2024年12月
市民の森での落葉掃きが終わり、会場を入山谷津(岩殿F地区)に移して、火おこし・焚き火体験を実施しました。焚き付けを集め、マッチで火を点けて火おこしをし、焚き火でマシュマロ、ウィンナーを焼き、焼き芋を温めて食べました。
・吉長成恭・関根秀樹・中川重年編『焚き火大全』(創森社、2003年)
・『るるぶDo! はじめての野外活動 生きる知恵を身につける』(JTBパブリッシング、2012年)
・伊澤直人監修『焚き火の達人 火おこしの超基本から応用テクニックまで』(地球丸、2017年)
・猪野正哉『焚き火の本』(山と溪谷社、2020年)
・『焚き火をとことん楽しむ 知っておくべき”いま”の焚き火のマナー&ルール』(実業之日本社、2021年)
焚き火10の心得(『焚き火の達人』190~191頁)01 直火にこだわるべし02 自然の恵みを大いに活用すべし03 薪のペース配分をすべし04 焚き火を中止にする勇気を持つべし05 焚き火は五感で楽しむべし06 焚き火は小さいほどよしとすべし07 焚き火は焼却炉にあらずと知るべし08 隣人への煙と火の粉には注意すべし09 焚き火の前では平等と心得るべし10 白い灰だけになるまで燃やすべし
車堀公園(市民緑地)のプラタナスの高所伐採を見学しました。今日は2本目の途中までです。
※コベルコ建機のミニ油圧ショベル「ビートルSK30SRスマート」カタログ
作業は見学していませんが、2本目の伐採は20日に実施されています。
市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、平井さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。今日、受付を開始した『落ち葉掃き&火おこし・焚き火体験』イベントは午前7時51分に定員に達しました。同時刻のメールがあったので1組増えて13組で締切ました。
イベント前日(20日)に準備する焼き芋と当日の火起こしを行ってみて手順等の再確認をしました。
火起こしの仕方には落ち葉、籾ガラ、くず物などを盛って焼く据え置きと、木、わら束、カヤなどを組み立てて焼く組み焼きがあります。マッチを擦ってどうすれば火起こしできるか、当日は13グループで時間をかけてやってみましょう。大きな焚き火は着火は面倒ですが、いったん燃え上がってしまえばその火力でたいていの薪は燃やすことができますが、今回は薪6本を敷いた40センチ×40センチ程の焚き火台の上で小さな焚き火をします。無事に火がおきたら、マシュマロやウィンナーの出番です。
活動日に車で通る学びの道、作業道には落枝のおそれがあるコナラやヤマザクラがあって、通行中に落ちてきたらとヒヤヒヤする場所があります。今日は作業道では伐採、学びの道ではロープをかけて枝下ろしをしました。伐採したヤマザクラは玉切りしてイベント時の腰かけに使います。
イベント前日(20日)に準備する焼き芋と当日の火起こしを行ってみて手順等の再確認をしました。
火起こしの仕方には落ち葉、籾ガラ、くず物などを盛って焼く据え置きと、木、わら束、カヤなどを組み立てて焼く組み焼きがあります。マッチを擦ってどうすれば火起こしできるか、当日は13グループで時間をかけてやってみましょう。大きな焚き火は着火は面倒ですが、いったん燃え上がってしまえばその火力でたいていの薪は燃やすことができますが、今回は薪6本を敷いた40センチ×40センチ程の焚き火台の上で小さな焚き火をします。無事に火がおきたら、マシュマロやウィンナーの出番です。
活動日に車で通る学びの道、作業道には落枝のおそれがあるコナラやヤマザクラがあって、通行中に落ちてきたらとヒヤヒヤする場所があります。今日は作業道では伐採、学びの道ではロープをかけて枝下ろしをしました。伐採したヤマザクラは玉切りしてイベント時の腰かけに使います。
市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木庭さん、鳥取さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名。21日に実施するイベントの準備をしました。落葉掃きエリアでは、堆肥枠の中の落葉堆肥の搬出、荒熊手、手箕、收草袋、シートなどを点検し、落葉掃きエリアに運びました。テントの簡易トイレも無名沼ロ号近くに移設しました。
岩殿F地区の焚き火エリアに焚き付け用の小枝、やや太い枝、細割した薪など、細いものから太いものまで大別しておきました。今日は着火材に新聞紙は使わずに乾いた刈草・落ち葉・オギの穂を使ってマッチで火を点けました。スギの葉や松ボックリも用意しています。
※マッチで火起こし(2022年1月4日記事)
※※マッチの使い方(『NHK for School』小学6年理科)
※野外炊事の方法~火の付け方編~(『国立岩手山青少年交流の家』)
※自然教室における火起こしプログラムの理科実験的展開(『あそびとまなび研究所』HP)
市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの11名。
駐車場に砂利をレーキで砂利を平に均しました。
ネムノキ
コナラ枯死木№31(R4-294)
⇒12月6日の活動 ②へ
『10 Steps Method for Felling Training』(Woodsman Workshop LLC. 2021年4月発行)
※伐倒の要は、正確な「折れ曲がり線(受け口)」と適切な「蝶番(追い口・ツル)」を作ること
安全かつ正確な伐倒の基礎技術を身につけるには、十分学習とトレーニングの反復が欠かせない。では、何を学び、どのようなトレーニングをどの程度繰り返せば良いのか? 基礎技術としての到達点をどこに設定するのか? しかし、それを客観的に判断する評価指針は無い。したがって伐倒を学ぶ研修生(学ぶ側)は”コーチ( アドバイスする側)によってバラバラ”の技術を基礎技術として学び、反復練習を例えばAさんは10回、Bさんは1,000回繰り返すのかもしれない。あるいはCさんは、コーチの指導を受けることもトレーニングを繰り返す機会もなく、日々の現場作業で経験だけを重ねていくのかもしれない。体系化された指導内容も指導方法も、トレーニングが反復できる環境も不十分な現状で、研修生はどうやって安全かつ正確な伐倒の基礎技術を身につければ良いのだろう?
伐倒指導では、何を?どんな順序で? どのように? 教えれば良いのかと悩むコーチが多いと思う。伐倒では、立木の重心や樹高、枝絡みやツル絡み、地形や周りの空間、樹種や繊維の腐朽等、一本一本の立木に応じた複雑な判断を適切に行わねばならない。「伐倒指導は林内の立木で行わなければ意味がない」という意見もあるが、だからこそ林内での伐倒練習の前に最低限のトレーニングを済ませておかなければならないのだ。立木を伐り始めてから「水平に!」とか「狙いがずれている!」とか「折れ曲がり線ができていない!」とか「蝶番の切り過ぎ!!」などと、基礎的な指導をしているようでは立木ごとに違う様々な条件を観察し、分析し判断するどころではない。林内での練習は自動車で言えば路上教習だ。路上に出るには仮免許を取らなければならない。伐倒における仮免許が「水平」に「折れ曲がり線」と「蝶番」を作れることだ。しかし、現状では二日間の特別教育を受講するだけで伐倒に従事する(させる)ことになる。緑の雇用でも伐倒の指導は行われるが、仮免許の取得には遠く及ばない。
林業の死亡災害を減らす方法はシンプルである。次々と規制を強化することよりも、的外れな禁止事項を増やすことよりもまず、従来の慣習を鵜呑みにせず、ベテランだから上手いと決めつけず、安全かつ正確な伐倒技術を従事者が身につけることだ。林業の死亡災害の2/3が伐倒の失敗だという現実を直視して、伐倒のトレーニング方法および伐倒従事者の育成を抜本的に見直すことが要だろう。そのための一つの提案が本テキストである。(水野雅夫『10 Steps Method for Felling Training』はじめに)
『チェンソーで木を伐る』(Woodsman Workshop LLC. 2021年4月発行)
安全かつ正確な伐倒を行うには、立木の重心や樹高だけでなく、隣接木との絡み方、地形など多角的な観察をし、自身の手に負えるかどうかも考慮する必要がある。観察の不備や、自身への過信があると狙い通りに倒せないばかりか、容赦なく危険が身に降りかかってくる。2つとして同じ条件の伐倒はないのだから、十分な経験があったとしても常に初めての伐倒のつもりで危険の予測を怠らず、謙虚な姿勢で向かうことが肝要だ。
ヨシっ!※観察→分析→予測→判断
伐倒に限らず作業の前に、指差し故障をすることが推奨されている。もちろん、行うに越したことはないが、指で指すだけでは意味がない。例えば、過密なヒノキ林での「上方ヨシ!」である。過密なヒノキ林には枯れ枝が満載で、いつどの枝が落ちてきてもおかしくない。にもかかわらず、形だけで「上方ヨシ!」と宣言して(させて)いる。「ヨシっ!」と言ってしまうと不思議なもので、それ以降の危険に対する備えが甘くなりやすい。枯れ枝ビッシリの林内で伐倒するのであれば、「枯れ枝多数確認、落下の危険あり」と指差し呼称し、どの枝がどこに落ちてくるかを予測しておくことが必要である。「伐倒方向ヨシ!」も危うい指差し呼称である。方向が示す範囲は? 自分からの距離は? 安全のために人の有無を見ているのか? 倒し込むスペースの有無を見ているのか? 伐倒方向の何を確認して「ヨシ!」としているのか? 人によって確認事項が違うことも見落としがあることもぜんぜん珍しくない。形だけの指差し呼称は、それ自体が危険である。
①木を寝かすスペースはあるか?
(構造物、地形、立木の密度)
②倒したい木を観察する
(落下物、重心、樹高、枯れ、腐朽、枝張り、蔓絡み等)
③倒したい木の隣接木を観察する
(枝絡み、枝張り、蔓絡み、枯損木、かかり木、樹高、太さ、樹種、形状等)
④どこに倒す?
⑤どうやって倒す?
⑥自分で倒せるか?
⑦どこに立つ?
⑧どこに退避するか?
⑨その他の配慮
⑩人の位置(仲間、第三者)
⑪気象状況
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