市民の森保全クラブの活動日は3月も毎週2回、日曜日・金曜日とします。今日の参加者は江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、佐々木さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、Hikizineと斉藤さん(坂戸市)の10名でした。

江原さん、細川さんが北側斜面の下刈り、木庭さん、斉藤さん、新倉さん、丸山さんが南側斜面(皆伐・更新エリア)でコナラ稚樹を覆って被圧しているアズマネザサや低木性樹種を除去する刈り出し作業を鎌を使って行いました。
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 ※「北側」の役割
  『横浜市森づくりガイドライン』(横浜市環境創造局みどりアップ推進課、2013年3月)105頁
 北側斜面は日当たりが悪く、植物の生育には不適であると思われがちですが、土壌中の埋土種子が良好な状態で保全されており、植生の復元に高いポテンシャルをもっていることも多いほか、樹木一本の単位でも、直射日光があたらず温度変化の少ない北側を好む生物が多くなっています。
 落葉の中で越冬する昆虫などは樹木の北側の根元を利用することから、落ち葉かきの際に、北側の根元周りの落ち葉をかき残すなどの配慮があるとよいでしょう。また、巣箱を設置する際も、北側に設置することで巣箱内の温度上昇を防ぎ、好適な環境を創出できます。

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 ※稚樹の刈出し
  広葉樹用材林の育て方(岐阜県森林科学研究所、2000年3月) 目次
◇放置された伐採跡地には、多くの種類の樹木稚樹やササ、草本植物が生育し、激しい生存競争を繰り広げています。この競争の中で、被圧によって枯れていく有用樹種の稚樹も少なくありません。このような群落で有用樹種を育成するため、その生育を阻害するものを除去することを「稚樹の刈出し」といいます。(14頁)
◇稚樹の刈出しは、天然更新した稚樹と雑草木とが競合している更新初期に行う作業です。その目的は、実生で更新した有用樹種の稚樹の生存率を高くすることとその成長を促進することにあります。
◇稚樹の刈出しは、有用樹種の稚樹が雑草木の被圧により衰弱しないうち(更新後あまり年数が経過しないうち)に行います。
◇手鎌を用いて、有用樹種の稚樹を被圧する雑草木を刈り払います。(6頁)

G地区のマルバヤナギの伐採、玉切りは金子さん、木谷さん、佐々木さん、鳥取さんでしました。
2月28日に切り残した双幹のGー6と新たにG-8、G-9を伐採しました。
G-6
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G-9
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G-8
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