作業道と岩殿F地区との間の斜面を覆いつくしているカナムグラ(アサ科)の抜き取りを始めました。一年生のつる植物で雌雄異株。キタテハの幼虫の食草です。


つるがまん延する前(4、5月頃)に摘み取って置ければよかったのですが遅れてしまいました。それでも花が咲く前に片づけてまえば花粉症対策にもなりますし、来年の発芽数を少しは抑えることもできそうです。棘で他の植物に絡みついているのでつるが途中で切れて、根まで抜けるのは稀でした。
※カナムグラの開花結実前に、除草剤で早めに対策することをおすすめします(『YUIME Japan』2022年12月19日記事)
刈払いで行う場合は、カナムグラの草丈が、10~15㎝の高さになった時に、草削りなどを使って行います。この高さまで成長すると、「養分転換期」と言って、種子の養分を使い果たした段階になるためです。これを行った後に遅れて発生したり、再生が見られた時には、もう一度刈払いを行ってください。ただし、生育期の刈り取りは行いません。2~3年続ければおさまるでしょう。(『NPO法人緑地雑草科学研究所』)