2025年10月
尾根の道の四阿の側にあるヤマザクラの伐り株からひこばえが多数出ていましたが、枯れたり。切られたりして本数が減ってしまっているのでイボ支柱を周りに立てておきました。
段丘は川や海に面して平らな面と崖が階段状に並んだ地形です。平らな面を段丘面、崖を段丘崖といい、川によって作られたものが河岸段丘(河成段丘)です。月刊『地図中心』616号総特集日本段丘図鑑 日本の典型的地形《段丘編》(日本地図センター、2024年1月)20頁に高橋尚志さんの「荒川上流、秩父盆地の河成段丘と気候変動」が掲載されています。



秩父市街地が載る段丘面の地下には過去の荒川が運んだ砂礫の地層がある。その厚さは部分的には葯30mもあり、砂礫で埋もれた「谷」が存在する。これは、葯12.5万年前頃の温暖期に荒川が流れていた谷の名残である。約10万年前頃から地球の気候は徐々に寒冷化して日本列島に接近する台風の数が減り、荒川の洪水の頻度や流量は減少した。その結果、運ばれきれなくなった土砂が堆積して荒川の河床が上昇し、温暖期の谷は埋められて広い河原ができた。
その後、約1万年前頃から気候は再び温暖化に転じ、降水量が増加したことで荒川は再び谷を掘り始め、現在の地形ができた。秩父市街地が載る段丘面は、現在よりも寒冷な時代に荒川が高所につくった広い河原が由来である。荒川の段丘は、日本列島における氷期(寒冷期)・間氷期(温暖期)という長期的な気候変動によって形成された河成段丘の典型例である。
しかし、なぜ関東山地の中で秩父盆地にだけ広い段丘面があるのか?それは、基盤の岩石の硬さの違いに原因がある。秩父盆地周辺の岩石は新第3紀の比較的軟らかい砂岩や泥岩である一方、下流の長瀞付近には相対的に硬い変成岩が分布する。関東山地の中の岩石が少し軟らかいところに、ぽつんと窪んだ秩父盆地と段丘が広がったのである。
秩父市の羊山公園(●)と浦山ダム(◎)から秩父盆地の段丘地形を眺めました。秩父地域の1市4町(秩父市・小鹿野町・長瀞町・皆野町・横瀬町)は2011年にジオパーク秩父として、日本ジオパークに認定されています。羊山公園はジオサイト、浦山ダムは眺望サイトの一つです。
※ジオパーク秩父基本計画 2025~2034(秩父まるごとジオパーク推進協議会、2025年6月)
※生物多様性あきる野戦略(2014年9月)
河岸段丘(かがんだんきゅう):河川の中・下流域において、流路に沿って 発達する階段状の地形のこと。河川の力によって、上流から運ばれてきた土砂が堆積し、さらに河川により削られたりすることで形成される。段丘の構成物などからいつの時代に形成されたかが推定できる。(P.38, P.40, P.74, P.76, P.78)里山(さとやま):地域住民の生活と密接な関わりを持つ集落周辺の雑木林や田んぼ、水路などがある一帯のこと。住民は、生活の一部として、燃料となる薪(薪炭用木材)とり、食料などとなる山菜とり、落ち葉を利用した堆肥づくりなどを行い、里山を利用した。(P.2, P.5, P.6, P.7, P.15,P.21, P.23, P.24, P.28, P.44)
※伊那谷の独特の地形はどうやって出来たのか(同上)
「田切」地形:傾斜地を流れる河川において、両側が崖状になっている地形
江原さんが11月16日の東松山文化まちづくり公社主催『~自然学習ウォーキング~市民の森で遊ぼう!』イベントのノコギリ体験で使うヒノキ、スギの丸太を運んできてくれました。


※ニシキアオイ(メキシコ原産のアオイ科一年草)



花が咲くまでは合弁花の植物だとして絵合わせしていましたが、離弁花のはなであることがわかりアオイ科のニシキアオイ(別名:ミズイロアオイ)としました。→警戒すべき雑草「ニシキアオイ」(農研機構、2019年11月)
鉢植えにして観察しています。花2輪・蕾1個(10月30日)、花3輪(11月2日)、花4輪(11月7日)。
入山沼堰堤の改修工事は今日は休工。排水されて岸辺では底が見えています。
入山沼の貯水量は3000㎥、筆面積3324㎡、堰堤の天端幅3.6m、堤体積1300㎥、堤高4.3mです。NPO法人エコ.エコのYouTubeチャンネルkaerunomaruに2020年5月27日に入山沼をドローンから撮影した動画(3:35)があります。
10月15日に伐採したニワウルシの周りに稚樹が15本もあり、棒を立てておきました。奇数羽状複葉ですが、一番先の小葉(頂小葉)がないこともあるので樹木全体で判断します。



1995年に発行された『街の樹木』(栃の葉書房)には、「都市での煙害等に強く、街路樹、緑陰樹として利用される」とあります。ニワウルシは「中国原産で、明治時代の初めに日本に渡来し、成長が早く育てやすいこともあり、街路樹や庭木として栽培」されていたそうですが、広く野生化し、特定外来種ではないが生態系などに被害を及ぼすおそれがあり、総合的な対策が必要な「総合対策外来種」となっています。
単木状に生育しているときにはそのまま高木となるが、伐採されると近隣の場所に多数のシュートを形成する。毎年刈り取られても残りの期間で高さ数mにまで生長する。石垣の間などからも幹を出しており、場所によっては一面にニワウルシが生育して群落を形成している場所もある。地下には地上部と同じ太さの根が横に広がっており、これから再生してくるものと思われる。1本立ちしている木の根から地上茎がでてくることはないが、一度地上部が伐採されると、多数の茎が出てくる性質は、アカメガシワやヌルデ、タラノキ、ハリエンジュ、メラノキシロンアカシアなどにも見られ、結構多くの樹木が備えている能力である。
成長が早く繁殖能力も高いため、大木になる前にスコップ等を用いて根から抜き取ることが一番効果的です。伐採を行う場合は、切断面に除草剤を塗るか、幹にドリル等で穴をあけ除草剤を注ぎ込みます。木が小さいうちに根気よく定期的に駆除することが有効です。(除草剤を使う場合、周辺の水路や田畑等に飛散しないよう十分配慮して行うようにしましょう。)
※ミツバアケビ(アケビ科の落葉性ツル植物)の実
学びの道と岩殿D地区との間の斜面に生えているニワウルシ(シンジュ、ニガキ科の落葉高木)を伐採しました。



3.3 ニワウルシの駆除試験3.3.1 試験概要
ニワウルシ(Ailanthus altissima)は、ニセアカシア群落整備後に実生や根萌芽として発生する状況を確認している。このため、ニワウルシ高木の駆除を目的として、薬剤による駆除試験を実施した。駆除試験は、ニワウルシの伐採および巻き枯らしを行い、伐採した後の切り株及び巻き枯らし部分にグリホサートカリウム塩液剤を塗布した。
3.3.2 試験結果
薬剤塗布後のニワウルシの生存率を図 6 に示す。薬剤塗布によって、すべてのニワウルシが枯死した。このため、ニワウルシ高木に対する駆除対策として薬剤塗布は非常に有効と考えられる。
下左の写真でニワウルシの右側にあるエゴノキ(エゴノキ科)は実を残して季節外れに落葉しています。
2021年5月14日の写真です。
IWADONO Fridays。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、鳥取さん、細川さん、新倉さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの9名。6月27日に植えたトウガラシを収穫しました。
大東文化大学の学生が谷津の見学をしていました。
ゼノアの刈払機BC222GW(21.7cc)を追加して、全員で谷津(岩殿C・F・G地区)の草刈りをしました。
※休憩時にテーブル脇のクヌギの葉についていた虫こぶはクヌギハケタマフシでした。クヌギハケタマバチ(クヌギハナカイメンタマバチ)の虫こぶ(虫えい)です。
岩殿グループ写真館(2023.11.15)③ に記事があります。
クヌギハケタマバチが初夏にクヌギの葉裏に産卵し、その幼虫がクヌギハケタマフシと呼ばれる虫えいを作る。虫えいは9月下旬頃落下し始め、11月頃クヌギハナカイメンタマバチ(全て♀)が羽化し、成虫で越冬する。クヌギハナカイメンタマバチは春先にクヌギの雄花に産卵し、その幼虫がクヌギハナカイメンフシと呼ばれる虫えいを作り、そこから羽化する成虫をクヌギハケタマバチ(♂♀がいる両生世代)と呼ぶというややこしい関係がある。(『柏の葉の野鳥 Homepage』の「クヌギハケタマバチ(クヌギハナカイメンタマバチ)」)
※農研機構プレスリリース『(研究成果) アズキの栽培化が日本で始まったことをゲノム解析で明らかに』(情報公開日:2025年5月30日)
概要 アズキは和菓子や赤飯に使われている、和食文化を支える重要な作物ですが、イネ・ムギなどと同様に大陸から伝えられたものと考えられてきました。一方、近年の発掘調査では、約6千~4千年前(日本では縄文時代後期)に、中国に比べて日本でアズキ種子の大型化が進行していたことを示す結果が得られており、アズキ栽培化の日本起源説が提唱されてきました。しかし、アズキの栽培化が日本で行われたことの科学的証明は十分ではありませんでした。そこで、農研機構と台湾大学の研究グループは、アズキの栽培化起源(ルーツ)を探ることを目的に、アジア各地から収集された栽培アズキおよびその祖先である野生種のヤブツルアズキ全693系統の全ゲノム解析を行いました。一般に、植物では、遺伝的多様性が高い地域が起源地であると考えられており、核ゲノムの解析結果では、中国の栽培アズキの方が日本の栽培アズキよりも多様性が高く、大陸起源説を支持するものでした。一方で、母性遺伝2)する葉緑体ゲノムの解析結果は「中国の栽培アズキも日本のヤブツルアズキと同型で、中国のヤブツルアズキとは明確に異なる」ことを示しており、栽培アズキが日本で生まれた後に中国へ広がったことを支持するものでした。
上記の相反する2つの説を解決するために、研究グループはより詳細な核ゲノム配列の解析を行いました。その結果、中国の栽培アズキに見られる高い多様性は、中国のヤブツルアズキとの交雑によってもたらされたことが推察されました。すなわち、日本でヤブツルアズキが栽培化され、その後中国に広がり、続いて中国で現地のヤブツルアズキと交雑したことで多様な栽培アズキが成立したことが示唆されました。本研究の成果は近年の考古学研究の成果と合致するものです。本研究は、詳細なゲノム解析が複雑な作物進化を解き明かし、育種に遺伝資源を利用する上で有用な栽培起源地の情報を明らかにした好例と言えます。
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