市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、新井さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの9名でした。
ナラ枯れ枯死木(№171)伐採
ナラ枯れ枯死木(№249)伐採
雑菌が蔓延してしまったシイタケ原木を移動しました。
活動終了後、渡部さんの指導で木谷さんが伐倒実習をしました。南向き斜面の枯死木です。
※大畠流の伐木のコツ(2021/2/12記) (『森のボランティア茨城』掲載記事)
1.立ち位置
伐倒方向に平行に立つ。
2.受け口
2.1 下切り(水平切り)
・ガイドバーを水平に保つコツ…親指を使ったアクセルワーク。人差し指を使うとバーの先が下がりやすい。
・チェーンソーのフェリングマーク(伐倒線)を目安に、伐倒方向に対し直角に切る。
・深さの目安は直径の1/4(最初から1/3では修正ができない)。
・深さはガイドバーの幅(7~8㎝)でコントロール、直径20㎝であれば深さは5㎝、ガイドバーを半分ちょっといれる感じ。ガイドバーが全部入る深さ(8×4=32㎝)となる太さの木は素人はめったに伐りません。
2.2 斜め切り
・立ち位置は変えずに(これ大事)、トップハンドルの持ち位置を角の部分に持ちかえる⇒45度になる。
・自分の眼と会合線(下切りと斜め切りが出会う線)を結ぶ線上にガイドバーを置いて切る。
・一発で決まることはないので下切り線に会うように修正して、きれいな三角形を作る。
3.追い口
・追い口を入れる前に、会合線の脇をチェーンソーで樹皮を削ぐようにカットしておくと追い口を停める位置が分かり易い。
・追い口の高さは会合線+3㎝を目安に。受け口の高さの2/3なんてのは無視、素人にそんな細かい芸はできない。
・追い口の線と会合線が平行になるようにゆっくり切り進める。幹の向こう側のガイドバーの位置を確認しながら(大事)切る。
・ツルの幅は3㎝程度(指二本分)でいったん止め、その後微調整する。・ツルは帯状でなければならない、細すぎたり三角形ではツルの機能が不十分で伐倒方向が狂うことになる。
※「教員お気に入りのアイテム3:「伐倒方向の確認道具」杉本和也」(『岐阜県立森林文化アカデミー』活動報告記事)
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