児沢の田んぼから、アカメガシワとアズマネザサを運びました。アカメガシワは焚き付けの薪に使い、篠竹は野菜の支柱などに使うつもりです。1回運んだだけなので、まだたくさん残っています。
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※伐ったアカメガシワの利用法
アカメガシワの葉で作った「アカメガシワ茶」が売られています。ネットでは10㎝の苗を1,000円で売っていて、「材は柔らかく下駄や薪に使われます。樹皮は生薬で胃潰瘍などに効果があるとされます。実は駆虫剤に利用されます」と商品情報がありました。
 
 薪として利用 ネットでみていると、「薪ストーブ用薪 切れ端B雑木ミックス950円 段ボール入り約25kg 乾燥済 焚きつけ用にも可」、木の種類は「シイ、サンゴ樹、カシ、ネムノキ、アカメガシワその他」があり、薪として売られています。

 『エンジョイ・ライフ』というブログには、「落葉3樹種の燃え方」の記事があり、一般には薪炭材として扱われていない、クマノミズキ(気乾比重0.76)、ネムノキ(気乾比重0.5前後)、アカメガシワ(気乾比重0.52)3種のストーブでの燃え方を比較しています(シラカシ気乾比重は0.83、クヌギ0.85、コナラ0.76、クリ0.60。樹木の幹比重、気乾比重はhttp://had0.big.ous.ac.jp/gakunai/vegetation/succession/kanhijyuu.htmを参照)。
(以下引用)
「……薪を投入して全体に火が回るまで、ネムノキとアカメガシワは1分、クマノミズキでは約2分を要した。……結果、軽い木は火の周りは速いものの、重い=堅い木と目されるクマノミズキと似たような時間で燃え切った。因みに、いずれも辺が平均5×5cmで弧が10cmの扇形をした、長さ約35cmの割り材である。最も堅いと思われるクマノミズキ比べ、若干でもアカメガシワの火持ちが良かったのは予想外だった。」
「……要するに、火持ちが良いのは大きな薪ということを再認識しただけである。世に薪炭材というほどだから、炭すなわち熾火(おきび)の時間を含めての火持ちかも知れない。しかも火持ちに期待するなら、大きく割れということか。」
(引用おわり)
気乾比重が大きければ「火持ちがよい」、小さければ「焚き付けに適している」と考えてしまいますが、ちょっと違うみたいです……。『Outdoor』(1996年12月号)特集・焚き火の達人「焚き火の材料になる樹木たち」(26頁~27頁)では以下の4グループにしています。「クマノミズキ:ミズキの仲間で最も火力が強く火もちもいいが、火つきはよくない。」、「ネムノキ:火つきはわるいが燃えだせば火力はある。ただし空気の供給が悪いと立ち消えするので注意。」、樹種ごとに「火つき」、「火力」、「火もち」を合わせた特徴が60字位で書かれています。

  火が長続きする樹木:クヌギ、コナラ
  焚き火で使う樹木:アラカシ、クリ、イヌザクラ、イヌシデ、シイノキ、ヤマザクラ、ウワミズザクラ、クマシデ、クロマツ、クマノミズキ、アオダモ、エノキ、イタヤカエデ、ネムノキ、ケヤキ、エゴノキ、スギ、ヒノキ
  燃やすととても臭い樹木:ゴンズイ
  絶対使ってはいけない樹木:ヌルデ、ヤマハゼ

 キノコのほだ木 ブログ『豆狸の狩猟・採集的生活のススメ』に「アカメガシワの枯死木とアラゲキクラゲ」、「アカメガシワ倒木」という記事があり、アカメガシワは柔らかい木なので、ヒラタケなどの原木栽培に最適とありました。来春、コナラ、ヤマザクラの駒打ちの時、ためしてみましょう。