市民の森保全クラブ活動日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。
木庭さんが2年間育てていたヤマザクラの稚苗を尾根の道付近に植えました。
伐採木の玉切り
皆伐更新エリアの下草刈り
沢の落ち葉かき
C地区草刈り・片付け
金子さんの軽トラ新車おめみえ
名の由来は、昔、亀の甲を焼き、できた裂け目で吉凶を占う亀卜に、この材の上面に溝を彫って使ったので「上溝桜」だと言われます。鹿の肩甲骨の裏側に溝をつけて焼く古代の占いで、この木を燃やしたため「占(裏)溝桜」との説もあり、どちらも、ウワミズザクラに転訛したとされています。古名は「波々迦」(ははか)。
花は熊野では4月下旬頃。今年伸びた枝先に、白い花が多数密集して咲きます。花びらは5枚。雄しべ約30本と雌しべ1本が花びらより長く突き出し、全体の形は瓶を洗うブラシの様です。ブラシ状の花の下に数枚の葉が互生するのが特徴です。
果実は7~8月、黄、赤、黒と熟し甘くて食べられます。果実酒は鎮咳、疲労回復に効果があるそうです。新潟では、蕾や若い果実を穂のまま塩漬けにし「杏仁子」(あんにんご)の名でお茶請けなどにします。晩秋、小枝の大部分が脱落し、枝に落枝痕ができます。翌春、その節の横から小枝が伸びるという特性があり、枝は節くれ立って、葉を落とした冬の姿は特徴的です。紅く艶があり美しい冬芽も魅力があります。…… 熊野の自然(熊野町でみられる動植物の紹介)
※清和研二『樹は語る 芽生え・熊棚・空飛ぶ果実』(築地書館、2015年6月)
