市民の森保全クラブの定例作業日。参加者は、芦田さん、新井さん、金子さん、草間さん、澤田さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名、昼食後は4名です。作業エリア南向き斜面のコナラの伐採をしました。
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午前中の1本は、倒してみると芯に腐れが入った木で、ツルが効かずに予想より早く倒れました。

※「芯腐れの受け口」(でき杉さんの『出来杉計画』から)

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午後の作業では伐倒木が縦に裂け、さらに掛かり木になりました。次回、チルホールで牽引して外ずそうということにしました。

伐倒木が縦に裂ける Barber chair
●災害事例研究№38 「伐倒作業中の材が裂け、激突された
伐採事故の現場写真・再発防止に公開(『つうたいの旅・パソコン初歩・リハビリのお役立ちブログ?』から)
●「伐倒技術 オープンフェースノッチ」(上村巧さんの「森林の安全作業情報」)
●「伐倒技術 受口と追口の位置と寸法」(上村巧さんの「森林の安全作業情報」)
●上村巧・岡安崇史・鹿 島潤・佐々木達也・岡勝・加利屋義広・井上英二「倒伏初期における追口高さが内部応力に与える影響」(『森林科学』24-1、2009年)

●「林業でいちばん基本的な木の倒し方「追い口切り」と、木が倒れるしくみ
●「受け口どのへんにつくろうかなーと迷わないために、最初に追い口の高さを決める方法と考え方
●「追い口切りより安全で確実な「追いヅル切り」
●「「受け口方向」=「伐倒方向」ではないこともある
●「「追い口の高さを低くする」ことのメリットは、年輪の影響を受けにくいこと
  (以上はがっちょさんの『きこりやろう(野郎)』から)

掛かり木処理
  (災害事例は林業・木材製造業労働災害防止協会HPの「災害事例研究」から)
(1)かかられている木の伐木の禁止
(2)投げ倒し(あびせ倒し)は禁止
(3)かかっている木の元玉切りは禁止
(4)かかっている木の肩担ぎは禁止
(5)かかられている木の枝切りは禁止
※2018年12月22日の記事「保全作業の安全確保」にある事故事例データベース、27日の記事「「林業に新規参入する労働者に係る労働災害防止対策推進事業」報告書目次」にあるテキスト類もダウンロードして自己研修してください。

ドラム缶焼却炉で落葉、刈草、木っ端類を燃してみました。鉄棒など使って加工したロストルを追加すればより効率的に燃せそうです。火の始末は格段に楽になりました。
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1月29日、ドラム缶を移動して灰を出しました。

『林業現場人 道具と技』Vol.9  特集 広葉樹の伐倒を極める(全林協、2013年)特集 広葉樹の伐倒を極める
●特集1 こうすれば裂けない! 広葉樹の伐り方・ツボ公開
  広葉樹は「裂け」に注意
 裂けない伐り方①追いヅル伐り
 裂けない伐り方②重心方向の横へ倒す
 倒れようとする力をぎりぎりまで抑える
 重心の見極めクサビを下げ振りに
 現場の工夫いろいろ
●特集2 タイプ別伐倒図解 芯抜け・裂け上がりを防ぐ伐倒技術
コナラの伐倒 受け口の下切りで芯切りも済ませる 伐倒手順
 重心の見極め方法
 裂け上がりはこのように起こる
 2本立ちのミズキ 裂け上がり防止のため芯切りして伐倒
 4本立ちのイタヤカエデ 木の絡み方と重心を観察して伐倒
●特集3 木を読んで丁寧に伐倒
追いヅル切り①―裂け予防のために
 追いヅル切り②低い位置で切り込む―退避時間を稼ぐために
 追いヅル切りを利用した追い切り
 木の繊維方向を読んで根張り切り
 観察力―伐倒前の情報収集
 用材として広葉樹を伐倒する場合の注意点
 丁寧な仕事―カットラインをマークする
 受けの下切りを斜め下から行うときのコツ
●特集4 安全位置への伐倒コントロール
●特集5 林内作業車のウインチで引き倒す キノコ原木の伐倒
●特集6 広葉樹巨木・銘木の伐倒術―受け口・追い口のコツ