蟹江憲史監修『12歳までに身につけたいSDGsの超きほん』(朝日新聞出版、2021年7月)を読みました。小学校高学年からの児童書です。SDGs研究の第一人者蟹江憲史さんの著作に『SDGs(持続可能な開発目標)』(中公新書2604、2020年8月)もありますが、この児童書も読んでおくとよいでしょう。
SDGsの超きほん
「17の目標をきちんと理解しよう!」「将来の自分たちのためにできることとは?」「SDGsは未来の世界を生き抜くための新常識!」。マンガ+ワーク+図イラストつき解説の三つの手段で、知りたかったテーマがすっきりわかるシリーズ。タイムスリップしてきたネコロボット”ミライ”が、小学5年生のメイ、悟、理人へSDGsに取り組むためのヒントを与える。SDGsを自分事としてとらえ、身近な存在にするための本。
   
蟹江憲史監修『12歳までに身につけたいSDGsの超きほん』目次
1.貧困をなくそう
 世界のあらゆる場所のあらゆるかたちの貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに
 飢えをなくし、だれもが栄養のある食料を十分に手に入れられるよう、地球の環境を守りながら農業を発展させよう

3.すべての人に健康と福祉を
子どももお年よりもだれもが健康で幸せな生活を送れるようにしよう

4.質の高い教育をみんなに
 だれもが平等によい教育を受けられるようにし、また一生にわたって学習できる機会を増やそう

5.ジェンダー平等を実現しよう
 男女差別をなくし、すべての女性と女の子の能力を伸ばし可能性を広げよう

6.安全な水とトイレを世界中に
 だれもが安全な水とトイレを利用できるようにし、自分たちでずっと管理していけるようにしよう

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
 だれもが、安全で現代的なエネルギーを安い価格でずっと利用できるようにしよう

8.働きがいも経済成長も
 だれもが人間らしい仕事をしながら、持続可能な経済発展を進めていこう。働かなければならない子どもをなくそう

9.産業と技術革新の基盤をつくろう
 災害に強いインフラを整え、新しい技術を開発し、みんなが参加できる経済発展を進めよう

10.人や国の不平等をなくそう
 国と国の間にある不平等や、国の中にある不平等を減らそう

11.住み続けられるまちづくりを
 だれもがずっとくらしていける、安全で、災害にも強いまちをつくろう

12.つくる責任つかう責任
 地球の環境と人々の健全な生活を守るため、責任を持って生産し、消費しよう

13.気候変動に具体的な対策を
 気候変動から地球と人々を守るために、今すぐ行動を起こそう

14.海の豊かさを守ろう
 海や海の資源を守り、持続可能な方法で利用しよう

15.陸の豊かさも守ろう
 森林を管理し、砂漠化を防いで、多様な生きものが生きられるようにしよう

16.平和と公正をすべての人に
 だれもが受け入れられ、すべての人が法律で守られる平和な社会をつくろう

17.パートナーシップで目標を達成しよう
 世界中の人が協力し合い、これらの目標を達成しよう
SDGsのすべての目標はつながっている:SDGsの17の目標は、3つの層に分けられる。「環境」(海や森林など、地球の環境を守るための目標6、13、14、15)によって、人間の「社会」(1、2、3、4、5、7、11、16)が支えられ、社会によって「経済」(8、9、10、12)の発展が成り立つ。頂点の「パートナーシップ」(17)が、目標全体のゴールになる。

中学校『公民』教科書のSDGs記述
  教育出版
   公民(教育出版)
  帝国書院