4月から、岩殿F地区で「調査地に10m幅で2本の線を引き、その中に存在する植物相を調査する」ベルトトランセクト法で植生調査を行います。ベルトトランセクト法は地形と植生との関係を明らかにするための調査方法ですが、あわせて日当たりや土壌の湿り具合などの環境条件が植物の分布とどのように対応しているかなども考察し、岩殿入山谷津の荒廃農地をどのように保全していくのか指針作りにも役立てていきたいと考えています。今日は、二宮さん、坂田さん、加倉井さんの参加で市民の森保全クラブ作業エリアとボッシュ林の間の谷間(岩殿谷津)のどこを調査場所とするか検討し、F地区にベルトをしくことにしました。
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市民の森保全クラブ作業エリアの南向裾斜面、作業道下のカキの木のある斜面、谷底の長年耕作放棄されてきたヤナギやオギが生えている田んぼ跡地・畦畔、農道、ボッシュ林側の九十九川の源流である水路・湿地、ボッシュ林北向き斜面一次谷のリルからガリに進行しつつある洗掘現場をベルトの中に含めて候補地を設定しています。