2021年08月
ナラ枯れの確認はフラス(木屑・糞の混合物)有無と枯れ枝葉状態から判断。昨年11月中旬の調査結果では被害総数は228本。その内訳(比率)は①枯死木104本(45.6%)、②半枯れ状態の木25本(11.0%)、➂健全木と同様に全て緑葉を維持していたもの99本(43.4%)。この内、ナラ枯れ拡大抑止と安全面から、昨年秋から今年3月末までに尾根道を中心に伐採されたもの41本(18.0%)。
これまでに分かった事は、①ナラ枯れ被害は尾根道沿いや林縁に集中、②被害はほとんどコナラでクヌギは僅か1本のみ(生木維持)、➂主に直径約30㎝以上の大径木に被害が集中していること等。幸い、ナラ枯れ被害を受けながらも半数以上のものは生き残り、今春も若葉を付けた。一度穿孔受けると再度カシナガの侵襲は受けにくい(雄の習性、樹木の防御反応)とされている。昨今の異常気象等は生態系のバランスを乱す要因と考えられ、まだ感染拡大の恐れがあります。
※YouTube『地球守チャンネル』
・ナラ枯れを環境から考える 2021/7/10大磯町講演ダイジェスト版(11:28)
・「ナラ枯れ・松くい被害対策から見直す持続可能な地球の森の育て方」(前編)NPO法人地球守代表理事・高田宏臣講演(神奈川県大磯町)(55:44)
・「ナラ枯れ・松くい被害対策から見直す持続可能な地球の森の育て方」(後編)(54:53)
※YouTube『ZIBATSUチャンネル』
・【第58回】ナラ枯れを虫のせいにしない!高田宏臣と語る「土中環境」改善のヒント(1:00:08)
・【第66回】森林の再生は「土中環境」にあり 特別対談・高田宏臣×中嶋健造(1:05:57)
※シラタマタケ(『三河の植物観察』きのこ図鑑)
➁あちこち具合がわるそうだ…
➂地球の熱はこれからどうなる?
➃長野県はこれからどうなる?
➄地球が熱を出したのはなぜ?
⑥熱の原因=CO2はどこから?
⑦何かできること(お薬)は?
⑧CO2をへらすには(エネルギー・森林)
⑨CO2をへらすには(省エネ・節電)
⑨CO2をへらすには(省エネ・節電)その2
⑨CO2をへらすには(省エネ・節電)その3
⑩高熱(温暖化)にそなえるには
⑪長野県が気候非常事態宣言!
・新潟県こども環境白書(2019年)
対象等:小学校高学年以上、A4版16ページ、カラー
内容:自然・環境に関する4つのテーマ「生物多様性」「大気や水」「地球温暖化」「ごみ」について解説し、新潟県の状況や取組を紹介しています。
特徴:たくさんの写真やイラストを見ながら、レルヒさんと一緒に楽しく学ぶことができます。また、わかりやすい動画やより詳しい資料を掲載したホームページもご案内しています。
新潟県の自然や環境をもっと知ってもらい興味をもってもらうきっかけになればと思い、環境学習に使える資料を作成しました。
小中学校での総合的な学習の時間や地域での環境学習などの参考になるいろいろな情報がいっぱいです。
生物多様性に関する「なるほど!自然・環境ブック」
大気や水に関する「なるほど!自然・環境ブック」
地球温暖化に関する「なるほど!自然・環境ブック」
ごみに関する「なるほど!自然・環境ブック」
このたび、次代を担うこどもたちへの環境学習の教材として、また環境白書の普及啓発資料として、令和2年版「ぐんまこども環境白書」を作成しました。この白書は、小学生以上(主に3~6年生)を対象とし、環境に関する5つの分野(地球温暖化・自然・水・大気・ごみ)についての基本的な内容を分かりやすく解説しています。
また、県内の環境の状況や、小中学校等での取組、環境を守るための行動例などについても写真やイラスト等を交えながら紹介しています。
本市では、市政運営を総合的、計画的に進めるための指針として、また、最上位の行政計画として平成28年度から平成35年度までの8年間を計画期間とする新たな総合計画を策定しました。
総合計画は、将来どのようなまちにしていくか、またそのためにどのように取り組んでいくかについて体系的にとりまとめたものであり、本市を取り巻く状況を踏まえ、施策の方針を定めた「基本計画」と基本計画に示した施策を具体化していくための「実施計画」により構成しています。
また、国は地方創生の実現を目指して地方自治体に地方版の「人口ビジョン」と「総合戦略」の策定を求めています。なお、本市では総合計画と「総合戦略」を一体的に策定しており、総合計画の重点施策が平塚市総合戦略にあたります。
平塚市の現状や取組みを学び、子どもたちが自分なりに「平塚の未来」を描き、自分たちに何ができるのかを考えるきっかけになるよう、総合計画の“子ども版”を作成しました。
環境政策課です。クビアカツヤカミキリは、人体に害はありませんが、サクラ、モモ、ウメなどの樹木に卵を産み付け、枯らす恐れのある特定外来生物に指定された昆虫です。幼虫の活動時期(3月〜10月)は、被害の目印であるフラス(木くず・ふんの混合物)が樹幹の下部に排出されます。成虫やフラスを発見した場合は、環境政策課までご連絡ください。成虫は発見次第駆除してください。
東松山市 | 令和3年7月下旬 | 被害樹木なし(成虫1頭確認) |
1)フラスの確認・根元などに大量に散乱・堆積するフラスがあるか否かを確認する(図6)。・フラスは、通常、褐色のカリントウ状で比較的硬いのが特徴である(図4)。→ フラスがあれば、樹体内に幼虫が侵入し、生存していることを示す。
2)フラス排出孔の確認・フラスが樹体のどこから排出されているのかを確認する。・樹体からフラスが挽き肉状にとび出している場所がフラス排出孔である(図7)。ただし、フラス排出孔が小さく、見つけにくいことがある。→ フラス排出孔は、農薬を注入するときの注入口や、注入場所決定の目安となる。
3)成虫脱出孔の確認・樹体に成虫脱出孔があるか否かを確認する(図10)。・成虫脱出孔は、楕円形で、長径が2~3cm程度である。・樹体に枯死した箇所があるか否かを確認する(図10) 。→ 成虫脱出孔があれば、過去にその樹体から成虫が羽化したことがあることを示す。
→ 複数の脱出孔がある場合、樹体内部は大きく食害を受けている可能性がある。
4)樹体枯死の確認⇒上記の4項目について確認し、被害の程度を把握した上で防除の方法を検討する。
<7>防除の方法
(1)野外で成虫を見つけたらすぐに捕殺する。
(2)春から秋にかけて、樹木の根元などにフラスが確認された場合、フラス排出孔を見つけ、針金や千枚通しなどでフラスを取り除くとともに、そこから針金を挿入して幼虫を刺殺するか、登録農薬(薬剤名:ロビンフット、アクセルフロアブル、園芸用キンチョールE、マツグリーン液剤2またはバイオセーフ)を注入して駆除する(図11)。なお、農薬を使用する場合は、取り扱い上の注意に従うこと(表2)。処理後には見回りを実施し、フラスの排出がないことを確認する。フラスの排出が確認された場合は、再度、農薬を注入する。
(3)フラス排出孔から大量で大型のフラスが確認された場合、羽化時期が近づいていると考えられるため、(2)と同様に、フラス排出孔から農薬注入などを実施するとともに、成虫の拡散防止のため、羽化期前の5月下旬頃までに、樹木の幹にネット(目合4mm以下の防鳥ネットなど)を、1周から1周半程度巻き付ける(図12)。また、ネットを巻き付ける前に、樹体の幹または幹の分枝部分に、登録農薬のバイオリサ<カミキリ>スリム(昆虫寄生性糸状菌製剤)を巻き付けておくと効果的である。成虫が、同製剤に触れて糸状菌に感染すると、カビが生えて死に至る。なお、農薬を使用する場合は、取り扱い上の注意に従うこと(表2)。ネットを巻き付けた後は、定期的に見回り、羽化した成虫がネット内にいれば捕殺する。また、ネットは、羽化期が終わった9月以降に取り外す。
(4)樹体からフラスの排出が認められた場合、フラス排出孔よりも下の根際部にドリルで穴を開け、そこから登録農薬(薬剤名:アトラック液剤、ウッドスターまたはリバイブ)を適量注入することにより(図13)、幼虫を駆除することができる。この方法では、樹体に注入された農薬成分が蒸散流に乗り、樹体全体に拡散・浸透する仕組みになっている。幼虫は農薬成分が浸透した樹体の一部を摂食することにより駆除される。しかし、幼虫による被害が大きく、すでに樹体の一部に枯死の兆候が現れているような場合は、農薬の拡散・浸透が進まず、効果が低い可能性がある。また、蛹化した個体や成虫には効果が現れないと考えられる。したがって、樹体内からの羽化・脱出時期が近づいていることが予想される被害木の場合は、ネットの巻き付けとの併用を推奨する。なお、農薬を使用する場合は、取り扱い上の注意に従うこと(表2)。
(5)樹体に複数のフラス排出孔や成虫脱出孔が確認され、特に枝などに枯死が確認された場合は、伐倒処理することが望ましい。伐採した材は、幼虫が潜んでいる可能性があるため、必ずチップ化または焼却処分する。また、残った切り株から成虫が脱出しないように、ネットを被せておくなどの処理(図14)が必要である。
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は、温暖な気候を好み、水温が上がる田植時期に活発に活動し始めます。
雌貝は3・4日ごとに200~300個のピンク色の卵を産み、10日程度でふ化すると、2か月程度で5~8cmまで成熟します。
市内では、吹上地域でジャンボタニシの発生が確認されています。
卵には毒性があり、貝には寄生虫がいる可能性があるので、絶対に触らないようにしましょう。
※人間の暮らしがつないできたカヤネズミたちのすみかが消えていく(『日本自然保護協会』サイトから)
耕作放棄地からの越水については、2015年4月13日の記事「耕作放棄地からの越流水問題」があり、児沢から田んぼに至る水の流れを示しています。越水には畦板やスレート瓦を並べて対処して来ましたが、6年経った今も解決していません。今後、秋霖や台風で耕作放棄地に水がどう流れるのか、状況を確かめながら対策を練っていくつもりです。
所用があったので中抜けしてお昼を一緒にいただきました。いつものように話が弾んで時間が流れていきます。「シニアの地域デビュー 「きょういく」と「きょうよう」を心がける」(2014年2月8日記事)を思い出して読んでみました。元になった記事は「ECOM「生命地域再生コーディネイター講座」のガイド」(2014年2月2日記事)です。私たちの活動が「職場」や「家庭」ではない第3の居場所になっていることを再確認しました。