滑川町立月の輪小学校4年生(3クラス・120名)の環境学習を支援しました。雨天のため、市野川蛇行河川の自然観察会を中止し、校内で行いました。
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※川遊びで用意するもの 帽子、乾きやすい素材のシャツ、運動靴、ライフジャケット

※川遊びの5か条
   ①川は私たち生き物の源。魚・虫・鳥などの動物や植物のことをたくさん感じましょう
   ②川へは1人で行かない事。仲間どうしでお互いに注意しあって楽しく遊びましょう
   ③川は魅力があるが怖いところもあります。自分でよく考え自分のことは自分で守りましょう
   ④川は常に変化しています。遊ぶ前に下見し遊んでいる時は天気や流れを確認しましょう
   ⑤川へ入る時はライフジャケットをきちんとつけましょう

※自然で健康な川
   きれいな水がたくさん流れている
   川岸が自然護岸でコンクリートがない
   蛇行や瀬・淵がある
   河畔林や土手がある
   きれいな水に棲む魚がいる
   きれいな水に棲む水生昆虫がいる
   堰やダムがない
   工場や家庭の排水が流れ込まない
   川で遊んだり泳いだりしたい気分になれる川

※川の氾濫(はんらん)
 ……これら[滑川・市の川・和田川]の河川は当時大きく蛇行しており、平時における水量はさほど多くはないが、ひとたび大雨が降るとたちまち氾濫し、そのため川沿いの村々ではしばしば、洪水に見舞われ、その被害も甚大であった。しかしながら、一方では「村内用水ノ便リ[べんり]ナケレバ天水[てんすい]ヲ溜井[ためいニ湛[たた]ヘテ耕[こう]セリ」という所がほとんどであるため、少し日照りが続くと河川やため池の水量も減り、時には枯渇(こかつ)しすぐに干害が発生いかねないといった状況であり人々を苦しめたのである。……(『滑川村史』1984年、583頁)

※洪水
 かって「蛙が小便すれば水が出る」とか「常習被害」とか言われて、一寸振り込んでもすぐ水が出て被害を受ける地域があったが、特に越辺川筋の川辺、都幾川筋の下押垂、市の川筋の悪戸耕地、和田吉野川筋の下岡耕地等はその代表的な地域であった。従って台風等で洪水ともなるとそれは大変だった。川辺では「土手五合」といって水量が土手の半分までくると牛馬は高台に預け、下押垂では「氷川様の大門の草は一本取ってもいかぬ」と言って土手の切れぬように気をつかい、下岡では「土用水が一番恐ろしい、道の草まで枯れてしまう」といって夏の土用の洪水を最も恐れた。/人々にとって忘れることのできない東松山地内の大洪水は、明治四十三年(1910)・大正二年(1913)・昭和十三年(1938)・同二十二年(カスリーン台風、1947)等の洪水であった。……(『東松山市史 民俗編』1983年、182頁)