市民の森保全クラブ2月最終活動日。参加者は新井さん、江原さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。この間、金子さんが作っていた薪棚が完成し、屋根をのせました。ワラビ園の川津桜が咲き始めました。
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片桐さん、鷲巣さんは土水路の泥上げ、C地区奥の片付けをしました。
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丸山さんは皆伐・更新エリア、新井さん、木庭さん、渡部さんは北向き斜面の林床の草刈りをしました。
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江原さん、金子さん、鳥取さん、細川さんでG地区のマルバヤナギを2本伐採しました。
G-6(伐根の長辺60㎝)
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G-7(抜根の長辺65㎝)
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※佐藤徳次「ヤナギ類」((川島町ふるさと史料館『川島の植物』13~18頁、1989年)。岐阜県羽島郡川島町川島町は現在は合併して各務原市。
ヤナギの分類は次の様な理由で非常に難解である。
①花の時期と葉のある時期が別で、両方あることが少ないから、花の時期は下の落葉しか見ることができない。
②葉の成長段階により形が異なる。従って若葉では種の同定が困難である。
③葉の形は種による違いが少なく、また同一種・同一株でも形の変異が多い。
④葉が対生の種も完全な対生でなく、枝により互生になる場合もある。
⑤花の構造が簡単だから、種による花の各部の違いも微妙である。
⑥雌雄異株だから両方の花を調べなければならない。
⑦雑種が出きやすく、どの種か判断に迷うことがある。
⑧過去に研究された文献が少なく、花を詳細に画いた図鑑等も少ない。(13~14頁)
アカメヤナギ 別名マルバヤナギとも呼ぶ。アカメヤナギの名は、花屋では別の栽培種であるフリソデヤナギのことをいうので、マルバヤナギのほうが間違わなくて良い。しかし葉形は変異が多く、長い葉もあるのでその点ではこの名[マルバヤナギ]は不適当である。系統分類的に他種と縁の遠いものである。おしべが5~6本あるのが特徴で、花期が一番遅い。その頃には若葉も見られ托葉が大きい。この点はボケの葉に似るので、学名[属名+種名(動物学:種名。植物学:種小名しゅしょうめい]の示種名にはその意味を示す。川原のどこにでもあるが、3~4月上旬は花も葉もないので見逃しやすい。下に落ちている落葉で見分ける。(18頁)[ ]内は引用者
※アカメヤナギ(マルバヤナギ):ヤナギ科ヤナギ属 
 学名:Salix chaenomeloides Kimura(1938)
  ヤナギ科:Salicaceae ラテン古名「Salix」=ケルト語のsal「近い」+lis「水」に由来
  種小名Chaebimeles「ボケ属」+oides「似の」。円形の托葉がボケのそれに似ている
  命名者:木村有香(ありか)(1900-1996)
  命名の由来:新葉が赤いことによる
   杉並の自然学 > 植物:メニュー > アカメヤナギから]

  特集:ヤナギ科標本コレクション 木村有香 ヤナギ・柳・楊? 標本作成にこめたもの 
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