二宮さん、坂田さん、小野さんで岩殿F地区の植物調査枠と入山谷津の植物調査をしました。
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休憩時に話題になっていた「群集」と「群落」。『改訂版ビオトープ管理士資格試験 公式テキスト』22頁(日本生態系協会、2016年)では、「群集と群落:動物も植物も、個体が集まると個体群のレベルになる。個体群が集まると動物は動物群、食ウツは群落となる。単に「群集」という場合は、一般に、動物と植物を合わせた生物群集を指す。植物は動物に比べ移動が難しいため、その地域の気候や地質の特性に影響を受け、固有の群落を形成する。それを餌やすみかとする動物は、その影響を受けて特色ある動物群集となる場合が多い。」(22頁)。「植物調査:植物は生態系の基礎であり、環境把握のためには欠かせない調査項目です。目的によって様々な手法がありますが、一般的には、何が生育しているかを調べる植物調査(フロラ調査)と、植物群落の組成を記載するための植生調査(植物群落組成調査)などがあります。」(176頁)。同書4.1 ビオトープ計画のために (166~178頁)のまとめとして、「ビオトープを計画するには、その地域の生物相や自然環境に関する知識、特に代表的な生物についての基本的な知見(種名、生態)が必要となる。生物調査には、目的に応じた様々な種類と手法がある。調査結果(生物種リストなど)を理解するには、調査手法を理解している必要がある。種種の生物の生息状況だけでなく、生物環境の全体像を理解する。そのためにはGISなどが有効である。」(178頁)とあります。
古典的な書物に、沼田真編『図説 植物生態学』(朝倉書店、1969年)、沼田真編『植物生態 野外観察の方法』(築地書館、1962年、1966年改訂再版、増補改訂第3版)があります。これまでの岩殿入山谷津の植物調査(フロラ調査)で植物種のリストはほぼできていると思っていますが、現在すすめている植物調査枠の群落調査において座右の書として活用していきたいと考えています。

   沼田真編『植物生態 野外観察の方法』目次
    はしがき
    改訂再版にさいして
    第1部 野外観察の方法
    野外観察のねらい
    1 校庭内外の雑草の生活
    2 田畑の雑草
    3 帰化植物の生活
    4 日本の草原
    5 森や林のつくり
    6 竹林のつくり
    7 山を調べる
    8 水辺の植物の生活
    9 湿原を調べる
    10 河原の植物
    11 海岸の植物
    12 磯の潮だまり(タイドプール)
    13 植物季節を調べる
    14 環境の調べ方
    15 生活型を調べる
    第2部 指導計画と生態教材
    1 中学校の生態教材
    2 高校の生態教材
    3 観察のための学校園
    4 生物クラブの活動とその方法
    あとがき
    索引