市民の森保全クラブの定例活動日。南関東のナラ枯れ対策の指導に来られる京都府農林水産技術センターの小林正秀さんに鳥取さんがお願いして、市民の森でナラ枯れ対策の現場講習会を実施することができました。猛暑の中、10時~14時まで長時間のご指導ありがとうございました。
参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、Hikizineの13名と高坂丘陵地区の丘陵みどりの会、市民の森の指定管理者東松山文化まちづくり公社、市役所都市計画課、農政課)の皆さんでした(市役所環境政策課には当日連絡となってしまい、調整できませんでした。すみません。)
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ワイズトレーディングの25段のカシノナガキクイムシトラップの組み立てと設置方法を実習しました。
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※今日の講義を理解するために、小林正秀さんのFacebookから5月30日5月21日2021年9月18日の記事を読んでください。
※小林正秀さんのFacebook(8月13日投稿記事)
ナラ枯れに対して行政がなすべきこと
被害実態の把握、②情報の公開、③行政と研究とをつなぐ場の設定と役割分担の明確化、④防除方針の決定、⑤予算獲得と事業実施
村上幸一郎・小林正秀「ナラ枯れ防除の理論と実際-京都市東山での事例から-(日本森林学会大会発表データベース 2007年 118 巻 B32)
このような被害に対して行政がなすべきことを列挙すると、①被害実態の把握、②情報の公開、③行政と研究とをつなぐ場の設定と役割分担の明確化、④防除方針の決定、⑤予算獲得と事業実施となる。東山国有林での対策では、①として防災ヘリの活用や現地踏査を実施した。②としてチラシ配布やメディアの活用などの積極的な情報公開を行い、地域住民による被害の早期発見が可能になった。③については、対策会議の開催やメーリングリストを活用した。また、行政者が当事者意識を持つことが重要であり、被害木が発見されるたびに研究者を呼び出すのではなく、行政者による現地調査も実施した。④として東山国有林が被害先端地であったため、重点的な防除対策を行うこととした。⑤は世論の後押し、研究者の助言、行政者や事業実施者の努力によって実現にこぎつけた。
科学的に効果が高いと認められた防除方法を用いて、計画と検証をしっかりしながら対策を進めること。ナラ枯れ枯死木は冬季に伐倒・処理(くん蒸、チップ化)。夏季の防除は緊急性がないとして予算化せずに市民ボランティアに頼っていたのでは、枯死木を増やし被害を拡大することになる。