さん、Hikizineで検討しました。
金子さんがムモンホソアシナガバチ(⇒「林床と物置付近の草刈り2020年8月28日」、「ハチにご用心 2018年10月10日)に刺されましたが、ポイズンリムーバーで吸引して応急処置しました。この時期、林床の草刈り中に毎年誰かが刺されています(⇒アシナガバチを含む当ブログ記事)。
作業道に通行注意のカラーコーンを置いている場所の斜面の草刈りをまちづくり公社さんがしてれました。ここは作業道の崩落を防止するために、土嚢、矢板、蛇籠(ガビオン)など、適切な資材を選択した土留め工が必要だと思います。
植物調査枠の付近はクサギ(シソ科)
入山沼下の下段の草刈りと市民の森南斜面休憩所のベンチ周辺の裾刈りをしました。
※ナラメリンゴフシ
ナラメリンゴタマバチが寄生してできる虫えい(虫癭)[虫こぶ(虫瘤)]
⇒井手竜也(国立科学博物館陸生無脊椎動物研究グループ)「小さくたっておもしろいハチの研究」(国立科学博物館私の研究-国立科学博物館動物研究部の研究者紹介ー)

TAMABACHI JOHO-KAN タマバチ科のハチ類の分類や生態に関する特徴を一般向けに解説

TAMABACHI JOHO-KAN タマバチ科のハチ類の分類や生態に関する特徴を一般向けに解説
尾根の道の上り口にあるテーブルとベンチ。ベンチの座板が取り替えられて新しくなりました。
伐採したコナラをチェンソーで縦引きして半割りにし、製材しました。渡部さんありがとうございます。6日に作業したそうです。
※チェンソー縦引き/横引き(『きこりやろう』2020年6月13日記事) 縦挽き/横挽き
※チェンソー縦引き/横引き(『きこりやろう』2020年6月13日記事) 縦挽き/横挽き
昨日、市民の森の作業道に穴が開いているのをみつけ、敷き鉄板でふたをしておきました。場所は岩殿C地区に下りてくる坂の中程、カーブしているあたりです。市民の森の指定管理者の文化まちづくり公社に知らせておきました。
作業道の陥没現場(28日)
文化まちづくり公社陥没修繕(29日)
午前中、公社が軽トラダンプでズリ材(砕石)を運んできて、陥没した箇所を埋めてくれました。また修繕で使った砕石の余りは園路補修等に使うように寄付していただきました。ありがとうございます。
市民の森の見晴らし台から北方、榛名山~日光連山方面の眺めを確保するために、見通しをさえぎるツツジを切り下げ、ススキの刈払いをしました(左は2月4日、右は切り下げ後に撮影)。前回は22年2月24日に実施しています。
青いキャップの白い塔は東松山市の可燃物を処理するクリーンセンター(神戸2272[ごうど])。その右(東側)の奥の山が子持山(1296.4m)。その奥の白銀の連なりが谷川連峰、谷川岳(1977m)。その右手前が赤城連山(主峰:黒檜山[くろびさん]1828m)の鍋割山(1332m)。
※堀繁監修・由田幸雄著『森林景観づくり ~その考え方と実践~』(日本林業調査会、2017年)
市民の森のアカマツに松枯れ防止樹幹注入剤グリンガード・NEO(主成分:酒石酸モランテル。効果持続期間:7年)が施工されていました[マツノマダラカミキリ成虫によって伝播されるマツノザイセンチュウの侵入・増殖防止のためです[マツノマダラカミキリ成虫には効果はない]。前回は2016年で自然圧で樹幹に注入していましたが、今回はLPガス(ブタン、プロパン)で加圧して注入していました。
※製品案内:グリンガード(『株式会社ニッソーグリーン』HP )
※松枯れの仕組みと防除
※黒田慶子「松枯れはなぜしぶといのか」(『森林技術』№857、2013年8月)
●はじめに
●要因 1:侵入病害の特徴
●要因 2:誤解とあなどりの原因
西日本の地方自治体からの相談、企業 CSR や里山整備ボランティア等の計画では「マツ林再生」が頻繁に出てくる。それに対して「マツ林の再生には強い覚悟とコスト負担が必要。安易に取り組むと失敗する」と返答しても、その根拠が理解されにくい。「皆でがんばります」という熱意の元にあるのは、「マツ林は林床の手入れをすれば元気になる」という誤解である。研究者や林業関係者によっても、しばしば「マツが枯れるのは土壌が富栄養化したため」と誤った解説がされる。この状況を改善するには、情報の発信をもっと積極的に行う必要がある。
「アカマツの実生が育っている」段階では、マツ林復活とは呼べない。マツ林は 10年生を超える頃から材線虫病による枯死が増えるという特徴がある(激害の海岸、高速道路沿いを除く)。樹齢との関係を示す科学データはまだないが、媒介甲虫の飛来しやすさ(樹高)や誘因成分、線虫の侵入成功率の変化によるのではと推測されている。周囲に被害地があれば、苗木が育って感染適齢期になってからのことを想定する必要がある。アカマツ林に交る広葉樹を伐採除去した場合も、被害地が周囲にあれば、残されたマツの感染枯死が続く。防除計画が欠落したマツ林再生計画は無謀である。
森林の植生遷移は百年単位などの長い年月で徐々に進むと説明されるが、マツの集団枯死から広葉樹林への転換は 10 ~ 20 年ほどで起こっている。京都市内の植生変化を長年観察してきたが(写真②)、1980 ~ 2000 年頃の急激な植生変化は環境省の植生地図からも読み取れる(図①)。西日本の多くの地点ではマツ林からコナラやシイ・カシ類の林への変化が起こっている。生態学的観点からは、このように広葉樹林に遷移した場所をアカマツ林に戻す必要性は低い場合が多い。マツ林に戻すことを望む人々に対しては現実的な情報を伝え、広域のマツ林保全が困難であることを理解してもらう必要がある。ただし、ナラ林、シイ林を数十年以上放置すると、高齢大径木化に伴ってナラ枯れが発生する。里山二次林はマツ枯れ、ナラ枯れ両方を見据えた管理が必要であり、放置は望ましくない。[下線引用者]
⇒ネットで[マツ林 地掻き」で検索して確かめて下さい。
●要因 3:戦略と戦術とは
●課題解決の方法と経験者・研究者の役割QRコード
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