市民の森の舗装園路で作業をしに来ると、園路や園路近くに落枝があるのが目につき、気になります。落枝の片付けは誰かがしなければいけない作業です。気をきかせて片づけてくれる散策者もありますが、ル-ティンワークの向き不向きはあると思います。24日、斉藤さんが知らせてくれた舗装園路の落枝。誰かがまとめておいてくれたのでしょう。今日、移動して片づけました。
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この落枝には丸い穴(成虫の脱出孔?)が多数開いていて、断面を見ると電ノコで彫ったような穴があります。どのような生きものがいたのでしょう。
木が枯れる、朽ちるとは、倒木・幹折れ・落枝のメカニズムなど知りたいことが山ほどあります。公益社団法人ゴルフ緑化促進会編『緑化樹木腐朽障害ハンドブック』(日本緑化センター、2007年)や深澤遊『キノコとカビの生態学ー枯れ木の中は戦国時代ー』 (共立出版、2017年)、黒田 慶子・太田 祐子・佐橋 憲生(編)『森林病理学ー森林保全から公園管理までー』(朝倉書店、2020年)。読むべき本も多数あります。