YouTubeの小林正秀チャンネルにある動画(2022年4月19日 29:16)です。


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ナラ枯れは、カシナガが媒介する病原菌が主因であり、薪炭林放置によるブナ科樹木の大径木化が誘因だと考えられています。しかし、日本だけでなく、世界中で同様の被害が発生しています。また、栗栽培では、温暖化によって凍害が多発しています。 ナラ枯れは、温暖化によって衰弱または枯れた木が被害の起点になっている可能性があります。つまり、温暖化による衰弱木にカシナガが穿入して増え、周辺にカシナガの繁殖に適した大径木が多い場合、カシナガがどんどん増えて健全木にも攻撃して枯らせていると考えられるのです。 先人達は、カシナガを被害地から出さぬ対策をしていたのに、今は、木の幹に穴を開ける樹幹注入や、フェロモン剤を用いて、カシナガを被害地から引きずり出す対策が実施されています。

 主因(病原体)・誘因(環境)・素因(感受体)
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 主因はカシナガの穿入とそれに伴うナラ菌の樹体内蔓延
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 ナラ枯れの誘因:大径木化
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 ナラ枯れの出火原因:温暖化
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 温暖化は発火原因・拡大要因
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温暖化がナラ枯れを助長している YouTube小林正秀チャンネル 2021年9月28日 2:42
 ナラ枯れ文献

「ナラ枯れ文献・カシナガが飛翔しやすい日」として2022年5月13日の記事にしている小林正秀さんの『森林応用研究』29巻1号(応用森林学会、2020年2月)に掲載されているカシノナガキクイムシの飛翔に及ぼす気象の影響