2022年07月
斉藤さんが岩殿C地区からドローンを飛ばして撮影してくれた市民の森のナラ枯れ画像の一部ですが、思っていた以上に被害が拡がっています。
8月下旬~9月中旬に撮影範囲を拡げてナラ枯れ被害木がどこにあるか調査します。
※斉藤さんのYouTubeチャンネル→forest bath
市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は新井さん、金子さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名です。8月1日に、水路を埋めている土砂の浚渫作業が文化まちづくり公社によって実施されることになりました。対応ありがとうございます。
水路の側の落葉堆肥枠を片づけ、タラノキも伐採しました。イヌザンショウの隣にあるサンショウはここだけなので残しました。
作業道の草刈りと20年度皆伐地の下草を刈りました。
斉藤さんがドローンで入山谷津から市民の森のナラ枯れの様子を撮影してくれました。写真は別記事に掲載します。
※ボッシュ林の土砂崩れ部分には何らかの土留め工が必要です。大雨が降ればまた土砂崩れがおこって水路を埋めることになりそうです。12日の豪雨で土砂崩れが発生した現場では、フレコンバッグとブルーシートで応急の復旧工事がされています。
豪雨の傷跡が各所に残っている入山谷津。復旧作業の第一弾で単管パイプを使ってホダ木の立て直しをしました。参加者は芦田さん、新井さん、、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの10名です。
芦田さんは作業道の草刈り。路肩が崩れている箇所があります。
豪雨以降、カシナガのマスアタックは終わっていて、いまさら感もありますが、穿入孔のあるコナラにクリアファイルトラップを新設しました。
鷲巣さんはトラップ捕虫部の回収が終わると、帰宅しました。鷲巣さん担当のトラップ点検作業は今回で終了。9月に再開予定です。
二宮さん、小野さんと橋本さんが参加して入山谷津の植物調査をしました。
学びの道に接する林でもナラ枯れがおきています。
1月15日の記事のタヌキのため糞からイチョウの実生が出ていました。
※「多摩のタヌキも仕事きっちり! イチョウの種運び環境保全に一役」(『東京新聞 TOKYO Web 』2021年2月5日記事)
7月22日の植物調査から二宮さん撮影の写真とコメントです。①はこちら。
ヤブキリ
ヒシバッタ
ショウリョウバッタ
ササキリ
ダイミョウセセリ
ツバメシジミ
セイヨウミツバチ
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7月22日の植物調査から二宮さん撮影の写真とコメントです。②はこちら。
ヤマユリ
イヌザンンショウ
サンショウ
コケオトギリ
ミズヒキ
ヤブデマリ
ボントクタデの根
ミゾカクシ(アゼムシロ)
ヌマトラノオ
イヌホタルイ
ヤブツルアズキ
タイヌビエ
市民の森の舗装園路に軽トラを入れられないので、地球観測センター側のゲイトの外に車を置いて見晴らし台までチェックしました。
谷間には下りていませんが、園路から見える範囲で10本ほどのコナラが落葉しています。
雨が降ると「道路が川になった」とよく聞くようになりましたが、市民の森でもそのような場所があるようです。雨水が集まって谷に流れると土砂崩れ、土砂災害が起こりがちなので天気が安定したら調べてみます(「0次谷の表層崩壊(2020年2月17日記事)」)。
13日の記事にある県道343号岩殿岩井線物見山公園トイレ付近の土砂崩れ現場、午前5時半頃の写真です。片側通行になっています。
昨日、雨で順延した市民の森保全クラブの活動日、今日も中止としました。
※(追記)県道343号線、鳩山町側2ヶ所の土砂崩れ
山村学園短期大学前(18日撮影、手前が鳩山ニュータウン方向)
石坂の森駐車場手前(18日撮影、奥が鳩山ニュータウン方向)
12日夕方から13日未明にかけての大雨で県道343号岩殿岩井線の物見山公園トイレ付近で土砂崩れがあり片側車線をふさいでいました。鳩山町石坂の山村学園短期大学、石坂の森駐車場、鳩山ニュータウンのいちょう通りとの接続地点(県道343号線は大きく左折)までの区間が交通止めになっていて、13日昼過ぎまで平和資料館前の長坂通りが迂回路でした。物見山公園・松風公園・ばんどう山緑地なども土砂崩れや倒木の被害を受けています。
降雨量396.5mm
1時間当たりの最大雨量110.0mm(12日19時~20時)
3時間の降水量263.5㎜(観測史上最大 12日18時~21時)
日最大風速8.0m/s(12日18時~19時)
日最大瞬間風速14.1m/s(12日17時58分)
※東松山市土砂災害警戒区域・特別警戒区域指定箇所(埼玉県HP)
青木ノ入の果樹園と奥の耕作放棄地(青木ノ入1344、43㎡)の除草をスパイダーモアでしました。
ヒメコウゾやブルーベリーがある区画は刈払機でします。
5月20日、6月1日の記事にありますが、帰化植物のユウゲショウ、ニワゼキショウなどが学びの道や管理地に蔓延するのは抑えていきたいと考えています。入山谷津の植物調査では2019年にはユウゲショウは青木ノ入にしかありませんでしたが、今年は岩殿A地区でも花を咲かせており、学びの道沿いに分布を拡げています。
日本では1200種以上の帰化植物が生育しています。帰化植物とは、①本来自生していない地域に、②人の活動に伴って持ち込まれ、③その地で自生するようになった植物です。異なる地域からやってきて、その地に天敵が存在しないという強運に恵まれ、その地の土質や気候に耐え抜き、その地の競合する在来種に負けずに生き抜くことができた強い植物です。在来種の生育地を奪ってしまったり、近縁の在来種と交雑して不稔(受粉してもタネができなくなる)や雑種が誕生したり、様々な生物に未知の影響を及ぼし、その地の生物相を大きく変えてしまう可能性があります。
在来種のネジバナ(ラン科、多年草)がありました。
同じ国の中であっても、別の地域から持ち込まれた植物のことを「国内外来種」と言い、地域の生態系に大きな影響を及ぼす可能性があります。生育環境の違いにより、同じ種でも異なる遺伝的特性を獲得しており、別の個体群と交雑すると、その地固有の遺伝子が失われてしまうので、地域個体群を守ることも多様性の保全には大切です。生物多様性、豊かな生態系を守ることの大切さをもう一度考えてみましょう。
市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの11名。20年度皆伐エリアの萌芽、実生のコナラを被圧するアズマネザサなどの刈り取りをしました。当面は、「やって、(様子を)みて、考える」、結果から次のやり方を考える市民型の順応管理(亀山章監修『新版 生態工学』朝倉書店、130頁)ですすめていきたいと思います。
夏草が茂ってきた岩殿C地区のバックヤードの草刈りなどしました。
次回(15日)はチッパー作業をします。
東京都調布市深大寺北町にある神代植物公園植物多様性センターに行き、学習園の武蔵野ゾーンと情報館を見学しました。
帰化植物がくぐり抜けてきた試練
帰化植物の問題点
地域個体群を守ろう!
武蔵野ってどんなところ?
植物から「繊維」を取りだそう!というパネルがあって、ヒメコウゾから取り出した繊維でつくった「太布」(たふ)も展示されていました。
ヒメコウゾは青木ノ入の果樹園に4本あります。
D地区の下段のセイタカアワダチソウは抜き取りをしました。土が硬くてスッとは抜けず、力任せの引きちぎり状態で、大半は根がわずかに付いている程度です。残念。
岩殿E地区の南側は一面、セイタカアワダチソウ群落になりました。ここは除草機を使う予定です。
6月1日に刈ったワレモコウ復活
市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、木谷さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、Hikizineの9名。
文化まちづくり公社の皆さんと2回目のチッパー作業を尾根の道でしました。初回は6月10日、次回は15日です。
市民の森保全クラブではナラ枯れ防除の取り組みとして、カシノナガキクイムシの集中加害(マスアタック)防止と成虫捕殺を目指して、コナラの樹幹にカシナガトラップとクリアファイルトラップを設置しています。
尾根の道の四阿付近でトラップの追加作業をしました。
斉藤さん・鳥取さんは舗装園路、新倉さん、細川さん、丸山さんは谷の道~峠道でトラップの点検作業をしました。鷲巣さんは物見山駐車場~バックヤードの岩殿C地区往復の道筋で水漏れしたトラップの回収をしています。トラップに捕まったカシナガ等は捕虫部に水がないとクリアファイル(素材:ポリプロピレン)を囓って穴をあけて脱出しようとしているようです。脱出防止策として、貯水量を増やす、捕虫回収部の途中の水抜きを無くすなど鳥取さんから提案されていますので改良していきます。猛暑が続いているので、トラップで水死すると短時間で腐って強烈な異臭が発生します。この対策も課題です。
4月25日に森林総研森林昆虫研究領域の「カシノナガキクイムシ成虫初発日予測技術の開発のための調査」で林内に設置された装置が回収され、市民の森での調査が終了しました。
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