岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

2022年04月

カシナガトラップ設置 4月29日

市民の森4月最後の活動日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、片桐さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの15名。カシナガトラップを保全クラブ作業エリアに17基設置しました。
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昨年、キクイムシに穿入されたコナラのフラス木が四阿付近に1本ありました。チェック漏れです。
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スパイダーモアでC地区畑の草刈り
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作業中、刈刃が外れたのでナットを交換しました。斉藤さん、ありがとうございます。

果樹園の草刈り 4月28日

スパイダーモアと刈払機で果樹園の草刈りをしました。
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道の東側は上・下で339㎡。

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奥の耕作放棄地は43㎡。

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道の西側は上・下で253㎡

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ブルーベリーやコウゾのある道の東側の下はこれからですが、手こずりそうです。

市民の森のナラ枯れまん延防止プロジェクト 4月27日

市民の森保全クラブは2022年度東松山市環境基本計画市民プロジェクトに「市民の森のナラ枯れまん延防止プロジェクト」を登録しました。


背景・目的・これまでの活動

市民の森保全クラブは、2012年に結成された市民ボランティア団体。高坂地区岩殿にある市民の森で、生きもの豊かな里山づくり、里山と暮らす知恵、里山文化、良好な自然環境を次世代に継承することを目的にした里山保全活動を実施。市民の森32ヘクタール中2ヘクタールのコナラ林・アカマツ林を作業エリアとして維持・管理活動をしている。

コナラ林では16年度から「市民の森のコナラ林若がえりプロジェクト」を、アカマツ林では19年度から「アカマツ林育成プロジェクト」を実施してきたが、昨年度後半、市民の森内でカシノナガキクイムシによるナラ枯れがまん延する事態となった(コナラのフラス木は判明しているだけで139本、その内、立ち枯れした枯死木は33本)。枯死木中16本は市民の森保全クラブが伐倒・玉切り。その後、業者の手で10本は年度内に搬出・チップ化、残りの6本は5月に現場でくん蒸処理される予定。

 【今年度の活動目標

市民の森でのナラ枯れまん延を防止・ナラ枯れ防除を最優先活動目標とする。

年度前半はナラ枯れ枯死木の発生を抑えるための予防活動。穿孔が始まったコナラの樹幹にカシナガトラップとクリアファイルトラップを設置してカシナガの大量捕殺を目指す(マスアタック防止のための成虫捕殺)。年度後半はコナラ枯死木内のカシナガの幼虫や成虫を殺すための駆除作業を実施。市民の森を管理する文化まちづくり公社、市役所各課、市民団体と連携して予防・駆除作業を実施し、ナラ枯れ後の市民の森づくりについても検討を進める。

 【今年度の活動概要・スケジュール等

4月~5月:伐採残材の片付け、枯損木伐採

5月~10月:トラップによる流れナラ枯れ予防作業。併行して下刈り、林床管理

11月~3月:コナラ枯死木伐採によるカシナガ駆除作業

10月:産業・環境フェスタ参加

11月:文化まちづくり公社10周年イベント参加

12月:落葉掃き&焼き芋イベント(岩殿満喫クラブと共催、2回)

3月:キノコの駒打ち体験(岩殿満喫クラブと共催)

岩殿丘陵生きもの豊かな谷津の景相保全プロジェクト 4月26日

岩殿満喫クラブは2022年度東松山市環境基本計画市民プロジェクトに「岩殿丘陵生きもの豊かな谷津の景相保全プロジェクト」を登録しました。

背景・目的・これまでの活動

 岩殿漫喫クラブは、岩殿丘陵の耕作放棄された谷津田を「岩殿市民田んぼ」として再生、市民に農業体験、里山体験、憩いの場として提供・活用することにより、生きものゆたかな里山環境と景観を回復・維持し、次世代へ継承することを目指して2014年4月に結成された市民ボランティア団体。活動エリアは、岩殿入山谷津・青木ノ入・児沢の耕作放棄地と隣接する雑種地・山林で、田んぼや畑、果樹園、湿地や草地として利用・保全してきた。今年9月には児沢の畑の使用貸借契約が終了するので、10月以降、活動を岩殿入山谷津・入山沼下、青木ノ入地区にしぼって行うことにした。

今年度の活動目標

①児沢の田んぼでの殿山共同農場の稲作、岩殿A地区での大東大国際関係学部須田ゼミの畑作は引き続き支援する

②岩殿A・B地区の田んぼ今年は休耕。B地区の田んぼは通年湛水して湿地ビオトープとする。

③田んぼの畦畔を消失し、ヤナギ、ハンノキの侵入により樹林化していた岩殿I地区では耕作放棄前の田んぼの畦畔と水口・水尻を修復し、田んぼ一枚単位に水管理ができる状態に復元する。

④ヤナギやハンノキは伐採し、萌芽更新する。外来植物であるキショウブは刈り取り回数を増やして群落の拡大を抑制、オオブタクサは引き抜く。

⑤学びの道下の岩殿D、E地区、入山谷津の岩殿C、F、G、H地区は当面、草刈りを続けて草地として管理する。鎌、刈払機、草刈機(自走式スパイダーモア・ハンマーナイフモア、乗用フリーナイフモア)を使い分けて刈刃のタイプを活かした草地管理を行い、将来は草地(野原)ビオトープを目指す。

⑥ラインベルト法による植生調査を継続し、今年度はドローンの映像を活用して、入山谷津の微地形と植生の関係を考察する。インスタグラムに写真・動画を投稿する。

⑦トウキョウサンショウウオのアライグマによる捕殺、イノシシによる路肩や土手の掘り返し、シカの樹皮摂食など入山谷津でも被害が拡大している。タヌキ、イタチ、アナグマ、ウサギ、ネコは昼間見たことがあるが夜間の活動は不明。トレイルカメラを設置して野生動物の活動や生態を撮影する。

今年度の活動概要・スケジュール等

野生生物の生息場所・ビオトープづくりは地域の自然を復元することであり、拙速に事を運んではならない。時間をかけて現場をモニタリングし、広く知見を集めて実施する。

10月:産業・環境フェスタ参加。

12月:落葉掃き&焼き芋イベント(市民の森保全クラブと共催、2回)。

3月:キノコの駒打ち体験(市民の森保全クラブと共催)。


カシナガ初発日調査開始 4月25日

森林総研森林昆虫研究領域の「カシノナガキクイムシ成虫初発日予測技術の開発のための調査」で、コナラの穿入孔内で成長、羽化したカシノナガキクイムシの新成虫がいつコナラから脱出するのかを記録する装置が市民の森に設置されました。
カシナガ初発日撮影調査

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ナラ枯れの防除法
  予防(枯死木の発生を抑えるための作業)
  駆除(枯死木を処理する作業)
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  北島博「ナラ枯れの現状と防除対策」

 表1

トラップ作製、林床整理・コナラ育苗 4月24日

市民の森第4日曜日の作業日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、金子さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。カシナガトラップの作製、前回の続きの市民の森作業エリアの林床整理。チッパーにかからない端材は搬出して片づけました。
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その後、C地区の資材・器具置場(2017年4月に稲架棒置場として組み立て)も片づけました。
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20年度伐採・更新エリア・C地区のコナラ育苗場の点検をしました。ドングリから苗木への成長は楽しみです。よく観察しましょう。
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※『コナラ林更新伐のすすめ方-高齢コナラ林の伐採跡地にコナラ林を再生するために-』(富山県農林水産総合技術センター森林研究所、2018年7月、全38頁)。この冊子の要点は『とやまの森と技術 No.1 コナラ林更新伐作業手順』(全12頁)にまとめられています。
コナラ林更新伐のすすめ方

※『中間山地で広葉樹林を循環利用するためのハンドブック』(森林総研関西支所、2019年2月、38頁)。広葉樹を利用する際に必要な考え方、資源量を推定するための技術、広葉樹の有効利用のための情報、広葉樹林の再生についての課題-シカの影響について解説。この冊子の普及版『広葉樹の利用と森林再生を考える〜中間地での広葉樹林の取り扱いについて〜』(2018年1月、89頁)
広葉樹資源を有効活用_1広葉樹林循環利用ガイドブック●広葉樹林を柔軟利用……(普及誌)_1

冬~春の原木シイタケの収穫は終わりました。


しいたけ害虫総合防除

畑の草刈り 4月23日

市の川車堀公園の畑の周囲の草刈りをスパイダーモアでしました。
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ヤギが2頭いて、首をのばして刈草を食べていました。
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スパイダーモア(共立AZ852AF)の取り扱い説明書はコチラ
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果樹園の草刈り 4月23日

青木ノ入の果樹園の草刈りを始めました。学びの道の東側の下からです。今日は刈払機でしましたが、スパイダーモアで刈ることにしています。
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『都市の脱炭素化』解説動画・ウェビナー 4月22日

小端拓郎編著『都市の脱炭素化』(大河出版、2021年10月、2750円)の各章執筆者の解説動画19本・資料、第1~5部のウェビナー・質問の回答が国立環境研究所 社会対話・協働推進オフィスのサイトで公開されています。(YouTube国立環境研究所動画チャンネル 『都市の脱炭素化』講演動画シリーズ
都市の脱炭素化都市の脱炭素化オンラインイベント

はじめに
第1部.都市生活の脱炭素化
 1.1 家庭での脱炭素化
 1.2 家庭生活に伴う直接・間接CO2 排出と脱炭素型ライフスタイル
 1.3 食システムの脱炭素化に向けた食行動
 1.4 電化とデジタル化が進む都市の脱炭素化を担う送電網
 1.5 都市地域炭素マッピング:時空間詳細なCO2排出量の可視化
 ウェビナー①「食や住、ライフスタイルでCO2をどう減らす?」
第2部.再生可能エネルギーの活用
 2.1 進化を続ける営農型太陽光発電
 2.2 都市におけるバイオエネルギー利用の方向性 
 2.3 デンマークの風力主力化モデル
 2.4 地熱エネルギーの活用
第3部.公平で速やかな都市の脱炭素化に向けた課題
 3.1 都市の中の太陽光―導入拡大に向けた法的・制度的課題
 3.2 公平なエネルギー転換:気候正義とエネルギー正義の観点から
 3.3 脱炭素都市・地域づくりに向けたNGOの取り組み
 3.4 資源ネクサスと行政計画―京都市のケースを中心として
 ウェビナー③「公平な都市の脱炭素化に向けた課題-法や制度、協働の視点から」
第4部.地方自治体の脱炭素化に向けた役割と取り組み
 4.1 脱炭素社会に向けたフューチャー・デザイン
 4.2 1.5℃に向けた京都市の挑戦
 4.3 小田原市におけるシェアリングEVを活用した脱炭素型地域交通モデル
 4.4 脱炭素社会の実現に向けた地方公共団体の取組について
第5部.自動車の電動化からSolarEVシティー構築に向けて
 5.1 自動車の電動化
 5.2 V2Hシステムとエネルギーマネジメント
 5.3 分散協調メカニズムの活用による都市の脱炭素化実現の可能性
 5.4 SolarEVシティー構想:新たな都市電力とモビリティーシステムの在り方
 ウェビナー⑤「自動車の電動化からSolarEVシティー構築に向けて」

キショウブを刈る 4月21日

岩殿D地区、I地区のキショウブを刈りました。昨年は4月22日に実施しています。
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今年は冬場に水路を掘って排水しているので、地面が乾いていて刈払機で刈り取りやすくなりましたが、I地区下段とD地区中段は分布が拡大気味なのが気になります。刈り取り条件(時期、高さ)、冠水条件(深さ)の組み合わせで、キショウブ群落の拡大を抑制することをめざしていますが、試行錯誤の繰り返しで長期の取り組みにになりそうです。←キショウブの花の切り取り(2021年5月20日記事)

苗代に苗箱を置く 4月20日

児沢探検隊の田んぼに農協から購入したコシヒカリの苗10箱を置かせてもらい、寒冷紗を掛けました。ありがとうございます。
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六道山公園 4月16日

狭山丘陵にある瑞穂町立文化の森六道山公園展望台から都立野山北・六道山公園の里山民家(武蔵村山市)を歩きました。
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フラスが出ているナラ枯れ被害木には黄色のテープが巻いてあります。
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狭山丘陵のナラ枯れ被害状況(20年度約900本→21年度約4300本)
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谷津田の配水
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谷津田の水位調整、下段への配水に塩ビ管を使っています。

生きもののための草地作りの取り組み
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入山谷津(岩殿D地区やG地区)の草地管理で適用できます。

※生田緑地雑木林勉強会(NPO法人かわさき自然調査団)の野山北・六道山公園見学会(2010年3月21日実施)参加報告記事←見学者がどこに注目して活動のヒントを得ているのか、勉強になりました。

葛袋で草刈り④ 4月13日

大字葛袋字天神の3筆2877㎡の「遊休農地」の草刈りをしました。イネ科の高茎のものは刈払機で先に刈り、その後、ハンマーナイフモアを使いました。明日は天気が悪くなりそうなので午後7時頃まで作業をして完了しました。
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葛袋で草刈り③ 4月12日

葛袋天神の641㎡の耕作放棄地の刈払機での草刈りが終わりました。
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葛袋で草刈り② 4月11日

今日も葛袋で草刈り。都幾川右岸の堤防に上がって写真を撮りました。
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葛袋で草刈り① 4月10日

葛袋の耕作放棄地を刈払機で草刈りしました。場所は葛袋交差点の近く、唐子橋を渡った都幾川右岸の堤防に接している場所です。昨年7月22日にも実施しています。全体の3割くらいできました。
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近くにアライグマの捕獲罠が仕掛けてあって一頭捕まっていました。
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篠健一郎「アライグマ、かわいい…その先にある現実 スマホ調査で伝えたいこと(朝日新聞社『withnews』2021年8月21日記事)写真を地図上で共有・多くの命を奪わないために・周知とデータ、両面で意義

 ※友永翔大「アライグマ生息域広がる?爪痕から調査 頭数10年で50倍の試算も」(『朝日新聞デジタル』2021年12月26日 16時00分)
 ※『新潟県・市民参加型生態調査アライグマ分布調査ガイドブック』(長岡技術科学大学工学部野生動物管理工学研究室、2021年7月)
1.はじめに
2.参加方法
3.注意点
4.調査の概要
5.調査の方法
5.1.調査する神社を探す
5.2.実際に神社に訪れる
5.3.アライグマの爪痕を探す
5.4.発見した爪痕をスマートフォンで撮影する
5.5.見つけた痕跡を報告する
6.アライグマ痕跡マップを使ってみる
7.アンケートに回答する

糸魚川市では令和元年度に市内を対象としたアライグマの生息調査を行いました。

・アライグマは本来日本には生息しておらず、海外から持ち込まれたものが野生化した外来種であり、希少な在来動物を捕食する害獣です。

・アライグマは見た目のかわいさとは違い凶暴で気性が荒く攻撃的で噛みついたり、引っかいたりするため見かけても決して近づかないでください。

《調査の概要》

■調査を行った地点(寺社仏閣)72地点

1 痕跡が確認された地点 62地点

  生息レベル4  29地点

  生息レベル3  28地点

  生息レベル2   5地点

2 痕跡が確認されなかった地点 10地点

  生息レベル1   4地点

  コンクリート等で建設され、動物の爪痕が残らない「調査不可」地点 6地点

■調査期間 令和元(2019)年9月14日~16日、10月6日~7日(合計5日間)

※生息レベル評価基準

 生息レベル4    指の間隔が2.5cm/5本線の爪痕が存在

 生息レベル3    指の間隔が2.5cm/4本線の爪痕が80cm以上の高さに存在

 生息レベル2    指の間隔が2.5cm以下の4本線の爪痕が存在

 生息レベル1    痕跡が確認できない


1.事業目的
(1)調査の目的
(2)アライグマの生態
( 3 )主な被害内容
( 4 )市内の状況
2.調査手法
(1)調査期間
(2)調査地
(3)調査方法
3.調査結果
(1)本調査の結果概要
(2)各調査地点における結果
4.考察
(1)神社仏閣の差について
(2)アライグマの行動圏について
(3)総合考察
5. 今後の展望
( 1 ) ハザードマップの作成
( 2 ) 調査・捕獲における協力者について
( 3 ) 防除実施計画の策定
( 4 ) 生息確認のための誘因餌設置について
6.参考資料
6. 参考資料
「アライグマ防除の手引き(計画的な防除の進め方)」環境省 自然環境局 野生生物科 外来生物対策室
「アライグマ対策の課題」池田透
「糸魚川市の貴重な生きものたち」糸魚川市
「大分市アライグマ防除実施計画」大分市
「カメラトラップによる自動撮影データのアライグマ(Procyon lotor)の密度指標としての有効性に関する検討」岩下明生、小川博、安藤元一
「カメラトラップによる野生生物調査入門 調査設計と統計解析」 飯島勇人、中島啓裕、安藤正規
「近畿地方アライグマ防除の手引き」環境省近畿地方環境事務所
「島根県におけるアライグマの生息実態(Ⅱ) 」小宮将大、菅野秦弘、澤田誠吾、金森弘樹
「地域からアライグマを排除するための手引き」環境省北海道地方事務局・NPO 法人 EnVision 環境保全事務所
「北海道における移入アライグマ問題の経過と課題」池田透
「中林研究林におけるアライグマ生息状況調査」浪花彰彦
「野幌森林公園地域におけるアライグマの行動圏」池田透・遠藤将史・村野紀雄
「野生鳥獣被害防止マニュアル」農林水産省 農村振興局
「GPS テレメトリー法による中川研究林内に生息するアライグマの越冬地調査」浪花彰彦

岩殿グループ写真館(2022.04.09) ②

ヤブキリ
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コハナバチ
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ビロードツリアブ
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イチモンジカメノコハムシ
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岩殿グループ写真館(2022.04.09) ①

4月9日の植物調査時に二宮さん撮影の写真とコメント。前回3月30日,前々回12月9日
入山谷津の春
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ヤマザクラ
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ミツバツツジ
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ゲンゲ
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ウリカエデ
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ミヤマウグイスカグラ・ウグイスカグラ
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セトガヤ・スズメノテッポウ
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ツボスミレ
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ニオイタチツボスミレ
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岩殿入山谷津の植物調査 第19回 4月9日

二宮さん、坂田さん、小野さん、渡部さんで入山谷津の植物調査をしました。
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刈草の焼却 4月8日

岩殿F地区に積み上げていた刈草を焼却しました。乾燥していた冬季と違い湿気っていて、燃しきれませんでした。
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ホダ木仮伏せ・トラップ作製・林床整理 4月8日

市民の森定例作業日。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの14名。
1日に駒打ちしたシイタケ、ナメコの仮伏せをしました。
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カシナガトラップ作製
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作業中の写真がありませんが林床整理・枯損木伐採を開始しました。
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※ハンドプーラー(手動リフト) HP-2000(藤原産業)
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橋本さんから頂戴しました。耐荷重2トン。SHP-2000の取扱説明書がありました。

刈草を集めて燃す 4月7日

3月28日に枯草を刈った岩殿I地区上段の4枚目で、刈草を集めて燃しました。
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上の田んぼに水を入れる 4月7日

今年は田んぼに作付けはせずに浅く水を溜めた状態にしておくつもりです。岩殿B地区の上の3枚の田んぼに水を入れて、畦の漏水箇所をチェックしました。
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岩殿B地区上段の片付け 4月6日

岩殿B地区上段の片付けが終わりました。
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入山沼西縁用水西側の土留め工
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山前公園(栃木県足利市) 4月5日

栃木県足利市の山前観光協会の『山前観光ガイドマップ』を手にして山前公園(足利市大前町1600、8.3ha)を訪問しました。
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公園を回るルートに足利百名山40座の「宿山」(標高219m)がありました。

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夫婦岩もありました。

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足利市斎場のサクラ 4月5日

栃木県足利市新山町12-3にある足利市斎場の側を流れる袋川のサクラです。ここのサクラもクビアカツヤカミキリ成虫の拡散防止ネットが装着されていました。
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※『クビアカツヤカミキリ防除対策マニュアル』(栃木県、2018年10月)
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※『クビアカツヤカミキリ防除の手引き』(東京都環境局、2021年3月)
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下奈良「桜の園」 4月5日

熊谷市下奈良1377、新奈良川(準用河川)の第1調整池の周りに植えられたソメイヨシノ。クビアカツヤカミキリ成虫の拡散防止ネットが装着されていました。
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※『サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”被害防止の手引(第5版)』(埼玉県環境科学国際センター、2020年10月)
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柿沼貴志議員(県民会議)からは、クビアカツヤカミキリの被害防止に関して質問(1.県内の被害状況と対策の状況、特に県民への周知は強化すべきと考えるがいかがか 2.個人に対する奨励金や防除用品の配布や伐採への補助も必要と考えるが、県の考えは? 3.被害の撲滅には協議会を作るなど地域一帯で取り組むべきで市町村連携も図るべきだが、県の考えは?)と小池環境部長からの回答

 

田口一成『9割の社会問題はビジネスで解決できる』② 4月5日

ボーダレス・ジャパン
ボーダレス・ジャパンの定款前文は本にも掲載されていますが、サイトの「ボーダレスとは」、「私たちの考え方」を読むと理解が深まります。
社会の不条理や欠陥から生じる、貧困、差別・偏見、環境問題などの社会問題。
それらの諸問題を解決する事業「ソーシャルビジネス」を通じて、
より良い社会を築いていくことが
株式会社ボーダレス・ジャパンの存在意義であり使命です。

株式会社ボーダレス・ジャパンは、
社会起業家が集い、そのノウハウ、資金、関係資産をお互いに共有し、
さまざまな社会ソリューションを世界中に広げていくことで、
より大きな社会インパクトを共創する「社会起業家の共同体」です。

ここに集う社会起業家は、
利他の精神に基づいたオープンでフラットな相互扶助コミュニティの一員として、
国境・人種・宗教を超えて助け合い、良い社会づくりを実現していきます。

1 すべての事業は、貧困、差別・偏見、環境問題など社会問題の解決を目的とします。
2 継続的な社会インパクトを実現するため、経済的に持続可能なソーシャルビジネスを創出します。
3 事業により生まれた利益は、働く環境と福利厚生の充実、そして新たなソーシャルビジネスの創出に再投資します。【恩送りのエコシステム ボーダレスの福利厚生
4 株主は、出資額を上回る一切の配当を受けません。
5 経営者の報酬は、一番給与の低い社員の7倍以内とします。
6 エコロジーファースト。すべての経済活動において、自然環境への配慮を最優先にします。
7 社員とその家族、地域社会を幸せにする「いい会社」をつくります。【ボーダレスイズム
8 社会の模範企業となることで、いい事業を営むいい会社を増やし「いい社会」をつくります。
第3章以外でチェックした箇所です。
第1章 「社会問題を解決するビジネス」を次々と生み出す仕組み
 世界に広げていく仕組み①
  恩送りのエコシステム -余剰利益は共通のポケットに
 世界に広げていく仕組み②
共同体経営 -グループの全社長による合議制
多数決が採用されて、自分の意に反して物事が決まっていくなら、組織に対する「自分ごと感」は薄れていく
マイノリティの意見にはマジョリティが見逃していたユニークな視点があり、決して無駄ではない
 世界に広げていく仕組み③
  独立経営 -採用も報酬も自分で決定
 キャッシュフロー経営 -資金が尽きたら一旦終了
 出資額を超える株主配当は一切しない
 経営者の報酬は一番給与の低い社員の7倍以内

第2章 この“仕組み"がどうやって生まれたのか。その実験の歴史
 「貧困問題を解決したいなら、自分でコントロールできるようになりなさい」
寄付金には寄附者の意向が伴うし、助成金はその時々でテーマが変わる。じっくり取り組む必要があっても、常に資金との闘いでなかなかそうもいかない

第4章 ビジネス立ち上げ後の「成功の秘訣」
 月に1度の経営会議では、ここをチェックする
月次経営会議シート①経営状態
月次経営会議シート②①経営課題
 違和感はスルーしない
・当事者意識を持って社会参加する人たちを増やしたい
・小さく始める。これが確実に成功させるための鉄則
・より良い社会をつくりたいと願う消費者に対し、エシカルな選択肢をつくっていくのもソーシャルビジネスの大切な役割
・社会問題解決のためのビジネスは「何のために事業をやるのか」が明確なので、儲からないからといってすぐにやめるわけにはいきません

終 章 一人ひとりの小さなアクションで、世界は必ず良くなる
・僕たち市民は、どんな大企業より、どんな大物政治家より大きなパワーを持っています
・「無関心」なのではなく「未認知」
・自分の周りの世界から「いい生活者」を増やしていくことは、とても大きな社会づくり
・僕たちは「微力」ではあるかもしれないが、「無力」ではない
・大きな問題が目の前にあるのに、困っている人がそこにいるのに、どうせ無理だ、理想論だという傍観者ではありたくない
・「生まれた時よりも、きれいな社会にして死んでいく」

田口一成『9割の社会問題はビジネスで解決できる』① 4月4日

田口一成『9割の社会問題はビジネスで解決できる』(PHP、2021年6月)を読みました。
ボーダレス・ジャパン
ボーダレスマガジン特別号「ソーシャルビジネスの本を出版!『9割の社会問題はビジネスで解決できる』制作秘話を初公開!」ボーダレスジャパン、2021.05.28 )に、「これまで取材や講演で良く聞かれてきた、ボーダレスグループの仕組みとソーシャルビジネスのつくり方を余すところなく紹介しています。本当は2冊に分けるべき内容かも(笑)あとは、ボーダレスグループの社員もあまり知らない創業期の話。まとまった形ではどこにも出ていないので、読み物としても楽しんでもらえると思います」とありますが、第3章「社会問題を解決するビジネス」のつくり方はメモをとって読みました。

本書の構成と主な項目(Amazonの商品の説明から)
■第1章 「社会問題を解決するビジネス」を次々と生み出す仕組み
 ・資本主義の本質は「効率の追求」。そこから取り残される人がどうしても出てくる
 ・非効率を含めてビジネスをリデザインする
 ・社会起業家の数=解決できる社会問題の数
 ・ソーシャルビジネスをたくさんつくる仕組み(起業家採用など)
 ・世界に広げていく仕組み(恩送りのエコシステムなど)
 ・ソーシャルインパクト─売上・利益よりも重要な独自の指標
僕たちは社会問題を解決するために事業をしているので、その目的を果たすために自分たちが追いかけるべき成果を明確にした独自の指標を持っています。
それが、解決したい社会問題に対してどれだけインパクトを与えられたかを数値で表した「ソーシャルインパクト」です。
 ・【Q&A】ボーダレスグループの「リアル」。よくある質問・疑問に答えます!
■第2章 この“仕組み"がどうやって生まれたのか。その実験の歴史
 1.ソーシャルビジネスにたどり着くまで
 ・起業するも、寄付できたのはたったの7万円
 ・「ビジネスそのもので社会問題を解決できる! 」という気づきが大きな転機に
 2.ソーシャルビジネスしかやらない会社へ
 ・本当に「助けたい人」のためになっているか
 ・ソーシャルビジネスは、失敗できない闘い
 3.社会起業家のプラットフォームへ
 ・「1年に1事業」のペースでは遅すぎる!
 ・グループ外からも社会起業家を募るように
■第3章 「社会問題を解決するビジネス」のつくり方
 ・大原則「ビジネスモデルの前に、まずソーシャルコンセプト
 ・テーマ選びに原体験はいらない
 1.ソーシャルコンセプトを考える
 ・社会問題の「現状」「理想」「対策」を徹底的に考える
 ・当事者ヒアリングのコツは「行動」を聞くこと
 2.制約条件を整理する
 3.ビジネスモデルを考える
 ・ソーシャルインパクトを設定する
■第4章 ビジネス立ち上げ後の「成功の秘訣」
 ・「勝ちシナリオ」が見つかるまでは、仮説・検証をひたすら繰り返す
 ・成長期に入るまでは、絶対に社員を雇ってはいけない
 ・事業が成功するかどうかは、続けるかどうかにかかっている
 ・ボーダレスグループ6社の事例
■終 章 一人ひとりの小さなアクションで、世界は必ず良くなる
 ・まずは一人ひとりが「ちゃんとした消費者」になる
 ・みんなが「ハチドリのひとしずく」の精神で

第3章 「社会問題を解決するビジネス」のつくり方(書き抜き)
 プランニングのゴールは「1枚のシート」を完成させること
1.ソーシャルコンセプト:誰のどんな社会問題を、どのように解決して、どのような社会を実現していくのか
2.制約条件:ソーシャルコンセプトに当てはまるビジネスアイデアを考えるうえで押さえておくべき条件
3.ビジネスモデル:誰に・何を・どのように提供するのか。制約条件を満たした商品やサービスをビジネスに落とし込んだもの
 大原則「ビジネスモデルの前に、まずソーシャルコンセプト」
 ソーシャルコンセプトがなぜそんなに重要なのか
社会問題の原因に対する「対策」を忠実に体現した商品・サービスをつくり、それをビジネスモデルに落とし込んでいく
この順番でなければ、ピントの外れたビジネスモデルになってしまい、社会問題を解決する社会ソリューションになりません
ソーシャルコンセプトという社会作りの設計図=「幹」がしっかりあるからこそ、ビジネスアイデアという「枝葉」の部分はどんどん変えていける
 テーマの「ベスト探し」をやめて、まずは動いてみよう
ベターな選択肢の中から、最もベターな選択肢を一つ選らんで、まずそれをやってみる
一つに決めようとするから、先に進めなくなる
まずは一つをしっかり形にしてこそ、次の挑戦にいける
実際にやってみないことには、本当にやりたいことかどうかもわからない
 テーマ選びには原体験はいらない
原体験が邪魔することもあるので注意が必要
1.ソーシャルコンセプトを考える
 社会問題の「現状」「理想」「対策」を徹底的に考える
 1-1【現状】のチェックポイント-対象者の顔が見えるか?
どこの誰の話なのかを明確にしない限り、彼らが直面するリアルな課題や、その裏にある本質的な原因にはたどり着けない
地球温暖化はどうでしょう。こういう地球環境の問題は、対象者の「顔」が見えにくいと思うかもしれませんが、そんなときは「この問題を引き起こしているのは誰か」という視点で対象者を捉えます。そう考えると、地球温暖化の原因である二酸化炭素(CO2)を排出している対象者が企業であり、一般生活者である私たちでもあります。どういう産業が一番CO2を排出しているのか。また一般家庭で一番CO2を出しているのは何なのか。車か?電気か? そう考えていくことで、地球温暖化という大きな問題であっても、具体的な対象者を定め、その「原因」と「対策」を考えていくことができるのです。
 こうやって、対象者を定めていくと、社会問題にはたくさんの当事者がおり、それを引き起こしている原因もたった一つではなく、様々な原因がいくつも絡み合って起こっていることが分かってきます。いきなり課題に対して対策を考えても的外れになるよ、という理由はこういうところにあります
対象者を定めていくと、社会問題にはたくさんの当事者がおり、それを引き起こしている原因もたった一つではないし、様々な原因がいくつも絡み合って起こっていることが分かってきます
社会問題を引き起こしている原因が複数あらからといって、たった一つの対策でそのすべての原因を解決しようと慌ててはいけません
一つひとつの原因を丁寧につぶしていくのが、結果的に一番の近道
できるものから一つずつ確実の解決していくことが大切
多種多様な社会問題があり、そして多種多様な原因がある。その一つひとつに対して、たくさんの対策を講じていかなければいけない

 1-1【現状】のチェックポイント-課題は明確か?
課題を考える時は、「誰のどんな課題か」をセットで考える
 1-1【現状】のチェックポイント-課題の本質的原因か?
なぜその課題が起きているのかという「課題の本質的な原因」
表面に見える課題を掘り下げていくことでしか、本質的な原因を見極めることはできません。その際、常識や規制概念にとらわれないことが大切
 1-2【理想】のチェックポイント-景色として目に浮かぶか?
「具体的な姿」とは、「景色」として目に浮かぶ姿であること。変化したあとの対象者の暮らしが、まるで景色を見るように鮮明にイメージできることが大切
みんながそれいいね!という「みんなの夢」となる理想を描く
 1-3【HOW】のチェックポイント-原因に対する対策になっているか?
ソリューションとは、すなわち現状と理想のギャップを埋めるための対策
シートの書き方の注意点 原因と対策を太字にしましょう
箇条書きではなく、必ず文章で
箇条書きで書くと、いろいろな課題・いろいろな原因の列挙になりがちで、各要素の因果関係がよく分かりません
因果関係をはっきりさせるために、1~2文の文章で書くことをルールに
イケてないソーシャルコンセプトにならないように、「本当のようなウソ」に気をつける
ソーシャルコンセプトをつくる時に必要なのは、「それって本当?」と常に疑う姿勢
概念で考えるのではなく、リアルな現場に行く、当事者に会いに行く
そうしてはじめて、「自分はこういう人たちのために頑張りたいのだ」と当事者の顔がありありと浮かんでくる
 社会問題の本質的原因に対する独自の切り口が、独自の社会ソリューションへ
「これが本質的な原因だ」という唯一の正解があるわけではない
同じ社会問題を解決するのにも、社会起業家が3人いたら、三様の捉え方があります。実際には三様どころか、もっとたくさんの原因があるでしょう
その中で、自分はどの原因に対して対策を講じていきたいのか。それを追求していくことが大切です
みんなが同じことをする必要はないのです。もし、まったく同じソリューションをすでにやっているところがあればそこにジョインするのが一番です。ソーシャルビジネスというのは、みんなで社会の「穴」を埋めていく作業です。誰か一人で社会の穴を埋めきることはできません。だから、社会起業家に必要なのは、同じ穴を競争して取り合うことではなく、まだ放置されたままの隣の穴を埋める役割分担です。これからのビジネスに必要なのは、「競争」ではなく「協創」なのです
 当事者ヒアリングのコツは「行動」を聞くこと
アンケート調査はやらなくていい
ヒアリングでは、当事者に何を聞くかが重要
「では、今の状況から抜け出すために具体的に何をしていますか?」
聞いてもあまり有効な回答を得られないと思っているのが、ソリューション(解決策)に関する質問
「何があれば助かりますか?」という質問
いきなり、解決策を探そうとせず、当事者のおかれた状況、その課題が起こっている本質的な「原因」をつかむことに集中する
「いいと思いますか?」ではなく、「あなたは参加しますか?」と行動を聞く
 最低でも10人に話を聞く
3人程度の少人数では絶対にダメ
2.制約条件を整理する
ビジネスモデルを考える前にやるべきことがある
3.ビジネスモデルを考える
 制約条件をクリアするビジネスモデルを考える
この価格で売るのに、どんな付加価値をつけて誰に売るのか。ここではじめてビジネスアイデアが必要になってくる
 ビジネスモデルを考える上でのポイント(3-1~5それぞれのポイント)
  3-1 商品サービス
今すでにあるもののモノマねはいけません。同じようなものをつくっても、価格競争になるだけです。単純な価格競争は、消耗戦になり、コストを切り詰める戦い、つまり効率の追求にまっしぐらです。非効率を含めて成り立たせようとするビジネスには不利な領域です。また、単なるモノマネは、相手にとっても失礼なのでやめましょう。どうせやるなら、すでにあるものよりも圧倒的にいいものをつくる覚悟でいきましょう
  3-2 顧客と課題
どんな優れた商品であっても、全員が買ってくれるものはありません。「その商品・サービスを利用してくれる人は誰なのか? 顧客は誰で、どんな課題を持っているのか?」を明確にします
  3-3 今ある選択肢との違い
ビジネス用語でいうところの「差別化」
既存の商品・サービスと比べてどのような違いがあるのかを明らかにする
  3-4 顧客ベネフィット
顧客はただその商品を買いたいのではなく、その商品・サービスを利用することで何らかのベネフィット(便益)を得ようとしている
  3-5 価格/販売チャンネル/プロモーション方法
 ビジネスモデルの良し悪しを見極めるチェックポイント
「自分が顧客の立場だったら本当に利用するか?」
「自分が顧客だったらこの値段で本当に買うだろうか?」
 ビジネスモデルは、修正、修正を繰り返す
ソーシャルコンセプトさえ決まれば、制約条件が明確になるので、あとはそれを満たすビジネスアイデアを、いろいろな人の知恵を借りながら探すだけ
 ソーシャルインパクトを設定する
ソーシャルインパクトは、その社会問題がどれだけ解決されているかを測定するための指標
社会問題の解決を目的とするからには、その目的がどれだけ達成できたのかという結果を追うことは必須
なぜソーシャルインパクトの設定にこだわるのかというと、これがなければいつの間にか売上・利益重視のビジネスになりかねない
理念・ビジョンだけで、事業のソーシャルインパクトを設定していない、またはそれを数値として追っていない会社は、本気でそれを追いかけていない

岩殿B地区上段の片付け 4月3日

2月5日6日に刈ってブルーシートを掛けていたオギをC地区に運び、1日に駒打ちしたホダ木にのせ、ブルーシートを被せました。ホダ木は8日に仮伏せする予定です。
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小雨の中、残りの刈草は燃し、I地区との境界にあった伐採後放置していたヤナギの間伐材を入山沼からの西縁用水の側に移動しました。
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岩殿D地区の草刈り 4月2日

ハンマーナイフモアでD地区(下段~上段)の草刈りをしました。
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シイタケ、ナメコの駒打ち 4月1日

2022年度最初の活動日です。参加者は芦田さん、新井さん、江原さん、木谷さん、木庭さん、斉藤さん、鳥取さん、新倉さん、橋本さん、細川さん、丸山さん、渡部さん、Hikizineの13名。4名の新会員を迎えました。今年度も全ての会員の人生を豊かにする活動をしていきたいと思います。

シイタケとナメコの駒打ちをしました。いずれも森産業の種駒です。シイタケは森290号(肉厚でジャンボな「どんこ」しいたけが採れるにく丸)、Y602号(夏場でも、しいたけ栽培が楽しめる浸水発生タイプろく丸、周年型ハウス栽培用品種)、もりの金太郎(しっかりした歯ごたえの肉厚「どんこ」が採れる新発売の早採り品種)の3品種です。次の活動日、8日に仮伏せする予定です。
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どの品種の「手引き」にも書いてある原木栽培での雑菌の発生対策
しいたけなどの原木栽培をする時、無菌状態で原木栽培をするわけではありませんので、雑菌の発生は、よくあります。タネを植え付けた原木に菌糸が早くまん延するような環境を人工的に作ってやり、早く菌糸をまん延させれば、こうした雑菌の付着を少なくすることが出来ます。
雑菌の防ぎ方
 (1)種菌の接種数を多くする
接種作業を11~2月頃までに行い、接種する種駒の量を通常の2~3倍(80~100個/本)にすると、菌のまん延が早くなるため、害菌の侵入を防いだり、接種後、最初の秋や翌年の春に発生し易くなります。
 (2)早めに雑菌を見つけ、さらに繁殖しないように予防に努める
雑菌が原木内に侵入し繁殖してしまったら、それだけを処理することは不可能です。
雑菌(ゴムタケ、クロコブタケ、ダイダイタケ、カワラタケ、カイガラタケ)が高温多湿のために発生している場合
 1 風通しをよくする。
  木を粗く組む、隙間をつくる。
  木を高く組む。周囲を囲っているものがあれば外す。
 2 遮光する(上部をヨシズなどで遮光する)。
 3 雨よけする(木に直接雨が当たらないように板状のものを上部に乗せる)。
雑菌(ヌルデタケ、胴枯菌、スエヒロタケ)が過乾燥のため発生している場合
 1 湿度を高くする(木も密に組む。木を低く組む。水を多めにかける)。
 2 遮光する(上部をヨシズなどで遮光し明るさを抑える)。

※小学校の教科書(1961年)に掲載された種駒による椎茸栽培の創始者・森喜作さんの業績(→小学校教科書「しいたけのさいばい」(1961年)(2020年1月28日記事)

カシナガトラップ。100基を目指して作製中です。
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