市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は、芦田さん、新井さん、太田さん、金子さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの11名でした。今回は、北向き斜面の下草刈りを主にして、刈払機、鎌、太枝切狭を使って作業しました。
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休憩時に話題にした「ヤギ除草」。浜松市でヤギ放牧による除草実験を実施していました(『浜松市』Webサイト 2020年9月14日)。ネットや電気柵で囲って放牧するよりは、ロープでつないで繋牧した方が雑草をよく食べるようで、人が急傾斜地を刈る場合が最も費用が高く、繋牧と人が平坦地を刈る場合がほぼ同程度で費用も安くなるという結果です。まとめとして、「ヤギの体調管理等には短時間ではあるものの、日々の観察や水やりなどが必要であり、飼育管理を行う者が除草実施地の近くに住んでいる、あるいは通勤等の行き帰りに見ることができるなどの要件が揃うことが条件となります。しかしながら、本実験で分かったようにヤギの除草能力は高く、特に急傾斜地においては高い効果が望めることがわかりました。今後、管理技術が蓄積・洗練されることで、放牧除草が普及していく可能性を感じました。」とあります。急傾斜地の山羊除草は試してみたいですね。

※長野県佐久市にある独立行政法人家畜改良センター長野牧場のリーフレット『山羊を知ろう!』です。長野牧場は2009年に茨城牧場長野支場に組織改編されているので、それ以前に作成された古いものです。
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