岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

2024年03月

自然観察会 3月24日

岩殿谷津田自然くらぶの自然観察会を22名参加で実施しました。
P3240016P3240017P3240021

P3240024P3240036P3240038

P3240039P3240042P3240086

P3240026P3240027

ジャノヒゲ(クサスギカズラ科)
 P3240014ジャノヒゲ
ナガバジャノヒゲは、分類学上ジャノヒゲの変種として位置づけられています。ジャノヒゲは、ナガバジャノヒゲに比べると葉が明らかに短く、地下茎で横に広がっていく傾向があります。一方のナガバジャノヒゲは、地下茎をあまり出さずに、同じ場所にこんもりとした茂みをつくり続ける傾向があります。ただ、若い株だと、ジャノヒゲとの区別が難しいこともあります。(野田市『草花図鑑』)
ヒメリュウキンカ(キンポウゲ科)
 P3240034
ヒメリュウキンカ 小ぶりの黄色い花 実は!外来種 金沢で分布拡大
  中日新聞Web 2021年3月21日 05時00分 (3月21日 13時23分更新)
ヒメリュウキンカが金沢市内で黄色い花を咲かせ、春の訪れを感じさせている。見た目は小ぶりでかわいらしいが、実は外来種。日本固有の種への影響はないのか心配する声が、「Your Scoop〜みんなの取材班(ユースク)」に寄せられた。専門家に聞いてみた。(鈴木里奈)
 ヒメリュウキンカは欧州原産。日本で特定外来生物などには指定されていない。県立自然史資料館(同市)の学芸員、中野真理子博士によると、日本の固有種を駆逐している事実は確認されていない。
 一九五〇年代ごろに園芸用として国内に入り、金沢市内でも一時、流行したという。葉の形が似たリュウキンカから名前が取られたが、属は異なる。英語名のセランダインとも呼ばれる。
 種子繁殖はせず、湿潤な場所を好み、水流や土に付いて移動。動物の移動や工事の実施などにより、人の生活圏で分布を広げている。市内ではここ五、六年ほど増加しているといい、金沢城公園や卯辰山公園といった観光地でも見られる。
 中野さんは「今のところ、悪さをするようには思えない」と話す一方、「どんな外来種でも、何がどうつながるか分からない。悪い影響を与えていないか気に掛けないといけない」と警鐘を鳴らす。
繁殖力強い外来種「ヒメリュウキンカ」 金沢市内各地で駆除の動き
  中日新聞Web2021年5月4日 05時00分 (5月4日 11時44分更新)
不安の芽摘みたい 外来種の黄色い花「ヒメリュウキンカ」を駆除する動きが、金沢市内各地で広がっている。その繁殖力の強さから、不安がる人が多いためだ。本紙が「Your Scoop〜みんなの取材班(ユースク)」に寄せられた投稿を基に分布拡大の現状を報じた後、市外での目撃情報や、除草に苦労しているという声も多数寄せられた。(鈴木里奈)
 四月中旬の日曜昼ごろ。金沢城公園の二の丸広場(金沢市丸の内)近くで五、六人の作業員が草むらにしゃがみこみ、ヒメリュウキンカを駆除していた。「むしっただけでは、また生えてくるから」と、スコップで花を一株ずつ丁寧に根元から掘り取った。園内で繁殖が広がっているため、金沢城・兼六園管理事務所が駆除を決めたという。
 ヒメリュウキンカは欧州原産の花で、湿潤な土地を好み、繁殖力が強いのが特徴。園芸用品種として国内に入り、市内でも増えていった。
 鈴木大拙館(同市本多町)横の散策路でも、同館の賛助会員が昨年から駆除をしている。除草後は、在来種のショウジョウバカマ、カタクリなどが再び姿を見せたという。
 県立自然史資料館(同市銚子町)によると、ヒメリュウキンカは土の中にある球芽(きゅうが)で繁殖するため、駆除するには土壌を全て取り除く必要があるという。環境省外来生物対策室の担当者は「ヒメリュウキンカは生態系への影響が確認されておらず、行政としてできることはない」と説明。「気になる場合は個人で対策し、防ぐしかない」と話している。 
ニワトコ(ガマズミ科)の花芽(割れて花穂と新葉が出てくるので混芽)
 P3240089P3240093
ニワトコのふゆめ開いて、春弥生

生薬の花 ニワトコ(日本薬学会HP)

あの有名な[ハリーポッターの]物語や映画に魔法使いの杖として登場していたのがニワトコという植物です。ニワトコは山野に見られる落葉の低木です。葉は対生で、羽状の複葉は長さ15~30cmになり、花は新芽が出る春に開き、赤い果実を付けます。若葉は食用または民間薬として用いられます。生薬として利用される薬用部位は3箇所あり、茎はセッコツボク(接骨木)、葉はセッコツボクヨウ(接骨木葉)、花はセッコツボクカ(接骨木花)と、それぞれ呼びます。茎と葉は7~8月に取り、花は開花直前に採取し陰干しにして使用します。セッコツボクは粉末にしてオウバクと混ぜ、水を加えて練った物をガーゼに塗り、打撲傷やうち身に用いられます。セッコツボクヨウとセッコツボクカは煎じて服用することで利尿を目的に使われています。

ニワトコ(東京学芸大学『学芸の森』)

●ニワトコは古くから人の生活と関わりをもってきました。果実で酒を造る、小正月の飾り付けに使う、湿布薬として使うなど、また、魔除けとしても用いられていたそうです。変わったところでは、ニワトコを切って枯らし、そこに生えるキクラゲを収穫するというのもあります。

●ニワトコは日本と朝鮮半島に分布する植物ですが、その近縁種は世界のいたるところに生育しています。 ヨーロッパに生育するセイヨウニワトコはドイツやオーストリアでは、とてもポピュラーな植物で、 庭先などによく植えられています。
ドイツ語でホルンダー(Holunder)と呼ぶのですが、花や実からシロップを作り、 風邪の時や飲み過ぎの後に飲んだり、単に水やソーダで薄めて清涼飲料水として飲んだりします。 今日でもホルンダーブリューテンシロップといって家庭で作りますし、瓶詰めの製品も売られています。
香りが素敵なこのシロップは日本のニワトコの花でも作ることができます。ニワトコの花に、レモン汁を加え煮沸した砂糖液をかけて1~2日間おき、ろ液を煮沸すればできあがり。30分もかかりません。

定例作業日 3月24日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は江原さん、金子さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さんの6名。
岩殿G地区で2月16日に伐採したマルバヤナギの大径木の整理をしました。
作業前
20240221

作業後
3226_0P3240052

ナラ枯れ枯死木2本(1本立ちと双幹)を伐採し、園路に落ちてきそうなコナラの枯れ枝を樹上で切り落としました。
8457_08458_08460_08461_08462_08463_08464_0

8465_08466_08467_08468_08469_08470_08472



3229_03228_03230_0

P3240066P32400673227_0

アセビ(ツツジ科)の花が咲いていました。
 九州山地でのシカ不嗜好性植物アセビの繁茂はシカ食害の問題をさらに深刻化する恐れがある
宮崎大学研究・産学地域連携推進機構テニュアトラック推進室の徳本雄史准教授と、九州大学大学院農学研究院の片山歩美准教授の研究チームは、九州山地におけるシカ不嗜好性植物のアセビの繁茂にはシカの食害に伴う森林の更新阻害の問題をさらに深刻化する恐れがあることを明らかにしました。
九州山地では、シカ等によって森林下層の植物が食べられ、一部のエリアでシカが好んで食べないシカ不嗜好性植物(※1)の繁茂が見られています。今回このシカ不嗜好性植物の繁茂による周辺環境と土壌微生物相(土壌内における微生物の集合)の変化を調査したところ、光環境が暗くなり、土壌中の菌相も共生菌類のうち外生菌根菌(※2)の相対的な存在量が低下していたことが分かりました。アセビが繁茂することによって他の樹木の定着が阻害されているため、森林の更新阻害の要因になっている可能性があります。以上の結果は、シカ食害による森林の更新阻害の問題がシカ不嗜好性植物の繁茂によって深刻化する恐れがあることを示唆しています。
ポイント
・シカ不嗜好性植物のアセビが繁茂している場所と繁茂していない場所の周辺環境と土壌微生物相を比較解析した結果、光環境は暗くなり、他樹種の発芽や成長を妨げる可能性のある腐植の量も増加していました。
・さらに、土壌微生物相を比較解析すると、樹木の成長等を手助けする外生菌根菌の相対存在量がアセビの繁茂によって減少しており、外生菌根菌と共生する樹木にとって定着しづらい環境になっている可能性がありました。
・本研究によって、シカ不嗜好性植物のアセビが繁茂することでも森林の更新阻害が起きていることが分かり、シカ食害による森林の更新阻害をより深刻化する恐れがあることを示していました。本研究成果は、シカ不嗜好性植物のアセビ繁茂についての生態系メカニズムの理解を促進させると共に、今後の森林管理や生物多様性保全について基礎的な知見を提供するものです。
【用語解説】
※1 シカ不嗜好性植物:シカが採食しない、または採食頻度が低い植物。葉が硬い、トゲがある、植物器官中に有毒な物質を含むといった特徴を持っているためシカは好んで食べない。国内で 135 種類ほどは不嗜好性植物とされる。
※2 外生菌根菌:植物の根に感染し、植物が養分を受け取るのを手助けしている共生菌類の一種。菌類は植物が作る光合成産物を受け取ることで生きている。外生菌根菌は主にブナやモミなどの樹木と共生関係を構築することが知られている。
神奈川県シカ不嗜好性植物図鑑(神奈川県自然環境保全センター、2016年3月)
 12867
不嗜好性植物:シカが全く採食しない、あるいは採食したとしても他の植物よりも相対的に採食の頻度が少ない種。地域によって、あるいは季節によって高頻度に採食されることもある。つまり、ある地域のある季節においてシカが利用できる植物の中で相対的な餌としての重要度が低い種である。
採食耐性植物:シカに採食されることが多いが、採食されても開花結実できたり、枯死せずに生育できたりする種。草本では、生活型でいう一年草、多年草の中では生育型(次頁参照)でいう、そう生型、匍匐型、分枝型が該当する。
菌根(菌根・外生菌根・内外生菌根・アーバスキュラー菌根 (VA菌根)・エリコイド型菌根・アーブトイド型菌根・モノトロポイド型菌根・ラン型菌根)(筑波大学生物学類BotanyWEB
  菌根とは 外菌根菌、菌根性きのこ 菌従属栄養植物
  「共生」とは 菌類とは 細菌と菌類との違い
   ナラ枯れとの関係 要するに里山とは

林床整理、ナラ枯れ枯死木伐採・玉切り 3月22日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は新井さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの7名。11月26日に伐採した南向き斜面のナラ枯れ枯死木。玉切りしたものはその後、尾根の道から搬出しましたが、放置した細枝や昨年の伐採残材を片付けて林床を整理しました。
P3220007P3220021P3220022

ナラ枯れ枯死木R4-162の玉切り、R4-34の伐採、玉切り
17539_017540_017541_017542_0

17543_017544_017545_017546_0

P3220024P3220025

P3220027P3220029

北向き斜面で伐採、落枝片付け 3月19日

市民の森追加作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、Hikizineの10名。
尾根の道と谷の道の間の北向き斜面でナラ枯れ枯死木の伐採、玉切り、根株の伐り下げ、林床の落枝の片付けなどしました。
P3190009P3190010

P3190015P3190013

P3190011P3190016

20803_0P319004320804_0

P3190041P3190037P3190036-001

園路上に落枝の危険がある谷の道の折損木の枝下しを鳥取さんがしました。1月7日からポールやテープで囲んで注意喚起していたコナラです。
20805_0P3190034P3190038

ミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)
P3190030P3190022P3190027
開葉して花が咲いています。
このブログのミヤマウグイスカグラ、ウグイスカグラ写真
 カシナガトラップ設置 2023年5月5日
【見分け方のポイント:要約】葉柄だけで見分けることができる:ウグイスカグラは無毛、ヤマウグイスカグラは毛が密生、ミヤマウグイスカグラは毛と腺毛が密生。 
……葉は対生し、若枝や花柄・果実など、全体に毛と腺毛が多い。先端が太くなっている毛が腺毛である。4月から5月にかけて紅色の花を咲かせ、果実は秋に赤く熟す。基本種のヤマウグイスカグラは全体に毛が多いタイプであり、変種のウグイスカグラは無毛、本種は腺毛が多い点で区別されるが時として中間型もあり、区別が困難なことがある。
……日本特産で、本州、四国、九州に分布する落葉低木です。庭に植えたりします。
枝を分けて茂るため鶯がよく隠れるそうです。「鶯神楽」の名については、鶯の踊りはねるような動きを神楽踊りに見立てたという説がありますが定説はありません。「隠れ」や狩場を意味する「狩座」が「カグラ」に転訛したのではないかとも言われます。
別名、ウグイスノキ。古い書物の「大和本草」には「ウクイスノ始テ啼時ニ此花モサク故ニ名ツケシニヤ」とあります。花期は3月終わりから5月初め頃で、鶯の初音の頃とは少しずれている気もします。
全体無毛のウグイスカグラ、葉が有毛のヤマウグイスカグラ、腺毛のあるミヤマウグイスカグラと分けたりします。腺毛は、先が丸く粘液を出す毛のことです。 

追加作業日 3月17日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は金子さん、小松さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、平井さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。
伐採したナラ枯れ枯死木根株の伐り下げ
12月20日に作業道近くで伐採したナラ枯れ枯死木の切り株をチェンソーで伐り下げました。根株中にいるカシノナガキクイムシ幼虫を駆除するためです。
P3170014P3170015P3170027

P3170028P3170030P3170034

P3170032P3170033P3170048

※細川さん撮影の写真を追加します。
8374_0

8371_08372_08375_08377_0

テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)がいました。ゴマダラカミキリ?
P3170019P3170026

ゴマダラカミキリ
国土技術政策総合研究所(国総研)資料第1059号『街路樹の倒伏対策の手引 第2版』2019年2月
【別冊】第2編・街路樹の病気と害虫、木材腐朽菌(子実体)2-17

折損木処理
尾根の道付近で落枝注意のテープを巻いていた折損木の枝落ろし等をしました。
P3170052P3170064P3170067


(追加)19日、地際で根株切除
P3190044P3190045P3190047

北向き斜面のナラ枯れ枯死木伐採
P317005620736_0

20734_020735_0

P3170058P3170059

P3170060P3170062

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
お彼岸はいつからいつまで?セシールオンラインショップの2018年7月20日記事から)
お彼岸はいつからいつまででしょう?

そのものずばりを、すぐに答えられる人はそう多くないかもしれません。なぜなら、毎年少しずつ変わるからです。
お彼岸は、年に2回あります。
春彼岸……春分の日を中心にその前後3日を含む7日間
秋彼岸……秋分の日を中心にその前後3日を含む7日間
その期間の初日を「彼岸の入り」、春分の日・秋分の日を「彼岸の中日」、最終日を「彼岸明け」といいます。

彼岸の入りは、なぜ毎年違うの?

春分の日は3月20日または21日、秋分の日は9月22日または23日で年によって異なります。

太陽の通り道は「黄道」、地球の赤道を天に延長した道を「天の赤道」といいます。黄道と天の赤道が交差するところが「春分点」「秋分点」です。
そのそれぞれを太陽が通過するときを「春分」「秋分」といいますが、地球の運行がきっちり365日ではなく端数(約6時間)がでること、地球の周期が楕円形であることなどが影響し、毎年ずれが生じ、日がずれていきます。そしてこのずれは、4年に1度のうるう年で調整されます。
国立天文台で春分点、秋分点は観測されており、その予測をもとに、翌年の春分の日、秋分の日は毎年閣議で決定される祝日になっています。
ちなみに2017年度の春分の日は3月20日、秋分の日は9月23日です。ですから、もうすぐ来る春のお彼岸は3月17日から23日までとなります。

春も秋も、お彼岸は同じ?

実は、春のお彼岸と、秋のお彼岸は意味が違います
お彼岸の中日である、春分の日、秋分の日は、祝日法によれば
春分の日……自然をたたえ、生物をいつくしむ日
秋分の日……祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日

とされています。
春は人以外のものに、秋は祖先に感謝し思いをはせる期間なんですね。


春の彼岸(『東松山市史 資料編5巻 民俗編』東松山市、1983年、299頁
 3月18日から始まり24日まで一週間をいい、お墓参りをする。
 18日は「彼岸の入り」「入りダンゴ」と称し、ダンゴを作って仏様に供える。仏壇にダンゴを一週間も供えっぱなしの家もある。
 21日は「彼岸の中日」といい、朝は「ボタモチ(オハギ)を作り仏様に供える。ボタモチは糯米のみで作る家と、粳3合と糯7合の割合で混ぜて作る家とがある。
 中日には、お花、水、線香を持ってお墓参りをする。
 24日は「走り口」という。夜は、チラシ・ノリマキ・イナリズシなど変わりものを作り、仏様へ、また、ダンゴ(土産ダンゴ)を作って供える。
 松本町、神明町では、彼岸の入りや走り口では黄粉ぼたもち、中日にはアンコボタモチ(小豆のおはぎ)を仏様に進ぜた。
 大岡地区では、彼岸の入りに小豆ぼたもち、中日は黄粉ぼたもち、走り口は饅頭と土産団子を作り仏様に上げる。
 東平、野田、大岡地区では走り口に多くお墓参りをする。
『東松山市史 資料編5巻 民俗編』(東松山市、1983年)299頁)

春の彼岸(『裾野市史第7巻 資料編 民俗』裾野市、1997年、482頁)
 春分の日を挟んで前後三日間を春の彼岸とする。彼岸は先祖の墓参りの日というとらえ方が一般的である。寺へ行き、墓掃除をする。三日間の第一日をイリ(入り)、二日目をナカ(中)、三日目をアケ(明け)と呼ぶことも普遍化されている。
 深良[ふから]では三日間それぞれ異なったものを作り、先祖に供える習慣がある。イリは小豆餡[あん]のぼた餅、ナカは普通の餅をつき、アケには団子を作るというものである。「イリぼた餅にアケ団子」といわれている。
 これが富沢[とみざわ]になると、「イリ団子、ナカまんじゅう(小麦まんじゅう)にアケ団子」というなど、地域による相違があるように見られるが、必ずしも厳密な地域差とは言えないであろう。それぞれの家庭による相違であるように思える。
 春の彼岸過ぎが野作業が本格的に始められる頃とするところが多い。しかし、これにも地域差があり、須山[すやま]の場合などは高冷地であるために「彼岸を過ぎてもまだ馬鈴薯を植える程度で、本格的な農作業は浅間[せんげん]さんのお祭り(4月17日)を過ぎてから」といわれている。

枯死木伐採 3月15日

市民の森保全クラブ定例作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木庭さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの10名。尾根の道でナラ枯れ枯死木を2本伐採しました。
8276P3150010

尾根の道の四阿付近のナラ枯れ枯死木
17417_017416_017418_017420_0

17419_0P315001817421_0

P3150016P3150017P3150013

尾根の道の鞍部付近のナラ枯れ枯死木
17423_017424_0P3150005P3150007

17425_017426_017427_0

17428_0P3150029

P3150030P3150031P3150033

枯死木№4伐採 3月12日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの11名。谷の道のナラ枯れ枯死木№4を伐採し、まちづくり公社と契約した伐採業務分が終わりました。
枯死木№4(コナラ)
枯死木№4P3120002P3120014

P3120025P3120037

P3120027P3120034

P3120029P3120032P3120031

P3120041P3120038

P3120044P3120047

P3120051P3120054P3120056

P3120058P3120059P3120060

P3120063P3120065P3120066

谷の道のコナラ太枝の亀裂
P3120068P3120019

ヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)
P3120007P3120009


------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日本農業遺産島根県奥出雲地域「たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業」(農水省HP)
   日本農業遺産のまち 島根県奥出雲町  6:39  奥出雲町HP
    

観察会(3月24日)下見・打ち合わせ 3月11日

岩殿谷津田自然くらぶが3月24日(日曜日)に実施する自然観察会『山笑う春の岩殿丘陵 里山散策』の下見と打ち合わせを実施しました。
自然観察会チラシ(0324)

P3110002P3110007

P3110024P3110027

アカシデメムレマツカサフシ
P3110011P3110016
アカシデ/メ/ムレ/マツカサ/フシ
アカシデの冬芽にフシダニの一種が寄生してできる虫こぶ
c.f アカシデメフクレフシ(『ディックの花通信』2020年4月2日記事)
イヌシデメフクレフシ Acalitus sp.(鈴木雅大さんの『生きもの好きの語る自然誌』2020年4月18日記事)
アカシデメムレマツカサフシ Acalitus sp.(鈴木雅大さんの『生きもの好きの語る自然誌』2020年4月18日記事)

枯死木№37伐採 3月10日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は江原さん、金子さん、小松さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さんの9名。尾根の道のナラ枯れ枯死木№37とアカマツの枯損木1本を伐採しました。
枯死木№37(コナラ)
枯死木№3725548_025549_0

25550_025551_0

25552_08218_08219_0

8221_08222_0


アカマツ枯損木伐採
20451_020452_0

20453_0


枯死木№1・2伐採 3月5日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、渡部さんの10名。谷の道の入山沼フェンス付近のナラ枯れ枯死木№1(クヌギ)と№2(コナラ)を伐採しました。
枯死木№1(クヌギ)
枯死木№1103125_0

17270_017275_0

17269_0103123_0103124_0

103126_0103127103128

20315_017271_0
落下物が沼のフェンスを直撃しないように丸太を並べてガードました。

17274_0103129

枯死木№2(コナラ)
枯死木№220308_0

20307_020309_020310_0



20312_020313_0

20319_020320_0

枯死木伐採№31 3月3日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、平井さん、細川さん、丸山さんの9名。尾根の道の枯死木№31(ヤマザクラ)と尾根の道上り口付近のナラ枯れ枯死木1本を伐採しました。
枯死木№31(ヤマザクラ)
枯死木№31DSC_0011

20170BDSC_0013

20156_020157_020172_0

20159_020158_020171_0

20161_020170A

尾根の道上り口付近のナラ枯れ枯死木(コナラ)
DSC_0017P3040016

20162_020163_020164_0

20165_020166_020169_0

20167_020168_0

------------------------------------------------------------
キャンプ薪置き場を移動しミョウガ栽培地確保
DSC_0007DSC_0006

QRコード
QRコード
岩殿満喫クラブ・市民の森保全クラブからのお知らせ
    記事検索
カテゴリ別アーカイブ
月別アーカイブ