児沢の上の田んぼの畦まわりの手直しをしました。今後も降水量が少なければ、田んぼも水不足となり、上の田んぼと下の田んぼで水争いがおこりかねません。田んぼの中の水は排水口をとめていても、蒸発や漏水で減っていきます。畦からの漏水を減らして節水する手立てとして取り組んでみました。
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児沢の上の田んぼの西側は土衛門を混ぜて畔塗りをしています。他の3辺は畦シートを入れています。東、北の畦シートと畦との間に手を入れてみると、畦シートの裏側にも田んぼと同じように水があります。その場所で水が田んぼから入っているのではなくて、他所から回り込んでいるようです。問題は田んぼの水より水温が冷いところ、指先にひんやりとした感触があるところで、そこにはたいてい生きものが作った穴があいています。畦の外側の水路沿いには別のシートが入っているので水が水路に向かって流れ出しているわけではありませんが、泥で穴をふさいでおけば田んぼからの漏水が減ることは確かです。

他所で満喫クラブの仕事が大変だとこぼすと、「遊びでやっているんだから」と慰められることがよくありますが、「いいかげんでいいんだ」という含意があるのでしょうか。いいかげんでいいものに時間や労力は割く余裕は満喫クラブにはありません。ボランティアはいつも募集していますが、「いいかげんでいいもの」をこれから仲間になる人に頼むことはできません。「しなければいけないと思っているんだけれども、諸般の事情でここまでしかできない」という仕事がほとんどですが、今、何ができ、何ができないかしっかり検討、判断、選択して、仕事をすすめていきたいと思います。