11月27日の『朝日新聞』分化文芸面に掲載された記事「美術館、都市空間楽しむ場へ 絶景スポット・屋上庭園に遊具・カフェ…」で紹介されていた東武伊勢崎線太田駅北口にある太田市美術館・図書館に行ってみました。今日は、11月の最終火曜日で図書館エリアは休館していましたが、日を改めて再度、訪問してみたいと思っています。


美術館の建物が変わってきている。今年開館した美術館などを見ると、静かな鑑賞の場という旧来のイメージから、「集う」「遊ぶ」といった多様な機能を備えた「都市的な空間」への転換が表れているのだ。(略)朝日新聞記事ではほかに富山県美術館、大阪市新美術館、金沢21世紀美術館が紹介されています。
美術館建築は、かつては展示機能が中心だったが、4月に本格開館した群馬県の太田市美術館・図書館でも、機能や空間の複合化が見られる。東武・太田駅の北口を出てすぐ現れる、白いハンバーガーのような建物。駅側から入ると、まずにぎわうカフェがある。展示室や閲覧室などに充てられる2~3階建ての5棟の周囲にスロープが絡みつき、カジュアルな美しさが漂う。館内ではスロープが立体交差し、まさに都市空間の気分。緑化された屋上まで自然にたどり着ける。駅前活性化の期待を担い、「目的がなくても歩きたくなる街のような場所を目指した」と設計を手掛けた建築家の平田晃久は話す。(略) (『朝日新聞』2017年11月27日)