鳩山アメダスの日積算降水量は、8月31日16.0㎜、9月1日3.5㎜、9月2日24.5㎜でした。

カシナガ君のくらし-カシナガキクイムシによるナラ枯れのメカニズム-(高槻市教育委員会、2013年7月)
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 秋でもないのに山を眺めると、紅葉しているように見えたことはありませんか?これが、「ナラ枯れ」です。ナラ枯れによる被害は全国に広がり、高槻でも目立ってきました。
 ナラ枯れの原因は、里山が利用されなくなり、カシノナガキクイムシ(カシナガ君)が増えやすい環境になってきたためと考えられています。

 この冊子は、カシナガ君の生態とナラ枯れのメカニズムを、絵本にすることで分かりやすく解説しています。ナラ枯れの問題や身近な自然に、あらためて目を向けてみませんか。


どうしたら伝わる生物多様性_01
はじめに
I  全体的講評
   全体講評
   評価者別講評
    優良パンフレットの紹介
II  優良パンフレット作り手インタビュー「作り手の思い」
    「田んぼの学校フィールドノート」の企画編集者に聞く
   「身近な生き物とわたしたちのくらし」の制作編集者に聞く
III  分野別講評
    政策広報ツールとして
   教育ツールとして
   研究機関からの発信
   市民団体からの発信
   企業広報ツールとして
   ビジターパンフレットとして
     観光促進ツールとして
IV  これからパンフレットを作る皆様へ
終わりに
地球環境関西フォーラムは、1990年6月、地球環境問題は人間活動の根源にかかわる課 題であり、科学技術、政治、経済、社会意識、更には生活様式の変革を含む幅広い問題と して、産官学民が力を合わせてこれに取組むべきとの認識から設立されました。これは、リ オ・デ・ジャネイロで開催された環境と開発に関する国連会議における「気候変動枠組条 約」の採択(1992年)に先立つものであり、関西という地域を基盤に、産官学民が一体と なって環境問題に取組むプラットフォームとして先駆的な存在でありました。
生物多様性についても、1993年に「森林と生物多様性」をキーワードとして「アジア、 太平洋地域における地球環境問題に対する関西の環境協力のあり方」についての調査研究 に取り組んで以来、「国際生物多様性科学研究計画西太平洋アジア国際ネットワーク (DIWPA)」などと連携しながら生物多様性に関する調査研究を進め、いくつかの提言を 発表するとともに、生物多様性の認知度向上とそれを市民・自治体・企業等の行動に結び つける活動を行ってきました。その中で様々な普及啓発パンフレットを作成し、生物多様 性の広報・教育・普及啓発(CEPA)に継続的に取り組んでまいりました。
このように、設立以来20有余年に亘り、さまざまな環境課題に向き合い、解決の処方箋 を発信してきた地球環境関西フォーラムも、2018年5月を以て、解散することになりまし た。解散に際し、活動の集大成の一つとして、生物多様性の主流化の一助になればとの思 いから、「どうしたら伝わるのか」との視点で、既にさまざまな主体により発行された多種 多様なパンフレットの中から参考にしたい事例などを取りまとめ、本冊子を作成いたしま した。これから、生物多様性の理解促進を目的としたパンフレットなどを作成される皆さ まにお役に立てれば幸いです。
最後に、この冊子を作成するに当たり、パンフレットを送付いただいた方々のご協力に感謝申し上げ、お礼とさせていただきます。