社会の不条理や欠陥から生じる、貧困、差別・偏見、環境問題などの社会問題。第3章以外でチェックした箇所です。
それらの諸問題を解決する事業「ソーシャルビジネス」を通じて、
より良い社会を築いていくことが
株式会社ボーダレス・ジャパンの存在意義であり使命です。
株式会社ボーダレス・ジャパンは、
社会起業家が集い、そのノウハウ、資金、関係資産をお互いに共有し、
さまざまな社会ソリューションを世界中に広げていくことで、
より大きな社会インパクトを共創する「社会起業家の共同体」です。
ここに集う社会起業家は、
利他の精神に基づいたオープンでフラットな相互扶助コミュニティの一員として、
国境・人種・宗教を超えて助け合い、良い社会づくりを実現していきます。
1 すべての事業は、貧困、差別・偏見、環境問題など社会問題の解決を目的とします。
2 継続的な社会インパクトを実現するため、経済的に持続可能なソーシャルビジネスを創出します。
3 事業により生まれた利益は、働く環境と福利厚生の充実、そして新たなソーシャルビジネスの創出に再投資します。【恩送りのエコシステム ボーダレスの福利厚生】
4 株主は、出資額を上回る一切の配当を受けません。
5 経営者の報酬は、一番給与の低い社員の7倍以内とします。
6 エコロジーファースト。すべての経済活動において、自然環境への配慮を最優先にします。
7 社員とその家族、地域社会を幸せにする「いい会社」をつくります。【ボーダレスイズム】
8 社会の模範企業となることで、いい事業を営むいい会社を増やし「いい社会」をつくります。
第1章 「社会問題を解決するビジネス」を次々と生み出す仕組み
世界に広げていく仕組み①
恩送りのエコシステム -余剰利益は共通のポケットに
世界に広げていく仕組み②
共同体経営 -グループの全社長による合議制世界に広げていく仕組み③
多数決が採用されて、自分の意に反して物事が決まっていくなら、組織に対する「自分ごと感」は薄れていく
マイノリティの意見にはマジョリティが見逃していたユニークな視点があり、決して無駄ではない
独立経営 -採用も報酬も自分で決定
キャッシュフロー経営 -資金が尽きたら一旦終了
出資額を超える株主配当は一切しない
経営者の報酬は一番給与の低い社員の7倍以内
第2章 この“仕組み"がどうやって生まれたのか。その実験の歴史
「貧困問題を解決したいなら、自分でコントロールできるようになりなさい」寄付金には寄附者の意向が伴うし、助成金はその時々でテーマが変わる。じっくり取り組む必要があっても、常に資金との闘いでなかなかそうもいかない
第4章 ビジネス立ち上げ後の「成功の秘訣」
月に1度の経営会議では、ここをチェックする
月次経営会議シート①経営状態違和感はスルーしない
月次経営会議シート②①経営課題
・当事者意識を持って社会参加する人たちを増やしたい
・小さく始める。これが確実に成功させるための鉄則
・より良い社会をつくりたいと願う消費者に対し、エシカルな選択肢をつくっていくのもソーシャルビジネスの大切な役割
・社会問題解決のためのビジネスは「何のために事業をやるのか」が明確なので、儲からないからといってすぐにやめるわけにはいきません
終 章 一人ひとりの小さなアクションで、世界は必ず良くなる
・僕たち市民は、どんな大企業より、どんな大物政治家より大きなパワーを持っています
・「無関心」なのではなく「未認知」
・自分の周りの世界から「いい生活者」を増やしていくことは、とても大きな社会づくり
・僕たちは「微力」ではあるかもしれないが、「無力」ではない
・大きな問題が目の前にあるのに、困っている人がそこにいるのに、どうせ無理だ、理想論だという傍観者ではありたくない・「生まれた時よりも、きれいな社会にして死んでいく」