20日にチッパーを入れた岩殿F地区⑤、⑥と作業道の間の斜面と岩殿G地区に張りだしている作業道下の市民の森の裾刈りをしました。昨日は朝の作業でしたが、今日は夕方暗くなるまでしました。二十四節季の処暑で暑さが収まる候ですが、むし暑くて大汗をかきました。
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植物調査枠の東側まで刈り、岩殿H地区よりの斜面は刈っていません。
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今冬は岩殿G地区のヤナギの大木を伐採する予定です。市民の森作業道~岩殿F、G地区の間の斜面は市民の森の林縁部にあたります。市民の森の保全活動を始めた2012年頃は、ここもアズマネザサの大藪につる植物がからまって人の浸入を拒んでいるような状態でした。入山谷津の田んぼが耕作されていた時代にはどのような植生であったのか、林縁部の藪は鳥類の採餌と営巣という生活の場でもあったのですが、今後は半つる植物と分枝型の低木類からなる林縁の再生を目指していきたいと考えています(中村幸人『植生から見る里山~その保全と再生のために~』東京農大出版会、2021年4月、108~109頁)。