2021年03月
岩殿G地区のヤナギの間で、コブシ(辛夷)の花が咲いていました。
この花は花弁が7枚です。花の付け根に小さな葉が1枚あります。
※コブシの花弁数
中島美幸・坂井至通「シデコブシ花弁の形態に関する調査」(『岐阜県森林研研報』31、2002年)から
表-1 日本に分布するモクレン科植物
表-2 図鑑に記載されている日本産モクレン科植物の花弁数
表-2 図鑑に記載されている日本産モクレン科植物の花弁数
表-4 シデコブシ、タムシバ、コブシ集団の花弁の特徴

2.シデコブシ花弁の多数性と変異性
シデコブシ集団における各個体の平均花弁数の分布を図-3に示した。平均花弁数は、1個体あたり5個の花について得られた花弁数の平均値を示しているが、個体内での花弁数のバラツキは、1~5枚の範囲であつた。全集団をとおして、ほとんどの個体の平均花弁数は12枚以上18枚未満であり、マこれは、シデコブシが持つ花弁数としては、もつとも頻度の高いものと考えられた。
しかし、調査したシデコブシ集団のうち、6集団において9枚以上12枚未満という少ない花弁数を持つ個体が見られた。また、これら6集団のうち“菰野"を除く5集団(“多治見"、“土岐"、“瑞浪"、“恵那"、“飯地")はすべて東濃地域に位置する集団であつた。
最も少ない花弁数を持つ個体が見られた集団は“恵那"で、計数に用いた5個の花の花弁数は6~11枚であった。これに対し、18枚以上の花弁を持つ個体は、“各務原"が、“土岐"、“飯地"を除くすべての集団で見られた。特に、“豊園"は18枚以上の花弁を持つ個体が全体の65%を占めていた。また、“豊田"では個体当たりの平均花弁数が24枚以上27枚未満という花弁数の多い個体が見られた。調査したシデコブシ個体のうち、最も多い花弁数を持つ個体が見られた集回は豊田で、計数に用いた5個の花の花弁数は24~29枚であつた。
一方、タムシバとコブシは、ほとんどの個体の平均花弁数が6枚であつた。タムシバとコブシにおいて観察された最多花弁数はそれぞれ7枚と8枚で、7枚以上の花弁を持っていた個体は、タムシバで7個体、コブシで3個体と、シデコブシに比べると花弁数のばらつきは非常に小さかつた。これらのことから、シデコブシはタムシバやコブシに比べると、その花弁数において変化に富んでいることが示された。
多くの図鑑において、シデコプシの花弁数は12~18枚と記載されている(表-2)。その一方で、近年の調査報告や文献では、9~25枚(日本シデコブシを守る会、1996)や、12~33枚(Spongberg,1998)、9~32枚(植日、1987)など、図鑑に記載されている花弁数に比べてもバラツキが大きい。また、各地域のシデコブシ保存会等、地元の人々による調査でも、30枚以上の多花弁性を持つ個体の存在が確認されている。今回の調査でも、シデコブシの花弁数は6~29枚と図鑑の記載とは大きく異なっていた。また、個体あたりの平均花弁数が12枚未満といつた少ない花弁数を持つ個体が東濃地域に位置する5集団に共通してみられたことや、“豊日"では、24枚以上といった多い花弁数を持つ個体が他の集団に比べて高い割合で存在したことから、シデコブシの多花弁性は分布地間でも異なることが考えられた。
以上のことから、シデコブシは、愛知、岐阜、,三重の伊勢湾を取り巻く極めて限られた場所に分布する種であるにも関わらず、タムシバやコブシに比べて花弁数や色における変異の幅が大きいことがいえる。また、植田(1987)は、シデコブシの多花弁性は、モクレン科を通して極めて特徴的であると述べている。このように、シデコブシは、形態的に興味深い特徴を持った地域固有の貴重な植物であるといえる。
市民の森保全クラブの2020年度最後の定例作業日。参加者は芦田さん、新井さん、片桐さん、金子さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの12名。キノコの駒打ちをしホダ木を仮伏せしました。
ホームセンターに貼ってあった森産業の「きのこ原木栽培の適合樹種一覧表」によると、ナメコに「特に適している樹種」として、カエデ類、クリ、サクラ類、トチノキ、ハンノキ、ブナノキ、ホオノキ、ヤナギ類、ヤマナラシがあげられています。サクラを考えていましたが、ハンノキ、ヤナギは岩殿I地区で伐採したものが残っているので、それを使えば間に合いそうです。
※キノコの駒打ち実施(1)(2020.01.26)
※キノコの駒打ち実施(2)(2020.01.26)
※小学校教科書「しいたけのさいばい」(1961年)(2020.01.28)
※シイタケのライフサイクル(2020.01.29)
帰り際に、新井さん、橋本さんで更新・伐採エリアの片付けをしました。
今日は、駒打ち後、昼食会を実施することも予定していましたが、週末に雨が予報されていたので、前日までの食材の準備や当日の片付けなど事前の準備や片付けなど勘案して木曜日夜に中止としました。鳩山アメダスによれば雨が降ったのは29日になってからで降水量20㎜でした。
岩殿A地区の中の田んぼで畦シートを外して草刈機で畦を削りました。


田んぼ・畦畔・その他、過去のブログの記事②
※儀明の棚田(新潟県十日町市)(2016.04.05) 棚田の役割
※日本自然学習実践センター・玄僧たんぼ(2016.04.05)
※桜宮自然公園 千葉県多古町(2016.04.15)
※多くの生き物を大切に見守る活動(2016.04.15)
※水位が上がれば漏水する(2016.04.30)
※水路の堰と田んぼの排水口整備(2016.06.08) 岩殿C地区の田んぼ
※アメリカザリガニによる田んぼの畦の漏水対策(2016.06.13)
※国環研シンポ『守るべき未来と「環境」の今~地球・生物・循環・安全・社会の半歩先を語ろう~(2016.06.24) 物語で理解するバイオマス活用の進め方
※谷戸(谷津)-この日本的な自然(2016.08.03)
※谷津田を維持して暮らしが成り立つ社会・経済的な裏づけ(2016.08.03)
※耕作放棄地の植生遷移(2016.09.23)
※草地の刈取り管理(2016.09.27)
※イノシシが畦を掘り起こす(2017.01.20)
※コンクリ畦をモルタルで補修(2020.05.11)
※畦まわりの草刈り(2020.05.13)
※畦と明渠の改修(2021.02.24)
※溝の掘り下げ(2021.02.27)
岩殿A地区の下の田んぼ西側の畦塗りを細川さんがしました。お疲れさまです。
田んぼ・畦畔・その他、過去のブログの記事①
※テンスイダ、ヤツダなど田んぼの水利条件を示唆する名称(2014.12.01)
※ダイズの脱穀開始(2014.12.03) コサマメ
※アライグマの在来生物への食害対策(2015.03.10)
※クロ・モトグロ・クロツケ(横浜市・港北ニュータウン郷土誌『都筑の民俗』)(2015.04.23)
※クロヌリ(『東松山市史民俗編』)(2015.04.23)
※児沢田んぼのクロヌリ(2015.04.23)
※岩殿の田んぼのクロヌリ(2015.04.23)
※土質により畦つくりの方法の違い(『小山町史民俗編』)(2015.04.25)
※畦畔作業あれこれ(2015.04.25)
※塗った土が崩れる(2015.04.26)
※岩殿C地区の畦畔整備(2015.04.28)
※『博士たちのエコライス -いのちをはぐくむ農法で米作り-』(2015.09.09)
※児沢田んぼの稲刈り(2015.09.26)
土屋又三郎『農業図絵』(1717年、加賀・御供田村)の稲作暦
※「自然農で透明になる」(2015.09.27) 協奏ファーム
13日の雨で流され土水路を塞いでいた落ち葉を引き揚げて岩殿A地区の中の田んぼに入れました。今年からA地区の田んぼは1枚増えるので、今までの「上、下の田んぼ」から「上、中、下の田んぼ」に改称します。
物置周りの掃除をして、溜まっていた落葉は上の田んぼに入れました。
トウキョウサンショウウオの成体がいました。頭から尻尾の先まで11㎝位の大きさでした。
※地球温暖化の影響でトウキョウサンショウウオが大型化? 都立大研究者が指摘(Yahoo!ニュース 2021年2月22日 7:00配信)
東京都立大はこのほど、絶滅危惧種のトウキョウサンショウウオが地球温暖化の影響で大型化していることを同大理学研究科の研究者が発見した、と発表した。発見は国際誌Biological Journal of the Linnean Society誌のオンライン版に掲載された。※【研究発表】地球温暖化の影響でサンショウウオが大型化!? ~40年の長期観測データからわかった気候変動に対する絶滅危惧種トウキョウサンショウウオの応答~(東京都立大学 2021年2月5日掲載)
同大理学研究科の岡宮久規・日本学術振興会特別研究員らが、トウキョウサンショウウオの体サイズが40年間で最大2割増加していることを長期観測データから確認したという。理学研究科は東京都内の繁殖地で1976年から現在まで継続的にトウキョウサンショウウオを観測。この観測データに、そのほかの全国61地点で得た1904の成熟個体のデータを合わせ「大型化」を突き止めた。
同時に都内繁殖地のデータに全国96地域で得たデータを加えて、メスが産む「卵の数」の変化を分析したところ、40年間で最大3割増えていることも分かった。
岡宮研究員らは「温暖化によって冬眠から覚める時期が早まり、成長に割ける期間が長くなったことがこれらの変化を促したと考えられる」と大型化の理由を説明。今回の発見については「気候変動が生物に与える影響についてはまだ不明な点が多く、特に研究例の少ない両生類について、その影響を明らかにした重要な研究成果。成果は40年以上にわたる長期観測データから得られたもので、気候変動の影響を知る上で長期観測を継続していくことの重要性を示している」と観測を継続する必要性を強調した。
トウキョウサンショウウオは福島県と関東地方(群馬県を除く)の丘陵地に分布する体長[頭からしっぽの付け根までの長さ]5~8センチほどの小型サンショウウオの一種。普段は森林の林床で暮らす。早春に繁殖活動を始め、小さな池や田んぼなどの水中に数十個の卵が詰まった卵嚢(らんのう)を産む。
1.概要
2.ポイント
1.進行する地球温暖化に伴い、過去40年間でトウキョウサンショウウオの体サイズと産卵数が大幅に増加していることを発見3.研究の背景
2.地球温暖化によって、冬眠から覚める時期が早まり、成長に割ける期間が長くなったことが、これらの変化を促したと示唆
3.気候変動に対する生物の応答を理解し、保全に活用する上で重要な成果であり、気候変動の影響を評価する上での長期観測データの重要性を示す成果
進行する地球温暖化が生物に与える影響を評価することは生態学の重要な課題の一つです。動物の体の大きさや産むことができる仔の数は温度と強く関係していることから、地球温暖化はそれらに強い影響を及ぼす可能性があります。いくつかの分類群で、温暖化に関係した体サイズの変化が報告されていますが、その効果の大きさや方向性(体サイズを大きく変化させるか小さく変化させるか)についてはよくわかっていません。また、サンショウウオ類のような小型の陸生動物についてはこれまで研究例がほとんどありませんでした。4.研究の詳細
5.研究の意義と波及効果
地球温暖化が生物に及ぼす影響を理解することで、今後も進行が予想される気候変動のもとでの生物集団の未来を予測し、将来の保全計画に役立てることができます。トウキョウサンショウウオは生息地の開発や外来種などの影響により近年その生息数を減らしており、各地で積極的な保護活動が行われています。今回得られた知見をもとに生息数の将来予測などを行うことで、保全策の計画立案に貢献することが期待できます。報道発表資料(1.62MB)
地球温暖化に伴う体サイズやクラッチサイズの増加はもしかすると生息数の回復に寄与するかもしれません。一方で、これまでの種内・種間関係を変えてしまうことで予期せぬ影響を及ぼす可能性もあります。例えば体サイズが大きくなることで目立ってしまい捕食者に狙われやすくなることなどが考えられます。また、サンショウウオは高温に弱い生き物なので、今後温暖化が進行して気温が上がりすぎると、今度はトウキョウサンショウウオにとって致命的な結果を招く可能性もあります。この希少なサンショウウオを守り、未来に残していくために、今後もモニタリングを継続し、その動態を注意深く見守っていく必要があります。
今回の研究成果は40年以上続く長期観測データを解析することで明らかになりました。過去の状態を知り、気候変動に対する生物の応答を理解するためにはこのような長期観測データは不可欠です。生物多様性を保全し、私たち人類の未来に役立てていくためにも、今後も様々な生物種の長期観測データを充実させていく必要があります。
※トウキョウサンショウウオの一生(こども動物自然公園ファンのつどい 2016年3月26日)
通勤時間帯の車内・駅構内の混雑を避けて、二宮さん、坂田さん、加倉井さんで日曜日に植生調査を実施しました。
昨日13日の鳩山アメダスの日積算降水量は66.0 ㎜で、入山沼下の土水路には水がとうとうと流れ、谷津の耕作放棄地は各所で浅く広く湛水していました。
岩殿I地区
『日本経済新聞』(2021年3月6日)に船橋玲二「アカガエルの産卵 多様な命 復活支える」が掲載されていました。
3月になると小さな草の芽が出てきて日ごとに春を感じる機会が増えてくる。関東地方では2月の半ば頃から田んぼや水路でカエルたちがすでに動き始めている。暑さの苦手なアカガエルの仲間が卵を産みに水辺に集まってくるのだ。
条件が良ければ1枚の田んぼに数百個もの卵塊が見られる。一つの卵塊は1千個以上の卵が集まっているから、数十万~数百万もの命が生まれたことになる。地域によって産卵の時期は少しずつ違い、九州では年末から、東北地方では3月から5月に行われる。
産卵は陽の光を受けて水温が上がりやすい水深の浅い場所が選ばれる。産み落とされた場所が浅すぎると明け方の冷え込みで凍ってしまうし、深すぎれば水温が低くて成長が進まない。
私が湿地を歩いて卵塊を見つけた時の水深記録は、約2千例の平均で7センチメートルであった。この深さは冬も田に水を張る「ふゆみずたんぼ」を行うとちょうど実現できる。アカガエルは10メートル四方ほどの庭先でも、池や草むらがあれば卵を毎年産み、世代を繰り返せる。早春の田んぼに水があれば無数の卵であふれるはずだ。
かつて、排水が思うようにできない湿田が全国各地に存在していたので、アカガエルはどこでもごく普通の種だった。それが近代化によって冬に乾かせる田んぼが増えると、どんどん姿を消していった。
埼玉県のさいたま市から川口市にまたがる見沼田んぼは、洪水対策で緑地空間こそ残されたものの乾燥化が進む。かつてほぼすべてが水田だった約1千ヘクタールの中で卵が確認できる場所は数ヶ所しか残っていない。多くの生きものを育む湿地環境が、私たちの身近な空間からどんどん消えていることがわかる。……
日本都市計画学会の『東日本大震災10周年シンポジウム』の第1回「福島復興の実像と虚像」がオンラインで開催されました。講演は、川﨑興太「福島復興の到達点と今後の課題」(福島大学准教授)、窪田亜矢「災後をどう理解できるか?」(東京大学特任教授)、今井照「『復興』の蹉跌 ―『原発避難論』再論」(地方自治総合研究所主任研究員)。話題提供は、佐⽵浩「福島復興の現状と課題 ―県庁職員の視点から」(福島県監査委員(元農林水産部長・元企画調整部長))、西﨑芽衣「楢葉町の"いま" ー東日本大震災から10年を経て」(一般社団法人ならはみらい)。前出の5氏と加藤孝明(東京大学教授、コメント)氏でディスカッション「都市計画は原子力災害からの復興に何ができるのか?何をしない方がよいのか?」がありました。福島県『復興・再生のあゆみ(第3版)』(2020年12月25日)が参考にあげられていました。



3月6日には日本建築学会シンポジウム『東日本大震災10周年を機に頻発する複合災害を考える』が開かれており、第4ワーキンググループ(WG4)のワークショップ「原発事故による長期的な放射能汚染被害地域での建築・まち・むらづくりをどのように進めるか」で中間報告書が提示されている。事前資料(PPT版)から抄録します。川崎、窪田氏はGW4のメンバーです。
市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、新井さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineと田島さんの11名。
コナラ2本伐採。午後、新井さん、橋本さんと田島さんで1本倒し片づけました。
最初に伐ったコナラが下の枝を落したクヌギのかかり木となりましたが、安易な対応を避け、ロープ、チルホールなど使用して慎重に対処し、クヌギを倒すことなく無事に処理できました。
黄色テープがついている伐採木は、サクラ1本、カシ3本、コナラ5本となりました。
伐採エリアと苗木を植えているエリアとの間にテープを張りました。
メッシュカートはいろいろに使えます。
沼底を歩けるほど水が減った無名沼イ号で落葉を燃し、カエルの卵塊は岩殿B地区に移動しました。
かかり木の処理は、伐倒作業の中で最も危険な作業の一つです。かかり木とならないよう、正しい手順による伐倒が大切ですが、かかってしまったら細心の注意を払って作業しましょう。
※林業・木材製造業労働災害防止協会災害事例研究目次(№1~№138)
<注意>「かかっている木の元玉切り」(かかった状態のままで元玉切りをし、地面等に落下させることにより 、かかり木を外すこと)(図5)は、今般の改正により禁止されるものではありませんが、かかり木の安全な処理方法とは言えないことに留意してください。
<注意>立木を伐倒するときには、周辺の全ての労働者に合図により的確に情報伝達を行い、立入り禁止の範囲から、伐倒作業に従事する労働者以外の労働者が退避したことの確認を徹底してください。
※北海道労働局倶知安労働基準監督支署からのお知らせ
倶知安労働基準監督支署「かかり木処理のガイドライン」(2017年11月)
倶知安労働基準監督支署「かかり木処理のガイドライン」(2017年11月)
倶知安労働基準監督支署「チェーソー伐木作業の安全ガイドライン」(2018年4月)
※伐倒、受け口と追い口(『出来杉計画』2014年12月12日記事)
やっと「伐木造林術」が出版されたよ(『出来杉計画』2012年9月30日記事)
※ジェフ・ジェプソン『「なぜ?」が学べる実践ガイド 納得して上達! 伐木造材術』(全国林業改良普及協会、2012年9月)
※上村巧『狙いどおりに伐倒するために 伐木のメカニズム』(全国林業改良普及協会、2020年10月)
※「伐倒作業、芯腐れ木、裂け上がり、掛かり木」(2019年1月27日当ブログ記事)
今日も平賀さんが来てくれて、片桐さん、細川さんと岩殿の田んぼの耕起をしました。
岩殿A地区の田んぼは下に1枚増やして、今年は3枚になります。
岩殿B地区は今年も3枚、岩殿の田んぼは6枚になりました。



お昼頃、ウグイスの鳴き声を聞きました。(熊谷地方気象台うぐいすの初鳴日)
1月9日に落葉を燃した場所、谷津に人工的な段差を作ってきた田んぼの畦畔が消失する中で、谷底の雨水が集まり地面を削りながら流れてできた水みち(水路・溝)にH地区に置いてあったヤナギの条枝を入れました。H地区との境界付近では深さが30㎝にもなっています。
雨が降りそうなのでハンマーナイフの草刈りは正午で中止。繁殖力旺盛のカナムグラがぐんぐんと伸びてきていました。2月24日のF地区の写真と比較してみて下さい。それとわかる葉っぱの形になってきています。
午後は土木学会の第11回木材利用シンポジウム「土木でもウッド・チェンジ!」を視聴しました。
新井さんが貰ってきてくれたメッシュカートが鳥取さんの手で復活。パンクして部品が欠損していました。
市民の森保全クラブ定例活動日。参加者は芦田さん、新井さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名。
①伐採エリアでコナラの大木(棟高直径45㎝)1本伐採、作業道・岩殿F地区で片付けました。
渡部さんと今季の残りの伐採候補木を確認し、黄色のテープを付け直しました。コナラ11本、カシ3本、ヤマザクラ1本、計15本。テープをはずしたものの中には伐倒技術研鑽用のものもあります。
②無名沼イ号堰堤上までの斜面の落葉を岩殿C地区上段に掃き下ろしました。
無名沼イ号の上斜面にあるものは堰堤下の上段に掃き下ろして次回終了予定です。
③岩殿H地区からG地区へ軽トラ・管理機等が入れるようにする進入路の手づくり施工。身近にある資材を調達し、DIYで、手直し・修理・撤去が容易なものを目指します。
市民の森尾根近くの斜面に放置されている玉切り丸太で使えそうなものを下ろして、現場に運びました。
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