桐生自然観察の森は桐生市市街地北西の川内町[かわうちちょう]、吾妻山(標高481m)の西麓にあり1989年に開園しました。環境庁の補助事業として全国に10ヶ所開設された自然観察の森の1つです。約20ヘクタールの園内にはネイチャーセンター、5ヶ所の観察舎(オオムラサキ観察舎、カワセミ観察舎、ノスリ観察舎、キアゲハ観察舎、イトトンボ観察舎)があり、常駐するレンジャーや桐生自然観察の森友の会の皆さんが調べる、伝える(例えば園内情報)、守る活動をしています。標高はネイチャーセンターが215m、園内最高地点355m、園路は約3.5㎞です。
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桐生自然観察の森フィールドガイド『森のなかまたち』(桐生自然観察の森編、メイツ出版、2019年3月)125頁から引用
森を支える
 自然観察の森は、身近な生き物を観察するための施設です。珍しいものや貴重なものがあるわけではありません。約20ヘクタールの敷地の中には、いわゆる里山の風景が広がっています。その構成はコナラを主とする雑木林、スギ、ヒノキの植林地、草地、湿地、池や沢などの水辺です。「自然観察の森なんだから何もせずに、自然に任せているんでしょう」と思う人もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。身近な生き物を、観察しやすいように維持管理しているのが観察の森です。基本的には生き物の生息のための多様性を心がけています。
 では実際にどんな管理をしているかというと、草が伸びてきたら草刈りをする、土砂がたまったら泥をさらって出す、沢水が涸れないように水路を管理する、落ち葉がたまったら集めてたい肥にする-などです。とくに園路の周辺は来園車が安全に歩け、生き物がより身近で観察できるように気を配ります。生き物の生息環境に合わせて、明るさや風通し、他の種類との関係などを考え、毎日園路を巡回して点検しています。
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土壌観察もできます。
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落葉の層(O層)、黒っぽい層(A層)、茶色の層(B層)、ごつごつした層(C層)


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ノスリ観察舎(標高315m)から。相生地区の市街地の先に、みどり市の岩宿遺跡近くの琴平山(196.2m)、鹿田山(231m)が望めます。

きょんtinoさんの「桐生自然観察の森〜萱野山」(『YAMAP』2019年6月16日記事)


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