2020年12月20日にオンラインで開催された関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館『2020年代のための里山シンポジウム』をYouTube(5:53:45)で見られます。
当日のプログラムは、以下です。
13:00-趣旨説明 佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
【第一部 里山の自然認識をアップデートする】
「里山のルーツを求めて 草山から東アジア暖温帯照葉樹林まで」 大住克博(鳥取大学)
「語りや民話・童話からみる里山の『人の気配』」 富田啓介(愛知学院大学)
14:30-【第二部 里山保全活動の現状と課題】
「富田林における保全活動の現況」 田淵武夫(富田林の自然を守る会)
「市民の自然保護等への参加意識と新たな参加の場づくり」 赤石大輔(京都大学)・法理樹里(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)・徳地直子(京都大学)
「すれ違う里山イメージ:政府・ボランティア・地元の社会的布置」 藤田渡(大阪府立大学)
16:30-【第三部 里山をどう活用するか】
「能勢町 里山活力創造戦略について」 井上良介(能勢町産業振興係 )
「里山林の健全性と持続性確保のための活用とは」 黒田慶子(神戸大学)
【総合討論】
黒田慶子さんの当日の参考資料「ナラ枯れによる高齢林の植生変化と基本的な管理の考え方」も提供されています。神戸大学の黒田慶子さんの森林資源学研究室のサイトも見て下さい。「森林病害と防除」〈ナラ枯れ〉、「樹木生理と生態系の健康」〈里山の維持管理(1)〉、〈里山の維持管理(2)〉、〈実践農学で里山管理を学ぶ〉
『森林技術』809号(日本森林技術協会、2009年8月)
※黒田慶子「里山保全と森林資源の活用」(伊藤一幸編著『エシカルな農業 未来のために今すべきこと 神戸大学と兵庫県の取り組み』第1部第7章(誠文堂新光社、2016年10月))
※黒田慶子「ナラ枯れ被害は止められるのか」(かながわトラストみどり財団『みどり』121号、2021年6月)
・伝染の仕組みと感染木の枯れ方
・なぜ被害が増えたのか
・ナラ枯れ対策ではない森の管理