片桐さんが岩殿A地区の池と田んぼの間の明渠の泥上げをして畦にのせました。お疲れさまでした。
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※『別冊現代農業 農家が教える軽トラ&バックホー使いこなし方、選び方』(2017年12月、108~110頁)に「塩ビ管埋設方式で湿田・湿害が劇的に改善 岩手県一関市 熊谷良輝さん、千代子さん」という記事がありました。『現代農業』2010年8月号に掲載されたものの再掲です。小型のバックホー(ミニショベル)があれば、田んぼの整備もラクにこなせるでしょうが、岩殿入山沼下の谷津田では湿田の水管理も手づくり施工の範囲で工夫して改善していくしかありません。頑張りましょう。
ため池・田んぼの下から水がにじみ出す
 「中山間地農業の最大の敵は、湿田と畑の湿害です」と熊谷良輝さん。
 熊谷さん夫妻が米や野菜をつくって暮らすのは、岩手県一関市の山間の集落・八年前に千代子さんが一足先に家業を継いで収納し、四年前には良輝さんも後を追って脱サラ・就農した。
 棚田の各所にはため池(地元では「堤」と呼ぶ)が備えられ、貴重な水瓶になっている。ため池と田畑は土手で区切られているが、地中深くを通ってどうしても水がにじみ出てくる。これは、程度の差こそあれ、上が池ではなく田んぼの場合でも同じだ。
 こうした水のにじみ出しへの対策として、この地方では排水のための明渠(地元では「堰」と呼ぶ)を設けるのが通例だ。写真のように、土手(法面)の下に明渠を作り、明渠と圃場をアゼで区切っている。それでも、水のにじみ出しがひどいところでは湿田・湿害に悩まされていた。
 就農した四年前、良輝さんは湿田での稲刈りのたいへんさを身をもって痛感する。この労力を軽減するためには、もっと有効な排水路が欠かせないと考えた良輝さんは、それにもバックホーを活用することにした。バックホーは、荒れた休耕田を開墾して畑にするために導入を決めていたところだった。
写真キャプション:法面の下に作られた明渠とアゼ(左)、塩ビ管埋設の様子。法面の下の明渠があったところに設置(中)、丁字型継ぎ手にフタ(塩ビ管)を継ぎ足して田んぼに水を張った状態(右)
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