スッポンタケは胞子をつくる基本体(グレバ)を袋(殻皮)に入れているきのこです。スッポンタケの幼菌(11月6日の記事)。
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ハエがとまっています。
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幼菌を掘り出してみました。
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根っこに見えるのは菌糸が糸状の塊になったものです。

幼菌の袋(殻皮)を切ってみました。
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基本体(グレバ)とは(Wikipediaの「キノコの部位」から引用)
子実体の内部に胞子を形成するようなキノコの場合、その胞子形成部分を基本体(またはグレバ、gleba)という。典型的には、出口のない袋状の組織の中に、不規則に(あるいは多少とも規則的に)担子器や子嚢などの胞子形成細胞が形成される場合、その組織全体を指す。担子菌類の腹菌類、およびセイヨウショウロ(トリュフ)などの子嚢菌類に見られる。
腹菌類では子実体の内側に多数の担子器が形成されるが、胞子が成熟すると担子器は崩壊・消失する。胞子の外界への放出の方式はさまざまで、袋の先端に出口を生じて吹き出すように出るもの(ツチグリ・ホコリタケなど)、子実体の結実部を包む組織(殻皮、かくひ)が不規則に崩れて散布されるもの(ノウタケなど)、生長の後期に柄(偽柄)が伸びて基本体が押し上げられ、粘液化するとともに異臭を放ち、ハエなどの昆虫やナメクジなどの小動物によって胞子が伝播されるもの(スッポンタケなど)、果実のような外見から鳥などの動物に誤食されることによって胞子が拡散されると考えられるもの( Cortinarius porphyroideus などのセコティオイド菌類(英語版))などがある。
※スッポンタケの蘊蓄はNPO birth理事、都立小宮公園パークレンジャーの蜂須賀公之[はちすかまさゆき]さんの『ハチスカ野生食材料理店』(小学館、2016年)136~139頁。レシピも載っています。

ヒラタケ?
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