岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

2022年11月

トラスト12号地 原市の森のナラ枯れ対策 11月30日

上尾市原市にあるトラスト12号地 原市の森(2012年取得40340㎡)のナラ枯れ対策を見学しました。
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フラス木214本、枯死木(枝枯れを含む)24本(2022年10月末)。
伐採木を~30㎝に玉切りし、乾燥させて幹内のカシナガを殺虫。

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クヌギの苗木を育てているエリアがありました。

イヌヌマトラノオ(オカトラノオとヌマトラノオの交雑種)(←トラスト12号地の保全活動
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施策<1> 生物多様性への取組
取組 市内の緑地や動植物を保護するため、緑地保全地区の指定や「ふるさとの緑の景観地」といった緑の公有地化を進めます。(みどり公園課)
活動内容 原市ふるさとの緑の景観地において、ナラ枯れが発生したため、さいたま緑のトラスト協会と連携して、被害木をすべて伐採し、搬出した。今後も良好なみどりの保全に努め、土地所有者に相続が発生した際には、埼玉県と協働して公有地化を進める。
原市地域の現況(71頁)と原市地域の緑の取り組み(74頁)(『第2次上尾市みどりの基本計画』2021年3月
 第2次上尾市みどりの基本計画_1第2次上尾市みどりの基本計画_2

山田暢史「ナラ枯れ」被害面積、埼玉で18倍に 猛毒「カエンタケ」も確認『朝日新聞デジタル』
ナラ枯れが確認された自治体:さいたま市、川越市、川口市、所沢市、飯能市、東松山市、狭山市、上尾市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、北本市、富士見市、三郷市、鶴ケ島市、日高市、ふじみ野市、伊奈町、三芳町、越生町、滑川町、鳩山町、長瀞町、寄居町。

岩殿I地区下段の枯草刈り 11月29日

岩殿I地区下段の排水溝あたりを刈りました。一面の落ち葉の下は枯れたアシボソとアオミズで刈払機の刃と飛散防護カバーの間に詰まり、度々、刈払機が止まることになります。アシボソやアオミズは枯れるまで放置すると刈るのが大変。
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虫こぶが落ちていました。ヌルデミミフシ(五倍子)のようです。刈払機で切ってしまっています。
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ヌルデミミフシとヌルデシロアブラムシ(左木山祝一さんの『そよ風のなかで Part2』2018年10月28日記事)
冬を越したヌルデシロアブラムシ?(『そよ風のなかで Part2』2021年2月27日記事)
ヌルデミミフシ(生きもの写真家安田守『イッカク通信発行所』2003年10月8日記事)

コアジサイの黄葉 11月28日

市民の森ボッシュ林のコアジサイ(アジサイ科)の黄葉。岩殿C地区の物置の後側の北向き斜面です。
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林床片付、ナラ枯れ枯死木伐採 11月27日 

市民の森保全クラブの11月最後の活動日。参加者は片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの11名です。
10月23日に尾根の道上り口の東側で伐採、葉枯らししていたコナラを片づけました。
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キノコ原木、薪、杭などに利用できるものは搬出し、現場に積み上げた条枝は、来年度にチップにします。
2017年12月11日に設置した落葉堆肥箱Aを解体し、傷んだ枠板を片づけました。
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渡部さんを講師に赤い実の落葉低木オトコヨウゾメ(スイカズラ科⇒APG分類でレンプクソウ科になる)を教材にミニ学習会をしました。

落葉堆肥箱Aの記事

コナラ枯死木を1本伐採しました。22年度№1です。
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コナラに巻いているかしながホイホイ粘着テープをはがすとオオゴキブリ(山ゴキブリ)がいました。幼虫には羽がありません。羽根が途中でちぎれているのは珍しいことではなく、集団生活をするオオゴキブリは互いの羽根をかじり合ってしまうそうです(千葉県立中央博物館「フィールドノート」№197森林総合研究所 多摩森林科学園「オオゴキブリ幼虫」)。
リュウキュウクチキゴキブリのつがいは羽を食べ合います(竹之内崇宏「雄雌で羽を食べ合うゴキブリ発見」『朝日新聞デジタル』2021年3月27日記事)。
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にある「森の住人 オオゴキブリ」(『自然のたより』671号、武蔵野生涯学習振興事業団野外活動センター、2018年7月20日)

※次回、12月2日(金曜日)には久しぶりにピザ釜でピザを焼きます。

優曇華(うどんげ)・クサカゲロウ 11月26日

11月18日に実施した岩殿入山谷津の植物調査で二宮さんが撮影した岩殿グループ写真館⑥にあるクサカゲロウの写真のコメントにクサカゲロウの卵、優曇華(うどんげ)の花とも呼ばれるとあります。優曇華とクサカゲロウについて調べました。
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優曇華は実在の植物伝説上の植物クサカゲロウの卵を指す場合があります。
A:実在の植物=トビカズラ(マメ科)
原産地は中国長江流域で、日本にも広く分布していたとされますが、現在では国内での自生は、熊本県と長崎県佐世保市沖の無人島の二カ所のみとされています。熱帯性の常緑、蔓性木本で、葉は互生し卵状楕円形で長さ7~15cm、幅4~8cm。4月下旬から5月に太い枝から暗紅紫色の大きな蝶形の花房を下げてつけます。熊本県山鹿市菊鹿町相良にある樹齢千年といわれるトビカズラをアイラトビカズラといい、1940年に国の天然記念物に指定されています。……(『東邦大学薬学部付属薬用植物園』「トビカズラ」から)
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トビカズラは中国中南部に分布する大型つる性植物です。日本では、熊本県山鹿市菊鹿町相良の樹齢1000年以上といわれる個体が有名です。この個体は「相良のアイラトビカズラ」という名称で国の特別天然記念物に指定されています。20世紀後半まではこの1個体のみが分布するとされていましたが、2000年に長崎県九十九島の時計(とこい)島で、2010年に熊本県天草市の天草上島で発見され、全部で3つの産地があることが確認されています。……(日本新薬株式会社『山科植物資料館』「トビカズラ」)
   アイラトビカズラ

B:伝説上の植物=優曇華(うどんげ)
優曇は梵語のウドンバラの音写「優曇婆羅」を略した語で、古くからインドで神聖なものとされる樹木の名前です。この樹木は三千年に一度だけ花が咲くといわれる樹の名前で、経典の中では難値難遇(なんちなんぐう)、つまり「仏に会い難く、人身を受け難く、仏法を聞き難い」という、とてもめったに出会うことのできない稀な事柄や出来事を喩える話としてあらわれています。それはたとえば『大般若経』では「如来に会うて妙法を聞くを得るは、希有なること優曇華の如し」と説かれています。
 また『法華経』では、「仏に値(あ)いたてまつることを得ることの難きこと、優曇婆羅の華の如く、また、一眼の亀の浮木の孔(あな)に値うが如ければなり」と説かれ、大海に住む百年に一度海面に頭を出す一眼の亀が、風に流されてきた一つの孔のある浮き木の孔の中にたまたま頭をつっこむという、めったにない幸運で仏の教えにめぐりあうことを喩えています。……(『天台宗』「法話集№75 優曇華」から)
優曇華の花 竹取物語、源氏物語、うつほ物語
かぐや姫がくらもちの皇子に命じた求婚難題物「蓬莱の玉の枝」の異称。くらもりの皇子が、玉の枝を偽造して、かぐや姫の家にこの玉を入れた櫃を運んでいた時に発せられたのが「『くらもちの皇子は優曇華の花持ちてのぼりたまへり』とののしりけり」であった。「優曇華の花」は三千年に一度だけ咲くと言う幻の花で、極めて稀な事の比喩として用いられる。……
『源氏物語』「若紫」巻には「優曇華の花待ち得たる心地して深山桜に目こそうつらね」の和歌がある。……
また、『うつほ物語』「内侍のかみ」巻で、朱雀帝が藤原仲忠に弾琴を促した時、仲忠は「『蓬莱の(おうふう本では「蓬莱・悪魔国」と校訂)悪魔国に不死薬、優曇華取りにまかれ』と仰せられるとも、身の堪えむに従ひて承らむに、……」と見えるので、身を侵してまで取りに往かねばならない幻の宝物であるのが「不死薬である優曇華」であることが分かる。……(『桃源文庫』「上原作和編著『竹取物語事典』ハイパーテクスト版」から)
夏目漱石『虞美人草』11
詩人ほど金にならん商買しょうばいはない。同時に詩人ほど金のいる商買もない。文明の詩人は是非共ひとの金で詩を作り、他の金で美的生活を送らねばならぬ事となる。小野さんがわが本領を解する藤尾ふじおたよりたくなるのは自然のすうである。あすこには中以上の恒産こうさんがあると聞く。腹違の妹を片づけるにただの箪笥たんすと長持で承知するような母親ではない。ことに欽吾きんごは多病である。実の娘に婿むこを取って、かかる気がないとも限らぬ。折々に、解いて見ろと、わざとらしく結ぶ辻占つじうらがあたればいつもきちである。いては事を仕損ずる。小野さんはおとなしくして事件の発展を、おのずから開くべき優曇華うどんげの未来に待ち暮していた。小野さんは進んで仕掛けるような相撲すもうをとらぬ、またとれぬ男である。(青空文庫から)
宮本輝『螢川』螢
「ことしはまことに優曇華の花よ。出るぞォ、絶対出るぞォ」
 仕事を終えた銀蔵が、荷車をひいて竜夫の家に立ち寄り、そう言った。
「ほんとかァ。なしてわかるがや」
 竜夫が勢い込んで訊くと、
「大泉に住んどる昔なじみが、こないだわしの家に来て言うとった。いつもは川ぞいにぽつぽつ螢が飛んどるがに、ことしはまだ一匹も姿を見せん……」
「一匹もおらんのかァ?」
「なァん、じゃから優曇華の花よ。前の時もそうじゃった。こんな年は、ぱっといちどきに塊まって出よるがや。間違いないちゃ」

C:クサカゲロウ(クサカゲロウ科)の卵
 クサカゲロウはアミメカゲロウ目の昆虫で、英名で lacewing-flies(レースの翅の虫)または aphis-lions(アブラムシのライオン)と呼ばれている。 ずいぶん異なる英名だが、前者は成虫の繊細な翅に由来し、後者はアブラムシなどを捕食することに由来する。とくに幼虫は強大なキバを持ち、 農作物害虫の有力な天敵として、欧米では天敵販売会社の主力商品になっている。大量増殖した卵が売られ、日本でもその利用開発研究が開始されている。
 特徴的なのはその卵で、雌が腹の先から葉面に一滴の液を落とし、腹を持ち上げるとそれが糸状に伸びて固まり、その先端に卵を生む。 同じ場所に何本かまとめて産卵するが、糸が細いので卵が空中に浮遊しているように見える。また、成虫は明かりに飛来する性質があり、 よく電灯の笠などにも産卵することがある。そして、古く日本ではこれが植物と誤認された。それも、3千年に一度花が咲き、 開花のときには如来が世に現れるという伝説の"うどんげ(優曇華)の花"とされたのである。……
 クサカゲロウの成虫は死ねば褪変色するが、淡緑色の美しい生きた成虫を見るのは簡単である。夏に市販のマタタビの実の塩漬を皿に乗せて窓を開けておけば多数の雄が飛び込んでくる。 マタタビがネコばかりではなく、クサカゲロウも誘引することを発見したのは石井象二郎博士で、誘引成分の化学構造はネコもクサカゲロウも似るが、 感応基(ラクトンとアルコール)だけが違うという。また、クサカゲロウは雄しか誘引されないことから、この物質は交尾となんらかのかかわりがあると推定されている。
 ちなみに、クサカゲロウの"クサ"は"草"ではなく、"臭い"の意味で、見かけによらず成虫には特有の強い悪臭がある。 (農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)読み物コーナー・梅谷献二「虫の雑学」から)
谷本雄治・著、下田智美・絵『谷本記者のむしむし通信』(あかね書房、2005年10月)
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 ぼくの“むし修行”
 1.うどんげの花(クサカゲロウ)
「うどんげ」は漢字で「優曇華」と書きます。でも「華」は「花」と同じ意味ですから、「うどんげの花」とよぶと、「華の花」となり、ことばがダブってしまいます。それでそのことを知っている人は「うどんげが咲いた」とだけいいますが、「うどんげの花が咲いた」といってもふつうは問題なく通じます。……
ぼくがクサカゲロウの観察をしようと思ったのは、そのころ取材テーマにしていた「天敵農法」とも関係がありました。このごろの農家は「生きている農薬」としての虫たちに期待していて、化学農薬をなるべく使わない農業をすすめようとしています。
いってみれば、虫で虫をやっつける農業です。自然界のしくみをうまく利用して、害虫を退治します。
農家が最初に使いだしたのは、オンシツツヤコバチという体長1ミリメートルくらいの小さな寄生バチでした。このハチは、温室でそだてているトマトの害虫のオンシツコナジラミをやっつけるために使います。
オンシツツヤコバチは、害虫の幼虫やさなぎに卵を産みつけ、からだを乗っとります。まるで、映画や小説に出てくる宇宙生物のようです。そうやって寄生された害虫はからだの養分をすいとられて成虫になる前に死ぬので、子孫がそれ以上ふえることはありません。
ぼくは、この寄生バチが使われだしてすぐ、トマト農家をたずねました。寄生バチの習性は知っていましたが、どうやって使うのか、ほんとうに害虫退治に役だっているのかは、実際に聞いてみないとわかりません。
取材を終え、農家が寄生バチに切りかえるのは、思ったよりもむずかしいことだとわかりました。農薬なら水でどのくらいにうすめて、どんな作物のいつ、どれくらいかければいいのかがラベルに記されています。その通りにすれば、失敗することはありません。
ところが生きものが相手だと、そうはいきません。寄生バチは害虫のからだを利用するので、害虫がいない温室では生きていけません。だからといって、害虫が多すぎると、農薬のかわりにはなりません。それでいつ温室に寄生バチを放すのか、そのタイミングを見きわめるのがたいへんだ、ということでした。
それでも寄生バチを使う農家はしだいに増え、その成功に続いて、「絵かき虫」とよばれるハモグリバエに寄生するハチや、悪いダニを食べるダニなど、次々に新しい天敵生物が使われるようになりました。そしてされに、環境にやさしい農業をめざして何種類もの虫たちが研究材料になりました。
クサカゲロウも、そうした「生きている農薬」のひとつです。はねのある成虫も、作物の害虫であるアブラムシを食べますが、温室からにげだすかもしれません。そこでおもに、幼虫を利用するための研究がすすんでいました。
アブラムシが農家にきらわれるのは、植物の汁を吸ったり、病気のもとになるウィルスを運んだりするからです。しかもたくさん集まって、休みなくチューチュー吸います。
そして、アブラムシのおしっこが葉っぱにつくと、光が当たりにくくなって植物の生育が悪くなります。それにそこからカビが生えることもあるので、油断できません。
アブラムシがウィルスをばらまく道具は、針のようになったくちです。病気にかかっている植物の汁を吸ったあとで別の植物の汁を吸うと、そこからウィルスが広がります。
そうしたアブラムシをやっつけてくれるクサカゲロウの卵が「うどんげの花」です。そのはたらきぶりをたしかめるのにいい機会だと思いました。……
一ぴきの幼虫が、六百ぴきものアブラムシをたいらげるのです。その計算でいくと、クサカゲロウの幼虫が百ぴきいれば、六万びきものアブラムシをやっつけてくれることになります。アブラムシも負けずに赤ちゃんを産みますが、クサカゲロウのような虫がいるので、アブラムシだらけになることはありません。クサカゲロウが「生きている農薬」とよばれるのもうなずける話です。
……[体液を吸ったアブラムシの死がいを背中にくっつけるクサカゲロウの幼虫=「ゴミザウルス」]……
本によると、クサカゲロウの幼虫はおしりから糸を出して、まゆを作るようです。カイコもそのほかのガも、チョウも、幼虫が糸を出すのはくちからです。ぼくが飼ったことのあるむしでおしりから糸を出すものはクモだけでした。……
クサカゲロウの名前の由来については、①草の色をしたはねだから、②見かけとちがって、くさい虫だから、③草によくとまっているからーという三つの説があります。そのどれも当たっていそうですが、多くの人は「くさい虫だから」という説を支持しています。
たしかに、草がくさったようなにおいを感じることがあります。でも目の前にいる成虫を見ていると、草色の美しいはねに注目してつけた名前ではないかと思いたくなるのでした。……
……クサカゲロウはまゆを破って成虫になるのではなく、さなぎの状態でまゆの外に出て、羽化したのです。そのしょうこが、まゆの外にある空っぽのさなぎでした。
チョウやガには見られない習性です。
 2.畑のドジョウ(サンショウウオ)
 3.松風をよぶ虫(スズムシ)
 4.異国の暴れんぼう(ジャンボタニシ)
 5.庭の舞姫(アゲハチョウ)
 友だちはすぐそばに
※「1.うどんげの花(クサカゲロウ)」(11~37頁)全文を読むことをお勧めします。
※「さなぎの状態でまゆの外に出て、羽化した」とは? 羽化してさなぎの皮をつけてまゆの外に出て?

岩殿I地区下段の枯草刈り 11月23日

岩殿I地区下段の枯草刈りが7割程度でき、20年、21年の冬季に伐採した後、現場に放置して腐朽したヤナギや切株が見えるようになりました。運びだせるものは西縁水路の肩の土留めに移動しました。
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武蔵村山市公園のナラ枯れ被害と対策 11月22日

武蔵村山市議会議員清水彩子さんの議会報告(令和3年12月議会 一般質問「ナラ枯れの樹木の被害について」)と「ナラ枯れ樹木の調査経過等について」(武蔵村山市の公園等ナラ枯れ調査2021年3月31日現在、西武・狭山丘陵パートナーズのナラ枯れ調査、その他のナラ枯れ等について)を読んで、大南一丁目児童遊園、西大南樹林公園、大南公園のナラ枯れの様子を見て、市役所で資料をもらってきました。東京都環境局自然環境部緑環境課「ナラ枯れについて」(2021年6月17日)、大房直登・船木匡志・丹星河「狭山丘陵の都立公園におけるナラ枯れ被害と地域連携による取組」(日本緑化センター『グリーン・エージ』49巻1号、2022年1月)、『ナラ枯れ被害対策マニュアル』(日本森林技術協会、2012年3月版)です。このマニュアルは改訂版(2015年3月版)がでています(⇒)。

大南一丁目児童遊園
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西大南樹林公園
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大南公園
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その後、武蔵村山市のHPに「ナラ枯れ対策をしています」(更新日時:2022年8月18日)を見落としていたことに気がつきました。ナラ枯れ対策として武蔵村山市では、①伐採(枯れて倒木の恐れがある被害樹木は、伐採)、②ネット巻き(すでに潜入しているカシナガが他の木に拡散したり、他の木から潜入してきたりしないよう、根元からネットを巻き、伐採後の切り口からもフラスが発生したので切り株もネットで覆う)、③薬剤注入(ナラ菌の増殖を防ぐ薬剤を注入)をしています。

令和2年度末[2021年3月]の時点のナラ枯れの樹木の本数は、大南公園4本と野山北公園5本の計9本の感染が確認されました。このため、令和3年[2021年]6月には、倒木の危険性がある7本のナラ枯れ樹木の伐採を実施いたしました。
令和3年度では、現時点において、大南公園で13本、野山北公園3本、西大南樹林公園で11本、大南一丁目児童遊園の2本の合計29本の感染を確認しているところでございます。
現在、西大南樹林公園では、コナラ11本にナラ枯れの症状が確認されているため、樹木の根から3メートルから4メートルの高さまで網目4ミリのネットで覆い、ナラ枯れの拡大防止を行っております。
また、今後、樹木の状況等を確認しながら、ナラ枯れの原因である昆虫やナラ菌の蔓延を防ぐ薬剤の使用も検討しているところでございます。
現在、市では薬剤による駆除は行っておりませんが、倒木の危険性のある樹木を伐採し、伐採後速やかに処理を行うことにより駆除を行っており、樹木に潜入している昆虫の拡散防止に努めております。
なお、国の補助金につきましては、森林整備計画による森林区域に限定されているため、その活用には至っておりません。
市では、ナラ枯れ被害に遭った樹木につきまして、その生育状況等について、公園パトロールを通じ頻繁に確認をしているところでございます。その中で、樹木の状態から枯れたことが確認されたものについては、倒木の危険性があるため、伐採を行い対応しております。伐採した樹木は、樹木に潜入している昆虫の拡散防止のため、飛散防止策を取った上で速やかに搬出し、破砕処理を行います。
なお、伐採から処分までは、市の職員ではなかなか対応が難しいため、業者に委託をして対応しております。
令和3年度に実施いたしました伐採、処分の委託料で申し上げますと、伐採本数は2施設7本で、税込みで306万7350円でございます。
なお、費用につきましては、伐採箇所の立地条件等によって変動いたしますが、樹木1本当たり約44万円の費用を要している状況でございます。
昆虫が潜入している生存木につきましては、職員による経過観察を2か月に1回程度行っております。調査内容は、目視で木くずであるフラスの発生状況を確認、葉の枯れ状況、小枝等の落下状況等を調査しております。
また、できる限り樹木を残すため、今後、樹木の状況等を確認しながら、ナラ枯れの原因である昆虫やナラ菌の蔓延を防ぐ薬剤の使用も検討しているところでございます。
現在、市で検討しておりますナラ枯れ対策に使用する薬剤としましては、既にカシノナガキクイムシの潜入が確認されている樹木に殺虫殺菌剤を注入し、潜入している昆虫の駆除とナラ菌の殺菌を行うものでございます。
また、ナラ枯れ感染の予防策として、まだ被害に遭っていない健全木にあらかじめ殺菌剤を注入しておくことによって、カシノナガキクイムシの潜入があったとしても、ナラ菌の繁殖を抑える薬剤もございますことから、必要に応じその使用も検討していきたいと考えております。
本市には、都立の野山北・六道山公園や伊奈平の海道緑地などがあるため、ナラ枯れ対策につきましては、東京都との連携が不可欠でございます。そのため、常に情報交換を行い、倒木のおそれがあるなど市民や利用者等に危険が及ぶ箇所につきましては、速やかに伐採の依頼をするなどの連携を行っているところでございます。
市長答弁でもお答えしましたとおり、伐採により公園の緑が失われることのないよう適宜植樹などを行ってまいりたいと考えております。
なお、植樹する樹木につきましては、公園内の木の種類などのバランスを考えるとともに、その後の剪定などを考慮し、対応してまいりたいと考えております。
現在、狭山丘陵における民地のナラ枯れについて詳細な調査は行っていないため、個人所有者への伐採の勧奨や補助は考えておりませんが、所有者の方からナラ枯れの御相談がございましたら、近隣の状況、市の対応方法などを教示し、支援を行ってまいりたいと考えております。

岩殿グループ写真館(2022.11.18)⑥

ジョロウグモ
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キタテハ
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クサカゲロウ
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岩殿グループ写真館(二宮靖男さん撮影・コメント)
 ⑥(2022年11月18日
 ⑤(2022年10月27日
 ④(2022年9月29日
 ③(2022年8月26日
 ②(2022年7月22日
 ①(2022年6月21日

岩殿グループ写真館(2022.11.18)⑤

ヤクシソウ、カントウヨメナ、ノハラアザミ
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キッコウハグマ
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ヤノネグサ、ハキダメギク
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ヒラタケ
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岩殿グループ写真館(2022.11.18)④

トキリマメ
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ヘクソカズラ
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ヤブミョウガ、ウメモドキ
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アオミズ
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岩殿グループ写真館(2022.11.18)③

アオツヅラフジ、センニンソウ
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サルトリイバラ、クサギ
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カラスウリ、コマユミ
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ヤブムラサキ
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岩殿グループ写真館(2022.11.18)②

ノササゲ
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岩殿グループ写真館(2022.11.18)①

11月18日の岩殿入山谷津の晩秋の姿を画像にてご報告いたします。
今回、林縁のマント群落、ソデ群落に注目、いろいろ発見がありました。とりわけ、つる植物、小低木の果実の姿に谷津の晩秋を満喫しました。林縁、マント群落の意義、生物多様性、晩秋の植物たちの姿に美と感動も。以下、アトランダムに画像レポいたします(二宮靖男さん撮影・コメント)。
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テーダマツ、アオハダ
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ヤマコウバシ
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ゴンズイ、ヌルデ
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ウリカエデ
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市民の森入山沼口の黄葉 11月20日

落葉の季節となりました。市民の森入山沼口付近の黄葉です。
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入山沼に向かう学びの道下のチガヤ。
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イベント資材がきれいに片づけられています。
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岩殿C地区の土橋に敷いたコナラ割材を軽トラタイヤ幅に調整しました。
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いわはなサンクスフェスタ参加 11月19日

東松山文化まちづくり公社創立10周年記念事業いわはなサンクスフェスタ開催日。参加者は江原さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの13名です。
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焼き芋斑は江原さんをリーダーに、金子さん、木庭さん、鳥取さん、橋本さん、細川さんの6名が担当。

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シイタケ駒打ち斑は渡部さんをリーダーに、片桐さん、木谷さん、新倉さん、丸山さん、鷲巣さんの6です。

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今日は早朝6時30分の会場設営から資材片付けまで江原さんが大奮闘。ありがとうございました。
10月23日のコナラ原木伐採から始まり、28日11月4日11日15日の4回の焼き芋実習。本日参加できなかったメンバーも含めてお疲れ様でした。

岩殿入山谷津の植物調査 第26回 11月18日

二宮さん、小野さんで岩殿入山谷津の植物調査をしました。
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岩殿A地区の池のチゴザサ
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岩殿グループ写真館(二宮靖男さん撮影・コメント)
 ⑤(2022年10月27日
 ④(2022年9月29日
 ③(2022年8月26日
 ②(2022年7月22日
 ①(2022年6月21日

イベント最終準備 11月18日

イベントの最終準備。参加者は江原さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの11名。昨日洗ったサツマイモを1本ずつホイルに包みました。
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金子さん、木谷さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、渡部さんのグループはコナラ原木の片付けをしました。
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江原さん、片桐さん、鳥取さん、橋本さん、Hikizineで岩鼻運動公園にイベント資材を運び、焚き火のまきを江原さんが自宅から運んで追加しました。設置した場所が間違っていたので、明日早朝、移動します。
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サツマイモを洗う 11月17日

焼き芋用の預かっているサツマイモ215本(シルクスウィート150本、ハロウィンスウィート25本、紅あずま15本、紅はるか25本)を洗いました。芋の重さは100~450グラム。150グラム以下のものが40%弱あったので大物は2本に割り、小さいものは一人2本づつとし、足りない分は手持ちのものを追加して203人分(総数242個)準備しました。
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ハロウィンスウィート三好アグリテック株式会社が育成したサツマイモの品種で2015年に品種登録されました。高知県生まれの高系14号から誕生した品種です。名称は「肉色が鮮やかなオレンジ色が特徴であるため、その色の特性から秋の収穫を祝う「ハロウィン」に因んで命名。包丁を芋の首の部分にいれると切り口が淡い橙色でかぼちゃを連想しました。

さつまいも情報センター(サツマイモに関わる人と情報の交流と課題解決のプラットフォーム)
 

焼き芋、原木切断・孔開け 11月15日

市民の森保全クラブ追加作業日。参加者は江原さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの8名。
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4回目の焼き芋実習。今日は紅はるか姫あやかです。姫あやかの名前は「いもが小さく、加熱したときの肉色の彩りが鮮やか」であることから、ホクホクとねっとりでサツマイモのいいとこ取り(口に入れると、ホクホク系ではなく、かといって紅はるか程は蜜っぽくなく中間くらいの食感で、甘みも甘すぎず丁度いい感じ)です( FoodsLink フーズリンクのサイト『旬の食材百科』等)。右の写真が姫あやかです。
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11日に岩殿C地区に運んだコナラ原木を30㎝に切断し、駒打ち用の孔開けをしました。
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今日は焼き芋、ナメコ、シイタケがお土産です。
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岩殿I地区下段の草刈り 11月14日

岩殿I地区下段の草刈りをしました。
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シカの仕業だと思われます。シンジュの幹の皮が剥かれていました。
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トラスト14号地のナラ枯れ 11月13日

入間郡三芳町のトラスト14号地・藤久保の平地林(さいたま緑のトラスト協会『グリーンアルファ』129号3頁「とかいなか三芳町の雑木林」2022年7月)のナラ枯れ被害木をみました。
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現在は透明ラップで樹幹が被覆されていますが、「かしながホイホイ」を巻き付けていた時もあったようです。枯死木は伐採され、苗木が植えられている場所もありました。クリアファイルトラップの残骸もありました。本体はシーラーを使わずにガムテープで接着、捕虫部にはペットボトルを使っています。

 ご指摘のとおり、昨年来全国的にナラ枯れの被害が甚大となっておりまして、県内でも周辺の所沢市や狭山市をはじめ、多くのトラスト保全地で被害が報告されております。昨年[2020年]の秋頃から全県的にその対策が進められているところでもございます。
 当町のトラスト14号地、これに周辺の民有林や緑地公園も含めた一団の藤久保平地林におきましては、昨年12月の時点で105本の被害木を確認しております。それ以外、町内の山林の所有者さんに対しましては、昨年の12月に被害状況の確認及び報告ということで、お願いのご通知を差し上げたところでございます。件数は309通ございました。現在まで7名、7か所の山林で被害報告を受けております。これらは当課職員が現地調査を行いまして、このうちの6か所、計14本にナラ枯れ被害、またはその疑いが確認されておるところでございます。
 県有地を除いた藤久保平地林一帯につきましては、本年[2021年]の2月から3月に計32本の被害木を伐採処理いたしました。また、県有地につきましても、同じく3月から4月に約30本、こちらはさいたま緑のトラスト協会によりまして同様に伐採処理が完了しております。それ以外の町内山林の所有者さんから報告を受けた事案につきましては、11本の被害木に害虫の飛散防止のための被膜処理を施しております。残りの3本については、所有者さん自身によって伐採処理いただいておるところでございます。[県有地はトラスト地、県有地を除いた藤久保平地林は三芳町自然の森・レクリエーション公園、民有地など]

金子郁容『コミュニティ・ソリューション』 11月12日

金子郁容さんの『コミュニティ・ソリューション-ボランタリーな問題解決にむけて』(岩波書店、1999年5月)を読みました。
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金子郁容『コミュニティ・ソリューション-ボランタリーな問題解決にむけて』目次
第1章 ふたつのコモンズ
  1 指揮者のいないオーケストラ
  2 コモンズのルール、ロール、ツール
  3 リナックスの「弱さの強さ」-フリーソフトが世界を転覆させる
第2章 コミュニティ・ソリューションの出現
  1 同時進行するグローバライゼーションとコミュニティ指向
  2 それは阪神淡路大震災から始まった
  3 関係の再編成-シェアウエアとユーザーズ・グループ
第3章 関係のメモリー
  1 関係性の共同資産
   ●共有地の悲劇
   ●ヒエラルキー・ソリューションとマーケット・ソリューション
   ●コミュニティ・ガバナンス
   ●関係資源としてのソーシャル・キャピタル
  2 ケアセンター成瀬のソーシャル・キャピタル-成瀬は一日にして成らず
   ●気持ちのいいスペース
   ●わたしたちの組織
   ●どんなことが起こっているか
   ●住民企業
   ●関係作りの歴史
   ●自治会と自治会連合会
   ●学校建設陳情からPTAへ
  3 結・講・座のプロトタイプ
   ●結-somwthing for everybody(みんなになにかしらを)
   ●講-プロジェクト講とセーフティネット講
   ●座-競いのロールを割り振るルール
   ●5つの関係編集の型
     オープンプロジェクト型(~プロジェクト型講)
     マルチアクター編集〈結+座〉型
     マルチアクター編集〈信用創造〉型
     ユーザーズ・グループ〈シェアウェア〉型(~座)
     ユーザーズ・グループ〈セーフティネット〉型(~座+セーフティネット型講)
   ●コミュニティ・ソリューションの経済規模
第4章 グローバル・スタンダードとのせめぎ合い-食と森の認証
  1 アクシスと認証協議会のコモンズ
  2 NGOによるグローバル・スタンダード
  3 相互与信システム作りに向けて
あとがき

※第3章3結・講・座のプロトタイプについては金子郁容・松岡正剛・下河辺淳『ボランタリー経済の誕生-自発する経済とコミュニティ』(実業之日本社、1998年1月)4章4 結・講・座のネットワーク(216~241頁)に詳しい。
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金子郁容・松岡正剛・下河辺淳『ボランタリー経済の誕生-自発する経済とコミュニティ』目次
共同執筆をする前に ラディカル・ウィルの発動へ
第1章 新しい予兆 
第2章 情報ネットワークとコミュニティ経済 
第3章 ボランタリーな経済共同体 
第4章 生命と歴史からの展望 
  1 進化ゲームとパートナーシップ
  2 ネオテニー[※]とコミュニケーション   
  3 貨幣経済の奥にひそむもの
  4 結・講・座のネットワーク
    ◆日本の社会史に眠るヒント
    ◆中世社会を動くネットワーカー
    ◆「結」=地域資源の共有システム
    ◆フルーツバスケットとしての「結」
    ◆「講」=不確実性に対処する組織
    ◆ボランタリー経済の底辺をつくった「講」
    ◆「座」=祭祀共同体からの発生
    ◆産業と芸能のシステムをつくった「座」
    ◆コミュニティにおける自生のルール
第5章 思いがけない経済
第6章 相互編集する世界
あとがき
[※]ネオテニー:生物学の用語で「幼形成熟」と訳される。人類では「幼年時代」や「子供時代」という未熟な期間があることが社会的動物性を成熟させてきたこと。

  (笹川平和財団、1993年10月27日、日経ホール、講演者:ピーター・F・ドラッカー、金子郁容)
第1セッション 基調講演「非営利組織の時代-全世界的な社会的転換期を迎えて」(ピーター・F・ドラッカー)、第2セッション 「ソーシャルセクターの発想」が時代を拓く-ドラッカー氏の講演を受けて(金子郁容)。第3セッション 対談 非営利組織の歩むべき道とは-ドラッカー氏への質問状、資料編(キーワード解説など)。ドラッカーはマネジメントには誰か決定できる人が必要であるとしてオオケストラの指揮者をモデルとしていますが、指揮者のいないオーケストラが金子さんの『コミュニティソリューション』にあるオルフェウス室内管弦楽団です。⇒湯川真理「指揮者のいないオーケストラ、アルクスとオルフェウス」(慶應丸の内シティキャンパス【KEIO MCC】『MCCマガジン』2005年7月12日記事)
オルフェウスには、明確な8つの原則があります。
  1. 仕事をしている人に権限をもたせること
  2. 個人として最も質の高い演奏をする、自己責任を負うこと
  3. 役割を明確にすること
  4. リーダーシップを固定させないこと
  5. 平等なチームワークを育てること
  6. 話の聞き方を学び、話し方を学ぶこと
  7. コンセンサスを形成すること
  8. 職務へのひたむきな献身があること

メンバーの自律的・主体的に参画しようとする情熱、個々人のプロフェッショナルとして自己責任と意思決定に関るという意識、明確な役割と固定しないリーダー、……


 第1回 ファシリテーションは、社会関係資本を増やす
 第2回 ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)を整理してみる
 第3回 第一の、そして大きな要因は信頼
 第4回 要因の二つ目:互酬性について考えてみましょう
 第5回 社会的ジレンマという難問登場!
 第6回 では応用問題へと・・・その壱
 第7回 続いて、社会関係資本と価値の交換という難しい話になります
 第8回 活性化した組織・コミュニティでは、価値はどうとらえられているか
 第9回 公園における事件(応用問題 その弐)
 第10回 社会関係資本とファシリテーションの「関係」
 第11回 資本を増やす道具−ファシリテーションの技術
 第12回 信頼のお作法としてのファシリテーション
 第13回 話し合いの「品質保証」としてのファシリテーション
 第14回 困ったチャンを、社会関係資本から見ると(応用問題 その参)
 第15回 関係性が変化し、組織や社会を変えていく
 第16回 公共の現場では(応用問題その四)
 第17回 コモンズにアクセス!(公共の現場では つづき)
 第18回 地方自治体の試練 (公共の現場では−さらに続き)
 第19回 見る社会から、する社会へ
 第20回 ビジネス現場の「公共性」
 第21回 セレンディピティ
 第22回 ファシリテーション「七つの習慣」(上)
 第23回 ファシリテーション「七つの習慣」(下)
 第24回 ファシリタティブに生きる(社会関係資本の増加)松…所有?
 第25回 ファシリタティブに生きる(社会関係資本の増加)竹…共有?
 第26回 ファシリタティブに生きる(社会関係資本の増加)梅…合意?
 第27回 ファシリタティブに生きる(社会関係資本の増加)並…世話の倫理?
 第28回 ファシリタティブに生きる(社会関係資本の増加)あがり…支援?

安冨歩「れいわ新選組の組織論」(2019年12月1日)

コナラ原木を移動する 11月11日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの11名でした。11月19日(土曜日)のいわはなサンクスフェスタで実施するシイタケの駒打ち体験で使用するミニ原木を作るために市民の森作業エリアで葉枯らししていたコナラ原木を1mの長さで玉切りし、軽トラで岩殿C地区に運びました。15日(火曜日)と18日(金曜日)に30㎝に切断し、ドリルで駒打ち用の孔をあけます。
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焼き芋実習
今日は、川越市の農家直売所と三芳町のいも街道で買った紅はるかを焼きました。
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除草機で草刈り 11月10日

今日は、児沢の畑、ポポー園、児沢ブルーベリー園、車堀公園の草刈りをしました。
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ブルーベリー園の様子
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刈草を燃す 11月9日

岩殿B地区上段で、D地区上段とI地区下段で刈った刈草を焼却しました。
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I地区下段はアシボソが多く、枯れていると刈払機では刈りにくい。

オオトビサシガメ(サシガメ科)
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口吻 こうふん を刺して獲物の体内に消化液を注入し、溶けた中身を吸う。
この姿で越冬。刺されると激しく痛むので要注意。

渡辺保史『情報デザイン入門』 11月8日

渡辺保史さんの『情報デザイン入門~インターネット時代の表現術~』(平凡社新書96、2001年7月)を読みました。情報デザインという概念を広めた記念碑的入門書だそうです。
情報デザイン入門

渡辺保史『情報デザイン入門~インターネット時代の表現術~』目次
まえがき
第1章 情報に「まとまり」をつける -本棚整理からウェブサイトの構築まで
 モノ・コトの背後にある「意味」をとらえる 内容(コンテンツ)と文脈(コンテクスト)
 5つしかない情報の組織化の方法[※]
 電話帳を新しくデザインし直す
 本棚づくりは情報デザインのレッスン
 意味の「濃密さ」を空間に反映させる
 ウェブデザインは、「情報の建築」をたてること 情報アーキテクチャの4要素
 サイトを訪れる人の「経験」をデザインする
第2章 見えない空間の地図を描く-速度の地図からネットの地図まで
 速度が歪めた日本列島
 人類最古の情報デザイン
 「大正の広重」が描いた情報地図
 情報をつたえる四種類の地図
 全体像の把握が困難なネットという空間
 「ネット渋滞」を視覚化する地図
 証券市場の変動を直感的に把握できる地図
 未来のデジタル地図のデザイン
 都市のエコロジーを再発見する地図
第3章 時間で変化する情報をデザインする-スケジュール管理から地域のフィールドワークまで
 情報をデザインする要素としての時間
 タイムマシン・コンピューティング
 コンピュータの中に再構成される自分史
 「関係の発見」をうながす年表のデザイン
 立体的な歴史空間を旅する
 たったひとつの時間を世界で共有するシステム いつも地球を身に付けよう
 インターネットがもたらす新しい時間感覚
 映像をどのようにデザインするか
 VJ、そしてモーショングラフィックスの可能性 時間の層を「こすり出す」
第4章 よりわかりやすく、使いやすく-道具とインターフェイスのデザイン
 ヒトと道具を「仲立ち」する部分
 「呪文」からマウスへ、そして……
 デジタル情報を「つまみ上げる」
 情報の感触、情報の気配
 「関わりあい」をデザインすること
 「万能デザインツール」としてのレゴ
 重なり合う情報とモノのデザイン
 レゴブロックのようなソフトウェア
 建築やプロダクトに広がるレゴ的発想
第5章 環境と身体をめぐる情報のデザイン-生きている世界を実感するデザイン
 生きている世界を感じる道具
 インターネットが伝える生きている世界
 「想像力の危機」を超えて
 広がるセンスウェアの輪
 インターフェイスとしての建築
 日本家屋はインターフェイス的建築の元祖
 この世界に情報は充満している
 アフォーダンスに満ちたデザインを
 闇のなかの対話
第6章 社会に開かれていく情報デザイン-コミュニティをめぐる関係のデザイン
 目に見えない関係を「かたち」にする
 私たちは「ユーザー」ではない
 コミュニティを基盤とした協働のデザイン
 ユーザーを巻き込んだ情報デザイン
 人々の「経験」にアクセスするためのデザインリサーチ 地域コミュニティにおける情報デザイン
 「ノード(結節点)」というデザインの現場 地域情報デザインのアイディアフラッシュ
あとがき
[※]カテゴリー(Category)、時間(Time)、位置(Location)、アルファベット(五十音順)(Alphabet)、連続量(Hierarchy)⇒ LATCH

追悼 渡辺保史さん。渡辺さんが生前に残した貴重なメッセージを公開しました」(北海道大学高等教育推進機構『Co STEP』サイトの「実践+発信」2013年7月4日記事)
 追悼 渡辺保史さん YouTube 18:37
 



入山沼下の草刈り 11月7日

岩殿D地区上段とI地区下段の刈草をB地区上段に集めて積みました。
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夕方、須田さんが入山沼下の岩殿D地区中段、下段の学びの道側の草刈りをしました。
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土水路(東縁水路)の泥上げ 11月6日

岩殿D地区上段とI地区下段の土水路の泥あげをしました。

D地区上段
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I地区下段
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紅葉すすむ 11月5日

10月26日から日最低気温が8℃以下の日がつづいています。27日は3.6℃、31日は3.9℃、11月6日は3.3℃鳩山アメダス)。5℃以下の日もあり朝晩の冷え込みが強まってきました。市民の森、入山谷津、学びの道沿いの木々も黄葉・紅葉・褐葉がすすんでいます。
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ウワミズザクラ(バラ科の落葉高木)
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イロハモミジ(ムクロジ科の落葉高木)
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ヌルデ(ウルシ科の落葉小高木)
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クリ(ブナ科の落葉高木)
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シンジュ(ニワウルシ。ニガキ科の落葉高木)
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中国原産で明治初期に渡来。蛾の幼虫が好む食草で、養蚕のために各地に植えられた。成長が速く、環境が悪くてもよく生育するので、庭木や街路樹、公園樹として植えられたものが、全国各地で野生化して問題になっている。巨大な羽状複葉が特徴。その葉がウルシに似ているが、ウルシ科とは別の仲間で、かぶれることはない。巨木になるので庭木には不向き。【秋田の森づくり活動サポートセンター・森と水の郷あきた『モリエールあきた樹木シリーズ169)】
※こども動物自然公園の前を通る埼玉県道212号沿いにはシンジュが列状に生えている場所があります。伐らないで放置すると高木になって街路樹化?
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活動拠点整備、イベント準備 11月4日

市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの14名です。
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焼き芋実習
今日はしっとり系のシルクスィートとほくほく系の紅あずまを焼きました。
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シルクスィートは湿らした新聞紙でくるんでアルミホイルをまきました。
焼き芋は低温で時間をかけてじっくりと焼くのがコツです。放射温度計で焚き火の温度を測ってみたいです。
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今年度中に児沢から物置を移設する計画なので、入山沼からの水路の橋の改修に続いて、軽トラ進入路に張り出しているクヌギの枝を伐採し、物置前にタープを広げて片付けを始めました。
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駐車場スペースの拡充も必要です。

シロダモ、ジョロウグモなど 11月3日

シロダモ(クスノキ科)の黄色い花と赤い実。雌雄異株で花と実が同時にみられるのは雌株。
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ツマグロオオヨコバイ(オオヨコバイ科)を捕まえたジョロウグモ(ジョロウグモ科)
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コガネグモ・ジョロウグモが巣を張る谷津の秋(2020年10月12日、二宮さん作成)
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D地区上段の草刈り 11月2日

岩殿D地区上段の草刈りを始めました。学びの道下法面側の土水路(東縁水路)と桑の木周辺です。
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写真追加(11月3日)
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岩殿グループ写真館(2022.10.27)④

ヒラタケ
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ナメコ
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食べて満喫
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ノウタケ
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ドクベニタケ、ドクツルタケ
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キノコの秋、君の名は?
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岩殿グループ写真館(2022.10.27)③

トキリマメ
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ヤノネグサ
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ハシカグサ、サヤヌカグサ、ヌカキビ
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コアゼガヤツリ、ササガヤ
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ヤブムラサキ
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マルバアオダモ、サルトリイバラ
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コウヤボウキ、ニシキギ、タコノアシ
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ハナグモ
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岩殿グループ写真館(2022.10.27)②

ノジスミレ、ヤクシソウ、クサギ
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ノササゲ、カントウヨメナ、ヤノネグサ
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ダイコンソウ、センニンソウ、オオイヌタデ
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オギ、ススキ
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草紅葉(アシボソ、ウナギツカミ、ヤノネグサ、アゼスゲ、コセンダングサ)
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マルバヤナギ
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タイヌビエ、ノダケ、ミゾソバ
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チゴユリ
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カンアオイ
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岩殿グループ写真館(2022.10.27)①

10月27日に実施した「岩殿入山谷津の植物調査第25回」の記録。二宮靖男さん撮影・コメント。木の実、草の実、風景を満喫。

ユウガギク
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カントウヨメナ、ミゾソバ、コスモス
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チカラシバ
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ワレモコウ、セイタカアワダチソウ
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アキノエノコロ、ヤノネグサ
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ワレモコウ
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