今週の須田ゼミの実習でソバを播く予定です。
ソバの作付け面積を調べてみました。

2013年(2014年1月28日発表農林水産統計)
作付面積 全国の作付面積は6万1,400ha。前年産に比べて400ha(1%)増加。
10a当たり収量 全国の10a当たり収量54kg。前年産に比べて26%下回った。これは、台風の被害及び天候不順による生育の抑制があったため。
収穫量 全国の収穫量は3万3,100tで、前年産に比べて1万1,500t(26%)減少。
収穫量の多い順 北海道・長野県・茨城県・福島県・山形県。
埼玉県 2013年産そば作付け面積は366㏊、収穫量253t。

埼玉県内のそばの収穫量が多いのは、秩父市56ha(収量32t)・加須市46ha(収量14t)・久喜市37ha(収量10t)の順だそうです。

2014年(2015年2月10日発表)
作付面積 全国の作付面積は5万9,900haで、前年産に比べて1,500ha(2%)減少。
10a当たり収量 全国の10a当たり収量は52kgで、前年産に比べて4%下回った。これは、北海道において7月下旬から8月中旬までの多雨等の影響により登熟が不良であったため。
収穫量 全国の収穫量は3万1,200tで、前年産に比べて2,200t(7%)減少。
収穫量の多い順 北海道・長野県・茨城県・山形県・福島県。
埼玉県 2013年産そば作付け面積は361ha、収穫量199t。


そば 『新編埼玉県史 別編1 民俗1』(埼玉県、1988年)379頁
5 そば
 そばは、どんな飢饉のときでもとれると言われるほど作付けしやすい作物である。その作付面積は、大正の終わりごろは全県で1500町歩前後もあった。昭和になっても初めのうちは1000町歩以上の作付けを維持していたが、その後は次第に減少し、昭和30年代に入ってからへ激減した。そして、現在はそば作りが余りみられない状況となっている。
 以下、そばの栽培から収穫までの一連の慣行について、順を追って眺めていくことにする。

播種 そばは春そば、夏そば、秋そばというように、一年に三回の作付けができる。
 春そばは四月下旬から五月初めにかけてサクを切り、まき付けを行い、その後一度くらい除草をする(横瀬町芦ヶ久保)。夏そばのまき付けは七月下旬である(越生町小杉)。
 いちばん出来がよいといわれる秋そばは、二百十日の前後がマキシンである(飯能市上直竹)。畑うないはかつてはエンガを用いたが、その後、万能に変わった。土質の悪い土地でも構わず、浅くうなえばよい。
 播種(はしゅ)の方法には条播と点播があるが、多く見られるのは前者である。あらかじめ配合肥料を施してからまいたり(寄居町赤浜)。種と堆肥を混ぜておいて条播を行う方法もあるが(庄和町中野)、夏作の後の畑にまく場合には肥料は余り必要としない。

管理・収穫 播種後の手入れはサクキリをする程度である。発芽し、葉がフタッパになったころ、初回のサクキリを行う。その後20日くらい経過し、雑草が出ると二回目のサクキリをする(寄居町赤浜)。
 そばは「まいて六〇日」というように、約二か月で収穫できる。取り入れ根ごと引き抜くか、鎌(かま)で刈る。取り入れが遅れると実がこぼれるので、青いうちに刈るようにした。その後、ヤライ(戸田市美女木)やハデ(両神村薄)にかけて約一か月乾燥させる。

※埼玉県のそばの作付け面積は、1985年98㏊(全国18700㏊)、2000年159㏊(37400㏊)、2002年210㏊(41400㏊)、2006年304㏊(44800㏊)と増加してきましたが、1町歩≒1㏊で概算すると、100年前の埼玉県のそばの作付面積「1500町歩前後」(≒1500㏊)というのは広いですね。