木下斉さんの『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社、2018年11月)を読みました。「ああ、そうだったな」と思い当たることがたくさんある内容でした。
凡人のための地域再生入門

木下斉『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』目次
はじめに:凡人だからこそ、地域を変えられる
第1章 シャッター街へようこそ
 突然の帰郷
 不本意な再会
 名店は路地裏にある
 コラム1 ─ 1 どんな地域にも「人材」は必ずいる
 コラム1 ─ 2 地方は資金の流出で衰退する
第2章 たった一人の覚悟
 役所の誤算、自立する民間
 嗤う銀行
 「逆算」から始めよ
 コラム2 ─ 1 なぜ、今の時代に「逆算開発」が必須なのか
 コラム2 ─ 2 地方に必要なのは、「天才」ではなく「覚悟」である
第3章 見捨てられていた場所
 そこでしか買えないもの
 仲のよさこそ命取り
 次の一手
 コラム3 ─ 1 地方のビジネスにおける「場所選び」で重要なこと
 コラム3 ─ 2 資金調達で悩む前にやるべきこと
第4章 批評家たちの遠吠え
 田舎の沙汰も金次第
 「子どもじゃないんだからさ」
 覚悟の先の手応え
 コラム4 ─ 1 地方の事業に「批判」はつきもの
 コラム4 ─ 2 地方でビジネスを始める悩みと不安
第5章 稼ぐ金、貰う金
 「欲」と「隙」
 お役所仕事
 名ばかりコンサルタント
 コラム5 ─ 1 役所の事業がうまくいかない構造的理由
 コラム5 ─ 2 見せかけの地方分権のジレンマ
第6章 失敗、失敗、また失敗
 成功続きの成功者はいない
 原点回帰
 丁稚奉公の旅
 コラム6 ─ 1 本当の「失敗」とは何か
 コラム6 ─ 2 「よそ者・若者・馬鹿者」のウソ
第7章 地域を超えろ
 資金調達
 小さな成果、大きな態度
 血税投入
 コラム7 ─ 1 他地域連携でインパクトを生むための思考法
 コラム7 ─ 2 地方で成功することにより生まれる「慢心」
第8章 本当の「仲間」は誰だ
 他人の茶碗を割る権利
 仲良し倶楽部を超えて
 金は霞が関ではなく、地元にある
 他人の金で、人は動かない
 コラム8 ─ 1 嫌われる決断をすべきとき
 コラム8 ─ 2 孤独に耐え、各地域のストイックな仲間とつながる
最終章 新しいことを、新しいやり方で、新しい人に
 さよなら、シャッター街
 コラム9 ─ 1 今の組織を変えるより、ゼロから立ち上げよう
おわりに
よそ者としての心得
 1:どうしたらこの地域がよくなるのかという謎を解く
 2:政治性を理解して、まずはその社会に尊敬を持って入り込む
 3: データを活用する
 4: 外科医・内科医・心療内科医・漢方医という4つの視点を持つ