岩殿満喫クラブ 岩殿 Day by Day

市民の森保全クラブ Think Holistically, Conduct Eco-friendly Actions Locally

2021年01月

伐採したヤナギの片付け 1月31日

岩殿I地区上段の下段寄り部分の片付けを、今日は鋸、刈払機を使ってしました。伐採したヤナギの幹の部分は丸太杭や下段の湿地トレイル(歩道)、西縁水路にかける橋材として、枝類は斜面の土留め、水路護岸の洗掘防止などに利用します。養父志乃夫さんの『自然生態修復工学入門』(農文協、2002年)、『ビオトープ再生技術入門』(農文協、2006年)等を読み直して勉強します。同書にでている日本自然学習実践センター(新潟県上越市)は以前、見学している公園です(2016年4月5日記事)。

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岩殿I地区に自生するヤナギ類はカワヤナギ(低木~小高木)、タチヤナギ(高木)、マルバヤナギ(アカメヤナギ、高木)の3種です。ヤナギ類は繁殖力が旺盛で挿し木で容易に根付くそうですから、湿地においておくだけで発芽してくるものがあるかもしれません。

伐採したヤナギの片付け 1月30日

岩殿I地区上段の東側(学びの道寄り)の片付けをしました。
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ここの問題は上段から下段にどのルートで水を流すのかということです。
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入山沼下の東縁水路(b)が消滅しかかっているので現在は崩れた畦を越えて流れるルート(a)が本流になっています。
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2020年3月2日の記事に使用した写真
①aルートの畦の壊れている部分を修覆、嵩上げ(aルート遮断・廃止)し、②東縁用水(bルート)を掘り直せば、昔の田んぼの形になるのではと考えていますが、②の作業を先行させてしばらく様子をみたいと思います。東縁水路を跨いでいた資材置場の残がいはこの3年で崩れ落ちているので水路掘り作業の手間も少しは楽になっているのではと想像していますが、どんなものでしょう?
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入山沼下東縁用水路現状(左:2018年2月5日、右:21年1月19日)

耕作放棄される前、岩殿I地区の各田んぼの水口、水尻がどうなっていたのかは不明なのです。

クヌギ枝下し・コナラ植樹 1月29日

市民の森保全クラブ金曜の活動日。参加者は芦田さん、新井さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、渡部さん、Hikizineの9名です。金曜日の活動を定例化して1年になりました(2020年1月31日記事)。
2020年度コナラ林伐採・更新エリアの最下段中央にあるクヌギ(胸高直径50㎝)の枝下しをしました。
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切断たクヌギの枝が隣のコナラ(胸高直径26㎝)に引っかかったので、コナラを伐採しました。

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作業道下の植物調査エリア内に落ちた伐採木の幹・枝等は枠外に移動して片づけました。

伐採・更新エリア内中段のアラカシ(常緑樹、胸高直径9㎝)の伐採をしました。コナラ以外の樹木については今後も伐るものを選らんで作業します。
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渡部さんが自宅で育てていたコナラ苗木を旧エリアの皆伐エリアに補植しました。
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今までに植えた苗も合わせて篠竹に白いテープを巻いたものを苗木の側に立てています。アズマネザサやクサギ、つる性植物に負けないように見守ってやりましょう。

今日は新井さんが火の番をして半割ドラム缶で稲ワラを燃して焼き芋をしました。
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草木灰を貯めておくポリバケツを用意しました。ストーブやカマを使う時に前回の灰を掃いて入れて下さい。熾き[おき]が残っている熱いものは入れないこと!

12月に発生した農作業死傷事故の発生状況
今月のワンポイント
・12月は8件の農作業中の死傷事故が報告されており、このうち「動力刈払機」で2名の方が負傷されています。
・このうち1件は、除草作業中、刈払機のエンジンを止めずに点検を行ったところ、急に刃が動き出して負傷したものであり、これまでも同様の事故が多く報告されています。
点検の際はエンジンを止めて行うことが基本ですが、現在はハンドルから手を離すと刈刃が止まる機構が付いた刈払機が多く販売されています。こうした機構が付いていない古い刈払機をお使いの場合は、できるだけ早く買い換えましょう。
このほか、以下の参考資料に刈払機を使う場合の注意事項がまとめられていますので、改めて確認しましょう。
   

刈払機による事故を防ぐために2015年12月28日記事
刈払機を使いながら、経験を積みながら危険性を学んだのでは遅い! 危険性を学んだ上で経験を積むべし!

伐採したヤナギの片付け 1月28日

12時過ぎに雨が降り出すまで昨日に続く作業をしました。
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1月中にI地区下段(岩殿1372)に接する部分まで片づけます。



伐採したヤナギの片付け 1月27日

岩殿I地区上段で除伐したヤナギの幹・太枝・小枝・梢・萌芽枝を整理し、耕作放棄される前の田んぼの畦の位置に置いてみました。これらを使って谷津斜面の崩落防止、埋まった水路の復元・維持、橋づくりなど試行してみます。
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3日間の降水量67.5㎜の時の岩殿I地区の写真を見ると、田んぼは水没、田んぼの仕切りの畦だったところは水上に出ています(2020年1月29日の記事)。

伐採したヤナギの片付け 1月26日

1月20日の作業の続きで、岩殿I地区の上段(岩殿1397)で1月5日に伐採したヤナギの片付けです。今日は太枝切狭で切断できないものは鋸で切りました。
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田んぼの畦畔の消失 1月25日

23日(土曜日)~24日(日曜日)は久しぶりに雨が降りました。鳩山アメダスの日積算降水量は23日20.0㎜、24日14.5㎜、降雪はありませんでした。雨水がどのように流れているか、岩殿F~I地区をチェックしました。1975年頃の空中写真を見ると岩殿F地区の田んぼの畦畔がはっきりと分かりますが、現在はこのあたりに田んぼの畦があったのかなという程度にまで消失し、起伏のないのっぺりとした感じになってしまっていて残念です。
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『気候変動の危機から世界を守るために立ち上がろう!』第2回 1月24日

国際環境NGOのFoE Japan[FoE:Friends of the Earth International]は若者向けオンライン連続セミナー『スクール・オブ・サステナビリティ〜気候変動の危機から世界を守るために立ち上がろう!〜 』を企画しています。
スクール・オブ・サステナビリティ


ゲストスピーカーは、亀山康子さん(国立環境研究所、資料)と能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN)でした。

亀山康子「政治の世界で気候変動はどのように語られてきたのか資料
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亀山さんのお話の前半は米国元副大統領アル・ゴア氏のチームが作成したものを使用していました。背景が黒のもので資料には入っていません。
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能條桃子「若者が声を届け、その声が響く社会を目指して資料
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※亀山さんも能條さんも昨年11月10日、国立環境研究所のオンラインセミナー『気候危機withコロナ』-その先にある未来のカタチは?に参加しています。資料などは当ブログの11月11日の記事からご覧下さい。



※若者向けのウェビナーにはFFF Japan気候変動は「どのくらい」「どう」ヤバイのか?(2021年1月8日記事)もあります。


ロードコーンを置く 1月23日

市民の森作業道から岩殿C地区の駐車スペースに下りてくるカーブにロードコーン(カラーコーン)を置きました。人も車も水路に転落しないように注意して下さい。
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今日は9時頃から雨が降り始め、夜間は雪になりそうです。
市民の森保全クラブの明日の活動は中止になりそうなので、濡れて困りそうなものをしまいました。



ラビットアイ系ブルーベリーにマルチング 1月22日

今日も東松山市堆肥生産利用組合からチップをいただいてきて、ラビットアイ系ブルーベリーの株元にマルチングしました。さらにブルーベリー全株に酸度矯正、土壌のpHを下げるためにイオウを施用しました。
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ハイブッシュ系ブルーベリーにマルチング 1月21日

東松山市堆肥生産利用組合[グリーン・リサイクル・センター(G・R・C)]で剪定枝葉・刈草・樹木のチップをいただいてきて、ハイブッシュ系ブルーベリーの株元にマルチングしました。
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チップは発酵していて、ほのかに温かい状態でした。


伐採したヤナギの片付け 1月20日

岩殿I地区の上段(岩殿1397)で1月5日に伐採したヤナギの片付けを始めました。チェンソーで玉切りすれば薪やヒラタケのホダ木として使えるもの、太枝切狭で切断して焚き付用とする枝、さらに細い条枝に大別して整理し活用を考えます。
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1985年頃の空中写真をみると岩殿I地区上段には4枚?、下段には2枚?の田んぼがあったようですが、現在は田んぼを区切っていた畦畔の形状がしかとは確かめられません。(下の写真をクリックすると1600×1200で画像を見ることができます)
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今後、岩殿I地区では田んぼの復元は実施しませんが、畦畔は修覆して谷津の湿地ビオトープとして整備しようと考えています。さらに入山沼からの土水路の(動植物に配慮した)整備や学びの道下、入山沼堰堤、市民の森作業道下斜面の崩落防止など様々な施工、取り組みに向けて、「水田生態工学」、「自然生態修復工学」、「ビオトープ再生技術」「手づくり施工の農村環境整備」等の学習と知見を広め、PDCAサイクルで現場を調査・評価し計画を立て、予算を確保して実行して行くことが必要です。
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キショウブ刈り取り 1月19日

岩殿I地区のキショウブ群生地の草刈りをしました。昨年4月16日にキショウブを刈った場所です。岩殿I地区の下段(岩殿1372)は湿地化がすすんでいます。田んぼをしていたらドブッ田で、稲籾を直まきする摘田(つみた)にしていたかもしれません。
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ピートモス・有機肥料を入れる 1月18日

ハイブッシュ系ブルーベリーにピートモスと有機肥料をやりました。14日のラビットアイ系に続く作業です。今日もこまめが活躍しました。
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ジョウビタキ(♀)
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トビズムカデトビズオオムカデ
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  (東北大学電気通信研究所2019年11月28日プレスリリースから)
東北大学電気通信研究所の石黒章夫教授、加納剛史准教授、安井浩太郎氏(博士後期課程,日本学術振興会特別研究員)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校のAuke J. Ijspeert教授、オタワ大学のEmily M. Standen准教授、北海道大学電子科学研究所の青沼仁志准教授の研究グループは、ムカデが陸上と水中を行き来する際の「身のこなし方」に着目することで、環境に適応して「理にかなった」運動パターン注1を生み出す制御のメカニズムを解明しました。

一般に動物は,環境に応じた運動パターンを柔軟に生み出すことで、様々な環境下を自在に動き回ることができます。その中でも特に興味深いのは、陸上では複数の脚を協調させて歩き、水中では胴体をくねらせて泳ぐという振る舞いです(以下、この振る舞いを「水陸両用ロコモーション注2」と呼びます)。身体をうまく活用し質的に異なる環境に見事に適応する水陸両用ロコモーションは、ある種のトカゲや魚など,多くの動物種に見られます。ところが、この水陸両用ロコモーションがどのような制御のからくりで実現されているのか、これまで不明でした。

この問題解決のため、本研究ではトビズムカデの水陸両用ロコモーションに着目しました。トビズムカデは、地上では複数の脚の運動を協調させながら歩きますが、水中では脚を折りたたみ、ヘビのように胴体をくねらせながら泳ぎます(図1)。トビズムカデは、同じ構造を持つ体節が一次元状に長く連なった身体構造をしており、歩行・遊泳間の遷移の様子を観察しやすいという利点があります。また、神経を部分的に切断するなどの侵襲を伴う実験も比較的に容易に行えます。そのため,水陸両用ロコモーションのからくりを探る上で非常に適したモデル生物だと言えます。

本研究ではまず、トビズムカデが陸上と水中を行き来する際に歩行・遊泳間の遷移がどのように起こるかを観察しました。また、胴体の中央付近で神経を切断した際に運動パターンがどのように変化するかも観察しました。これらの行動観察結果から、「脳からの運動指令が頭側から尾側に順に伝わるが、ある脚が地面から力を受けると、頭側から伝わってきた指令を上書きして歩行運動になる」という伝言ゲームのような制御のメカニズム(図2)が存在することが示唆されました。このメカニズムを数式で表現し、シミュレーションにより行動観察結果を再現することに成功しました。

注1 運動パターン:「歩く」「泳ぐ」などの移動様式のこと
注2 ロコモーション:動物が様々な運動パターンを用いて移動すること

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  かんのむし封じ・民間薬

かんむし退治
かんむしや夜泣きに悩まされたのは昔も同じで、いろいろな退治方がありました。

[虫封じ] お寺や神社で虫封じの祈祷をしてもらう。

[虫を出す] 摩訶不思議なのは、赤ちゃんの手のひらに呪文を書き、塩水で洗うとあら不思議、指の先から小さな糸状のものが。これがかんむしだと言いはったようですが、真相は手を拭いた布の繊維。むかしはこれを信じた人もいたようです。
(講演を聞いてた先生から「昔はお嫁さんが家から出る機会がなかったので、虫封じに行くのはお嫁さんの息抜きだったのでは」と言われ、なるほどなと思いました。)

[民間薬] 孫太郎虫、かたつむり、赤蛙、むかでなどを乾燥させて食べさせる。子供に見せたら余計に絶叫しそうですが、たんぱく質の摂れない当時の栄養補給にはなったのでしょう。
  児澤虫封入口(児沢家蔵)
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落ち葉堆肥1箱分の重さ 1月17日

昨日、袋詰めした堆肥箱Aの落ち葉堆肥。1箱分の重さを測りました。
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堆肥箱の山側の枠板を1枚外して落葉が掃き入れられるようにし、昨日の39袋と箱の中に残っていた2袋分の堆肥を軽トラで岩殿C地区に運び、1袋ずつ重さを測りました。41袋、合計で357.2㎏になりました。

落葉堆肥の袋詰め 1月16日

旧エリア南向き斜面下、作業道の近くにある3つの落葉堆肥箱の内、東側の箱Aの堆肥を土のう袋に詰めました。ぎゅう詰めにして39袋になりました。
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2019年には斜面下に1間×半間のものが2箱(小文字のbとc)ありましたが枠板のコンパネが傷んできたので解体し現在はありません。市民の森保全クラブ作業エリア内には1間×1間の箱が作業道近くに3箱(東から大文字でA、D、E)、斜面上の尾根の道近くに2箱(F、G)あり落葉やチップを入れています。今年はカブトムシの幼虫が少なく、今日のAと12月17日に作業したEの2箱あわせて15匹しかいませんでした。どういう理由でしょう。

伐採作業を始める 1月15日

市民の森保全クラブの定例作業日。参加者は、芦田さん、新井さん、金子さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん、鷲巣さん、Hikizineの10名です。今季の作業を大別して①皆伐エリア・岩殿G地区での伐採、②新エリア斜面の落葉掃き・林床整理とし、今日はチェンソー班(芦田さん、新井さん、金子さん、木庭さん、鳥取さん、橋本さん、細川さん)と熊手班(澤田さん、鷲巣さん)の2グループに別れて作業をしてみました。
チェンソー班は、鳥取さんが作業道下のカキに上って枝落としをすることから開始しました。落した枝はチェンソーで切り(木庭さんはチェンソー作業は初めて)、植物調査エリアから作業道下の隣接地に運んで片づけました。
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熊手班は皆伐エリア~無名沼ロ号までの急斜面。予想以上に作業がすすみました。
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林床や作業道沿いに積んである落枝・木端など焚き火やカマドの燃料に使えそうなものは岩殿C地区に運びました。
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今日は半割のドラム缶で焼き芋をしました。
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ピザ釜はレンガを使って少し改良
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市民の森のコナラ林は毎年、風倒木や枯損木が増えてきています。樹齢が50年級なので伐採後、切り株からの萌芽による更新は期待できません。地面に落ちたドングリからの成長は周りに林冠をふさぐ高木があると林床の日照が充分に確保できないので、これもありません。抜き切り(択伐)では林床の日照を確保できない上に、現在市民の森では発生していませんが、カシノナガキクイムシによる「ナラ枯れ」が広がりやすくなるといわれています。市民の森のコナラ林を保全していくためには、毎年冬季に伐採エリアを決めて皆伐し、そこに苗木を植えて更新する施業が必要です。今年は苗木が間に合わず、すぐに植栽作業を開始することはできませんが、伐採後の表土保全、流出抑制の地拵えをしていきます。

ピートモス・有機肥料を入れる 1月14日

ラビットアイ系ブルーベリーにピートモスと油かす・有機肥料をやりました。
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堆肥箱の落葉の重さ 1月13日

昨日、いっぱいにした落葉堆肥箱。今日は上の縁から10㎝ほど下がっていました。1箱(180×180×90)で2.916㎥ですから、10㎝で0.324㎥、11.4%減です。
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落葉を堆肥箱に入れる時は、箱の中に入って踏み込みながら積むのですが、昨日は堆肥箱の山側の枠板を外してクマデで掃きこんだだけなので減少は予想通りです。2019年12月22日に落葉堆肥箱に満杯に積み込んだ落葉は1月24日までに10㎝下がり、2月6日にはさらに5㎝低くなっていました。落葉と落葉の間には空気の隙間がありますから、ギュッと踏み込んで箱いっぱいにしてもこんなに減ってしまいます。今後、どの程度減っていくのか観察してみます。

落葉を30L、45Lの容器に詰めて重さをを測ってみました。
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45Lのペールは自重1.1㎏、縁まで(押し込まないで)落葉を入れると1.7㎏。45L(1L=1000c㎥)で600g、0.013g/c㎥です。昨日掃いた堆肥箱の落葉は38.879㎏となります。重さにすると40㎏もなかったのですね。45Lペールにさらに落葉を詰め込むと2.85㎏になり、落葉の重量は0.6㎏から1.75㎏になりました。

NPO法人エコ.エコ作成の見沼自然公園観察会動画紹介 1月13日

さいたま市の見沼自然公園の冬の観察会の動画です。NPO法人エコ.エコ作成。加倉井さんから教えていただきました。コンパクトにまとめられていて学習しやすいです。ありがとうございます。『昆虫博士になろう』シリーズの動画4本を10月17日に紹介しています。こちらも併せてご覧下さい。
 

冬の雑木林 見沼自然公園 野鳥観察(7:44)

講師:中西由美子さん樹木環境ネットワーク協会

ツグミ シメ シジュウカラ エナガ コゲラ メジロ 



見沼自然公園 留鳥 野鳥観察 鳥の見分け方(13:35)

講師:中西由美子さん(樹木環境ネットワーク協会

カルガモ オオバン カワセミ ダイサギ アオサギ カワウ カイツブリ ハクセキレイ


講師:中西由美子さん(樹木環境ネットワーク協会
シベリアからやってきた冬鳥達


講師:中西由美子さん(樹木環境ネットワーク協会
地衣類と苔の違い ヒナノハイゴケ ヒロハツヤゴケ コゴメゴケ



落葉を堆肥箱に集める 1月12日

心配した雪は夜中も日中も降りませんでした。12月17日に袋詰めをした落葉堆肥箱落葉堆肥箱E)から箱に残っていた堆肥を除いて、今年の落葉を堆肥箱に入れました。100㎡掃いて180㎝×180㎝×90㎝の箱(容積2.916㎥)が満杯になりました。
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落葉を掃く 1月11日

作業道から40mの伐採エリア内の木すべてに黄色のテープを巻きました。
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午後は作業道寄り(15m×20m)の落葉掃きをして一汗流しました。
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明朝にかけて降雪の予報が出ているので、落葉が湿って重くなる前の作業です。

伐採エリアの調査 1月10日

30mの巻き尺で伐採エリアの左辺の30m、40m、50m、60m地点をポイントしました。尾根の道までは作業道から60m以上あります。
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40m地点で右辺に向けて横断するテープを張りました。40mまではコナラ林、40~50m区間にツツジが出現し、40m~尾根の道の間はアカマツ・コナラ林です。

岩殿G地区の刈り草焼却 1月9日

岩殿G地区にあった刈り草を焼却しました。
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午後はH地区寄りで燃しました。
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FFF Japan 気候変動は「どのくらい」「どう」ヤバイのか? 1月8日

1月8日19:30-21:00、FFF JAPAN(Fridays For Future Japan)がzoomで行ったウェビナー『気候変動は「どのくらい」「どう」ヤバイのか?』を視聴しました。

気候変動×生物多様性への影響をテーマに、森林総合研究所の大橋春香さん、共同通信社の井田徹治さんが解説し、質問に答えます。

Fridays For Future Japan とは?
FridaysForFuture(未来のための金曜日)は、2018年8月に当時15歳のグレタ・トゥーンベリが、気候変動に対する行動の欠如に抗議するために、一人でスウェーデンの国会前に座り込みをしたことをきっかけに始まった運動です。彼女のアクションは、多くの若者の共感を呼び、すぐさま世界的な広がりを見せました。この世界的なムーブメントに共感する若者は、ここ日本にもたくさんいました。2019年2月、日本でのFridaysForFutureの運動が東京から始まります。発足以来、学生たちを中心に、徐々に全国各地に活動が広がっています。(FFF Osakaサイトから)

若者が聞く!202101081563

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今冬の伐採エリアを決める 1月8日

市民の森保全クラブ、2021年最初の活動日です。参加者は、新井さん、金子さん、木庭さん、澤田さん、鳥取さん、細川さん、鷲巣さん、渡部さん、Hikizineの9名です。岩殿F地区に集合し刈り草の焚き火を囲んで、1月~3月に実施する伐採・搬出作業の段取りや皆伐エリアについて検討、協議しました。まずは幅15mで尾根に向けて20m、300㎡の小面積で皆伐を試行してみます。余裕があれば、さらに10mずつ追加し、450㎡、600㎡の皆伐に挑戦します。伐採後は地拵え[じごしらえ]をして表層土の流出を抑え、ドングリから育てたコナラの苗木を植樹し、隣接地から飛散したドングリの発芽・成長も期待します。
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作業道寄りには、目通り40㎝、50㎝超のコナラやクヌギの大径木があります。

新井さん、橋本さんが薪の端材を持って来てくれて、今日もピザ釜で焼きリンゴを作りました。
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新井さん、金子さん、澤田さんは岩殿D地区の伐採したクワを燃しました。
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東松山市森林整備計画(2018年4月~2028年3月)の樹種別の標準伐期齢としてマツ35年、クヌギ10年、その他広葉樹(用材以外)15年としています。また立木の伐採(主伐)には択伐と皆伐があり、「皆伐に当たっては、気候、地形、土壌等の自然的条件及び公益的機能の確保の必要性を踏まえ、適切な伐採区域の形状、1箇所当たりの伐採面積の規模及び伐採区域のモザイク的配置に配慮し、伐採面積の規模に応じて、一定程度ごとに保残帯を設け的確な更新を図る。」とあります。

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※当ブログの過去の記事

岩殿G地区の草刈り 1月7日

今日も岩殿G地区の草刈りをしました。
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岩殿H地区からG地区に軽トラを入れるにはどのように道を作ったらよいか、あれこれ検討しました。
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岩殿G地区の草刈り 1月6日

岩殿G地区の草刈りをしました。
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畦シートが残っているところがあり、畦の位置の確認に役立ちそうです。

ヤナギの伐採 1月5日

昨日、岩殿I地区、D地区で選らんだヤナギなどを田島さん、冨田さん、橋本さんと新井さんで伐採しました。ありがとうございます。
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橋本さんにレンガを20個いただきました。
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入山沼 1月5日

いつもは堰堤から写真を撮っている入山沼。
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今日は、左周りに愛弘園側から撮りました。
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加藤和弘「生物多様性の危機とその管理」 1月4日

放送大学の総合科目『危機の時代に考える』第4回、加藤和弘さんの「生物多様性の危機とその管理」を視聴しました。




生物多様性の危機とその管理
 1.生物多様性とその意義
  生物多様性とは
・地球上で多数の生物が絶滅に瀕している現状を憂えた研究者らの問題意識から生まれた考え方。
・1992年にリオデジャネイロで開かれた「国連サミット」で、「生物多様性条約」が採択。生物多様性は「全ての生物の間の変異性を指すものとし、種内の多様性、種間の多様性、および生態系の多様性を含むものとする」と定義された。
  生物多様性の意義 (1)生態系サービス
・人間生活に必要不可欠の生態系サービス
 1.供給サービス(有用な物質を生産する。)
 2.調整サービス〈土地やその環境を安定化させる。)
 3.文化的サービス(人間生活を文化的に豊かにする。)
 →これらを維持する上で
  生物多様性が健全な状態に保たれる必要がある。
  生物多様性の意義 (2)未発見・未確定の意義
・将来明らかにされ、利用されるかもしれない生物の価値や機能を、将来に向けてほぜんしておかなければならないという考え方。潜在的価値
・遺伝(遺伝子)価値
・生物多様性保全の道義的(倫理的)重用性
 2.生物多様性の危機の現状
  地球上における生物多様性の実態
・地球上の種の数:500万?~5000万?
 ・うち、記載済み175万種(環境省 2008)
 ・昆虫95万種、維管束植物27万種、鳥類9000種、
  哺乳類6000種……(同上)
・未発見の種が多数あると考えられている。
  (例UNEP(2011)は、未発見の種を含む総種数を焼く870万と推定。)
  絶滅危惧の生物の例
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-221728
  日本での絶滅危惧動物種数
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-221836
  こんな生物も減っている
・スズメ(三上ほか、2009)
 個体数は2005年頃には1960年代の1/10程度まで減少していた可能性を指摘。
・秋の七草
・キキョウ(絶滅危惧Ⅱ類)、フジバカマ(準絶滅危惧種)
 身近にいた当たり前だった生物が、気づいたらいなくなってい、ということがこれから続々と起こる?
  生物多様性における「4つの危機」
・第1の危機:開発など人間活動による危機
 (例)生物の生息場所の消失、縮小
・第2の危機:自然に対する働きかけの縮小による危機
 (例)里山の変容に伴う生物多様性の低下
・第3の危機:人間により持ち込まれたものによる危機
 (例)外来生物による在来生物の個体群の衰退
・第4の危機:地球環境の変化による危機
  「第1の危機」の例
・開発に伴う生物生息場所の消失、縮小
・生物生息場所やその周辺空間の人為的改変
  生物の生息場所として意識されていなかった空間も多い
  生息場所の周囲を道路や建築物で囲むことにも問題あり?
・人間による捕獲
  クジラ、マグロ、アホウドリ……
・自然に対する撹乱の抑制
  「第1の危機」の例(河川整備に伴う水際の湿地の消失)
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-222920
  「第1の危機」の例(圃場整備に伴う水路の人工化)
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-222931放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-222955
  「第1の危機」の例(河川の増水の抑制)
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223018放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223056
  「第2の危機」の例
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223222放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223305
  「第3の危機」の例
・外来生物による影響
 ・在来の生物を捕食する。
 ・在来の生物の競争相手となる。
・人間が放出した(持ち込んだ)物質やエネルギー
 ・いわゆる汚染物質
 ・光や音、熱が生物の生息、生育を妨げることもある。
 ・特定の動物にとっての生息場所や植物を提供することがある。
  「第3の危機」の例(人間が持ち込んだ生物)
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223540放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223716

   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223734放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223811   
  「第4の危機」の例(地球温暖化の影響など)
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223838
 3.危機への対応の現状
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-223954放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-224055
   二次的自然の保全・再生のための人為的な管理・利用
   いわゆる雑木林について、伐採や下草刈りなど、適度な管理の必要性が理解されつつある。
   二次的自然の保全・再生のための人為的な管理・利用
   伝統的な農法を営む谷津田の再生も各地で行われている。
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-224224放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-224317
  外来生物侵入の予防と発見、定着した外来生物の駆除
   放送大学「危機の時代に考える」 - 210101-224336
  低炭素社会を目指す活動
・CO2排出量の削減
 ・省エネルギー、再生可能エネルギーの利用促進、低炭素燃料への転換
 ・二酸化炭素の分離、隔離(貯留)
 ・経済社会システムの変革
・CO2吸収量の増大
 4.対応における課題
対応が予想したとおりに機能しない
・整備した生息場所が生息場所として機能しない。
・ある外来種の駆除が別の外来種を助長する。
・生態系ネットワークの構築が外来種を拡散させる。
・生息場所を保全する同意が得られない。
・CO2削減がなかなか進まない。
 5.今後に向けて
  2020年コロナウィルス感染症の世界的流行
・経済活動の世界的縮退
・生活様式の大きな変化
 →大気汚染の改善、動物の分布域の拡大の可能性
・一時的な変化にとどまるかもしれない。
  コロナウィルス感染症で社会はどう変わったのか
・人の集まりの最小化→人の移動の減少(国内、国際)
・「不要不急」の活動の抑制→新たな生活、産業のあり方
 ・情報通信の活用(テレワーク、遠隔教育、オンライン会合など)
 ・合意形成におけるインターネットの役割の増大
 ・人手をできるだけ介さない新たな輸送手段の検討
 ・購買様式、娯楽のあり方の変化
  現在起こっている社会の変化をどう生かすか
・人々の行動や正割が実際に変わった。
 しかもそれは持続するかもしれない。
 ……必要があれば人々は変わり得る。
 ・行動の持続可能な抑制
 ・生物多様性や環境への負荷が小さくなる生活形態、産業構造
 ・必要な情報の適切な伝達
※番組の最後に紹介されていた「Sim River
東京学芸大学の真山研究室を中心とした研究グループによって開発されている、パソコンで河川環境を創造しながら、珪藻(ケイソウ)を用いた水質判定を行い、人間活動と河川の水質(環境)を楽しみながら理解し、学ぶシミュレーションソフト。
 

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川原温「危機と社会~ペストは中世ヨーロッパ世界をどう変えたか」(『危機の時代を考える』第3回)


「ペストによる社会の変容」は興味深い内容でした。
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伐る、伐らない木を選ぶ 1月4日

入山沼堰堤下の岩殿I地区上段と岩殿D地区で、これから伐採する木、しない木を選びました。
伐るのはヤナギ類。伐採しない木には黄色のテープを巻きました。写真に○をつけたハンノキだけではありません。
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ハンノキは田んぼの稲架掛けに使えますし、ミドリシジミの食草です。

 

岩殿G地区の草刈り 1月3日

岩殿G地区の草刈りを始めました。作業道寄りで、H地区に接している辺りです。
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植物調査区の草刈り終わる 1月2日

植物調査区の草刈りが終わりました。
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ヤナギが生えている辺りは正午になっても日が当たりません。
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草刈り機の刃が当たるとシャリシャリと音がします。

元日の岩殿田んぼ 2021年

あけましておめでとうございます!!
岩殿満喫クラブの活動は8年目になります。今年もよろしくお願いします。
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※元日の岩殿田んぼ写真:2014年15年16年17年18年19年20年

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