YouTubeの小林正秀さんのチャンネルにあるカシノナガキクイムシの生態と防除法についての動画です。
芦生の森から学んだこと(NHKラジオ深夜便2008年5月13日)(2020年4月23日公開)9:36(2:27~カシノナガキクイムシについて)


カシノナガキクイムシの生態と防除(2020年7月24日公開)17:52


ナラ枯れには防除法はないのか?(2021年8月6日公開)11:59
2021年3月23日、日本森林学会でオンラインで発表した動画


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 ナラ枯れに立ち向かう_1

 ナラ枯れ防除の新展開_1

※八木智義・佐々木智恵「ナラ類集団枯損被害の拡大防止手法の確立に関する研究」(『宮城県林業技術総合センター成果報告』第24号、2015年7月)
要旨:本研究では, 2009 年から宮城県で発生しているナラ枯れ被害の拡大防止対策に資するため,カシノナガキクイムシの県内における発生消長を調査し,ナラ枯れ被害の拡散傾向の分析を行った。また,集合フェロモンを活用した面的な防除手法であるおとり木トラップ法及びおとり丸太法について実証をした。
宮城県におけるカシノナガキクイムシの脱出期間は, 6月下旬から 10 月中旬までの期間であり,被害拡散の傾向は,既被害地の 1km 範囲内で 63. 4%, 2 km 範囲内で 87. 2% の被害が発生していた。おとり木トラップ法により,集合フェロモシによるカシノナガキクイムシの誘引効果は確認できたが,殺菌剤を注入したおとり木などの立木に枯損が発生した。また,くん蒸処理を念頭に置いた少量のおとり丸太法では,カシノナガキクイムシの大量捕殺は困難であった。集合フェロモンを活用した面的な防除手法は,材利用を目的に実施する皆伐の実施予定箇所もしくは皆伐により土場に一時集積している丸太を活用して,補助的に実施することが有効であると考える。
※布川耕市「ナラ類集団枯損被害の単木予防技術の効果と問題点」(『新潟県森林研究所研究報告』51号、2010年3月)

※竹下博文・木村明・辻本穣・藤田治生・田中清弘・西元靖志「大阪市立大学理学部附属植物園におけるカシノナガキクイムシが媒介する樹木病原菌 Raffaelea quercivora の感染によるナラ枯れに関する調査」(『日本植物園協会誌』50号、2015年11月)
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